FIERCE GOOD -戦国幻夢伝記-   作:izuminnー3305

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第 弐拾参 話:新婚旅行 (出雲編)

 旅の準備を整えた真斗、竹取(かぐや)、乙姫は翌々日には皆に見送られながら会津を出発した。

 

 そして磐城(現在のいわき市)に向かい、そこの港で帆に“客”と大きく書かれた廻船(大きな一本の帆を備えた貨物船)に乗り込み上総(現在の房総半島北部)江戸(現在の東京)伊豆(静岡県伊豆半島)尾張(現在の愛知県北東部)紀伊(現在の和歌山と三重南東部)を通り大阪湾へと到着する。

 

 快晴の大阪湾。真斗、竹取(かぐや)、乙姫は廻船(かいせん)の艦首デッキから大阪の都を笑顔で見ていた。

 

「うわぁーーーーーっ!あれが大阪なのね。流石、天下の台所ね!」

「そうだろう竹取(かぐや)。俺は二、三度程、秀吉様の呼び出しで大阪城に参上した時があってな」

 

 控え目な男性用の小袖と袴を着こなした真斗は少し自慢げな笑顔で腕を組んで鮮やかな女性用の小袖を着こなし物珍しい眼差しと笑顔で大阪を眺める竹取(かぐや)に言う。

 

「ねぇ真斗、あそこに凄く船が多いわね。あれは何の船なの?」

 

 竹取(かぐや)と柄の違う同じ小袖を着こなした乙姫が笑顔で指差しながら問うので真斗は彼女が指す方を見る。大阪港の一角には多くの船が停泊しているが、ブリッジの形は民間とは違い戦闘を行う事を想定した造りで家紋が描かれた幟旗(のぼりばた)を掲げていた。

 

「あれは・・・!あの安宅船(和船の戦艦)関船(和船の巡洋艦)、それに小早船(和船の駆逐艦)が掲げている旗印は九鬼水軍じゃないか‼」

「「九鬼(くき)水軍?」」

 

 竹取(かぐや)と乙姫が同時に問うと真斗は少し真面目な表情で答える。

 

「ああ、信長様に従える志摩国(現在の三重県志摩半島)を治める武家、九鬼(くき)氏が保有する水軍だよ。大阪の守護もしているが、あれだけの軍船が停泊するなんて海の(いくさ)が近いのかな」

 

 それを聞いた竹取(かぐや)と乙姫は一緒に驚愕する。

 

「え‼じゃまさか!信長様の出陣の声が来るのに備えて会津に戻るの‼」

「そんな!せっかく一緒に楽しく旅が出来ると思ったのに‼」

 

 竹取(かぐや)と乙姫はガッカリした表情で言うが、真斗は笑顔で二人に向かって右手を横に振る。

 

「いやいや、それはないなぁ。もし(いくさ)が近いならとっくの前に出陣の声が来て、俺はとっくに大阪に来ているよ」

 

 真斗の説明に竹取(かぐや)と乙姫は納得した笑顔になる。

 

「あ!そっか。ふぅーーーっそれなら安心ね」

「確かに!それじゃ旅を楽しめるわね」

「ああ、んじゃまずは大阪を楽しむか?」

 

 笑顔で真斗がそう言うと竹取(かぐや)と乙姫は笑顔で頷く。

 

「「ええ、そうですわね」」

 

 それから文化と貿易で発展する大阪へ着いた真斗達は思う存分、天下の台所を楽しむのであった。

 

⬛︎

 

 それから二日後には竹取(かぐや)と乙姫を乗せる為に馬を一頭、購入し出雲へと向かっていた。

 

 晴れた日の昼時、伯耆(現在の鳥取県西部)の山中を網代笠(あじろがさ)を被り竹取(かぐや)と乙姫を乗せた馬の手綱を引っ張る真斗は時々、竹水筒の水を飲みながら出雲へと向かっていた。

 

「ねぇ真斗、私と乙姫が馬にずっと乗ってていいの?大阪から出ててから一度も足休めで馬に乗っていないじゃない」

 

 市女笠(いちめがさ)を被り、心配そうな表情で馬の前に乗る竹取(かぐや)が問うと真斗は歩きながら笑顔で振り向き答える。

 

「俺は大丈夫さ、竹取(かぐや)。何度も(いくさ)で馬なしで甲冑と兜を着こなした状態で(じい)達と一緒に山々や平野を駆け回ったから足と体力には自信はあるから平気さ」

「あら、そうなのね。分かったわ、真斗。でも無理はしないでね」

 

 竹取(かぐや)が笑顔で真斗を励ますと真斗は満面の笑顔で頷く。

 

「ああ、ありがとう竹取(かぐや)

 

 まさに真斗と竹取(かぐや)の会話は夫婦そのものである。

 

 すると竹取(かぐや)の後ろに乗り彼女と同じく市女笠(いちめがさ)を被る乙姫が笑顔で竹取(かぐや)の肩を右の人差し指でチョンチョンとする。

 

竹取(かぐや)、そろそろ決まった時間よ。早く前後ろを交代して」

 

 竹取(かぐや)は振り向き、着ている小袖の右の袖口から十二支の一文字漢字が書かれた和製懐中時計を取り出し、時間を確認する。

 

 長い針が(12時)を短い針が(10時)を指しており、竹取(かぐや)は乙姫に向かって少し譲りたくない表情で頷く。

 

「そうね。真斗、時間が来たから乙姫と座る位置を交換するわ」

 

 竹取(かぐや)からの頼みに真斗は笑顔で歩きながら頷く。

 

「分かった。ちょっと待ってくれ馬が座れる場所に行くから」

 

 そう言う真斗だが、心の内ではかなり呆れていた。

 

(やれやれ。なんとか落ち着いてはいるが、大阪を出発するまでに馬に乗る時の位置で二、三時間は揉めたなぁ)

 

 時は遡ること約二週間前、旅の為に購入した馬の時に竹取(かぐや)と乙姫は馬に乗る時の座る位置で大揉めをしていた。

 

「だぁーー!かぁーー!らぁーー!私が前で!乙姫は後ろ‼いい加減に!諦めなさいよ‼」

「だぁーー!まぁーー!れぇーー!私が前で!竹取(かぐや)が後ろ‼死んでも!譲らないわよ‼」

 

 こんな争いが約三時間程、続いていたが、ついに竹取(かぐや)と乙姫の堪忍袋の緒が切れ男ですら恐れおののく程の殺気に満ちた怒り表情と目つきで拳となった手の関節を鳴らす。

 

「乙姫!どうやらこの場で!どつき回されたいようね‼」

「いいわよ竹取(かぐや)!逆にしばき倒してあげるわ‼」

 

 まさに一触即発であったが、鋭い目つきで怒る真斗が二人の間に割って入り、声を荒げた様に止める。

 

「二人共‼いい加減にせんか!旅の最中で喧嘩はしないと約束したはずだろ‼このまま続けるのであれば強制的に会津に帰るぞ!」

 

 一喝とも脅しとも受け取れる真斗からの仲裁の言葉に竹取(かぐや)と乙姫はハッとなり上っていた血が引け、シュンっとなる。

 

「「ご、ごめんなさい真斗」」

 

 そんな彼女達を見た真斗は大きく溜息を吐きながら、両手で脇を触りながらある提案をする。

 

「じゃこうしよう。一時間経ったらお互いの座る位置を変えるっと言う事でいいか?」

 

 真斗から提案に竹取(かぐや)と乙姫は申し訳ない表情で頷き、承諾し現在に至るのであった。

 

⬛︎

 

 それから五日後の昼時には無事に出雲大社へと到着した。

 

「よーーーし!出雲大社へ到着!」

 

 真斗が笑顔でそう言うと竹取(かぐや)と乙姫は被っている市女笠(いちめがさ)を脱ぎ、神々しく聳え立つ鳥居を見る。

 

「うわぁーーーーーーっ!これが出雲大社の大鳥居なのねぇ」

「ほへぇーーーーーーっ!海中や竜宮城にはない圧倒感があるわねぇ」

 

 それから真斗の手を借りて竹取(かぐや)と乙姫は馬から降り、近くの馬止めに馬の手綱を結んだ後、真斗は愛する二人と共に鳥居に向かって一礼をし、潜るのであった。

 

 二つの鳥居を潜り本殿の出入り口である鳥居の前に立った真斗達は祀られている大国主(オオクニヌシ)に向かって今度は深々と一礼をして鳥居を潜った。

 

「さてと竹取(かぐや)は無論、参拝の作法は分かるよな」

 

 笑顔で問う真斗に向かって竹取(かぐや)は自慢げな笑顔で頷く。

 

「ふふーん。真斗、私は平安京の貴族よ。神様への参拝の作法は幼少期から学んでいるわよ。その問い掛けは私にとって無粋よ」

「おっと。それは失礼した。すまない。乙姫は大丈夫だよなぁ~・・・んんっ⁉︎」

 

 真斗は乙姫が笑顔ではあるが、冷や汗を流し口元を少し歪ませながら目線を逸らす姿に違和感を覚える。

 

「おい乙姫。まさかとは思うけど、もしかしてお前って参拝の作法を知らないのか?」

 

 疑う目つきの真斗からの真意を突く問いに乙姫は少しアタフタするかの様な動きで答える。

 

「いや!それは!そのぉ~~~~~っ」

 

 そんな彼女の姿に竹取(かぐや)は軽く溜息を吐き、真斗の側に行く。

 

「真斗、乙姫は確かに竜宮城の主人(あるじ)だけど、こう見えて陸の方は全くの世間知らずなのよ」

 

 竹取(かぐや)からの口から出た信じがたい事に真斗は驚く。

 

「ええっ⁉︎でも時々、陸に上がっているって!」

「それは浜辺だけの話よ。基本、竜宮城はほぼ閉鎖的で人の姿で内陸までは来たのは会津が初めてなのよ」

 

 竹取(かぐや)の口から出た真斗が知らなかった竜宮城と乙姫の意外な一面に真斗は口を開けるしかなかった。

 

 すると真斗は口を閉じて優しい笑顔と口調で乙姫に言う。

 

「乙姫、初めての事を恥ずかしがる事はない。初めて事、分からない事があったら俺に遠慮なく言え。俺はどんな時でもお前の味方だから」

 

 それを聞いた乙姫は感激し、笑顔で少し涙を流す。

 

「ありがとう真斗、大好きよ」

「ああ。俺もだよ乙姫」

 

 真斗はそう言うと乙姫を優しく抱き寄せ、彼女の頭を撫でるのであった。

 

⬛︎

 

 それから真斗と竹取(かぐや)は乙姫に参拝の作法を教え、改めて拝殿へと向かう。

 

 するとこそには折烏帽子(おりえぼし)を被り、落ち着いた色の直垂(ひたたれ)を着こなした男性と左右に侍烏帽子(さむらいえぼし)を被り、家紋が描かれた大紋(だいもん)を着こなした男性を引き連れていた。

 

 中央の男性を見た真斗は笑顔で彼に向かって一礼をする。

 

「これは小早川 隆景様。お久しぶりでございます」

 

 だが真斗は網代笠(あじろがさ)を被っていた為、隆景は誰なのか分からず首を傾げる。

 

「どなたかな?初めて会いますね」

「あっと!これは失礼しました」

 

 真斗はすぐに網代笠(あじろがさ)を脱ぎ、笑顔を見せると隆景はアーっとなる。

 

「これは鬼龍 真斗殿(どの)。お久しぶりですなぁ」

「ええ、確かお父上様が開いたお茶会や獣狩りなどでお会いした時、以来ですね」

「そうですな。おや!そちらの二人の美しい女子は誰ですかね?」

 

 笑顔で問う隆景に真斗は笑顔で竹取(かぐや)と乙姫を紹介する。

 

「こちらは私の妻の竹取(かぐや)と側室の乙姫です。実は私、結婚いたしまして」

 

 そして竹取(かぐや)と乙姫は笑顔で隆景に向かって軽く一礼をする。

 

「初めまして隆景様。真斗の妻の竹月(たけつき)竹取(かぐや)と申します」

「お初にお目にかかります隆景様。真斗の側室の海巫女の乙姫と申します」

 

 自己紹介を受けた隆景は少し驚く。

 

「おぉーーーっそれはそれは。実は風の噂で真斗殿(どの)が結婚したと聞きましてね。しかし、こんなにも美しい人を嫁にするとは!遅れながら真斗殿(どの)、ご結婚おめでとうございます」

 

 隆景は改めて笑顔で真斗達に向かって深々と結婚祝いの一礼をする。

 

「ありがとうございます、隆景様。それと隆景様、実は出雲の後に瀬戸内海へ向かうのですが、途中で毛利家に寄らせてもよろしいでしょうか?」

 

 真斗からのお願いに隆景は笑顔で頷く。

 

「ええ、構いませんよ。私は明日にでも出雲を発ちますので父上と兄上達に伝えておきますね」

「ありがとうございます。隆景様」

「それでは後ほど」

 

 隆景は笑顔でそう言った後にお互いに一礼をし、出雲大社を後にするのであった。

 

 すると竹取(かぐや)は笑顔で真斗に近付き声を掛ける。

 

「本当に真斗って敵味方関係なく色んな武将とお友達なのね」

 

 竹取(かぐや)からの褒め言葉に真斗は少し笑顔で照れる。

 

「ま、まぁーな。島津の爺様と伊達の伯父上から“戦がない時は積極的に人と繋がれ”と教わってなぁ。ま、これも武士道においての礼儀作法だからな」

「へぇーーーっ私も平安京に居た頃から色んな人から武士道を聞いたけど、意外と奥が深いのね」

 

 真斗から武士道の深さを知って関心する竹取(かぐや)。すると乙姫が二人に向かって声を掛ける。

 

「ちょっと二人共。いつまでも会話してないで早く参拝しましょうよ」

 

 急かす様に乙姫が言うので真斗は少し苦笑いの様な笑顔で右手で後ろ頭を軽く掻く。

 

「あぁーーーっそうだな。んじゃ御参りするとしますか」

 

 そして真斗は笑顔で竹取(かぐや)と乙姫を連れて拝殿へ入るのであった。

 

⬛︎

 

 出雲大社での参拝と五年に一度の天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)の邪気払いを行った。

 

 その後は護符を貰った真斗達は大社を後にした後は出雲町へと向かい、賑わう町中を楽しむのであった。

 

 時は流れて月明かりが輝く三日月の夜。出雲町で武家ご用達の宿で最も高価な和室に宿泊していた。

 

「うん!さすが出雲の焼き(サバ)だ!脂が乗っていて凄く美味いなぁ‼」

 

 真斗は胡坐で台物(だいもの)のお皿に載せられた大きな焼き(サバ)を箸で丁寧に解しながら笑顔で言う。

 

「ええ、そうね。本当に美味しいわね。お米がとても進んで食べ過ぎちゃうわね」

 

 正座をする竹取(かぐや)も笑顔で焼き(サバ)と白米を食べる。一方の乙姫は笑顔で黒と赤で色付けされた米桶(こめおけ)から白米を空になったお茶碗に寄そう。

 

「本当にね!私なんかつい食べ過ぎちゃったわ。いやぁーーーっ陸の料理は竜宮城よりも進んでいたのね」

 

 と言う乙姫の周りには空になった皿のが十枚重なっており、それが一つや二つ、三つあり彼女の大食いっぷりが伺える。

 

「さてと。腹を満たした後は、この部屋の露天風呂に一緒に入ろうか?」

 

 真斗からの提案に竹取(かぐや)は乙姫は目を輝かせながら笑顔で頷く。

 

「それはいいわね!早く入りしょ!いいえ!今すぐ入りましょう!」

「そうね!ちょっと待ってねぇ!すぐに残った料理を平らげるから!」

 

 すると真斗は微笑みながら興奮する竹取(かぐや)と乙姫を宥める。

 

「おいおい、そんな慌てるな二人共。まずはゆっくりと食事を楽しまないと」

 

 その一言でさっきまで興奮していた竹取(かぐや)と乙姫は落ち着きを取り戻す。

 

「そうね。ごめんなさい、真斗。私ったらつい子供みたいな事を」

「ごめんね真斗。竜宮城の主人(あるじ)なのに興奮しちゃって」

「いいさ。さぁ食事の続きをしよう」

 

 真斗が笑顔で言うと竹取(かぐや)と乙姫も笑顔で頷き、食事を続けた。

 

 夕食を食べ終えた後、真斗は竹取(かぐや)と乙姫と共に部屋の露天風呂へと向かった。

 

 お互いに裸となり体を洗い合った後は美しい三日月の光りの元で露天風呂へと入る。

 

「あぁーーーっ流石、出雲の温泉だ。草津や箱根に引け劣らない素晴らしい物だ」

 

 畳んだ手拭いを頭に乗っけ、腕を大きく広げ風呂の淵に身を預けながら湯に浸かる真斗が笑顔で感想を述べる。

 

「ええ、本当にね。平安京では味わえなかった開放感と気持ち良さは凄く最高ねぇ」

「本当ね竹取(かぐや)。海の海底温泉もよかったけど、これは一味違うわね」

 

 真斗の広げた左右の腕に裸で身を預け、湯に浸かる竹取(かぐや)と乙姫が笑顔で今の状況を堪能する。

 

「なぁ竹取(かぐや)、乙姫。俺はもしかしたら色んな(いくさ)に赴くかもしれない。もし死んでも俺を変わらず愛し続けてくれるか?」

 

 真斗は三日月を笑顔で見ながら二人に何気ない問い掛けすると竹取(かぐや)と乙姫はクスッと笑いながら頷く。

 

「当たり前でしょ真斗。私の事を心から愛した人を忘れるわけないでしょ」

「私もよ真斗。どんな事があっても愛した人を忘れたりしないわよ」

 

 明るい笑顔で答える右の竹取(かぐや)と左の乙姫。そして二人はそっと真斗の頬にキスをする。

 

「「愛しているよ、真斗」」

 

 優しくそっと言う竹取(かぐや)と乙姫の言葉に真斗の脳天に(いかづち)が走り、下の違和感にハッとする。

 

「ヤバい!竹取(かぐや)!乙姫!俺の股にある愛刀が武者震いを起こして‼︎」

 

 焦る真斗に竹取(かぐや)と乙姫は笑顔でそっと真斗の胸に身を寄せる。

 

「「いいわよ。この後は夜更かしする位に楽しみましょう」」

 

 それを聞いた真斗は喉を鳴らしながら生唾を飲んだ。

 

 露天風呂で旅の疲れを癒した後は室内に用意された布団の上で真斗は竹取(かぐや)と乙姫の体を激しく熱く抱き、溶け合う様にお互いを愛し合った。

 

 死が跋扈(ばっこ)跳梁(ちょうりょう)するかの様な殺伐(さつばつ)とした戦乱の世。そんな束の間の平穏の中で真斗達は確実に愛を育ているのであった。

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