美神の眷属が女神そっちのけで酒場に入り浸っているのは間違っているだろうか 作:ぴえんふー
――――戦士の鬨が聞こえる。
再生を終え、変わり果てたオリヴァスの白い巨躯が重々しく持ち上がり、その『声』を聞く。
それは怪人の錯覚か、変容による激痛の果てに聞かされている幻聴なのか。それを判別することすら理性の無い今では叶わない。
ただただ、煩わしい。
酷く――
感傷が、作り替えられた獣性を揺り動かす。
情動が、ほんのひと欠片残っていた理性に集っている。
かつて地上に振りまこうとしたもの。殺して、殺して、殺して、殺し尽くして、それでも手に入ることのなかったモノ。
手を伸ばせばそこにあるものが、自分の手で生み出したものではないと知って――それが何とも、目障りだった。
「【――今は遠き森の空】」
魔法の余波によって禍々しく黒と赤でよって彩られた戦場に、忌々しい
闇派閥の最盛期たる暗黒期、そして現在。
現れる度に己を苦しめた魔法を、何度も目的を阻んだ妖精の姿を、たとえ怪物に成り果てようともこの怪人は忘れることはない。
視覚の無い目が確実に、『疾風』を捉えた。
「【無窮の夜天に
『オオオオオオオオオオオオォォォォォォ!!!!』
水晶を、瓦礫を吹き飛ばし邁進する。
怪人が目指すは魔力の練り上げ呪文を奏でるエルフの元へ。
その咆哮が号令となったように、食人花はリューを目指し肉の大波と化して襲い掛かる。
10
「き、来たぞ!」
「狼狽えんな! 作戦通り動け! 間違ってもルートから外れようとか考えんなよ!」
「「「「お、応!!!!」」」」
「んで、奴さんの進路は! 別動隊はちゃんと動いてるな!」
「どちらもまっすぐこっちに! あの白いのもエルフの軌道をなぞってる!」
「よぉーし作戦通りィ! 次はこっちだ! このまま湖に行くぞ!」
リューがオリヴァスを引き付けるその先にはボールス達が率いる別動隊が事態を観測する。
白い怪人がそれを目にすることはない。
否、視界にすら入れない。
『女神の白鷹』と『疾風』。
それと、それ以外。脅威とみなせるのはこの場にはこれらしか存在しないと判断し、視界にすらいれない。
だから気づけない。
獣に堕ちてしまったからこそ気づくことはない。
上空へ昇る緑の信号弾も。
遠方より来たる、オリヴァスの出現に伴い各地に発生していた食人花の大群が此方に迫っていることも。
「【我、星ノ災厄】」
「【汝を見捨てし者に光の慈悲を】」
「魔法だ! しかも詠唱がえらく速いの来るぞ!」
「追いつかれても逃げきれても飛んでくるとか、とんだ二段構えだな!」
「無理に戦う必要はねぇ! アルノの待つ湖へ急げ! あの白いやつの誘導はあのエルフがやってくれる! 俺たちは食人花を引き付けることを念頭に動くぞ!」
リヴィラの街の勝利条件。
それはオリヴァスの討伐は当然として、食人花の殲滅を含む。
一匹でも残っていればそれだけで死者が出かねない。
此処を退いても追い付かれて死ぬか、モンスターの巣と化すかという敗走の道を辿るしかない。
とはいえ、現状でこれら全てを迎え撃つには戦力が限られる。
故に、これらの大群を誘導し一か所に纏めてありったけの火力を叩き込む必要があった。
「【来れ、さすらう風、流浪の
紡がれる詠唱。高まる魔力。
これらの怪人の行動原理にはより高密度、高出力の魔力に反応するという特性がある。
周囲にはまだ無事な森と、『疾風』以外には目もくれない白き怪人の姿。
その足下には、その配下である食人花の大群が集約している。
瞬間――周囲より身を潜ませた冒険者が飛び出した。
「景気よく行けよ! 出し惜しみはナシだ――総員、撃てぇぇぇぇぇぇぇ!」
直後、轟音が連なり重なった。
オリヴァスの足元を頭を並べて蛇行する食人花に向けて火炎が、雷電が、水流が放たれる。
城塞の砲手の如く待機していたリヴィラの街の冒険者達。
その手に握られるのはありったけ集めてきた魔剣と、この街において数少ない攻撃魔法を扱う魔導士たちの杖が、オリヴァスと集る食人花に向けて砲火された。
魔剣とはいわば、誰でも簡易的に使えるようにした魔法を放つ道具だ。
そして数は少ないとは言え、この大砲火に集う本職の魔導士たちによる攻撃魔法。
魔力の余波が残滓となって、戦場を覆った。
「撃て、撃て! ありったけの魔剣を!」
「クッソォ……! コレ高かったんだぞォー!?」
「死んだら元も子もねぇだろーが! 文句言う暇があったら魔法の一つでも発現させろや!」
「出来たら魔剣なんざ持っちゃいねーんだよタコ!」
「一々喧嘩しねーと連携できねーのかおめーら!?」
タイミング、判断の速さ、質と共に急場凌ぎにしかならない荒削り。
その戦いに必要な、ダンジョンの攻略に必要な要素のどれもが足りてない。
だがその数と気勢は確実に敵に届いている。
「――――なんだ、今の『声』……?」
緑肉の濁流に、冒険者たちの一斉掃射が命中した。
『グオオオオオオオオオオオオ――――!?』
「あれ、なんだこれ……?」
「威力が、上がってる……?」
ふとした疑問が、張り詰めた緊張の中でいやに静かに舞い降りる。
だがそれも長く続かない。
立ち昇る噴煙。塵芥となった結晶と森の残骸。
それらを突き破り影絵のように浮かび上がる戦場に、それがまだ健在であると否が応でも理解させれた。
「――【地平ニ堕チシ銀ト鉄。血肉ヲ求メシ大樹ヨリ我ヲ縛ル隷属ノ鎖。脈打ツ愚者ノ鼓動ヲモッテ
全くの、無傷。
食人花たちは一部を除いて灰へと還っている。
その中でもなお怯むことなく存在する白い怪人の姿に、この場に居た誰もが圧倒された。
そしてそんな隙をオリヴァスが見逃す筈もなく――左腕に生えた無数の触手が、槍のように彼らへ殺到した。
「うおおおおおおーーーーー!!? 死ぬ死ぬ死ぬ死ぬぅーー!!!」
「おい
「冗談じゃねぇ! こんなの受け止めたら俺達がミンチになるっつーの! 防御薄いやつを少しでも下がらせろ!」
「このままでもマズイって……!」
まるで鉄の豪雨。
それも鞭のような速度と柔らかさ、蛇の頭のような正確性を両立する変則的な波状攻撃に、リヴィラの街の冒険者たちは防ぐのも手一杯だ。
その中でもボールスが率先して壊れかけの魔剣を振るって、どうにか凌いでいる。
「ボールス! 次はどこ行くんだっけか!? もうアイツに任せても良い頃合いじゃねぇかな!? な!?」
「駄目だ、まだ足りねぇ! 少なくとも今いる食人花を全て引っぺがして
「その前にアレの魔法が完成するってオチもあるんだぞ!?」
そう喚き散らしながらオリヴァスを指さす冒険者の姿に、ボールスは歯噛みする。
「【堕チヨ。落チヨ。墜チヨ。
足りない。
何が足りないかと言えば、まだ削ぎきれていない。
食人花そのものは単独であればそこまでの脅威ではないが、あの防御性能で以て肉壁という盾として機能し続けている場合、話が変わってくる。
圧倒的な防御性能を誇るのは今の一斉攻撃を見ても明らかだ。
「チィ、仕方ねぇ……! おいお前ら、盾と残りの魔剣を全て俺に寄越せ! 一か八かもっと近づいて
魔剣の発射準備を完了し、ボールスはゼロ距離で高火力の攻撃を叩き込もうと指示を飛ばした。
その瞬間。
深緑の風が、彼らの上空を通り過ぎた。
「【空を渡り荒野を駆け、何物よりも
リューの身体より魔力が励起する。
食人花は健在。不足した数を補うべく渦巻のようにその体を何重にも束ね、絡め、飛び込んできた高い魔力に反応し、殺到する。
だが、捉えられない。
刀傷を増やし、体液を撒き散らしていく食人花。
出力を向上させていく魔法と共に、彼女の周囲に浮かび上がる光玉が軌跡を描き、結ばれた夜空の星座の如くオリヴァスの周囲を飛び回る。
「戦闘と同時に、詠唱を……!」
「は、速ぇ……! 何してんのかわかんねぇ!」
「『
「何モンだ!? あのエルフの嬢ちゃん!?」
その一陣の風に、誰もが目を奪われる。
食人花の攻撃をものともせず、捉えられるどころか加速を繰り返していく様はまさしく疾風。
同時に紡がれる風の旋律に、状況の好転を予感する。
だが、それも瞬時に凍り付いた。
オリヴァスの足元。
足下に集る羽虫を払うように、白き怪人は右手に握った剣を振り上げる。
光玉はいつの間にか遥か上空に、食人花と怪人の周囲を覆うように展開されている。
早く撃て、などという無謀は誰も口にしない。
なにせその砲撃の射線に――術者のリューが居たのだから。
「おい、アレ……もう射出態勢に入ってないか!?」
「まさか自爆する気なんじゃ……!?」
「無茶だ!
誰もがその先にある惨状を想像し、絶望する。
「【――星屑の光を宿し敵を討て】」
だがそれでも、
大木の心は己の死を前にしても崩れることなく。
妖精はその胸の内に、この先に待つ蒼い剣士の姿を浮かべる。
――――彼が、身体を張った。
唸る光弾がその穂先を向ける。
轟く星屑の魔法。術者の命に従い敵に照準を合わせ射出行程へ移行した。
己から袋の鼠と化したリューを囲い込み、波打ち呑み込む緑の絨毯。
その質量をもって人体を挽き肉にする食人の花束に対するは、肉片すら灰に変える清廉にして鮮烈な魔弾の群れ。
その圧倒的な包囲網を前に、妖精は上空に待機させた魔法を背に跳躍する。
「マジかよ、あのエルフ……! 自分を的に……!」
――――なら私は、それに応えるまで。
それを軽く、涼やかに。
背中にもう一つの眼があるかのような正確性を以て潜り抜け。
踊るように、風の妖精はそれらを突破した。
「【ルミノス・ウィンド】」
光芒が空より堕ちる。
音も時間も呑み込む刹那のさなか、食人花に光が到達する寸前。
星屑が、己の隣を通り抜けていくのをリューは見届けた。
そして、いくつもの星が弾けた。
『―――――――――アアァァァッ!!!!??」
「「「「「よ、よっしゃあぁあああああ!!!」」」」
束ねて階層中に響き渡る食人花の断末魔。
それと同時に、喜悦を隠すことのない歓声が周囲より上がる。
次々と叩き込まれていく緑風を纏う光の砲弾に、白き怪人が後退していく。
だが、歓喜に包まれるさなか――リューだけは、その光景に困惑した。
「おかしい、この威力……なんですか、この気配は――」
「――エルフ! まだだ! まだ終わってねぇ!」
「っ!」
「【屑ル星ヲ束ネシ帯。白亜ノ塔ヲ断チ大地ト共ニ灰塵ニ帰セ。我ニ愛ヲ与エシ
怪人は、未だ健在。
魔法も、なお顕在。
歓喜から一転。
あれだけの魔法を行使しても駄目なのか、と冒険者の間に寒気すら感じる絶望を抱かせた。
「食人花は片付いた、けど……!」
「ケロっとしやがって、あの野郎……!」
「またあの馬鹿みたいな威力の魔法が来るぞ!」
「【撃チ堕トセ、彼方ノ白鷹ヲ。光ノ嵐ヲ超エテ届ケ、大地ノ剣】」
「――おいエルフ、この状況!
だが、たったの二名。されど二名。
食人花という防護壁をなくし、丸裸で
「問題ありません」
――緑の狼煙が宙を駆ける。
それは彼らが目的とする湖の先から。
「此方も二段構え――彼の射程範囲です」
オリヴァスが『敵』を捕捉し、湖に踏み込んだ。
その瞬間――蒼い光が、階層を照らした。
「【我ガ名ハ
「ここまでお膳立てに付き合ってやったんだ! あとは何とかしやがれ――アルノ!!!!」
そこで、白き怪人は見た。
「『
凍てついた
◇
「【フレスベルク】」
荒れ狂う魔力の嵐に森が、湖がさざ波立つ。
罅割れんばかりに怪人が放つ精霊由来の魔法の力。
その圧倒的な光景に誰もが声も出せずに見つめている
だがそれは、決して諦めから来るものではない。
強大な敵に対し屈したわけでもなければ、道半ばで己が死を受け入れたわけでもない。
そこには、夢があった。
「おい、ボールス! 作戦通り引きつけたけど、次はどうすんだ……!」
「んなこと良いから離れろ! 巻き込まれんぞ!」
凍てついた湖面に浮かび上がり映し出される蒼銀の剣。
焼かれ、刻まれ、磨耗し。
度重なる戦いにより荒れ果て、打ち捨てられた古城に掲げられる旗が如く朽ち果てた蒼き外套を纏った騎士の姿。
誰よりも命を懸けようとも、死に至らず。
誰よりも命を背負おうとも、一つも取り零すことなく。
誰よりも命を護らんと前に立つも、己を顧みない。
そんな誰もが一度は夢を抱き、行きついた果てに捨てた幻想に見惚れていた。
「光が、集まっていく」
誰かが呟く。
それは草木に。
それは水面から。
それは湖の底より。
そして――この光景を見守る、
蛍火の如く淡い光が蒼く励起し、アルノの握る剣へと集まっていく。
「お、おい、この光、俺達からも出てないか……?」
「なんだってんだよ、一体……」
可視化され励起する魔力。
神々より
そして、アルノ・レンリに限って言えば違う。
「
たった一人で成し得る、英雄の一撃ではない。
たった一人で君臨する、覇者の一撃でもない。
それは傷つき、それでも立ち向かおうとした冒険者達の――勇者の一撃。
【
【
そして【
その性質は『励起』と『重装』。
あらゆる事象の高位状態への引き上げ、幾重にも束ねるもの。
どれか一つでも欠けていたら不可能な、勇者達の一撃だった。
「――あれ、なんで……? この光に触れたら、なんで……?」
誰かは理由もわからず涙し。
「なんだよ、これ……なんでこんな状況だってのに、なんで凄く懐かしく感じるんだ。ただの光じゃねぇのか……?」
誰かは過去に想いを馳せる。
「――この、感覚は」
「な、なんだよ、この『声』……俺達を、いや、俺を呼んでるのか……?」
「やめろ馬鹿ども、耳を貸すんじゃねぇ。
「おい、ボールス……お前はこれが何か知ってんのか?」
臆病者を勇者に変え、死地へ誘う騎士が放つ戦場の女神の加護。
怪人にとって地上に振りまかれるべき事象。
『――――ナンデ』
焦がれ、求め、残骸へと成り果てようとも求め続けた神命の一つ。
そんな光景に
『――――ナンで、貴様がっっっ!!!!』
否――
『死』は、もっと悍ましいモノの筈だ、と。
もっと暗くて、寒くて、痛くてーーそれこそ、この男が作り上げた凍土のような、地獄である筈だ。
なのに、
そんな事実を、それらとは真逆のものを受け入れられなかったからこそ怪人に成り果てたオリヴァス自身が認めるわけにはいかなかった。
「何も知らねぇよ。つーか本人すら知らねぇ。重要なのは生きてる奴が死人に耳を貸すもんじゃねぇってことだ――ましてやその『手形』になるなんざ、もっと
氷翼の尾羽――鏃が剣士に向かって集まる。
手に持つ黒鉄によって虚空に描かれる鋼の円月。
氷焔が灯り勇者たちの傷を宿す鏃が、刀剣へと吸い込まれていく。
雪の結晶、あるいは焔の陽炎か。
刻まれた軌跡は零度の炎が迸り、加速する。
そこに傷を負った様子は見られない。
その動きに一切の淀みはない。
周囲でこの光景を見守る冒険者が勇者であるのなら。
その中心に居る蒼い剣士の姿はこの場の誰よりも――英雄の様だった。
『美神の、傀儡の癖に……!!!!』
怪人より放たれる言葉には理性が込められている。
圧倒的なまでの影響力を持った『宝玉』の力によって失われていたモノ。
それがどれだけの奇跡の上で成り立つものなのか、オリヴァスには興味がない。
ただただ、目の前の存在を容認できず、否定したかった。
『神に尻尾を振ることでしか生きられない――『私』と同じ癖に!!!!』
直後――大翼が蒼く羽を広げる。
白き鷹が嘶く。
大空はお前のものだと、猛る剣が叫ぶ。
「【メテオ・ブリンガー】ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
天隕の剣が迫る。
迎え撃つは、翼を纏う凍て星。
「【
刃が振り下ろされる。
飛び交う鏃は尾羽に。
尾羽が放つ冷気は白く。
焔の如く蒼き片翼は天に哭く。
キン、と
「
剣により生み出された断層。
それは丘を断ち。
それは湖を別ち。
それは空を穿ち。
大きな、大きな翼が、星を模した水晶が照らす地底を飛翔する。
『ガッ――――』
凍てつく剣圧が断末魔すら呑み込む。
射線上にあった湖を、大地を、大気を凍り付かせ結晶へと還しながら階層の端へと伸びていく。
そして――迷宮の壁へ巨大な一文字を刻み、到達する。
『ガァァッァァァァァッァァァァァァァ!!!!!!!?????』
空を駆り、翼で以て斬り拓く白き者。
その剣は見定めた敵を逃すことなく、どこまでも伸びる
故に――。
「あれが――『
かの女神はその名を、彼に授けた。
【
・能動的行動に対するチャージ実行権
・
ってなわけでスキル公開。副次効果に戦闘続行が入ってる。
過剰火力には理由がある。本来『灼零の蒼翼』は対人戦闘用の技なので。
ベルとの違いはチャージにおける性質。蓄えるのではなく重ねる。
作中で起こったことを纏めると
【死猟騎士】発動 → 損傷吸収 → 『励起』の性質 → 効果範囲が拡大 →『重装』の性質 → チャージ完了 → 【灼零の蒼翼】
色々と原理はあるけど、この技の簡単な仕組みは『斬撃の徹甲弾』となる……のかも。
魔法って外装があって、斬撃っていう弾丸本体が内包されてる、みたいな。
それと、今回冒険者のみんなが聞いた『声』は某作品の『虹』みたいなものです。
アレってもう攻撃というより現象みたいなものだけど。
そのうち「彗星かなぁ」なんて言い出す白髪が出てくるかも。