日本国召喚 国際協力機構 異世界を往く   作:アニキ イン ザ スペース

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“ 遥かなる昔、創世の神によりこの世界が創られ、その大地に新しい命を根付かせるべく、多くの神々が神の世界よりこの地へと降り立ちました。
その中の一人、ロデニウス大陸の森に降り立った『緑の神』は、この地に永きに渡り生きる種族エルフを創造し、過酷な森の中でも生きられる様に彼らに『魔法』を授けました。

ある時、森を出たエルフ達は草原で神に似せし種族で在る人間族と出会います……これを見た『緑の神』は彼らが争わない様に、出会った草原の土地に祝福を与え、その土地で生きて活ける様に『収穫を得る術』をエルフと人間達に教えると、この様に言いました。

「愛しき子達よ、私は貴方達が共に仲良く生きていける様、この地に祝福を与えました……これから貴方達の中で一番賢く、信頼される者が長となり皆を治めなさい……そして祝福されし大地より得た収穫を隔てなく皆に分け与える事で共に喜びを分かち合うのです……。」

こうして長となった者は『緑の神』の言いつけを守り、収穫を公平に分配し共存する事で繁栄を謳歌し、やがてロデニウス大陸最初で最大の国となる伝説の王国『ミズ・トイネ』が建国された事に『緑の神』は大いに喜び満足しました。

これを見た他の神々は自分達の眷属にも『収穫を得る術』を教えましたが、祝福を受けていない大地では収穫は思う様にままならず、長となった者達が少ない収穫と富を独占する様になった為、人々の間に不平と貧富が広がりました。

その様な中、神々の1人が不平を力で治めるべく人々に『武器』を教えてしまった為に、人々は手にした『武器』を使い、富と大地を巡る争いを始める様になり、創世された大地が人々の血によって穢された事に、神々は嘆き悲しみました……。

人々の愚行に多くの神々が失望し、神の世界へと戻って行く中、『緑の神』は愛し子で有るエルフ達の為にロデニウス大陸の森に残り、今も聖地アールス・ラーサの神殿より我らを見守っているのです……。”

― クワ・トイネ公国に伝わる神話の一節より ―


第十話 ロウリア王国訪問記

中央歴1639年(西暦2015年) 3月18日 ロウリア王国 東部の辺境地

 

ロウリア王国の東部、クワ・トイネ公国の国境であるリーン・ノウの森と接したこの草原は、遠くに見える緑豊かな森と対照的に草木は黄土色(おうどいろ)に枯れ果て、強い北風が吹き上げる度に乾いた土を巻き上げ荒涼(こうりょう)としていた……。

そんな荒れ果てた土地を見続けている初老の男は目を閉じ、昔の光景を思い出す……。

 

この領地は、緑豊かで肥えた土地だった……陛下が皇太子時代の時、東征(とうせい)に参加した私はこの土地に住んでいたエルフ達を駆逐(くちく)し、先王よりこの土地を拝命(はいめい)する事で、この地の領主となった……エルフ達が住んでいたこの地は、大地を耕し種を植えれば毎年の様に豊作が約束されると言う不思議な土地で有り、私は多くの農奴(のうど)をこの地に連れて来て、長きに渡りこの大地の恵みを享受(きょうじゅ)していた……だが、何時の頃からか土地は痩せ始め、収穫は年を追う事に減り、領民達が困窮(こんきゅう)し始めた……。

 

私は身を切る思いで同じ境遇の領主達と共に陛下に請願(せいがん)した所、陛下は「卿らの窮状(きゅうじょう)は既に聞き及んでいる……余はこの事態を解決すべく以前より、新たなる東征の計画を立てていた……クワ・トイネ、クイラ両国の亜人共を駆逐しロデニウス大陸をロウリアの旗の元に統一するのだ!! 卿らも兵を集め、この戦いに参戦せよ! さすれば褒美としてクワ・トイネの肥えたる土地を与える約束をしよう!!!」

 

陛下は我らの為に、開戦を決意されていたのだ……それを聞いた私は感激の余り涙を流し、王の旗の元に()(さん)じる事を誓った……。

 

「お館様、準備はできております……出陣のご命令を!!」

 

古参の老兵の呼ぶ声に私は振り返り、整列した兵達を見下ろす……多くの若者を徴兵し数を揃えて来たが、痩せている兵も多く見られる……だが、今は戦地へと赴き、ロウリア王への忠義(ちゅうぎ)を示さなければならない……私は色褪せた我が家の紋章旗を掲げ出陣の宣誓(せんせい)を行った。

 

太鼓の音と共に隊列が動き出す……それを見送る領民達は口にこそ出さないが、少ない蓄えを兵糧として徴収された上に働き手を兵として取られた事で、怨嗟(おんさ)のまなざしを領主で有る私に向けていた……。

 

(そう(うら)めしい目で見るで無い……この東征が成功すれば、そなた達を新たなる肥沃(ひよく)な土地へと連れて行けるのだ!)

 

そう思いながら私は隊列と共に荒野と化した領地を離れ一路、国境付近の集合地点へと向かって行った……。

 

 

中央歴1639年(西暦2015年) 4月7日 ロウリア王国 クワ・トイネ公国との国境付近

 

ロウリア王国とクワ・トイネ公国は国境で有る川を境にその植生が大きく変化しており、緑豊かな樹木が生い茂るクワ・トイネ公国に対しロウリア王国は木も草も(まば)らにしか生えていないサバンナの様な景色が広がっていた……そんな両国を結ぶ国境の街道から外れた赤茶けた丘の上で、川の近くに設置されたロウリア王国軍の野営地を見つめる3人の姿が有った……。

武器も衣装もバラバラな彼らは『冒険者』と言う職業を生業としており、使節の護衛としてロウリア王国からクワ・トイネ公国へと戻る安全な道を探るべく偵察を行っていた。

 

「むぅ……以前にここを通った時よりも天幕(てんまく)の数が倍……いや、それ以上に増えているでゴザらぬか!!」

 

大きな野太刀(のだち)を背負った剣士サンジュンが、遠くに見える無数の天幕を見て驚きの声を上げる……彼の横に居た黒騎士のスターンは、手にした望遠鏡を使い国境へと向かう道を(のぞ)き込むと、そこには街道を往来する多くの武装した兵士の姿が見えた……。

 

「街道もロウリア兵で一杯だな、いくら使節とは言えここを通るのは危険すぎる……。」

 

2人が街道を注視していると、周囲を警戒していた弓使いのミルが西の方角へと指を差す。

 

「スターンさん! 西の街道から、また隊列が来ました!!」

 

ミルの言葉に西の街道へ望遠鏡を向けてその隊列を観察していたスターンは有るものに気付き、望遠鏡を隣にいたサンジュンに渡す。

 

「サンジュン殿、あの隊列を見られよ!」

 

「あれで有るか!? んっ……何でゴザルかっ! あの不気味な旗印はっ!!」

 

スターンが指さした先を望遠鏡で見たサンジュンは隊列に掲げられた旗を見て目を見開く……それは黒地に白く髑髏(どくろ)と首輪、そして鎖が描かれている異様な旗で有り、その旗の後続には無数の(おり)を乗せた馬車が続いていた。

 

「あれは『人狩りジョコ』の紋章旗、ロウリア王国の西の果てに居を構えている奴がここまで来るとは……。」

 

その様に語るスターンが(にら)む様に見る『人狩りジョコ』とは、元は奴隷商人としてその悪名を(とどろ)かせ、亜人狩りを行う事でロウリア王の目に留まり、ついには爵位までも手に入れた貴族とは名ばかりの下劣な男で有る。

ロウリア王国はジョコの様な荒くれ者が活躍する事で周辺諸国を併合し拡大していったが、騎士道を軽んじる野卑(やひ)(やから)が貴族を名乗る事に嫌気が差したロウリアの騎士スターンは王への忠誠を捨て、戦場や探索で路銀(ろぎん)を稼ぎながら各地を放浪する『黒騎士』の道を選んだので有った……。

 

「後続の檻付きの馬車は捕らえた者を収監(しゅうかん)する為の馬車であろう……ジョコの奴め、二つ名通りの下衆(げす)ぶりは健在で有ったか。」

 

ジョコの悪行を知るスターンは不快感を隠す事無くそう呟く……。

 

「この街道から国境を抜けるのは無理な様だ……戻って、ローシュとスドウ殿に報告しよう!」

 

御意(ぎょい)!」

 

「わかりました!」

 

スターン達は丘の(ふもと)に待機させていた馬に乗り込み、仲間達が待っている荒野へと向かった。

 

 

街道から大きく離れた僅かな草木しか生えない荒野に一本の……まるでバオバブを思わせる巨大な(みき)を持つ大木に身を隠す様に一台の馬車とその木の下で休む、6人の人々の姿が有った。

 

6人の内、現地の人々とは異なる衣装を着た男は背伸びをしながら、木の根に腰掛けている似た衣装を着た中年の男性に話しかける。

 

「あ~! 須藤さん、ようやく国境を抜けられますね……一時はどうなるかと思いましたよ!!」

 

「城戸君、国境を抜けても、公都クワ・トイネまで2週間近くの道のりがあるんだ! まだ先は長いぞ……。」

 

声を掛けられた男性……日本国外務省ロウリア王国使節団政府代表の肩書を持つ、須藤(すどう) 健司(けんじ)は話しかけて来た随行員の城戸(きど) (まもる) 書記官にそう言うと、ため息を付きながらこれまでの出来事を思い返す……。

 

 

ロウリア王国への使節団派遣は最初から苦難(くなん)の連続だった……クワ・トイネ公国に仲介(ちゅうかい)して貰おうにも、「ロウリア王国とは大使が国外追放されて断交状態の為、仲介は出来ない」と言われ、距離や外交政策上の問題で船舶や車両での移動が出来無くなり、移動はクワ・トイネで買い入れた馬車を使用する事になった。

その為、使節団は代表で有る私と一名の随行員、そして長距離無線機を扱う技術者の3名だけとなり、クワ・トイネ公国から仲介して貰い、船舶とヘリコプターで移動する事ができた『クイラ王国使節団』とは大きな差が出てしまった事に私は不満を漏らした……。

 

また、クワ・トイネ公国の外務局から「クワ・トイネと違いロウリア王国は非常に治安が悪く、国境付近でも道中は獣だけで無く、越境(えっきょう)したロウリアの野盗団に襲われる危険が有る」との警告を受け出発を躊躇(ちゅうちょ)していた所、ヤゴウ氏より使節団の護衛と道案内を兼任出来る『冒険者』達を斡旋(あっせん)する『冒険者ギルド』を紹介され、6人の『冒険者』達を護衛として(仲介料を含めて金貨400枚と言う大枚を払う事になったが……)雇う事となった……。

 

そんな冒険者達は護衛や道案内だけで無く、道中での交渉や食料の調達、宿泊の手配と、現地に(うと)い我々に色々と便宜(べんぎ)を図ってくれた。

だが、驚くべきはロウリア王国の荒野で野盗団の襲撃を受けた際、30人以上の野盗相手に彼ら6人で一方的に相手を撃退してしまった事だろう……。

今回雇った彼らは、全員が冒険者ギルドより一流の冒険者の証で有る『二つ名』を与えられた冒険者達で有り、推薦してくれたヤゴウ氏の言った通りその名に恥じない活躍をしてくれた。

そんな彼らの助けも有り、我々使節団は無事にロウリア王国の王都ジンハークへと到着した。

 

王都ジンハークは岩山の頂上にそびえ立つ王城を中心に高く頑強な城壁に守られた城塞都市で、3層に渡る城壁の間に建てられた城下町は混迷としているが、隣国で有るクワ・トイネ公国の公都クワ・トイネを越える規模で有り、中でもワイバーンと呼ばれる人を乗せて空を飛ぶことの出来る巨大な翼竜が編隊を組んで街の上空を飛行している様に私達は仰天(ぎょうてん)した……。

 

ロウリア王国との交渉ではロウリア出身の冒険者で有る黒騎士スターンの伝手(つて)も有り、王城にてロウリア王国の外務卿との対談に()()ける事が出来た。

ロウリアの外務卿は贈呈(ぞうてい)した日本刀や真珠の装飾品と言った品々に大変満足した様子だったが、我々がクワ・トイネ公国と国交を樹立し、クイラ王国とも交渉を行っている事を伝えると外務卿の態度が急変(きゅうへん)し、この場で2カ国との断交を確約しないと貴国との交渉を中断すると迫って来たのである。

使節団にはそこ(まで)の権限は無い事を伝えると外務卿は「これ以上の対談は不要だ!」と言って衛兵を呼び出し、我々は王城から追い出されてしまった……。

 

翌日、「王城へ行くのは危険だ!」と言うスターンの警告を聞き入れずに再度、交渉に望むべく王城へと向かったが、我々使節団を待ち受けて居たのはロウリアの外務卿では無く、武装した王城の衛兵達で有った……そんな窮地(きゅうち)に立たされた我々を救ったのは、護衛として同行していた黒騎士のスターンと魔導士のカシュエルで、衛兵達を物ともしないスターンの剣技とカシュエルが放った霧の魔法で危機を脱した我々は、城壁の抜け道を知るスターンの案内で追手を振り切り、他の冒険者と魔信で連絡を取り合ったカシュエルにより、一足先に城外へ脱出していた冒険者達と合流する事が出来た……。

 

ロウリア王国との交渉は失敗に終わった……王都ジンハークから離れた荒野にて長距離無線機を使い本国へ現状を報告したが、無線を聞いていた局長から「無理をさせ過ぎてすまない……。」と言う言葉と共に帰国命令を受け、大使館が設立されたクワ・トイネへと戻る事になった。

帰国への道中、行きでは(ほとん)ど見る事の無かったロウリア王国軍の部隊とすれ違う様になり、冒険者達が集めた情報によると、近くクワ・トイネ、クイラの両国と戦争になると言う噂が街々に出回っているらしい……。

国境付近ではロウリア王国の軍勢が集結しているらしく、下手をすると両国との戦争の巻き沿いを喰らう恐れも在る、今は偵察に出ているスターン達の帰りを待ち、その報告を元に今後どうするか彼らと話し合う必要が有るだろう……。

 

 

……その様に今までの出来事を振り返っていると、さっきまで馬車の近くで休んでいた無線技士の持山(もちやま) 和彦(かずひこ)が長距離無線機のアンテナの設置を始めている事に気が付く。

 

「そうだった……今日は定時報告の日だったな!」

 

そう呟きながら須藤はポケットからスケジュール帳を取り出し、定時報告する内容をどうするか(まと)め始めた……。

 

 

無線機のアンテナを組み上げるべく、ロウリア王国使節団の中で唯一の民間人で有り通信社から無線技士として出向して来た持山は馬車に積み込まれた袋を引き出し、中に入ったアルミ製の骨組みを組み上げ始めた。

 

「モチヤマ殿、私も手伝いましょうか。」

 

「カシュエルさん、助かります!」

 

紺色(こんいろ)のローブを着た中年の男性が持山の元に駆け寄り、短波通信用のワイヤーアンテナの設置を手伝い始める。

 

「しかし、この様な小型の装置で3000キロ以上離れた本国と通信できるとは……同じ事を魔信で行うならば、部屋いっぱいの設備と大量の魔石が必要になると言うのに……。」

 

「そうですか……!? 私は魔法で火の玉を造り出した貴方に大変驚きましたけど!」

 

そう言われたカシュエルは持山と一緒にお互いに笑いだす……。

 

彼は冒険者ギルドより『紺炎(こんえん)のカシュエル』と言う『二つ名』を与えられる程の冒険者で有り、その名の通り紺色に燃える炎を魔法で造り出す事が出来る。

野盗団の襲撃を受けた際は、彼が造り出した紺色の火の玉を野盗達の前で爆発させ、見ていた使節団の面々の度肝(どぎも)を抜かせた。

 

「カシュエルさん、支持ワイヤーを引っ張りますのでポールが倒れない様に支えて下さい!」

 

カシュエルは言われた通りポールを支え持山がワイヤーを張り終えていると、大木に登って見張りを続けていた筋骨隆々(きんこつりゅうりゅう)な戦士で冒険者達のリーダーでも有る、ローシュが木から降りて来ている事に気が付く。

 

「スターン達が戻ってきた!」

 

そう言いながら木から降りて来たローシュが見る方向には馬に乗った3人の姿が有った。

 

続く




護衛の冒険者達

この世界の冒険者にとって『二つ名』とは技量と実績を表す証で有り、功績の内容によって冒険者ギルドより与えられる事で、一流の冒険者として扱われる。
今回、日本国の使節団の護衛を行った冒険者達も全て二つ名を持つ者ばかりで有り、エルフやドワーフと言った亜人達の入国を認めないロウリア王国へ入国する都合上、人族の冒険者で編成されている、メンバーは以下の通り。

砕刃のローシュ

クワ・トイネ公国出身の戦士、大斧を武器とする冒険者達のリーダー

黒剣のスターン

ロウリア王国出身の黒騎士、騎士道に準じる聡明な男

斬馬のサンジュン

フェン王国出身の剣士、剣技を極めるべく国を出て冒険者となった

兜抜きのミル

シオス王国出身の弓使い、若くして二つ名を持つメンバー最年少の冒険者

聖域のルドミナ

マール王国出身の大地神の女祭司、教団から冒険者ギルドへ派遣されている

紺炎のカシュエル

パンドーラ大魔法公国出身の魔導師、知見を広める為に冒険者として各地を回っている


用語

黒鎖騎士団

ロウリア王国の新興貴族で在るベンセラス・ド・ジョコが率いる騎士団の名称、隊旗には髑髏に首輪を取り巻く鎖が描かれている。
騎士団と言っても団員は全て奴隷商人だったジョコの私兵で有る荒くれ者の人狩り達で構成されており、騎士道を尊う騎士とは程遠い存在で有る。

黒騎士

騎士爵を授与されながら傭兵、冒険者を家業とする下級貴族の俗称。
爵位は維持されながらも、使えていた君主への忠誠を破棄した証として着ているサーコートを真っ黒に染め上げているのが特徴。
貴族達からは忠義より金を選んだ賎業者として扱われるが、スターンの様に高名ながらも君主のやり方に嫌気がさして黒騎士になる者も少なからず存在する。

冒険者ギルド

登録した冒険者と呼ばれる人々に仕事を斡旋する組合で、仕事内容は未開地の探索や魔物の討伐、はては街のゴミ拾いまで幅広く紹介される。
文明国と繋がりが有れば、非文明国でも大きな街に行けば支店となるギルドが必ず存在し、異世界では数少ない世界規模で連絡を取り合ってる組織の為、拠店同士の情報の伝達は驚く程、早い事でも知られている。
実は古の魔法帝国や世界中の情報を得る為に神聖ミリシアル帝国が作り出した組織で有り(表面上は何処にも属さない組織とされており、これは現皇帝ミリシアル8世自らの提案だとされている。)列強国にすら大使館を設立するのが稀で有る神聖ミリシアル帝国の有用な情報収集拠点として活用されている。
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