豊久はエルフたちを集め、気迫を込めて話し始めた。
「これより村へ攻め入る。村だけではなく、そのま代官屋敷へ攻め入るぞ。」
彼は一息つき、エルフたちの目を見据えて続けた。「子どもより聞いた。何故村に女のエルフがおらんか。エルフの年に一度の子供が産める時期に女は代官屋敷に連れて行かれる。本気でおまんらエルフを根絶やしにするつもりじゃ。」
「女子供を取り返せ。それで初めてエルフとして生きて行ける。」
「この戦いは何ら恥じることのない戦いじゃ。例え死んで先祖の元へ行っても、胸張って家族のために死んだ、エルフのために死んだと言える。」
その言葉はエルフたちの心に火を灯し、彼らは決意を固めて武器を取った。
信長はその様子を見守り、「やはりこいつは武将よ。人を駆り立てる才能がある。」と内心で認めていた。
村人たちもそれぞれの決意を胸に、戦いの準備を進めていた。
一方、ユウスケと豊久は村の内部で行動を開始していた。
「何で僕ら二人なんですか?今からでも間に合いますよ。僕だけでも返し…痛ぇ!」ユウスケは豊久に殴られる。
「お前はさっきの村人の顔を見て逃げ出す気か?前に兵士が二人いるだろ?おれは左をやるからユウスケは右を殺れ。」豊久はきっぱり言い放つ。
「分かりましたよ、やりますよ。殺されそうになったら助けてくださいね。」ユウスケは仕方なく答えた。
「いくぞ、直前まで黙って近づいて…今や!」合図と共にユウスケと豊久はそれぞれの死角から攻撃を仕掛け、兵士を斬り伏せた。
「よか、まだ気づかれとらんな。ついでにあそこの兵士も首取るぞ。」豊久は足音を消してもう一人を仕留めるが、その兵士は声を上げようとしていた。
「てk、ムグ」寸でのところでユウスケが敵の口を抑える。
「ナイスじゃ。ユウスケ。あそこが敵兵が休んでるテントじゃの。合図を出せ。」豊久が命じる。
ユウスケは森に向かい、懐中電灯の明かりを点滅させる。合図が伝わると森からはエルフの弓の雨が降り注いだ。
「敵襲!敵襲!」兵士たちはテントを撃たれながらも敵の存在を知らせた。
「バレたか、逃げるぞ。」豊久が叫ぶ。
「全速力で逃げましょう!」ユウスケは同意し、逃走を図る。
「あそこだ!逃がすなよ!」村の反対側にいた兵士たちが二人を見つけ追い迫ってくる。
「これでも喰らえ!」ユウスケは所持していた爆竹を地面に投げる。爆竹は大きな音を鳴らし、数秒の時間を稼いだ。
敵兵が足を止めた隙に、豊久はさらに敵兵の首を取っては逃げ、ユウスケも敵兵の腕を斬り伏せるなど活躍を見せた。
その頃、村の外れでは信長とエルフたちが馬に資材を載せ、全速力で村内に向かっていた。
「急げ!時間が命ぞ!」信長が叫び、エルフが目印にする目的地に到達すると、即席の砦を建築し始めた。
「急がねば死ぬぞ!急げ!急げ!」信長示のもと、エルフたちは急ピッチで砦を建設し終え、火矢を構えた。
「お前ら、矢を放てぃ!お前らを縛っていた村を焼いてしまえ!覚悟を決めろ!」信長の声が響く中、エルフたちは覚悟を持って、自分たちの村に向けて火矢を放った。そこには、オルテとの決別を決意した彼らの思いが込められていた。
討伐軍は豊久たちを追うのを中断し、村に戻ることにしたが、そこには取り付けられた砦があり、中からエルフたちの矢が次々と飛んできた。
「俺のとこの兵は弱かったから、どうやって勝つかよく考えたものよ。まさか俺が猿の真似をするとはな。」信長は自嘲気味に笑いながら言った。
「クソッ!あいつら矢に糞を塗ってやがる!感染症になるな。怯むな!数では勝っている。」敵指揮官が兵士を励ます。
「オルテは戦争中、ここにいる駐屯兵の士気は低い。全員を始末せずとも2割も倒せば逃げ出すだろう。農奴相手に軍功も出ない。コチラはどこでも当たればよい。楽な戦よ。」信長は冷静に状況を分析していた。
「水で洗いたいが、既に使えなくされておる。どうすれば…」混乱する敵指揮官の背後に、豊久の声が響いた。「死ねばよか。首置いてけ」
敵指揮官が振り返ると、そこには豊久が立っていた。「なっ!!お前はさっきのドリ…」
言葉を終える間もなく、豊久は指揮官を討ち取った。指揮官を失ったことで、監視役がいなくなり、敵兵は混乱し始め、一気に士気を失い逃げ出し始めた。
「勝った、、、勝ったぞお!」エルフが勝利の声を上げた。
豊久はその声を聞きながらも、「まだぞ!まだ代官の屋敷が残っている!」と叫んで皆を鼓舞した。
信長は急いで豊久の側に駆け寄り、「お前、なんか策あるの?」と訊ねた。
「なか、でも一族みな叩ける時には徹底的に叩いて叩いて叩け言うてた。」豊久は静かに答えた。
信長はなるほどと頷き、「やな一族だな。まあいい。俺に考えがある。」と続けた。
そして、彼らはこの勢いで代官の屋敷に向かう手続きを着々と進め、さらなる戦いに備えていた。彼らの決断と行動は、エルフの村に自由をもたらしつあった。
ユウスケ「なんか俺の活躍少ないね。」
作者「ドワーフ解放されたら活躍出来るから待て」
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