夜が更ける中、信長たちは今後の方針や作業について話し合いを終え、静かに就寝につきました。
豊久「エルフに薩摩の刀法は厳しそうだな。適応できるだろうか。」
与一「弓は皆申し子と言えるほどの腕前なのですが、やはり近接戦闘は難しそうですね。」
信長「鉄砲も残念ながら今は手に入らない。ユウスケに火薬の製造を任せているが…」
その時、信長はふと顔を曇らせました。
オルミーヌ「どうかしましたか?」
信長「オルミーヌ、なんだか嫌な予感がする。」
オルミーヌ「おっぱいじゃなくてオルミーヌです。え?合ってます。」
与一「なんでしょうね、この嫌な感じ。」
豊久「オルテではなさそうだが、何かが近づいているのかもしれん。」
一方、城外の兵の宿営地ではユウスケが熱心に作業を続けていました。
シャラ「おい、ユウスケ、休まなくて大丈夫か?」
ユウスケはここ数日間休まずに火薬や硫酸を用いて何かを作ろうとしていました。
ユウスケ「よし、完成した。」
シャラ「一体何を作っていたんだ?弓の先に何かの袋をつけているようだが。」
ユウスケ「それはお楽しみだ。まだ一本だけど、いい感じにできたよ。明日にでも信長さんに火縄の代わりができたと報告しておくよ。数は用意できないけど。」
シャラ「何だか分からんが、楽しそうだな。もう今日は寝るぞ。」
その時、ユウスケは遠くから騎馬が直進してくるのを目撃しました。
ユウスケ「なあ、あのまっすぐ向かってくる騎馬は、エルフか?」
シャラはユウスケの指差す方向に目を凝らしました。しかし、彼らの着ている兵装を見るとエルフではないと判断しました。
シャラ「いや、エルフじゃないな。先頭の女はオルテにいるような兵装をしている。あの少ない人数で突っ込んでくるとは、見張りに打たれるな。とにかく豊久たちに連絡してくる。」
シャラは迅速に廃城の中へと駆け出しました。一方でユウスケはその騎馬集団を観察し続けました。
エルフの見張りも気づいたようで、弓を構え警告を発しました。しかし、騎馬は止まらず、見張りを無視して進み、いきなり炎を生成して見張り塔ごと燃やしました。
ユウスケ「なっ!どうやった?とにかく助けに行かないと。」
見張り塔を燃やした騎馬隊はそのまエルフの宿営地を襲撃し始めました。ユウスケは廃城を下る中、自分に見覚えのあるものに気づきます。
ユウスケ「あの旗、フランス王家の旗か?ドリフじゃないとするとエンズか…くそ、もう来やがった。」
襲撃に気づいたエルフが弓を手に取って放つも、女騎士の炎で焼かれてしまいました。弓が効かないことに気づいたエルフたちはそれぞれ応戦したり、固まったり、逃げたりしましたが、少数の騎馬隊によって蹂躙されていきます。
ジャンヌ・ダルク「弱い、弱い。臭ってきやがる、ドリフども。」
エルフたちが略奪される中、ユウスケはジャンヌ・ダルクに向かって火薬をぶちまけました。
ジルドレ「やらせん。」
ジルドレは武器を振り回しましたが、それがただの粉であることに違和感を覚える。ジルドレが振り払った粉は空中に舞い上がる。
ジルドレ「武器ではない?ただの粉…だが、この匂い…」
ジャンヌ「ジルドレ!頭を下げろ!燃やしてやる!」
ジャンヌはユウスケのまき散らした黒い粉に向けて炎を放つ。ジルドレはそれに気づいて止めようとする。
ジルドレ「待て!ジャンヌ!」
しかし、ジャンヌの炎はすでに黒い粉を燃やし、次の瞬間、大きな爆発が起きた。
ジャンヌ「ゴホッ、ゴホッ!あいつ、絶対に殺す!」
ジルドレ「こっちは無事だ。ジャンヌ、大丈夫か?」
上からその様子を見ていたユウスケが、叫ぶように彼らに問いかけます。
ユウスケ「ジャンヌとジルドレか?オルレアンの乙女、ジャンヌ・ダルクに闇に堕ちた騎士、ジルドレ。どうしてフランスの英雄がこんなことを!」
ジャンヌ・ダルクは声を荒げながら叫びます。
ジャンヌ・ダルク「五月蝿い!死ね!フランスの名前を出すな!全てをフランスに捧げた私を、フランスは見捨てたんだ!」
ジャンヌはユウスケに向かって再び炎を放ちます。ユウスケは一瞬動けず、炎に飲まれそうになりますが、その時、彼は急に後ろから何かに引っ張られるのを感じます。
豊久がユウスケの服を引っ張り、彼を危機から救ったのでした。
豊久「足止めは十分やったぞ、ユウスケ。後は俺たちが引き継ぐ。」
与一も彼の横で勇敢に立ちながら、ユウスケに微笑みます。「あなたの作ったものは、とても役に立つようですね。」
信長がやってきて、にやりと笑いながら言います。「そうだろう?火薬一つで化け物との時間を稼いだんだ。鉄砲はやはり必要だな。」
ユウスケ「豊久、与一、信長さん、ありがとうございます。助かりました。」
オルミーヌもそこに加わり、軽く手を挙げます。「一応、私もいますよ。」
豊久はジャンヌ・ダルクの前に立ちふさがり、彼女に言います。「おかしな技を使うが、それは妖術か?」
シャラも戻り、ユウスケに安堵の声をかけます。「間に合ったようでよかった、ユウスケ。」
信長はしっかりと作戦を指示します。「よーし、俺らで騎馬を潰すぞ。シャラ、男たちを集めて弓を持たせろ。女子どもは森に避難させるんだ。」
与一が信長に確認します。「大丈夫ですか?」
信長「この信長、騎兵対策では天下一だ。」
与一「それなら、お願いします。僕はあの大男と戦うことになりそうです。」
ユウスケは1本の弓矢にニトロセルロースを湿らせた布に火薬を詰め込んだものを渡し、注意を促します。「与一さん、これをお使いください。危険な時に使ってください。ゼロ距離で撃つのは危険ですから。」
与一はその矢を手に取り、冗談めかしながら言います。「これは恋文でも渡すのかと思った。」
ユウスケ「いや、それは爆発するものですから、違いますよ。こんな時に冗談はやめてください。」
与一は微笑みながら答えます。「ありがとう、使わせてもらいます。」そして、ジルドレの前に立ちはだかります。
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