ドリフターズに迷い込むもの   作:四国の探索人

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廃棄物戦 上

 

ジャンヌ・ダルクは、目の前に立ちはだかる島津豊久を挑発します。

 

ジャンヌ・ダルク「ドリフターズ、黒王様の世界廃滅に立ち塞がる障壁だ。お前たちは全員、絶対に殺してやる!」

 

豊久はジャンヌを観察しながら返します。「メガネが言ってたエンズってやつがお前か?頭がイカれた奴って聞いてたが…お前、女なのか?」

 

ジャンヌはその問いかけに答えることなく、豊久に向かってすさまじい火炎を放ちます。豊久は素早く近くの廃城の壁の陰に身を隠し、攻撃をかわします。

 

ジャンヌ「すばしっこい猿め。どうする?逃げ場はなくすぞ。」

 

ジャンヌは豊久を障害物のない場所まで誘い出す作戦をとります。

 

豊久「む?しまった!」

 

ジャンヌ「さあ、来い!お前もエンズになるんだよ!」

 

ジャンヌは豊久の背後に炎の壁を作り、完全に逃げ場を封じます。

 

豊久「逃げ場がないなら、関ヶ原でのように前に活路を開く!」

 

ジャンヌ「そうするしかないよね?死ね!」

 

ジャンヌは前に突進してくる豊久に対して、さらに強烈な火力で火をお見舞いします。

 

豊久は心の中で決意します。(義弘おじ、俺は薩摩隼人として、戦って誇り高く死ぬぞ…!)

 

そのとき、オルミーヌの声が響き渡ります。

 

オルミーヌ「勝手に死なないでください!」

 

彼女は豊久の後方にできた炎の壁に向かい、札を投げる。そして2枚の石壁を生成し、その間を素早く通過し、豊久に飛びついて突進を止めます。

 

オルミーヌ「ドリフターズを守るのは十月機関の務めです!」

 

彼女は自らを奮い立たせ、正面からのジャンヌの火炎に対しても石壁を生成し、防ぎます。

 

ジャンヌ「何?国王様以外に魔術のような力を扱える者がいるなんて…!」

 

オルミーヌの石壁は火炎を何とか防ぎ切り、豊久はその隙を見て体制を立て直します。戦いはまだ始まったばかりです。

 

 豊久はオルミーヌが作った石壁を利用して一旦戦線を離れ、状況を整えるための時間を得ます。

 

豊久「お前も妖術を使えるのか?」

 

オルミーヌは少し控えめに答えます。「石壁しか出せなくて、しかもそれもあと2枚が限界です。大師匠様ならもっといろいろできたんですけど…」

 

豊久は感謝の意を示して、深々と頭を下げます。「何、命を救ってもらったのは俺だからな。本当にありがとうな。」

 

オルミーヌは少し照れながらも、警告します。「やめてくださいよ。まだエンズはいますし、周りはまだ燃えてますよ。」

 

豊久は険しい表情を少し和らげて、「だが、礼は言わないと人はすぐ死ぬものだ。」

 

そして、彼はジャンヌのことを考えながら続けます。「あいつは多分戦の素人だ。手に入れた妖術をただ見せびらかすだけの未熟者だ。」

 

オルミーヌが不思議そうに問いかけます。「どうしてそんなことが分かるのですか?」

 

豊久は自信を持って答えます。「そればかりは勘じゃ。戦を多く経験してきたからな。あと2枚石壁を出せると言ったよな?おいが言うとおりに出してくれ。」

 

オルミーヌはうなずき、豊久の指示に従う準備を整えます。豊久は次の手を考えながら、戦いを再び始める決意を固めます。彼はジャンヌを打ち倒すための作戦を心に描き、石壁を最大限に活かす方法を模索します。

 

豊久「さて、おいはなんとかなりそうだが、信長、ユウスケと与一は無事だろか。」

 

 与一はジルドレとの激しい戦いを続けながら、知恵と技術を駆使しています。

 

与一「さて、弓使い一人で相手をするのか。気を引き締めないとな。」

 

ジルドレ「ジャンヌの邪魔はさせん。」

 

ジルドレは巨大な槍を振りかざして与一を攻撃しますが、与一はその攻撃を華麗にかわします。

 

与一「卑怯かもしれないけど、壁に隠させてもらうよ。」

 

彼は壁の背後に身を潜めて、ジルドレの動きを観察します。

 

ジルドレ「無駄だ!」

 

彼は強力な一撃を放ち、壁ごと粉砕します。しかし、与一は姿勢を低くしていたため、寸前でそれを避けることができました。

 

与一「うっは。これはまさに怪力、弁慶だな。あれに当たれば即死だ。」

 

与一はジルドレの攻撃をかわしながらも、隙を見つけては矢を放ちます。

 

ユウスケも驚きの声を上げます。「マジか。いくら弓の天才といえど、あそこまでの動きができるとは…」

 

与一は心の中で考えます。(この男、何発矢を当てても倒れない。これを使うべきか…?)

 

ジルドレ「ちょこまかと…空中でこれは避けられまい。」

 

彼は空中にいる与一に向かって、槍を振り下ろそうとします。

 

しかし、与一は機転を利かせてジルドレの槍を掴み、まるで手品師のようにその槍に乗ります。

 

ジルドレ「槍を汚すな!」

 

ジルドレは怒りに任せて与一を振り払いますが、与一は飛ばされた先にあった壁を足場代わりに使います。そして1秒の間にユウスケが用意した特別な矢を構え、ジルドレに向けて放ち、そのま着地します。

 

与一「私が1秒も構えたんだ。弓の神よ、力を貸したまえ。」

 

ユウスケの手作りの矢はジルドレの肩に命中し、瞬時に着火して爆発します。

 

与一はその威力を見て、口笛を鳴らしながらつぶやきます。「やるね。さて、流石にこれで決まったと思うが…ノブはうまくやってるかな。」

 

爆発によって煙が立ち上る中、ジルドレの姿はどうなったのか、与一は注意深く見守ります。

 

 信長はエルフたちと共に森の中で、騎馬隊に対しての戦略を練っています。

 

信長「さて、エルフの皆さん。騎馬隊は怖いですが、今回は全然怖くありません。」

 

エルフたちは不安を感じながら尋ねます。「せんせー、どういうことですか?」

 

信長は微笑みながら答えます。「いい質問ですね。勿論、機動力で後ろに回られるのは物凄く怖い。めちゃ怖いですよ。でも、この森の中では騎兵も所詮道なりに進むだけなんです。」

 

信長は下を指差しながら、騎馬隊の動きを解説していきます。「見てください。この余裕でパカラッと進んでいる騎兵たちの前に障害物を設置します。さあ、どうなると思いますか?」

 

彼はしばらく待ちながら、騎馬隊が障害物に突っ込んで止まる様子を観察します。「ほら、不思議ですね。最初の騎兵が止まると、後続がぶつかり、勢いがなくなります。」

 

信長は止まった騎馬隊の様子を見て、手を上に上げ、射撃の合図を出します。「さあ、勢いがなくなったところに弓を射ましょう。Q.E.D.、証明完了です。放て!」

 

エルフたちは一斉に弓を放ち、少数であった騎馬隊を簡単に打ち倒します。矢が的確に命中し、騎兵たちは次々と地面に倒れました。

 

信長は満足そうに頷きます。「さて、こちとらいい感じだが、本命は向こうの豊久と与一たちだな。」

 

信長は急いでエルフ達を率いて豊久達の所へ向かいます。




明後日、手術あるので今週はもしかしたら投稿しないかもしれません。

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