サン・ジェルマンはユウスケの現在の状況に興味を持って尋ねます。「これまでの経緯を教えてちょうだい。」
ユウスケは少し考えながら答えます。「不思議なんですが、これまであったドリフは歴史上に名を残し、何かに優れていました。ですが、僕だけは何かをなした訳でもない普通の人間です。」
サン・ジェルマンは眉をひそめて言います。「紫の奴が何もない人間を送る?ちょっとあなた、これまではこの世界で何してたの?」
ユウスケはうなずき、「他のドリフと雑兵を倒したり、今は火薬と薬品の作製方法を模索しているところです。」と答えます。
サン・ジェルマンは驚きの声を上げます。「えっ、あなた今火薬って言った?」
ユウスケは自信を持って返します。「言いましたよ?」
サン・ジェルマンは興味津々で続けます。「火薬ってあれよね?銃とかに使う。」
ユウスケは頷き、「ええ、量産はもう少しかりますが、作製は既にしてますよ。」
サン・ジェルマンは少し困惑し、「でも銃がなければ爆発にしか使えないわよ。」
ユウスケは説明します。「僕らには作れないですが、ドワーフに製作を頼む予定のため、今豊久たちが制圧しています。」
サン・ジェルマンは呆れた様子で言います。「終わった。オルテ終焉ね。蛍の光流していいわよ。」
ユウスケは続けて言います。「更に今は材料が足りなくて、製作途中ですがニトログリセリンを作っているところですね。」
サン・ジェルマンは衝撃を受ける。「何よ。あなた火縄を超えてダイナマイトでも作るつもり?」
ユウスケは真剣に答えます。「オルテの首都はヒトラーが建国したなら、1940年代の武器があってもおかしくないでしょ?」
サン・ジェルマンは大きな溜息をつく。「それがあったらとっくに全土制圧してるわよ、貴方。いいわ。火薬を作ってる時点でこっちの負けよ。私もドリフに付くわ。」
ユウスケは驚きと感謝に包まれ、「ありがとうございます。」と答えます。
フラメルは少し笑いながら質問します。「それでお兄さん、火薬は出来てると言ってたけど、ニトログリセリンは何が足りないの?」
ユウスケはためらいながら答えます。「石鹸工場。」
その瞬間、サン・ジェルマンは自身のカードの中にある材料を思い出し、ニヤッとします。「完全にそっちに白旗は上げなくて良さそうね。交渉の余地がある。」
ユウスケはその言葉に力を得て、「それなら、サン・ジェルマンさん、何すれば工場の副産物くれますか?」と続けます。
サン・ジェルマンはユウスケが食べている米を指差します。「こっちは工場をあげる代わりにその米寄越しなさい。どうせ育ててるんでしょ?」
ユウスケは驚きながらも、「こんなのでいいんですか?どうぞ。」と米を手渡します。
その瞬間、アレスタが口を挟みます。「ちょっとお姉様!あんな白いフケみたいなものの何がいいの?」
サン・ジェルマンはアレスタに厳しい口調で言います。「黙りなさい! アレスタ!あれは金のなる種よ!オルテより遥か遠国にある農作物米!グ=ビンネンの奴らでさえ高値で購入する高級品よ!」
ユウスケはその価値に驚きつ、「へー、米に価値があったのか。」と呟きます。
サン・ジェルマンはその反応に注目し、「何よ!さっき了承したんだから意見変えないよね!」と念を押します。
ユウスケは微笑んで、「だから大丈夫ですよ。目の前の飯よりニトログリセリンの材料の安定供給の方がいいです。自分たちの消費する分には良いですよね?」と答えます。
サン・ジェルマンは少し考え込み、「あまり厳しくして気が変わっても困るし構わないわ。」と言いながら、米を受け取ります。
これを受けて、ユウスケは安堵の表情を浮かべます。「これでニトログリセリンの製作も進むしよかった。」
アレスタは少し不安げな顔をしながらも、「お姉様が言ったように、本当にこの米が役に立つといいけど」と呟きます。
ユウスケは励ますように言います。「きっと役立つはずです。最初は地道な努力が必要ですが、狭い面積で大量の米が出来て高栄養の最強作物です。」
サン・ジェルマンはその言葉に頷き、「あんたはいいこと言うわね。果たして今後、この米がどれほどの価値を生むのか見物ね。」と返します。
サン・ジェルマン「因みにスマホ持ってる?」
ユウスケ「ありますけど」
サン・ジェルマン「私の写真撮ってよ。美しくね」
アレスタ&フラメル「私も頼むわ!私も!」
ユウスケは数時間写真撮影についやされ、オカマの顔を見続けた結果吐いてしまった。
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