豊久が脱出した後、光秀は信長を討ち取れないことに強い苛立ちを覚えていた。「信長を追撃しろ!クソッ!あんな殿相手しおってからに!」と叫ぶ。
それに対し、ラスプーチンが冷静に反応する。「追撃隊はもちろん出しますよ。だが全軍でとなると被害が大きい。」
光秀は焦りを見せながら反論する。「お前はあの男を知らない。生かしておけば必ず再起を図る。今討てるなら味方の百万殺してしまえ。」
その場に黒王が現れ、光秀をなだめる。「光秀、落ち着け。追撃部隊なら既に放たれている。ここの戦にも目もくれずこの戦いが始まる前からな。戦の申し子はこちらにもいる。」
黒王の突然の登場に、ラスプーチンは姿勢を正す。「黒王様!ご無事で!」
黒王は状況を説明する。「ラスプーチン、正体が敵のドリフ、ユウスケとジャンヌにバレ。逃げられた。能力は奪っておいた。」
その言葉にラスプーチンは満足げに笑い、「そうでしたか、黒王さ、、、いやユダ様。ではもう演技は入りませぬな。皇女様には"ジャンヌは裏切った"と私がお伝えしておきます。」と口走る。
光秀はその会話に戸惑いを覚える。「どういう事だ?黒王はユダでラスプーチンはこの事を知っていた?」心の中に渦巻く疑念を抱きながら、光秀は二人の真意を探ろうとする。緊張が張り詰める中、彼の胸中にはさらなる思惑や謎が浮かび上がっていた。
ユウスケは状況が困難な中で、先の不安を抱えていた。「北は黒王の支配地、戦力は数名の兵士と能力がないジャンヌに俺。」と、心中の葛藤を口に出す。
ジャンヌはさらに計画を模索する。「野戦にて勝利した黒王様は首都に攻めかるだろう。他に軍事拠点はないのか?」と尋ねる。
ユウスケは答える。「廃城。ジャンヌが一度燃やしたけど」
ジャンヌは納得がいかないま返す。「おい待て。私のせいか?燃やされてなくともとても黒王の軍勢に耐えられる城ではないだろ。」
「籠城戦なら戦車も効果的に使えそうだがエンズもいる以上いつまで保つか。」ユウスケは続けるが、現状の厳しさに悩む。
「他に軍勢の宛はないのか?」とジャンヌ。
ユウスケは無力感を滲ませて答える。「ないな。先ほどの野戦にすべてをつぎ込んでる。」
ジャンヌは決断を下す。「なら仕方ない。この戦力にて城入りを目指そう。」
ユウスケは肩を落とし、「20名くらいしかいない、、心許ない、、、。」と大きく溜息をついた。
その時、聞き覚えのある声が聞こえてきた。ユウスケたちが向きを変えると、そこには囮作戦に参加していた馬車の兵たちが戻ってきていた。
「おー、無事だったか。」ユウスケは驚きながらも安心する。
銃兵は笑顔で答えた。「そちらも生きてたようでなにより。別れた後逃げ切りましたが、馬車は壊れました。これだけは敵の荷車を盗んで持ってきました。」
彼らの側にはキッドのガトリングが置かれていた。
「お!持ってきてくれたのか。キッドには悪いがもう返せないかと思ってた。」ユウスケは感謝しながら言った。
ジャンヌも興味を示し、「これ、突撃の時に使ってたやつか。」と、ガトリングに目をやる。
「そう。隙をつけば城入りだけならなんとかなるかだろうか。」ユウスケは新たな希望を見出す。
ジャンヌは大きな希望を抱き、「これがあれば廃城解放も夢ではないかもな。」と言って、意気揚々で仲間たちを見渡した。
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