信長は頭を抱え、「あー!分からん。分からん。万物皆何れかは滅するものだろ!銃撃されて効かないとかチートだろ!」と叫んだ。
与一が冷静に提案した。「銃がダメなら弓矢も効くかどうか」
ジャンヌは頷いた。「かといって近接ならば、私の剣は届かず、黒王の持っていた杖に防がれた。」
アナスタシアは考え込み、「、、私の能力は有効かもしれないけど、奪われる可能性がある。」と不安を漏らした。
信長は仲間たちに向かって言った。「1つ聞くがおい元エンズら。お主らは何処でその超能力を手に入れた?鍵になるやもしれん。」
「言わなければダメか?」とジャンヌは少し警戒した。
信長は即答する。「こちらに来るなら隠し事はなしだ。」
アナスタシアはため息をつきながら言った。「言うわ。」
周囲が静まり、皆が耳を傾ける中、アナスタシアが口を開いた。「この世界に来た時よ。」
信長は疑問を抱きながら尋ねた。「それはなんだ?あの扉の間のメガネに連れてこられたのか?」
「いえ、扉はあったけど、連れてきたのはゴスロリの黒髪長髪の少女ね。」アナスタシアが説明した。
ジャンヌも続ける。「同じく死ぬ直前に一緒にいかないかと持ちかけられた。」
アナスタシアは頷き、「連れてきたのはその少女だけど、能力は不思議とこの世界に来た瞬間から持ってたわ。私の場合は死ぬ直前にいた氷の雪原の能力。」
ジャンヌが自分の経験を話す。「私の場合は火刑に処されたから、炎の能力を持つことになった。」
ユウスケはその事実を踏まえて言った。「となると黒王も同じようにこちらの世界で能力を手に入れたのかもしれない。」
「それはおかしいだろ、ユウスケ。黒王はキリストの血肉を食べた時だろ。」ジャンヌが異議を唱える。
ユウスケは考え込む。「確かに、、、でも、何かが繋がっている気がする。」
その時、後ろにいたサン・ジェルマンが口を開いた。「その推理だと50点てとこね。」
ユウスケは振り返り、彼に問いかけた。「黙っていたかと思うと、どういう事だサン・ジェルマン?」
「あなたの話を聞いていたら口を出さずにはいられなくなっちゃったわ。いいわ、私も今納得いったから教えてあげる。」サン・ジェルマンは続けた。
「キリスト、それが元エンズなら説明がつくわ。」彼女の言葉に皆が驚く。
信長は嫌悪感を示し、「ありえんだろオカマ。キリストがエンズだとしても、一度俺たちのいた元の世界に戻らないといけない。」と否定した。
サン・ジェルマンは微笑んで言った。「ユウスケ、私のこと言っていいわよ。」
「サン・ジェルマンは一度元の世界に帰ったことがあるドリフ2度目の人物だ。キリストが元エンズなのも頷ける。」ユウスケは言った。
一同は始めての話に驚き、次第にその内容を受け入れ始めた。
サン・ジェルマンは話を続ける。「私もいくばくか調べたことがあるわ。イエス・キリスト、仮に始まりのエンズとしましょうか。」
ユウスケは急に思い出し、「まっ、待て。なんでキリストがエンズなら、元の世界に帰った時にユダに殺されるまで人助けをしたのか?」と疑問を投げかけた。
サン・ジェルマンはその問いに少し苛立たしげに答えた。「そんなの知らないわよ!ドリフが能力を手に入れた前例がない以上、こう考えるのが自然よ!ちょっと黙ってなさい!」
ユウスケはシュンとするが、それでも自身の考えを続けようとした。すると、サン・ジェルマンは話を戻す。「始まりのエンズの肉を食らったユダ。この時点で能力を得たと考えてるようだけど、ちょっとだけ違うわね。」
ジャンヌが反論した。「私だって腕に噛みつかれてから能力を奪われたぞ。」
サン・ジェルマンは強く頷きながら言った。「正確には杖よ。エンズの血を始めて浴びた者、それがこの世界に来ること以外の能力獲得条件よ。キリストは銃撃を受けたが瞬時に回復、ジャンヌの剣技を受けた木の棒はノーダメ。あんた達エンズもキリストが杖を放したのを見たことないでしょ?」
ジャンヌは驚きの表情で、「じゃあ、私の剣を防いだ黒王の杖、普通の木の棒に見えたがそれがキリストの能力の源なのか?」
「おそらくそうでしょう。」サン・ジェルマンが続けた。「杖がひとりでに歩く訳ではないでしょうけど、キリストの能力が封じ込められた杖。その杖を黒王と引き離せば勝機はあるわ。」
オマケ的なユウスケの心の中
ユウスケは心の中で考えていた。「黒王の話が本当とするなら、何故キリストはユダに殺されたのか?ましてや、ローマ帝国に処刑されることになった?彼は何故、エンズでありながら人々を助け続けたのか、謎が尽きない。」
その疑問が脳裏をよぎるたび、ユウスケは混乱を深めていった。キリストが人々に愛と希望を与えながら、自らの運命を受け入れ、最後には裏切り者によって命を奪われたこと。その矛盾した行動は、彼が本当に何を求めていたのか、何を守ろうとしていたのかを考えさせられた。
「もしキリストが元エンズなら、なぜ彼は自分の存在を隠すことなく人間と共に歩もうとしたのか。」ユウスケの頭は渦巻く疑問でいっぱいになった。「彼は本当に人類のためを思っていたのか、それとも自らの目的のために人々を利用するために行動していたのか?」
「彼が本当に人助けをしたのなら、彼の中にある矛盾をどう説明すればいいのか?」ユウスケは自分の考えがさらに深まるのを感じた。「まるで神でありながら人としての苦悩を背負う存在。そんな人物がなぜ最後に自らを犠牲にしたのか…。」
その思考が進むにつれて、ユウスケの心には決意が生まれた。「真実を知るために、直面せねばならない。黒王との対決だけでなく、キリストについての真実も探し求める必要がある。この戦争で全て分かるかは分からないが」
原作読んでる?
-
読んでる
-
読んでない