ドリフターズに迷い込むもの   作:四国の探索人

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最後の戦 開戦

信長は戦略を練る中で決意の声を高めた。「このまま待っててもしゃーねーな。明日攻勢に出よう。」

 

与一がその言葉に反応する。「勝算は?」

 

信長は冷静に状況を分析して答える。「エンズ以外は問題ない。数こそ負けてるが、向こうの戦力は脱走兵と鷹による空爆にて大幅に減っている。騎馬鉄砲を用いて、なるべく敵兵を遠くに移動させよ。」

 

すると、晴明が疑問を投げかける。「遠くに?倒さなくていいのですか?」

 

信長は頷きながら言った。「いくら数が減っても、普通に突っ込めばこちらが負ける。向こうが散々突っ込んできて痛い目みたろ。」

 

ユウスケが自分が行くと言おうとした際、晴明が割って入った。「その必要はありません。銃の名手に任せましょう。ブッチ、キッド。」

 

ブッチが口を開く。「ん?ようやく俺らの番か?」

 

キッドも続けて言った。「伝達係や偵察業務だったが、最後に役目が回ってきたか。」

 

信長は彼らの役割を明確にする。「銃の射程なら敵の攻撃は届かん。堪らず追いかけてくる敵兵を遠ざけよ。」

 

与一が確認するように言った。「残りをドリフにて叩くと。」

 

信長は再度頷く。「そうだ。与一とエルフ兵どもは残った黒王軍の兵を射掛けよ。注意がそちらに向いた所で黒王軍の本陣に突入する。」

 

アナスタシアが懸念を述べる。「大方上手くいくとは思うけど、黒王とラスプーチンは倒せるの?」

 

信長はそれに対し、直感を込めて言った。「分からん。黒王はなんとか杖を持つ手を切り落とすとして、ラスプーチンは強いのか?」

 

アナスタシアは知識を元に答える。「呪術の類いを用いるのは知っているけど、直接の戦闘は見たことないわね。洗脳と操作といったとこかしら。」

 

信長は作戦をさらに整理する。「ラスプーチンの方にはアナスタシア、ユウスケ、晴明がいけ。」

 

豊久は力強く言う。「おいは大将首がとるど。」

 

信長は自信を持って言った。「わーってるよ。トヨと俺、ジャンヌがいく。」

 

信長はみんなを見回し、明確な指示を出す。「明朝突撃を仕掛ける。各々、心して準備せよ。」

 

 話し合いの後、ユウスケ、アナスタシア、晴明は集まり、作戦についての最終確認を行った。

 

晴明が慎重に問いかける。「君の凍結術は問題ないのか?」

 

アナスタシアはしっかりと自信を持って答える。「ええ。何事もなければ私の能力でラスプーチンを殺れるわよ。」

 

ユウスケは心配そうに言った。「ラスプーチンの能力で操られないのか?」

 

アナスタシアは曖昧な返答をした。「否定は出来ない。」

 

晴明はすぐに提案する。「その時は、誰が操られようともラスプーチンを攻撃しましょう。」

 

アナスタシアは頷いた。「分かった。」

 

ユウスケは安心させるように言った。「まあ、アナスタシアの凍結が駄目でも私の銃か晴明の符術がある。」

 

晴明は控えめに言う。「私のはあまり攻撃用ではありませんが、なんとかしましょう。」

 

一方では、信長、ジャンヌ、豊久が集まり、彼らの役割について話し合っていた。

 

信長は真剣な表情で言った。「銃を回復される以上、お前らの剣術が頼りだからな。頼んだぞ。」

 

ジャンヌは挑発的に応じる。「人任せなのか、まあ私がやるからいい。」

 

豊久は自信を見せて言う。「なにを!大将首はおいが!」

 

ジャンヌは反論する。「黒王はキリストの敵だ!」

 

信長は冷静に間を取り持つ。「落ち着けって、早いもんがちでいいだろ。」

 

ジャンヌは警告するように言った。「フン!黒王に触られるな。そして炎にも気を付けろよ。」

 

豊久は疑問を持って尋ねる。「炎?それはおまんの能力じゃろ?」

 

ジャンヌは少し怒りを露わにする。「奪われたんだよ!煽ってんのかジャパニーズ!」

 

豊久は笑いながら言った。「一度負けたのにまた勝てるのかの!明日が楽しみじゃい。」

 

こうして、ドリフターズたちはお互いの絆を深めながら、攻撃に備えて緊張感を持った準備を進めた。明日の戦が彼らにとって新たな試練となることを予感させる瞬間であった。

 

 明朝、攻撃が始まり、キッドとブッチが率いる騎馬鉄砲部隊が動き出した。彼らは射撃をしては後退し、また射撃を行うというアウトレンジ戦法を繰り返していた。

 

ラスプーチンはその様子を見て、冷静に分析する。「先の戦から分かってはいましたが、我々の射程より長く、このままでは一方的ですね。」

 

黒王は余裕の表情で答えた。「構わない。予想通りだ。全軍にてあの部隊を追わせよ。」

 

ラスプーチンは少し驚いた。「全軍?いいので?」

 

黒王は自信満々に言った。「向こうも大した兵力は連れておるまい。目の前の騎馬鉄砲は陽動にて、本命はドリフ達だ。敵兵を排除出来ない以上、向こうの誘いに乗り決着をつけよう。」

 

ラスプーチンはその命令を受け入れ、「承知。全軍、あの騎馬を追え!」と大声で指示を出した。

 

全軍は騎馬鉄砲の部隊を追いかけ始め、ドリフターズたちへの道を開くために動き出した。

 

その様子を見ていたブッチは目を輝かせて言った。「おっ!来たぞキッド!」

 

キッドは冷静に応じる。「作戦通り、敵から引き離すぞ。」

 

ブッチは意気揚々と「別に引き撃ちで倒してもいいんだろ?」と冗談交じりに言った。

 

キッドは警告するように言った。「ほどほどにしとけよ。」

 

予定通り、キッドとブッチは敵兵を引き連れながら、彼らを黒王本陣から遠ざけていった。

 

 与一は黒王の本陣を目指し、指示を出した。「残ったのは黒王本陣のみか。よし、こっちも射撃開始だ。」

 

エルフたちは残された黒王本陣に向けて矢を射る。しばらく射掛けると、本陣の兵士たちもこちらに向かって突撃を始めた。与一は敵の動きを見計らいながら、黒王本陣との交戦を開始する。

 

ラスプーチンは冷静に状況を見つめ、「残るは我々のみですね。」と呟いた。

 

黒王は自信に満ちた声で言った。「奴らが来るな。ここでドリフを滅して人類の抵抗力を無くす。」

 

その言葉を聞いて、ドリフターズたちは集まり始める。

 

信長は冷やかに言った。「あっさりいったな。」

 

ラスプーチンは微笑を浮かべ、「お久しぶりですね。」

 

信長は挑発的に答える。「おっ、クソメガネ。来てやったぞ。」

 

ラスプーチンは平然として、「私達も待ち望んでおりましたよ。そのために貴方がたの作戦に乗ったんですから。」

 

信長はさらに返す。「バーカ。乗ったんじゃなくて指揮官がいなかったんだろ。光秀死んだもんな。」

 

ジャンヌも加わる。「騎士のジル・ド・レも死んだからな。」

 

黒王は挑発するように言った。「ジル・ド・レはジャンヌが連れていったのが原因だ。」

 

ジャンヌは怒りを露わにする。「うるさい!追撃の命を下したのはお前だろ、黒王!」

 

ラスプーチンは冷静に状況を進める。「さて、私の相手は誰ですかね?」

 

アナスタシアが自信を持って宣言する。「私達よ。」

 

ラスプーチンは興味を持った様子で答える。「おや、皇女様でしたか。ならこちらでやりましょう。互いに私と黒王様、分断した方がやりやすいでしょ?」

 

晴明が同意する。「そうですね。」

 

ラスプーチンは黒王を見て言った。「では黒王様、後で会いましょう。」

 

黒王は頷き、「ああ。」と答えた。

 

こうして黒王とラスプーチンはそれぞれの道を進み、ドリフターズたちも作戦通りに分かれていく。互いにそれぞれの戦闘相手を意識しながら、戦いの火花が散り始めるのだった。緊張感が漂う中、勝利を目指して彼らの戦いが続いていく。




原作はついに廃城戦が始まりましたね。

ジャンヌとアナスタシアが寝返っている時点でこの作品と原作はもう完全に違うルートを歩んでますが向こうの2人がどうなるか気になりますね。

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