ラスプーチンは王宮の中に入ると、心の中で勝利の感情を噛み締めていた。「遂に王宮に入れたか。キリスト教の一派、ロシア正教会の屑ども。」と暗い思いを抱えながら、彼はアレクセイの部屋に案内された。
部屋に入ると、アレクサンドラとニコライ2世が待っていた。アレクサンドラは涙を流しながら、ラスプーチンにすがりつき、息子アレクセイの回復を切に願った。一方、ニコライ2世はラスプーチンに対して警戒の目を向けつも、アレクセイの治療を頼んだ。
ラスプーチンは冷やかな声で指示した。「治療を行いますので、皆様は部屋から出てください。」ニコライとアレクサンドラは不安を抱えながら部屋を出て行った。
アレクセイとラスプーチンが二人きりになると、アレクセイは不安そうな眼差しを向けた。「先生、僕の病気は治るの?」
ラスプーチンはその言葉に対し、冷静に答えた。「安心しなさい。すぐに動けるようになる。」彼はその瞬間、自らの能力を使ってアレクセイにアプローチを始めた。
治療が終わった後、ラスプーチンはアレクサンドラとニコライ2世を呼び入れた。部屋に戻ると、病を抱えていたアレクセイが、まるで遠い世界を見つめるかのように立っている姿が目に飛び込んできた。アレクサンドラはその光景を目の当たりにして、喜びの涙を流した。
ニコライ2世もまた、息子の回復を喜んでいたが、その目にはどこか違和感が漂っていた。「彼は本当に救われたのか?それとも…?」そんな疑念が彼の心に浮かんだ。
ラスプーチンはその様子を見て密かに満足し、内心で計画を練る。彼はこの機を利用し、さらなる権力を手に入れるチャンスを伺っていた。
ラスプーチンはその日の夜、ニコライ2世に夕食に呼ばれた。
部屋に入ったラスプーチンは、ニコライ2世以外がいないことに違和感を覚えた。
ラスプーチン「皇帝と二人きりでお食事とは、なかなかない機会ですね。」
ニコライ2世は懐に手を入れ、黙ったま拳銃を取り出した。
ニコライ2世「息子に何をした?」
ラスプーチンはとぼけて答えた。
「はて?治療ですが?」
「馬鹿にしているのか?確かにアレクセイは元気に動いていたが、その目には何の生気も感じられなかった。」ニコライ2世は引き金に指をかけた。
「さっさと撃てばいいのに。そんなことしているから、操られるんだ。」ラスプーチンは深く笑みを浮かべた。
ニコライ2世は動こうとするが、体の自由が効かない。
ラスプーチン「息子と同じように操ってやりますよ。皇帝を操れた以上、息子さんはもはや適当に病弱になったことにしましょう。大丈夫、死んでも体を動かせば生きているように見えるでしょう。」
「貴様!!!!」ニコライ2世が叫ぶ。
ラスプーチン「おっと、お口チェックですよ。」
その日からロシア皇帝ニコライ2世はラスプーチンによって操られることとなる。
ラスプーチンはロシアの政治にまで影響を及ぼし、異端の神を信仰する国家を混乱の道へと引きずり込んでいった。
国家を混乱に陥れたラスプーチンは、ある日何者かに暗殺されるが、その際にドリフ世界へと転送された。
その後、ニコライ2世はラスプーチンの支配から解放されるも、革命の波は収まらず、残された時間を家族と共に過ごす中で、最終的にソビエト政府により皇帝一家は処刑されることとなる。
処刑当日、家族は屋敷の地下に呼び出され、機関銃の掃射を受けた。
皇帝一家はほぼ全員が死亡したが、アナスタシアは逃亡用に服の下に隠していた宝石の鎧によって一命を取り留めた。
死んだふりをしてやり過ごそうとするも、兵士たちに体の宝石を奪われる際、思わず身体が反応してしまう。
アナスタシアは涙目になりながら「お願い、、、。」と気づいた兵士に頼み込む。
兵士は「分かった。」と返事をし、アナスタシアおよび皇帝一家の死体をトラックに積み込んだ。
二台のトラックが死体を隠すために移動し、屋敷を出て森の中へと入っていった。
ある時、トラックは停止する。兵士はトラックの荷台へ移動し、アナスタシアを担ぎ出した。
アナスタシアが死んだふりをやめて目を開けると、そこには兵士たちがニヤけながら立っていた。
兵士「見張りはいなくなった。皇帝の娘と関係を持てるなんて、なかなかないぞ。」
兵士たちは寒い森の中でアナスタシアに暴行を加えた。
彼らの相手を終え、兵士たちが安堵していると、1人がアナスタシアに向けて銃剣を突き立てようとした。
アナスタシア「なんでよ!宝石もあげたのに、約束が違うじゃない。」
兵士「逃がしたのがバレたら、こっちも殺されるよ。」
アナスタシア「ふざけるな!!死ね!死ね!」
兵士の1人が暴れるアナスタシアを抑え込もうとし、もう1人が銃剣を突き立てようとしたその瞬間、周囲の時間が止まったかのように兵士たちの動きが止まった。目の前に現れたのは、一人の少女だった。
EASY「一緒に来る?」
その少女はそれ以外何も言わなかったが、アナスタシアはその手を握りしめ、彼女と共にドリフ世界へと旅立った。
次の瞬間、アナスタシアは不思議な光に包まれ、森の中での恐怖から解放されていった。二人は新たな世界へと飛び込む瞬間、アナスタシアの心には深い憎しみが残りそれらをぶつける相手を探していた。
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