帰還と残留を選ぶ際、幾人のドリフ達は大いに悩んでいた。
ブッチがキッドに声をかけた。
「おいキッド!戻れるらしいけどどうする?」
キッドはしばらく考えてから、疑問を投げかけた。
「戻った所でやる事あんのか?」
ブッチは肩をすくめ、率直に言った。
「ねぇけどよ。晴明も死んだから、こっちの世界でもうやる事ねぇだろ?」
キッドは少し考え込み、言った。
「なら帰るか?銃は不用意に撃てなくなるぞ。」
ブッチは驚いた表情を浮かべた。
「まじかよ。それなら残留でいいか。銃が無いなんて酒がない人生みたいなもんだぜ。」
ワイルド・バンチ強盗団 キッド&ブッチ 残留
彼らはその後、北壁へと帰還する部族民の護衛の仕事を生業とするようになる。
所代わり、山口多聞と菅野直が対話を交わす。
多聞が静かに言った。
「大尉。黒王は死んだ。もう貴官の任を解いてもいいが、どうする?」
菅野はしばらく考えた後、決意を見せた。
「そうすねぇ。提督、おれやりたかった事があるんすよ。」
多聞は興味を持ち、質問する。
「なんだ?」
菅野は目を輝かせ、続ける。
「読書。俺、自由に書物や詩を描いて文豪になるのが夢なんすよね。」
多聞は微笑みながら言った。
「大尉、その性格で意外な趣味だな。その前にこの世界の文字を読めるようにならねばな。」
菅野は少し不満そうに返した。
「勉強すか?イヤだ!俺は日本に帰る!」
その時、多聞は優しく菅野の肩を掴んだ。
「今の日本に我々の居場所はないよ。老兵は老兵らしく余生を過ごそうじゃないか。」
山口多聞と菅野直は、残留を選択しそれぞれの新たな道を歩むことにした。
多聞は助言者としてシャイロックと協力関係を続け、シャイロックは見返りとして菅野にこの世界の書物を与えることにした。
菅野はしばらく書物を読み、異国の言葉を日本語へと翻訳していった。彼の夢が実現する瞬間に向け、少しずつ前進していた。
大日本帝國海軍 山口多聞&菅野直 残留
後に菅野が出版した翻訳本「俺が世界地図」は後の現地民に読まれた。
所代わり、アレスタ、フラメル、サン・ジェルマンが集まっていた。
アレスタが疲れた様子で言った。
「兄さま、もうダメ。私頑張りすぎて疲れた。」
フラメルも同意し、うなずく。
「私もよ、お兄様。」
サン・ジェルマンはため息をつきながら言った。
「一生分働いた気がするわね。」
その時、信長が彼らに声をかけた。
「おいオカマ!黒王に荒らされたお前の領地返してやるよ!後よろしくな!」
サン・ジェルマンは驚き、反論した。
「ハァ!!???ふざけんなよ信長テメェえ。」
---
こうして、サン・ジェルマン、フラメル、アレスタは残留を選択した。
その後、彼らは信長に利用されながらも、力を合わせて新たな挑戦に立ち向かうこととなる。数々の困難を乗り越えた結果、彼らは化粧品ブランド「賢者の石」を立ち上げた。しかし、経済的には厳しく、破産という結果に至る。
領地経営を細々と行いながら、彼らは新しい店の計画を練り続けた。
義経とハンニバルが集まって話し合っていた。
義経は苛立ち気味に言った。
「どーすんだよジイ。黒王死んだせいで楽しいこと終わったじゃん。」
ハンニバルは穏やかな表情で応じる。
「世界が救われたのに喜ばないのかねぇ。おじいちゃん悲しいぞ。」
義経は肩をすくめ、不満を口にした。
「んなもん興味ねぇよ。無駄にデカい領地だけ持ってる国が出来ちまったよ。」
ハンニバルは少し真剣な表情に変わる。
「何もないがバケモノどもはまだ多くいるな。」
義経は挑発的に聞き返す。
「殲滅でもするのか?」
ハンニバルは首を振り、彼の考えを伝えた。
「いや、あ奴らは使える。頭は足りんかもしれんが、ケンタウロス一つとっても向こうの世界にいれば戦が代わる。」
義経とハンニバルは、共に残留することを決めた。そして、彼らはバケモノを取り入れた国家を作ることを目指した。多分カオスになる。
黒王死亡前の時間軸、1人の男が帰還を求めて異なる空間に現れる。
EASYは驚いた様子で尋ねた。
「はっ?あんたどうやって来たの?土方歳三。」
土方は苦々しく答える。
「やになったんだよ。あいつら見てたらさ。返してくれ。」
EASYは疑問を投げかけた。
「帰れると思ってんのあんた!!まだ黒王も生きてるのよ。」
土方は毅然とした態度で言った。
「女。新選組はもう誰の指図も受けないと決めたんだよ。」
そう言って、土方は刀に手をかける。
すると、紫が冷静に声をかけた。
「君が何故来れたのかは分からない。本来ならドリフ世界に返す。しかし、死ぬほど満足した顔をしているな。」
土方は自信満々に答えた。
「ああ。もうやることは決まってるよ。」
紫は少し考えた後、言う。
「特別だ。帰還を認めよう。」
2025年の日本、どこかの首塚にて、土方は幽霊たちと酒を酌み交わしていた。かつての仲間や友人たちとともに、過去の思い出を語り合い、静かな時を楽しんでいた。彼にとって、それこそが本当の「帰還」だったのかもしれない。
原作読んでる?
-
読んでる
-
読んでない