けいおん!10年後の放課後ティータイム   作:紫冬

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最終話

 

 

 

 私はマイクを持って言う。

 

 

 

 「あずにゃん!聞こえる!?」

 

 

 

 静かにあずにゃんが手を挙げるのをみてクスッと笑いそうになるのを堪えて、

 

 

 「これからやるのはね、あずにゃんが卒業するときにやろうと思ってた曲なんだ」

 

 

 「間に合わなくてできなかったけどな」

 

 

 澪ちゃんが苦笑しながら付け加える。

 

 

 

 「曲名は、けいおん」

 

 

 「そのまんまでおかしいでしょ」

 

 

 ムギちゃんがそう言うので、

 

 

 「そんなことないよ!私は気に入ってるのに」

 

 

 「そりゃ自分でつけたからな」

 

 

 「りっちゃんうるさいー!」

 

 

 

 「そういうことで………行きます」

 

 

 

 

 「「「「けいおん!!!」」」」

 

 

 

 「1,2,3,4!」

 

 

 りっちゃんの声から始まりドラムの音が鳴り始める。

 やっぱりこれで始まると勢いがつく。

 

 

 相変わらず走り気味だーって澪ちゃんは言うけど私は一番好きだ。

 

 

 

 

 

 

 

 「…………永遠のティーターイムー」

 

 

 

 

 

 演奏が終わると拍手がおきた。ひとつではない。たくさんの。

 

 

 「えっ、えっ?」

 

 

 私はほんとに驚いた。つい熱中して周りが見えてなかったんだ。

 

 

 

 「あんこーる!あんこーる!あんこーる!」

 

 

 講堂は生徒でいっぱいになっていた。

 

 この感覚はあのときと同じだ。さわちゃんがTシャツサプライズをしたときに。

 

 ふと遠くで扉の開閉をしているさわちゃんが目に入った。

 

 グッと合図してきたので私たちはそろって敬礼した。

 

 

 「ありがとね!みんな!私たちは放課後ティータイムです!!」

 

 

 

 私はマイクを通さずに言った。

 

 

 「さ、あずにゃん。また始めよう。今度はちゃんと私も一緒だよ」

 

 

 

 「は……い」

 

 

 下にいるあずにゃんの手をとり引き上げる。

 

 

 

 「やろう。5人で。放課後ティータイムは永遠だから!」

 

 

 

 「はい!やりましょう!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私たちは先生たちが止めるまで演奏を続けた。間違えたりすることもあったけど、全部で5曲。やり通した。

 

 

 

 

 「楽しかった」

 

 

 「うん。懐かしい感じだったよな」

 

 

  

 「ええ。昔を思い出しました」

 

 

 「また皆で集まって演奏しようね」

 

 

 

 「はい!私もはやく仕事について頑張ります」

 

 

 「今度はちゃんと相談しろよ」

 

 

 

 音楽室で机を並べて、お茶とお菓子を食べながら放課後を過ごした。

 こうやって、だらだらしながら話し合う。

 

 人生の無駄、なのかもしれない。

 

 「あ、そうだ。あのカセットテープ聞こうぜ!」

 

 

 「あぁー。つくったな」

 

 

 ふわふわ時間、ごはんはおかず、ぴゅあぴゅあはーと、U&I、カレーのちライス、ふでペンボールペン、私の恋はホッチキス。

 

 

 一つ一つ、エピソードがあって、私たちはポツリポツリと話し合っていた。

 

 

 

 

 そんなことをしていて私はふと思い出して口に出した。

 

 

 

 

 

 

 「ほんとに、私たちいつまでたっても放課後だね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 本当は短編にするつもりでした。
 しかも途中からよく分からないほうへほうへと行ってしまい読むのが大変だったと思います。
 それでも読んでくれた方には精一杯の感謝を。


 自分で読み返しても下手なのがわかってしまいます。
 これから、練習して、皆様が楽しめるくらいのものをつくりたいと思います。


 ありがとうございました。


 
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