ジェネリック藍染が生き足掻く話   作:榛眞

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文字数が多くなって──済まぬ。

追記
魂魄強度うんぬんかんぬんの話をいきなり削って──済まぬ。
次の話で使ったら文字数が丁度良いから勝手に削ってしまった──済まぬ。




護廷十三隊ではキャラが濃くないと埋もれてしまうのは知っているね?

 

 護廷十三隊に入隊しました(数年経ry)。

 

 「展開が早い」? このやり取りもう良いだろ、いつものやつだよ。真央霊術院で六年間授業を受けて、フツーに卒業しました。はいはい終わり終わり。

 いや、真面目に言うとね、印象深い出来事がひとつも思い浮かばないんだよ。強いて言うなら、海燕が霊術院の建物の一部を倒壊させたくらいかな……? というわけで巻きます。

 

 

 

 

 俺は原作通り十三番隊に入隊した。死亡フラグを折るなら、他の隊に入隊した方が良いんじゃないかと考えて、四番隊に配属願いを出したんだけど、

 

 何故か十三番隊に配属されてました。

 

 何でだろうね~? どうしてだろうね~?

 死の引力でも働いたのかな……?

 

 そんなこんなで、恐る恐る十三番隊の隊舎に入り「ここが十三番隊か、テンション上がるな~」してから、病に伏せていた浮竹隊長の代わりに、副隊長から説明を受けてピカピカの新入隊員になりましたよ。

 

 死神の新入隊員と言っても、仕事内容は案外普通だ。流魂街の見回りと、書類仕事が殆どで、虚を見ることはあまり無い。稀に見回り中に遭遇するけど、下級の虚だから俺でも楽に対処出来るし、基本的に平和。

 

 まあ、虚のことはちゃんと怖いんだけど。意味分からん造形してる虚とか稀に出てくるし。……でも海燕との稽古の方が怖いから全然マシに思えちゃうわ。アイツ、俺に対して年々容赦なくなってきてるから。

 

 

 いや~しかし……今の尸魂界で生きてると、原作、というよりヨン様の起こしたコトの被害がどれだけ酷いものだったのかより分かりますわ。……あ、ヨン様現在絶賛暗躍中か。昨日か一昨日か遠目で平子隊長と並んで歩いてるの見たもん。端から見れば二人とも仲良さそうだった。尚、実情。

 

 

 ……ヨン様ね~。

 真面目な話、藍染惣右介の悪行について誰かに話そうかと考えたんだけどさ、原作が崩壊すると思うと、どうしても言えなくて。

 

 原作厨ってわけじゃないんだよ? ただ、この原作知識っていうアドバンテージを失うのが怖くてね。

 

 ただでさえ、俺には死亡フラグが立ってるというか、もはや『海物語』の魚群みたいな死亡確定演出が起きちゃってるのに、原作から逸れたせいで別の死亡フラグが立ったら……想像しただけで泣いちゃう。俺は死にたくないんです、死ぬわけにいかないんですよ!!

 

 

 ──実際、冷静に考えてみるとさ。

 藍染惣右介が暗躍してくれないと、黒崎一護が産まれないし、尸魂界も進歩しないし、千年血戦篇で詰むことになるんだよ。俺がチクったせいで世界滅亡なんてことになったら、さすがに罪悪感で死ぬ。そもそも、俺はヨン様の暗躍の証拠なんて持ってないし。

 

 仮に俺がなんの証拠もなく、「藍染惣右介って私天するんスよ。今の内に殺っときましょうよ!」なんて言ってみ? 

 

 俺が天に逝くわ。*1

 

 隊長に対する不敬により死刑とか嫌すぎる。怖くて言えたもんじゃない。

 ……まぁ本当は、ヨン様に目を付けられたくないだけなんだけど。

 

 あんな触れるだけで人を傷つけるギンピ・ギンピ*2みたいな人には「触れない 近寄らない 関わらない」っていう三原則を守るべきなんスよ。

 ……「ような」じゃないか。千年血戦篇で、ヨン様を拘束しようとしたモブの手が消し飛んでたもんね。ギンピ・ギンピじゃなくてブラックホールじゃん。尚更関わりたくねぇよ。

 

 

 まあ、ヨン様の事は一旦置いといて。実は先週、原作を意識させるような出来事がついに起こったのだ。

 そう、我らが志波海燕が副隊長へと昇進した。おめでとうナス~!

 

 真央霊術院を二年で卒業、そこから五年経って副隊長。うーん、やっぱり凄まじいな。現実世界で例えると、新入社員がこれまでの社員を差し置いて入社五年目で幹部クラスってことでしょ? マジでヤバイ。

 

 もちろん、俺だって努力してるよ。十三番隊内の稽古だけじゃ足りないだろうから、毎日毎日キッツい修行を課してる。朝から晩まで汗だくで、筋肉痛と戦いながらね。……何で霊体に筋肉痛があるんだろう?

 

 正直、修行の効果があるのか分からない。相手をしてくれる海燕には「お前、確実に強くなってるぜ!」って言われるけどさ、その海燕にいつもボコボコにされてるから実感が沸かないんだよね。まあ、海燕のことだから慰めで言ってるってことはないんだろうケド。

 

 俺の勝率……? 今日は33(海燕)-4(俺)だった。*3

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 始解出来た(十数年kry)。

 

 苦節十数年、本当に長かった……

 改めて、たった数ヵ月で始解から卍解に至った主人公のBAKE-MON具合が分かるわ。マジすげぇよチャンイチ!

 

 なんだ三日で卍解って、舐めてんのか?(豹変)

 

 え? 「斬魄刀について説明あくしろよ」って?

 そんなに知りたいの〜? 仕方ないなァ……教えてあ・げ・る♡

 

 解号が千切れ(ちぎれ)で、始解の名前が相即不離(そうそくふり)です。

 ……気のせいかな、ヨン様の鏡花水月に寄ってない? 四字熟語とかさ……

 

 肝心な能力についてだが、相即不離で触れたモノを千切る能力らしい。物だったり、空間だったりと。……ガオンってこと?*4違う? 違うか。

 ああ、後ね、目に見えないものを千切る事も出来るんだって。愛着とか、友情とか、絆とか……仲違いさせるってこと? 違う? 違くない!? 

 

 

 

 ……悪役の能力じゃないですかヤダーッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

・・

・・・

・・・・

・・・・・

 

 

 

 

 

Side 相即不離

 

 

「──やあ、初めまして」

「僕は、君の斬魄刀。名前を─相即不離と言う」

「そして……可城丸秀朝の魂魄の残滓でもある」

 

 

 

「アハハ、目に見えて動揺しているね。気持ちは分かるよ」

「うん、そうだね。少し、僕と君の関わりについて、話をしようか」

 

 

 

「君の死後。君の魂魄は、君が生きていた世界、分かりやすく言うなら三次元世界を逸れて、この『BLEACH』という二次元世界へと迷い込んだ」

 

「しかし、君の魂魄はこの世界に馴染めなかった。当たり前と言えば、当たり前なのかもしれない。君の魂魄は文字通り次元が違うものだからね」

「ただ消滅を待つだけだった君の魂魄は、この世界に適応するために、流転する魂魄へと随行した」

 

「結果、僕の魂魄と君の魂魄が混ざりあい、今の僕達がいる」

 

 

 

「急には飲み込めないだろう。けれど、これが真実だ」

 

 

 

「……君は、ずっと憂いていたね」

「本来の可城丸秀朝は何処にいってしまったのか、ずっと気に掛けていた。分かるよ。僕は君の斬魄刀でもあるのだから」

 

「そうして考え続けた君は、こう結論付けた」

「──『自分は本来の可城丸秀朝を乗っ取り、この場にいるのだろう』と」

 

 

「その結論に至ったとき、君は悩み、苦しみ、そして、 ──生き足掻くことを決意した」

「それは、可城丸秀朝に成り代わってしまったことを罪と断じる君なりの贖罪であり、僕に対する誠意の表れだった」

 

 

 

「そうだね、君自身が死にたくないからという理由もあるんだろう。しかし、君が僕のことを思ってその選択をしたというのも事実だろう?」

 

 

 

「ふふ、素直じゃないな」

 

 

 

「まさか! 憎んでなんかいないさ」

 

「確かに僕は、自分の人生を君に奪われたと言えるかもしれない。けれど」

「君が僕の生を全うしようと足掻いている様を見て、どうして憎むことができるだろうか」

 

 

 

「……本当に君は誠実だね」

「そもそも僕は、君の識っている可城丸秀朝ではないからね、憎む理由も無いんだ」

 

 

 

「可城丸秀朝は、彫り師の親の下に生まれ、十三番隊に入隊し、六席に座した。そして後に霊王護神大戦と呼ばれる大戦で、滅却師ハッシュヴァルトに斬り殺され亡くなった」

 

「……あくまで僕は、可城丸秀朝になるはずだった魂魄に過ぎない。可城丸秀朝の人生を歩んでいない僕は、君の知っている可城丸秀朝とはまったく異なる存在なんだよ」

 

 

 

「僕のこの姿や思考だって、君の記憶や、原典の知識から可城丸秀朝を読み取り、彼の振りをしているだけだ」

 

「君の識る可城丸秀朝は、この世界に存在しないんだよ」

 

 

 

「……もう、解ったね?」

「他でもない君自身が、この世界の可城丸秀朝だと言うことを」

 

 

 

 

 

「──さて、改めて名乗ろうか」

 

「僕は相即不離(そうそくふり)。君の魂を読み取った末に造られた斬魄刀であり、可城丸秀朝の魂魄の残滓。そして、

 ──定められた運命を切り開く、()の為の反逆者だ」

 

 

 

 

 

*1
副隊長と一般隊士とじゃ人望の差は明確 ──違いますか?

*2
オーストラリア北東部の熱帯雨林に自生する植物。全体が刺毛で覆われており、この刺毛に触れたものに有毒な神経毒を送り込む。この植物の葉をトイレットペーパー代わりに使った後、あまりの痛さに自殺した男性がいるという逸話があることを知っているね? 

*3
な阪関無

*4
『ジョジョの奇妙な冒険』第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する虹村億泰のスタンドの効果音のこと。右手の平で触れたものを何でもガオンッ! と削り取ってしまうスタンド能力だということはジョジョラーの人達なら知っているね?






成り代わられたキャラが、成り代わり主と協力する展開は熱い ───違いますか?



解号 千切れ《ちぎれ》
始解 相即不離《そうそくふり》
卍解 ?

己の斬魄刀で触れたモノを、千切る能力。
霊子で構成されたモノであれば、千切ったモノを霊圧へと変換し、斬撃として放つことが出来る。
応用として、「絆」や「愛着」「依存」等といった、目に見えない結び付きを千切ることも出来るが、この場合、霊圧には変換できないため、只の縁切り行為となる。

利便のきく能力だが、千切るのに多大な霊圧を消費するため、主人公は殆ど活用できない。宝の持ち腐れ


相即不離→関係が非常に密接で切り離せない。また、区別がつかないほど密接な関係のこと。「相即」は仏教語で、二つの事象が溶け合って、差別なく一体となることを指す。(例のポテトへの当て付け)



斬魄刀の能力を早めに明かせば感想欄で考察とかされて、あわよくばアイディアを盗め……ごほんごほん、参考に出来るんじゃないかと作者が考えていることを読者の皆様は知らないね?

斬魄刀異聞篇を書くにあたり、アンケートというより質問があります。本エピソードは破面篇の途中で挟まれたアニメオリジナルですが、私の執筆技量ではそのような高度な構成は難しいと感じています。そこで、尸魂界篇の後、破面篇の後、あるいは物語完結後の番外編として書く案を考えているのですが、読者の皆様としてはどのタイミングが最適だと思われますか? ぜひご意見をお聞かせいただけると幸いです。

  • 尸魂界篇後
  • 破面篇後
  • 本編終了後
  • 斬魄刀異聞篇を書かない
  • 他に何かご意見があれば活動報告の方へ
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