【完結】ヤンデレ気味のゲキカゼに愛されるやつ   作:LEIKUN0227

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第14話

 

 

 

─────

 

俺は玄関から行った先の曲がり角辺にある棚から

抗生物質─薬の入った箱を取りだして、

中からカゼヒキが処方された薬を分量通りの量測り取る。

 

それをこぼさないように市販の薬でよく見る包装紙に包むと、

薬箱を戻してからカゼヒキが飲みやすいように、

コップに水を注ぎ、

カゼヒキの所まで駆け足気味で向かう。

 

カイト「はい、苦いけど…頑張って!」

 

カゼヒキ「ゲホッ…!…ありがとう…ゴボッ…」

 

カゼヒキは俺から包装した薬を口に流し込むと、

即座に水を口に含み、そして呑み込んだ、

その直後にカゼヒキは涙目になる。

 

いつもは緑茶に混ぜたり、

割と気付かなそうな物に混ぜて、

転生特典の"一つ"も使っていたのだが、

それが無いただの水で流し込んだのだ。

 

手違いでこの薬を口に含んだ時は、

自分でさえ二度と口にも含みたくないと思う位の薬を

水だけで飲み切ったのだから

涙目にもなるだろう。

 

カゼヒキ「うぅ…苦…あぅ…」

 

喋り方がたどたどしくなり、

渡した水が無くなったお陰で更に涙目になっている。

 

俺は静かに転生特典の一つ、五感操作・弱を発動した。

 

軽く触れるが、五感操作は文字通り五感を操作できる、

自分含めた五感のある生物が対象だ、

だが、弱が付いている通り、

この転生特典はその効力が弱い。

 

視力は黒板に書かれた文字が見えない近視の人を黒板の文字が何とか読める遠視の人、

味覚は苦い物を食べた時にそれよりも苦くない物を食べた時にまで緩和出来る、

と、この様に地味に弱いのだ。

 

カゼヒキの表情は少しマシになったが、

それでも苦さは残っているのか

うわぁ…あぅ…ぅぅ…

と呻き声をあげていた。

 

ゲキヤク「カゼヒキ!気をしっかりもって!」

 

カイト「俺はお口直しができる物を持ってくる、ゲキヤク、ここは一旦任せた。」

 

確か和室に常に置いてたチョコレートとかのお菓子が置いていった筈だ、

それをカゼヒキに食べさせれば幾分かマシになる筈…

 

襖を開けて床の間に置かれていた菓子器からチョコレート3つをスっと取って直ぐにカゼヒキの元に、

カゼヒキに包装を剥いておいたチョコレートを渡してカゼヒキに食べさせる。

 

とりあえずは何とかチョコレートで打ち消されたようで、

表情がかなり良くなった。

 

やっぱり焦ると普段は上手くいく事が上手くいかなくなるな…と俺は溜息交じりに呟いた。

 

─────

 

和室について

この部屋は客室として使っており、

家族や親戚やご近所さんでも無い限り、

基本はこの客室で来た人の対応をしている。

 

 

 

 




R-18版を書きました、
ご要望、リクエスト等があれば感想欄にて受け付けております、
出来る限りでやるのでもしかしたらそれは無理…ってなるかもしれませんが…
とにかく、リクエストや感想等を受け付けております。
https://syosetu.org/novel/358594/
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