【完結】ヤンデレ気味のゲキカゼに愛されるやつ 作:LEIKUN0227
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─ダイニングキッチン─
カイト「本当は今日は油淋鶏とか餃子辺りにしようかなって思ってたけど急遽変更っ!」
とにかく甘い物で苦さを払拭する作戦に出る事にした、
お昼時のおやつとして本来食べる予定だったので
必要な材料は全て余分に用意してある。
俺は料理用の手帳を一瞥し、
材料をその調理通りに作っていく、
カゼヒキは幾らかチョコレートでマシにはなっているが
それでも苦味がまだ口に残っている筈である。
カイト「ゲキヤク!卵と牛乳ー!」
ゲキヤク「分かったー!」
ゲキヤクが卵と牛乳を持ってきたのを確認して
その2つを受け取り、卵を割った。
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─ダイニングキッチン─
カゼヒキ「わわ…そ、それって…クッキー…?」
早速出来たそれ─クッキーの山から10数枚取って皿に盛り付けると、
ダイニングに来てもらったカゼヒキの机にそのクッキーの小山を置いた。
ゲキヤク「お口直しだよカゼヒキ!」
カイト「苦味の後味が消える様に作ったからね」
カゼヒキ「ゲキヤクお姉ちゃん…お父さん…ありがとう、いただきます。」
そう言い少し涙目になっているカゼヒキが口にクッキーを一つ持っていくと、そのまま口に入れた、
サクサク感のあるクッキーだった為、
カゼヒキが噛む音が聞こえてくる。
1回2回と噛んでいく度にカゼヒキの表情がどんどん明るくなっていく様子を見て、
薬の苦味が払拭されているなと、すぐに分かった。
カゼヒキ「美味しい…!美味し─ゲホッ…」
2枚目を口に含んだ時に口内の水分が不足したのか、
カゼヒキがむせるが、
急いで注いできた水入りコップを飲ませた事により、
事なきを得た。
ぐぅ〜…
と誰かのお腹から音が鳴る、
その音は隣にいたゲキヤクから鳴った様だ、
ゲキヤクにもクッキーを上げる事にしよう。
ゲキヤク「お腹すいた!」
カイト「俺達もクッキーを食べようか、ゲキヤク」
俺はゲキヤクと俺自身の分のクッキー、
それとこれから来るであろう人等…の分を分けて、
俺とゲキヤクの分を持って机に置いた。
置かれた分はカゼヒキの量と同じなのだが、
それぞれが違う味になっている、
俺はチョコレートチップクッキー、
カゼヒキはキャラメル味のクッキー、
ゲキヤクはちょっと特殊で、ラムネチップ入りだ。
ゲキヤクは刺激物が好みと聞いていて、
最初の俺の世界にあったパチパチパニックと似たシュワシュワとしているお菓子が売ってあったのでそれを使って作ったクッキーだ。
カゼヒキは何処かで食べたキャラメルから好きになったらしく、
好物を良い感じに絡めさせて作ったクッキー、
俺は最初の俺がよく買ってた近所のお菓子屋のチョコレートチップクッキーを模して作ったクッキーだ。
それぞれの好みに合わせて作ったので
多分美味しい筈だ。
…─結果、とても美味しかった。