【完結】ヤンデレ気味のゲキカゼに愛されるやつ   作:LEIKUN0227

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第2話

 

 

 

─────

 

そろそろ養子達の朝食の準備に取り掛かる時間になったのを確認した俺は、寝間着から家着に着替え始める。

 

家着は動きやすさと汗を出来るだけかきにくい様にと、

よくある半袖白Tシャツと黒のホットパンツに着替えた、

数分も掛からないし汗もかかないし家着にはこれが最適だろう、その代わり見た目が子供っぽくなる。

 

身長が164cmしかないのも相まってマジの子供と間違えられる事もよくある、この前なんて…って回想にまた浸れば時間がかかりそうなのでそれは省く。

 

ゲキヤク「カイト!お腹空いた!」

 

と俺がさっきまで寝てたベッドで寝転がり、

布団に顔を押し付けて臭いを嗅いでいたゲキヤクが口を開く。

 

いつも通りの光景で忘れてたが、

傍から見ればおかしいと思われる光景だなと改めて思う。

 

カイト「あまり嗅ぐなよ、臭うだろ」

 

ゲキヤク「カイトの匂いは臭くないよ!路地裏よりも!」

 

カイト「褒めてるのか、マシなのかよく分からないなぁ…」

 

ゲキヤク「それよりもお腹空いたー!」

 

カイト「はいはい、今からご飯を作るから弟君…"カゼヒキ"起こしてきて。」

 

ゲキヤク「はぁーい!」

 

元気よく頷いて扉を開けてドタドタとカゼヒキの部屋のある方向に走っていったゲキヤクに対して「優しく起こしてあげろよ!」と声をかけたが、恐らく聞いてないだろう。

 

ゲキヤク「起きろー!!カゼヒキー!!!

 

暫くしたら大きな声が響いてきた、

カゼヒキの部屋はここから7m程距離があるというのに

ここまで声が聞こえてくる。

 

哀れ弟君(カゼヒキ)よ…

 

─────

 

とここでゲキヤクの弟になっている少年ついて話しておこう、

ゲキヤクの弟になったのはカゼヒキと言う12歳で死亡した死者という設定の少年だ。

 

この世界では死亡した弟の代わりにカゼヒキがゲキヤクの弟となっていて、衰弱で常に風邪を引いているものの、

ゲキヤクと同じく死んでいない。

 

カゼヒキは本当に内気で、

容姿に迎える時には部屋の隅っこにちょこんと座ってめちゃくちゃ神に祈っていたのが特に印象に残っている。

 

その後にゲキヤクを養子に引き取るとペコペコ頭を下げて「一緒に養子にして下さい…家事育児出来る限りで頑張ります…お願いします」と涙目になりながらお願いしてきたのもかなり印象的だった。

 

姉であるゲキヤクからも「弟なの!お願い!」とお願いされ、

本当に相思相愛なんだなと感慨深く感じたのは記憶に新しい。

 

元から2人共々養子に引き取る予定だったので2人とも養子に引き取り、現在は常にかかっている風邪に辛い思いをしながらも頑張って家事手伝いをしてくれている子だ。

 

:カゼヒキ…名前の通り風邪引きという訳か…

 

:カゼヒキは基本何度なの?

 

カゼヒキは体温を代わりに測ったりするんで熱は把握してる、

基本37.9度、最高で40.2度まで上がってぶっ倒れる事もあるな。

 

:ひぇ、常に風邪て…辛すぎンゴ

 

:ワイ氏、コロナで死亡し転生者になったが風邪は本当に油断ならんぞ

 

:ぶっ倒れる!?

 

:イッチとゲキヤクちゃんは大丈夫なんか?

 

カゼヒキは自分達よりも風邪の免疫がとても低くて常に風邪にかかってる状態だから、自分達が免疫力低下しない限り風邪にはかからないなぁ。

 

とスレ民達に話し掛けていれば時間が少し経ったので

ゲキヤクが戻ってくるのだが、

ズビズビと涙目でゲキヤクに引き摺られて来たカゼヒキを見て本当に可哀想な事したなと思うのであった。

 

 

 

 

 

 

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