【完結】ヤンデレ気味のゲキカゼに愛されるやつ 作:LEIKUN0227
─────
─リビング─
ゲキヤク「終わったーっ!」
一方、
ゲキヤクは自身が書き進めていた問題が解き終わった事に喜びを感じ、
両手をあげて凝った体を伸ばそうと大きく背伸びをする。
ルカ「フフッ♪お疲れ様、ゲキヤクちゃん。」
そんなお疲れ状態のゲキヤクの頭を、
ルカはまるで我が子のように優しく撫でる、
「えへへっ!」とギザッ歯が見える可愛らしい笑顔になるゲキヤクに、
カゼヒキの問題の解き方を教えていたキヨテルも
その笑顔に思わず微笑みがこぼれる。
キヨテル「カゼヒキくんも全問正解、よく頑張ったね。」
カゼヒキ側の採点も終わった様である。
カゼヒキは「ありがとうございます…!」と返してもらった答案を見て、顔を明るくさせて静かに喜びを噛み締める。
カゼヒキ「えへへ…」
と喜びからかカゼヒキがそう呟く、
キヨテルもルカの様に撫でようとしたが、
その手を途中で止めて、ルカに目配せをし、
ルカが代わりにカゼヒキの頭を撫でた。
ルカ「カゼヒキも、よく頑張ったわね♪」
キヨテル「…2人共お疲れのようだから、疲れを癒すおやつを出そうか。」
と颯爽と席を立ってそそくさとリビングからダイニングキッチンへと向かったキヨテルにカゼヒキは首を傾げる、
まるで逃げる様にキッチンに向かったキヨテルを不思議に思ったカゼヒキはルカに
カゼヒキ「キヨテルお兄さん…どうしたの…?」
ルカ「う〜ん…金曜日まで特に変わった事無かったんだけれどね…」
ルカも心当たりが無いようで、
顎に手を当てて眉を顰める。
ゲキヤク「まっ!おやつ食べたいから何でもいい!」
ソファにもたれ掛かり、
大きく背伸びをしたゲキヤクは
なんでもいいやとだらし無い体勢でそう呟いた。
ルカ「…」
ルカはダイニングキッチン側の壁を見て、
暗い表情をしたのを見てカゼヒキが声を掛ける。
カゼヒキ「…ルカお姉ちゃん…?暗い表情をしてるけど…」
ルカ「何でもないわ♪…それより、カゼヒキくん、昨日、何かあったでしょ?」
カゼヒキ「…え…?ど、どうしてそう…」
ルカ「泣いた後が少しだけど分かるわ、それで…何があったのかしら?」
ルカのその問いに、
カゼヒキは昨日の事を全て話した、
人質にされた事、
お父さんが人を助ける理由は、
何度も人を助けていた中、
自分が助けなかった事で後悔した事。
それで自分は信じてもらえないと思われていた事に怒った事、
人質を助けようとして撃たれた事を聞いて泣いた事、
その全てを話した。