【完結】ヤンデレ気味のゲキカゼに愛されるやつ   作:LEIKUN0227

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第35話 カゼヒキ

 

 

 

─────

 

─カゼヒキ視点─

 

カゼヒキ「1人の時間も良いかな…」

 

カゼヒキは自室の椅子に座り、読書を嗜んでいた。

 

読んでいる本は机の隣にある本棚から取り出した本であり、

独りぼっちの機械人形という名前の本、

言わば童話である。

 

たまにここの本棚から本を取り出して、

ゲキヤクに読み聞かせをして貰っているカゼヒキだが、

たまには1人で読んでみようと、

カゼヒキは本を読み進めていた。

 

他人と話し合う事も大事だが、

他人と接し過ぎるのもそれはそれで疲れる、

1人でゆったりとした時間を楽しむというのもまたいい選択肢だろう。

 

そうカゼヒキは考えていた。

 

ページをめくり、物語を読む、

この本のあらすじは量産型の意思のある機械人形が、

とある防空壕に逃げ隠れた所から始まる。

時間と共に錆び付き、

壊れて1人になっていくという寂しい話である。

 

『ある時、量産されたアンドロイドの一体は戦争に駆り出される、人も機械も入り乱れる戦争の大地に立たされた機械人形は、安価に生産された質の悪い銃と多少のエネルギーを持ち、相手を狩る。』

 

『ボロボロに錆つき、体が時間と共に壊されて使えなくなっていく、機械人形はそれでも国の為に戦っていた。そんなある日、敵の銃撃により片腕が損傷してしまい防空壕の中に隠れ込む。』

 

『防空壕に隠れこんだ際、逃げ遅れた人達が防空壕の中で隠れているのを発見する、機械人形は最初はそれ等の人間を消そうとした、だが、無力な人間にまで手を掛けたくないと思った機械人形は躊躇してしまう。』

 

『機械人形が敵意がない事を悟ると、防空壕の人間は機械人形を手厚くもてなした、暖かいエネルギーを与えまるで我が子の様に可愛がった。』

 

『そのような環境を少しの間過ごした機械人形は戦争よりも、防空壕の人達と過ごしたいと思う様になり、戦争から逃げたいと思うようになった、その内防空壕の子供の1人と仲良くなった、活発で友達思いの子供だった。』

 

『子供とよく話し、戦争は何も産まないものだと知り、防空壕の人達とも敵であった機械人形は自責の念に駆られるのだが、それを少年は引き止め、利用されただけで、人も機械も変われることを機械人形に告げる』

 

『機械人形はそれを深く受けてシンギュラリティに到達し、人の様に嘆き悲しむ心を得た、そして機械人形はこれ以上後悔しない為に防空壕の人達を逃がそうとする。』

 

『だが戦争というものは何かを奪っていくもの、機械人形は戦争の地から逃がそうとしていた最中、味方であった機械人形達と再開する、味方なら話を聞いてくれると機械人形は思っていた、そして後悔した、自分が異例であった事に。』

 

『味方により仲の良かった子供も含めた防空壕の人達は皆殺しにされた、機械人形は嘆き悲しみ、怒りに身を任せる。その味方だった敵を一体も残さずに破壊し、自身は見る事も聞く事出来ない状態にまで壊れてしまった。』

 

『自身が戦争を嫌い、防空壕にて知り合った大事にしてくれた人をを助けようとした結果、全てを失った嗅覚視覚友達、全てを失った機械人形は最後にこう願ったという』

 

『「独りぼっちは嫌だ。あの人達の元に帰りたい」…と、貴方にも大事な人は居ますか?友達は居ますか?家族はいますか?恋人はいますか?』

 

『自分を大切に思ってくれる人は居ますか?』

 

カゼヒキ「…ふぅ、自分を大切に思ってくれる人…か。」

 

本を閉じ、暫く考えたのち…1人でぽつりと呟く。

 

カゼヒキ「…お父さん、かな…ぁれ…なんで…涙が…?」

 

 

登場したキャラクターについての解説は…

  • してくれ、してください。
  • 知らないので詳しく
  • 保留
  • 有名キャラはいい
  • マイナーキャラの説明は欲しい
  • ぶっちゃけ要らない
  • 要らない
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