【完結】ヤンデレ気味のゲキカゼに愛されるやつ   作:LEIKUN0227

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第46話 カゼヒキ

 

 

 

─────

 

ある日の事、ゲキヤクお姉ちゃんが食べ物を探しに出て、

僕は1人でお留守番をしてました、

と言っても何もしなければ時間を無駄にしちゃうと思った僕は、

ゴミがよく捨てられている所に行って、

使えそうなものを探す事にしました。

 

カゼヒキ「ゲホッゴホッゴホッ...ゴホッ...ヴ...ゲホッ…暑い…重い…」

 

フラついた足取りでゴミ箱の中から取り出した2つの袋を引き摺る、

中には飲食店で出た食べ残しとか、

捨てる部位が纏められたゴミ袋だったから、

食べれると思って持って帰ろうとしてた、

けど力も体力も無い僕じゃ、

せいぜい数メートル位しか動かせなくて、直ぐに疲れた。

 

カゼヒキ「ゴホッ…うぅ…」

 

?「大丈夫かい?少年。」

 

そんな僕を当時助けてくれた人、

それが黒髪のお兄さんだった、

黒髪のお兄さんは茶色のカウボーイハットを被っていて、

格好も荒野で活動してそうなカウボーイさんみたいでとても印象的だった。

 

カゼヒキ「カウボーイ…?」

 

?「それも良いな、今度からカウボーイって名乗ってみようかな。まぁそれは良いとして、俺はただの風来坊さ。それより…見た感じお前、それを運ぼうとしてたな、手伝うぜ?」

 

カゼヒキ「わっ…それ…魔法ですか?」

 

お兄さん「魔法っつうか、能力みたいなもんだな、丁度"2kg"までの物なら何でも浮かせられるぜ。」

 

風来坊の黒髪のお兄さんはさっきまで自分が運んでた残飯の袋の片方を"浮かせる"と、もう片方を持って、

運ぶのを手伝ってくれました、

丁度その時に質問をされたので答えていたのですが、

途中でゲキヤクお姉ちゃんが帰ってきたので、

お礼を言って帰りました。

 

カゼヒキ「あ…お姉ちゃんが呼んでいるのでそろそろ失礼します…すみません…黒髪のお兄さん。」

 

カゼヒキ「お手伝いして頂き、ありがとうございました…ゴホッ」

 

お兄さん「おう」

 

─────

 

その次の日にまた黒髪のお兄さんと会いました。

 

お兄さん「よっ、昨日ぶりだな。」

 

カゼヒキ「ゴホッ…黒髪のお兄さん、昨日ぶりですね」

 

お兄さん「今日はお前に渡す物があって来た。」

 

カゼヒキ「え?」

 

お兄さんは右手を開くと、

そこから2着の服が出てきて、

左手を開くと、大きな箱が手の平の上に出てきた、

お兄さんは出てきた箱を地面に置くと、

2着の服の内の片方を渡してきて

 

お兄さん「そんな布切れじゃもっとぶり返しちまうぜ?年中着れる服やっからよ」

 

カゼヒキ「良いんですか…?」

 

お兄さん「良いんだ、これくらいしか、今の俺にゃ出来ないからよ、それに、お前はまだ子供だ。」

 

お兄さん「本来なら愛情を受けたりして成長していくべき年齢で、"自分を大切に思ってくれる人が居るべき子供"が、ここでゴホゴホ咳き込みながら毎日細々と生きてる。そんな現状を俺は身分も家も何も無いから、こうして物を差し入れたりでしか介入する事しか出来ない。」

 

お兄さん「お前は毎日を平和に過ごすべき子供だ、だから、少しでも大切にしてやりたいと思っている、こんな金も家も無くて身分の証明も出来ないお兄さんでもな。」

 

カゼヒキ「…お金も家も、身分も…僕達も無いよ、そんな僕達にお兄さんは無償で助けようとして、話を聞いてくれる。」

 

お兄さん「…」

 

カゼヒキ「僕にとっては、嬉しい、ここが暖かくなるんだ。」

 

お兄さん「…そうか、少しでも喜んでくれるなら、俺も嬉しいぜ?」

カゼヒキ「…あの」

 

お兄さん「?どうした?」

 

カゼヒキ「お兄さん、これをあげる」

 

僕は貰ってばかりで申し訳なくなって、

何時も首に掛けていた"十字架のネックレス"を渡した、

消えたお父さんお母さんから渡された誕生日プレゼントだった物だけど、このお兄さんなら有意義に使ってくれそうだったから、と僕は軽い気持ちで渡した。

 

お兄さん「良いのか?こんな高価そうなネックレス、そんなポンポン渡しちまって」

 

カゼヒキ「うん…お兄さんならもっと良い使い方をしてくれそうだから…」

 

お兄さん「そうか…なぁ、もうちょっと話そうぜ?趣味話だったりとか、色々な。」

 

カゼヒキ「うん、僕で良かったら…」

 

僕はお兄さんと沢山話したり、鼻歌を歌ったりした、

当時の僕は、こんなに話したのは久しぶりで…とても楽しかった。

 

お兄さん「…そういえばお互い、名乗ってなかったな。」

 

カゼヒキ「そうでしたね…ぼ、僕はカゼヒキって言います…お姉ちゃんと一緒にここに住んでます。」

 

暫くして、お互い名前を知らなかった事を思い出して、

お互いに自己紹介をした。

 

お兄さん「カゼヒキ…良い名前だな、それとお姉ちゃんか、実はお姉ちゃんと先に会ってるんだ、もう1着はそのお姉ちゃんに渡してやれ」

 

カゼヒキ「ゲキヤクお姉ちゃんと会ってたんですか?分かりましゲホッ…た。」

 

お兄さん「んで俺か、俺の名前は"ヒポクリト"、よろしくな」

 

その名前は日本語で偽善者という少し特殊な名前で特徴的な名前。

 

─────

 

 

 

登場したキャラクターについての解説は…

  • してくれ、してください。
  • 知らないので詳しく
  • 保留
  • 有名キャラはいい
  • マイナーキャラの説明は欲しい
  • ぶっちゃけ要らない
  • 要らない
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