【完結】ヤンデレ気味のゲキカゼに愛されるやつ   作:LEIKUN0227

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第6話 自殺描写有り

 

 

 

─────

 

カゼヒキ「…カイト、楽しそう…」

 

ゲキヤク「…私達とは違う表情してる。」

 

その様子を少し離れた位置からバレないように見ていたゲキヤクとカゼヒキ、

表情は両者共に暗く、

どこか恨めしそうにレイとずんだもんを見ている。

 

カゼヒキ「僕達じゃ駄目なの…?僕達が養子だから…?」

 

カゼヒキは自身と話したりした際よりも楽しそうに笑ってると感じているのか、

何故あの表情を見せてくれないのだろうと、

自分が駄目なのか、何が駄目なのだろうと思考が巡っている。

 

カゼヒキ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…カミサマ、何か至らなかった事があれば謝罪します、ですからどうか…どうか……ッグス…」

 

カゼヒキは顔が引き攣り青くなり、

いつの間にか涙を流し、

静かに嗚咽を漏らしていた。

 

ゲキヤク「─んで…なんで?どうして?私にはあの顔はしてくれなかったのに、あの二人にはあの顔したの?私なら何でも引き受けるよ?自殺してって言われても素直に自殺するよ?何でもするよ?なのに…なんで?」

 

カゼヒキとカイトとは真反対の壁に向かってブツブツと呟いている。

 

目には光の当たり方ではあるのだが、

ハイライトが宿っておらず、

言っている事も少しメンヘラチックだ。

 

ゲキヤク「……あぁ…自分が傷付けば、見てくれるのかな……あはっ…はは…アハッ♪…」

 

狂気に歪んだその表情を見る者は誰もいない。

 

─────

 

カイト「さぁーてと…」

 

スレ民の皆今大丈夫?

 

:イッチやんけ!

 

:キタ━(゚∀゚)━!

 

:イッチ!

 

:どうしたイッチ

 

:なんかあったんか?

 

特に用事が無いから質問コーナーみたいなのをやろうと思ってな、スレ開いたとこや

 

:マジで!?いっぱいあるぞ!

 

:質問コーナーキタ━(゚∀゚)━!

 

:質問コーナーか

 

:早速質問!ゲキヤクちゃんとカゼヒキちゃんは何歳なの?

 

2人の年齢ねぇ…それが分からないんだよね、

元の設定だとゲキヤクは16歳から覚えていなくて、

カゼヒキは享年12歳で何歳かは明言されてないんだ。

 

しかもこの世界でも何歳は分からない、ただ、

孤児院に連れてこられた頃は大体小学1~4年生、

俺が養子にするまでの期間は8年位あったらしいから最高で高3とか大学1年生、低くて中学三年生位だと孤児院の園長は言ってたな、

けど身長と顔付きからもっと若いんじゃ?と思ってる。

 

:歳分からないのは辛いな

 

:誕生日とかは?

 

一応誕生日はカゼヒキだけ分かってる、11月の6日。

誕生日プレゼントは少し前に上げたとこ、

ゲキヤクは誕生日が分からないからカゼヒキの誕生日の半分、

5月18日にしてて、もう少しで誕生日。

 

:おお、

 

:次の質問、ゲキヤクからメンヘラを感じたのですが、

もしかしたらなにか闇を抱えてたりしてませんか?

 

め、メンヘラ…?

 

:メンヘラって、精神的に不安定であったり、

心に闇を抱えてたり、自傷行為をしたりする人達の総称だった希ガス

 

:え、じゃあゲキヤクになにか闇があるのか??

 

:自殺しろって命じたらまじで自殺する程の精神的に病んでる人とか相手にしてる時期があったから分かります

ゲキヤクは何処か無茶してる。

 

「自殺しろ」って言ってまじで自殺する程のレベルがあるんですか…?ちょっと心配になってきま

 

:ん?

 

:イッチ?どうした?

 

:イッチ?

 

─────

 

カイト「どうしたゲキヤク?そんな浮かない顔して?」

 

転生者掲示板を閉じ目の前に佇んでいるゲキヤクの顔を見る、

その表情はいつもの元気な表情とは打って変わって、

薄暗く、目元が朝の時よりも黒く、

ハイライトのない虚ろな瞳、

明らかに様子がおかしい。

 

ゲキヤク「みて」

 

カイト「…?」

 

ゲキヤクが筋肉が殆ど無く細い首に指先を当てて涙を流してギザ歯笑顔を見せると

 

ゲキヤク「カイトの言う事守る、見てて!」

 

そう言い自身の持つ爪を首に食い込ませた。

 

カイト「!?」

 

ゲキヤク「ゴボッ…ゲボ……ガリッ」

 

肉の奥に異物が食い込む異音が静まり返った部屋内に響く、

ゲキヤクはその激痛に歯を食いしばって耐えて、

爪を更に食い込まれた。

 

《グジュグチュ》

 

と肉を抉る音を最後に、爪が引き抜かれた。

ゲキヤクの体は制御不能に俺にもたれ掛かるようにして倒れる、

首の傷口からとめどなく血が流れる、

ドロドロとゴボゴボと。

 

カイト「ゲ…ゲキ…ゲキヤク…?」

 

ゲキヤク「見て…くれたよ…ね…

 

その言葉を最後にゲキヤクは喋らなくなった。

 

目に光は無く、体温が少しずつ下がっていくのを感じる。

 

自分は只只呆然と見ているだけで何も出来なかった。

 

何も出来なかった。

 

だから俺はやり直す事にした。

 

転生特典を使う事によって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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