【完結】ヤンデレ気味のゲキカゼに愛されるやつ   作:LEIKUN0227

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第9話

 

 

 

─────

 

お昼時から約数時間…3時頃になった、

あの後の話をすると、

瞼を腫らした俺とカゼヒキは家に入ったのだが、

出迎えてくれたゲキヤクにとても驚かれた。

 

まぁそりゃそうだ、

運動しに行った二人が瞼を腫らして帰って来たんだから。

 

ただ、ちゃんと説明したら納得してくれたのか、

いつもの元気な笑顔じゃない、

優しい笑顔で俺とカゼヒキを抱きしめてくれたので

また泣いた。

 

このしみじみとした空気を変えて

2人を笑顔にさせようと

おやつを作る事にした…のだが

 

ゲキヤク「カイト!卵持ってきた!」

 

カゼヒキ「牛乳…ハァ…持ってきた…よ」

 

卵2つを掲げるゲキヤク、

重そうに2Lの牛乳を持つカゼヒキ、

カゼヒキとゲキヤクが俺が作る予定のおやつに必要な材料を俺に見せてくる。

 

少し話を遡ると…

 

─────

 

カイト「─…これなら少しだけ時間を要するけど、皆で食べれる…」

 

ゲキヤク「何をしてるの?私にも見せて!」

 

俺は何かが起きて忘れたとしても忘れないように複数のA5サイズの手帳に記録を残すようにしており、

その時は料理手帳として使っている手帳を見ていた。

 

俺が手帳に書かれているレシピの中で、

皆が食べれるおやつを探していた、

そしてその中で無難でカゼヒキとゲキヤクの口に合いそうなおやつを見つけたのだが、

その直後にバタバタと走り回っていたゲキヤクにその様子が見つかり、手にしていた手帳をスっと取られて中身を見られてしまった。

 

ゲキヤク「…ふーん…カゼヒキ!ちょっと来て!」

 

カゼヒキ「どうしたの…ゲキヤクお姉ちゃん…それは」

 

あ、マズイ

 

カゼヒキ「……お父さん」

 

カイト「…はい」

 

ジトっとした目で見るカゼヒキに思わず萎縮する俺、

ごめんって、ただ2人が喜ぶかなって思って…

 

喉まで出そうになるがそれが出てこない。

 

カゼヒキ「また1人でやろうとして…」

 

カゼヒキ「怒るよ…?

 

カイト「ひぇ…」

 

カゼヒキのジトッとした目と何時もより低い声、

何よりその鬼迫に押されて出す気力を失ったからだ。

 

カゼヒキ「…ハァ…お父さん?僕は許すよ…けどその代わり…」

 

カゼヒキ「僕も手伝うからね?」

 

ゲキヤク「じゃあ私も手伝う!」

 

─────

 

─というのが事の顛末だ、

バレてしまったけど、

二人が楽しそうにしてるし良いか…

…と今では思ってる。

 

おやつ作りは、

俺が調理をして、

ゲキヤクとカゼヒキが材料を運んだり、

俺の手帳を確認して予め材料を取ってきたり、

俺から指示(お願い)した事を聞き入れて調理の1部を代わりに担当したりと、

《えっさほいさ》と擬音が聞こえてきそうな程頑張ってくれた。

 

因みにこの後ちゃんとおやつ作りが完成して3人で食べた、

めっちゃ美味かった。(特に言う事無し)

 

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