「恵! しっかりしろ!!」
「甚爾!」
流石に慌てた様子で甚爾が現れて恵に呼びかける。
「悟、とにかく向こう側に行ってくれ! 絆と縁に何かあった時に君が向こうにいないのはまずい!」
「傑、お前も!」
「けど、宿儺が!」
ドッペル達が緊迫して揉める。
「いいよ、二人とも行って。僕と傑でなんとかするから。傑……たまにはそっちの僕の為だけじゃなくて、僕の為に動いてよ」
「悟……仕方ないね」
宿儺との戦いが始まった。
戦いの最中、縁はカヒュ、と息を吐いてシャトーブリアンを口に突っ込み、モッシャモッシャと咀嚼した。
まじかよ、緊急事態なのに皿持ってきた五条も五条なら縁も縁だな。食い意地張りすぎである。
そして。縁は覚悟ガン決まりの様子で五条に話しかけた。
「最後の晩餐完了! 五条さん。私の陰に宿儺突っ込んで私を殺してください」
「……本気!?」
「腹立ちました。命懸けで嫌がらせしてやります。大体、宿儺を2体こっちで処理なんて無理です。こっちはこっち、そっちはそっちで問題解決してもらわないと」
「……絆、嫌、縁。君も英雄の双子ってわけか。わかった」
五条と夏油は力を合わせて、宿儺を縁の影に押し付ける。
呪力をギュンギュンと吸われ、影が巻き付くようにして宿儺が沈められていく。
そして、宿儺が完全に入るのを確認すると、慌てて傑が連れてきたドッペル達も陰に入っていった。危険だが入らないともう戻れない。
そして、ちょうどいいところで、苦痛のないよう縁を消し飛ばした。
こうして、細やかな交流は夢のように途絶えてしまった。
青い空を見上げ、心配そうに乙骨は呟く。
「ドッペルの方の五条先生、大丈夫でしょうか」
「そうだね……多分、コソコソ盗み食いして幸せだと思うよ」
そういって、乙骨の肩に優しく手を置いた五条は、教祖夏油を指差す。
振り向くと教祖夏油が呪霊にケーキを食わせていた。
夏油はこの時の為に呪霊を探していて、無機物に限り、転送可能になったらしい。
なんだかんだ、ドッペル五条の為ならと教祖夏油が許されてしまっていたりする。
もちろん、馬車馬の如く働かせるのが大前提だが。
帰ってきたお皿の上に、硝子と夏油と五条が美味しそうにおやつを頬張る写真があって。その写真の隅に、そのお菓子を付け狙う学生達が写っていて。
思わず、乙骨は笑ってしまうのだった。
なお、奥さんがこっちで買い物に出ていた甚爾は向こうに帰りそびれてしまっていたので直哉は大勝利である。
真希ちゃんが当主になるのを認めるんやったらとーじくんが当主になるのを認めないのは嘘やんな
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
今度からマシュマロ返信していくことにしたので、よろしくお願いします!
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次回、呪専に通っていたらルート。