ピクシブ版は腐っているバージョンでメシマズ世界の天使ちゃん。
そういうわけで、夏油くん達はまず事情聴取と健康診断に回される事になった。
とはいえ、元の世界とこの世界の差異など夏油くん達にはわからない。
そんなわけで、私の部屋が家探しされる事になった。ガッデム。
無理やり探さなくても、向こうの教科書とかちゃんと提出するってば。
五条先生は一年生担当で、灰原くんは2年生。夏油くんは3年生である。
五条先生は夏油くんも担当したいので少し揉めているらしい。
「傑、ちっさいんだから一年生でも十分いけるでしょ」
「それより、常識教えてあげないといけないのでは? 大変ですよ、こちらに馴染ませるのは」
「食文化が違うんだっけ?」
「向こうの教科書読みました? 向こうの地球の人口、推定五億なんですよ。さあ、こちらの世界の人口を覚えてらっしゃいますか?」
「は? それって中国の三分の1じゃん」
五条は驚愕した様子だった。
「私も手紙でしか聞いてないですけど。食文化が壊滅的なのはもちろん、ベロチューがあり得ない変態行為ですし、生殖行為は人口生殖が主流ですし、あと、ハグの作法がめちゃくちゃ面倒くさいですよ。ハグするのに失敗するとあり得ないぐらいキモがられますし、ハグするべき時にしないと、精神不安定になるまで落ち込まれますし。呪霊はくっそ多くて学校は中高一貫校ですし」
ハグは大事。作法本が出るほど大事。
「なにそれ。なんでハグが? それに、そんな人口少ないのに呪霊は多いの?」
甘い。考えがアイスみたいに甘ーい! こっち以上の地獄なんですよ!
「食文化がまるっとないんですよ? 食事が苦痛でしかなくて、しかも難しい状況で人口は増えませんし、ストレス要因増、ストレス発散方法減で呪霊は激増。余裕がないと娯楽は発達しません。性交渉にすら支障がある。そうなると、簡単に、しかも食中毒菌の心配なく安らぎを得られるハグは非常に重要なんです。作法本は必ず目を通してください」
「ええ……」
「あと、食中毒が死病なのでお腹痛いというのはかなり深刻に受け止められます。シャレになんないので絶対に彼らの前では言わないように」
釘刺しとかないと、五条さんは言いそうだからね。
「まあ、それはそうだね。気をつけるよ」
「大体少人数でくっついて生活するのがデフォなので、監視というかサポートというかは二十四時間つけても大丈夫だと思います。人選は大事ですが」
これはまあ、呪専の体制なら大丈夫だろう。
「わかったよ。で、向こうからは何かあった?」
「全部の質を一旦引き出されましたね。あとは手紙が送られてきてますけど、無視してます」
「それ、見てみてもいいかな」
「脅迫は見るまで脅迫ではないので。姉と敵対していたのは、恐るべき呪詛師で遺体を転々としながら1000年は軽く生きている呪詛師なので知恵比べや交渉で勝負になるとは思わないです」
「そいつが食中毒の呪詛を広げたの?」
「笑って眺めてて後からどうしようもなくなって自分に害が出てから慌てているそうで。ザマア!!」
これは本当にザマア。今更手を差し伸べられたって、取るわけがないんだよなぁ!
「あ、そう。そんだけ強いのに馬鹿なの? でも後から考え改めたなら、引き込めない?」
「人類を一つの呪霊にしたらどんな呪霊になるか見てみたいっていう動機で夏油くんの脳みそくり抜いて入れ替わって天元操っちゃろ、なんて考える人ですよ?」
「……そんなのに傑捕まってるの? というか、なんとか傑を連れ戻さないとそっちの世界がピンチじゃない?」
「まあそうなんですけど。正直向こうの世界の滅びは時間の問題かなって。夏油くん助けられたら、まあ……あっ」
「何?」
「直哉が質屋に入れられました。こうきたかぁ……。引き出します? 中身羂索……その呪詛師かもしれないですけど」
「は?」
「うーん。慢性的で深刻な栄養不足!! お給料もらってないの?」
「貰ってるよ! ちゃんと食事も食べてる。私は料理得意だし。でないと生きられないだろ」
「魚の餌か、わかった作ってみろ」
ということで、夏油と灰原は料理を作った。
びちゃびちゃべちゃ。ゴォー!
ゴリゴリゴリ……。
「出来た! 食中毒菌がつく前に食べてね!」
「食えるか馬鹿。食うな馬鹿!! 熱いし火傷すんだろ!」
灰原を慌てて止める真希。
「魚なら食うかもな。魚なら」
辛辣なパンダ。
「食材もったいなっ」
そう言いながらゴミ箱に捨てる乙骨。
「明太子」
渾身の出来のご飯を捨てられ、予想以上にショックな顔をする二人を撫でる棘。
「灰原。今日の食事は私が作ります」
「お腹に優しいものにしておけよ。お粥とか」
七海がエプロンをつけて、いざ調理である。
美味しそうなタマゴ粥。2人の為に少し冷ましてちょうどいい暖かさ。
「食中毒が……」
「ちょっと危なくないかい? それに粒が残っているよ? 冷めたら危ないよ」
ガクブルする二人を、総出で宥める。
「こっちの世界では安全なので大丈夫ですよ」
「七海……。僕は、どうせ、あの時死んでいたんだ。だから、頑張るよ!」
「いえ、頑張ることでは」
パクッと目を閉じてお粥を食べる灰原。
「!?????」
「灰原!?」
「なんか、ふわふわして、暖かくて、ホワホワして、変な感じです!」
「変な感じ……? 食中毒? それともやばい薬入ってる?」
「入れてません。灰原。それは美味しいっていうんですよ」
「美味しい……美味しい!」
がっついて食べる灰原。
「わ、私も食べてみたい!」
そして、いざ実食。
「ふわー!! ふわふわって! ふわふわって!!! 凄いよこれ!! こんなの食べたことない!」
「面白いから美味しいのいっぱい食べさせようぜ」
「しゃけ!」
そこに声が掛かる。
「自分も……! 自分も「美味しい」っていうの、食べてみたい!」
「構いませんよ。たっぷり作りましたから」
「直哉……じゃねぇな。誰だお前」
「禪院直哉や! 並行世界から、美味しいの輸入を交渉しに来たんや。よろしゅうな、真希ちゃん。真希ちゃんも料理できたりするんか?」
「あたりめーだろ」
「すごいんやなぁ。えっとな。こっちの要求は、最強コンビ熨斗つけてあげるから、料理を復活させて欲しいやったか」
「なんて?」
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
今度からマシュマロ返信していくことにしたので、よろしくお願いします!
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