転生ミレニアム生徒がエデン条約編を生き残れない話 作:実力と発想が見合わない人
◇トリニティ・病室
『オボッ・・・・オボボボボッ!』
どうも、トビシです。
なーんか、目覚めたら体中、痛くて痛くて・・・奇声を上げております。ダレカタスケテ・・・
ってかここどこ?私はミトコンドリア?いいやトビシだ。
周りを見てみた所、ここは病院のようだ。
それもよく見たことのある。
それよりも水をくれ。のどが張り付いて声が出ねぇんだ・・・
おっ、机に水差しあるやんけ!取ったろ!
『クソッ・・・タレガぁ・・・』
届かねぇよバカタレ。
体痛くて上半身動かねぇし腕持ち上がらねぇし!
ダレカキテー!ダレカキテ―!
そうだ、病院ならナースコール押せばよくね?
我天才。さっそく・・・いや、腕上がらねぇのにどう押せと?
八方塞がりじょんw
いや、セリナならワンチャン来てくれるか?
(・・・タスケテー!!)
声出ねぇよクソッたれ。
「大丈夫ですか!・・・って、トビシさん⁉」
よし来た最高。セリナしか勝たん。万歳。
『み・・・・ず・・・』
水をくれ、まずはそれだ。
「水ですか⁉すぐに用意します!」
セリナの差し出した水差しの細い飲み口から滑らかな流体が流れ込んでくる。
乾ききったのどが潤い、全身の血液がめぐるような感覚が戻ってくる。
やはり水は命の源であるのだ。
『うっ!・・・ゲホッゴホッ!』
「大丈夫ですか⁉」
なんとかしゃべれそうな位には戻ってきた。
現状把握と確認をば。
「大丈夫ですよ。すぐに団長を呼びますから!」
『ぁ・・・まって・・・』
思ったよりも声が出なかった俺を置いて、セリナはさっさと行ってしまった。
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「トビシさん。本当に何ともないのですか?」
『もちろん。もうピンピン、ビッグバーガー3個いけるくらいには。』
「・・・少し救護が必要ですね。」
『ちょっ⁉冗談だって!』
「冗談を言う場面ではありませんよ?」
『・・・す、すまん。』
しばらくしてやってきた
めっちゃ顔とかのぞき込んでくるし、体のあちこち触られるし。
正直、団長は普通に美人だからやめてほしいよね。心臓に悪いから。
それはそれとして―――
『腹が・・・減ったな。』
食べ物の話をした影響か、思い出したように腹が鳴った。
何日寝てたのか知らないが、一日食べてないだけでもかなりキツイからな。(経験談)
胃のあたりが抑えられるような感覚が強い、もう病院食でもいいからお腹に入れて――――
「申し訳ありませんが、トビシさんはしばらく食事はできません。」
『・・・なん・・・だと・・・!』
「当然です!いったい何の薬剤をどれだけ使用したんですか⁉」
『あー・・・アドレナリンとか麻酔の類を―――数えきれないくらい?』
「あれらは体に大きな影響があるのですよ⁉特に臓器!胃腸と肝臓を中心に弱り果てて機能不全一歩手前です!!」
『仕方ないじょん・・・ああでもしないと動けなかったんだもーん。』
「痛いのなら動かないでください!ましてや戦闘なんて論外です!」
いいじゃんいいじゃん。頑丈な
特に俺の体は他よりも頑丈なんだし、多少無理しても問題ないだろうからさ!
なんて言ったら殺されそうだけど。
「とにかく、こちらが許可するまで食事はできません。」
『ちぇっ・・・了解。』
「動くのもだめですよ。」
『わかりました~』
「・・・本当にダメですよ。」
『分かってるって。今度はちゃんと指示に従うさ。』
「・・・お願いしますからね。」
そんな悲しそうな感じで言わないでくれよ団長。
調印式襲撃も終わったし、しばらくは急ぎの用事もない。
それに、
飯が食えないのは辛いが・・・仕方がない。
当分の間は
『食事もできないんじゃ仕方がないし、俺はもう少しお休みしますわ。』
「わかりました。何かあれば
『ほーい。』
俺への配慮か、二人はカーテンを閉めてから部屋を出て行った。
少し薄暗くなった病室の中は、俺一人だけになった。
『しばらく・・・飯抜きか・・・』
ベッドに寝そべり、天井を見上げる。
そういえば何日寝てたか聞いてなかったな・・・
幸いにもこの部屋には日付が表示される時計が置いてある。
少し薄暗くて見えにくいけど・・・
『1週間以上たってるじゃねぇかよ・・・』
結構寝てたみたい。予想よりも短いけど。
2週間ぐらいは寝てると思っていたんだけどな。
まぁ、回復するまで起きていようが寝ていようが同じだがな。
せめてスマホかタブレット端末位は欲しかったな・・・いや、テレビがあったわ。
俺はリモコンを手に取り、電源ボタンを押し込んだ。
暗い部屋が目に悪そうなテレビの光で照らされ、静かな部屋に淡々とニュースを読み上げる声が響いた。
今回はここまでです。
しばらく色々書いてからアリウス突撃かましますわ。
折り返し地点ですわ。
それではまた次回・・・