誰がマジカルゴリラじゃい!   作:社畜だったきなこ餅

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このタイトルがやりたかっただけだろ、そう突っ込まれそうな12話。
実際どうなのかと問われれば、やりたかったのはコレだけじゃないと言わざるを得ない。


12話 激突!ゴリラ対メカゴリラ!

 

昨今の怪人や怪獣による建造物等への被害の増加から、昔に比べ全国各地に砕石場やそれに類する施設が多く存在している。

 

桜塚市の郊外にある砕石場もそんな砕石場の一つであり、桜塚市の再建に個の砕石場は大きな貢献をしている。

 

しかし今日に限っては、砕石場はいつもとは違う空気に包まれていた。

 

 

「逃ゲズニ来タ事、敵ナガラ天晴デスワ」

 

「メカゴリラさん、本当にわたくし達は戦わないといけないんですの?」

 

 

砕石場の中心で仁王立ちしている鋼鉄の乙女、メカゴリラは決闘の場である砕石場に撃破目標のマジカルゴリラがやってきたことをセンサで検知すると、逃げずに戦いのステージに現れた事を陽電子AIが命ずるままに称賛する。

 

しかし、一方で称賛されたマジカルゴリラじゃなくてマジカルウララは非常に複雑そうな表情をしている。

 

なんせ自分に挑戦状を叩きつけてきた目の前のロボ、自称メカゴリラはつい先ほど共に高層ビル火災で人命救助に当たった仲なのだ。

 

魔法少女からしてみたら、人に迷惑をかけるどころか救助を率先して行うような相手をしばきたおす理由などないのである。

 

マジカルウララは更に言い募ろうと足を前に進めようとするが、進もうとした先にメカゴリラの腕から放たれたプラズマ光弾を撃ち込まれてその足を止められる。

 

 

「理由ハ簡単デスワ、造物主カラノ命令デスノヨ。ダカラ」

 

「降伏ハ無意味デスワ、抵抗シナサイ」

 

 

まるで最後通牒のように鋼鉄の乙女が音声を放つとメカゴリラは展開していた腕部のプラズマ砲台を格納し、背中のプラズマジェットスラスターを展開してマジカルウララへ突進を開始。

 

 

「言葉は不要という事ですわね。受けて立ちますわよ!!」

 

 

自身めがけ高速で突進してくるメカゴリラめがけ、マジカルウララもまた地面を蹴って突進する。

 

そしてメカゴリラの金属製ながらしなやかそうな印象を与える両腕と、マジカルウララのどこにそんな怪力があるのか地味にマスコットや市民達から不思議がられている両腕が正面からがっぷり4つに組み合って力比べを始める。

 

 

「ぐぎぎぎぎぎ!」

 

「出力全開、アクチュエーター負荷増加ヲ検知」

 

 

元々フィジカル的才能に満ちていた少女が魔法少女になる事で桁違いとなったマジカルウララのパワーと、プラズマ融合炉から齎されるメカゴリラの無尽蔵な馬力が真正面からぶつかり合う。

 

まるで互いの間にある空間がゆがむかのような錯覚を与えるほどの力比べ、図らずも二人のパワーは拮抗していた。

 

 

「戦況分析、パワー互角デスワ」

 

「だったら技術で勝負ですわーー!」

 

 

互いに砕石場の地面に罅が入るほどの力を込めながら力比べを続けるも、互いに力を籠めるも互いの腕に動く気配はなく、故にマジカルウララは技術勝負を宣言すると同時にメカゴリラの腕を取ると次の瞬間見事な一本背負いを実行する。

 

しかしメカゴリラもまた成す術もなく投げられるなどと言う事はなく、両足が地面から離れた瞬間プラズマジェットスラスターを稼働させて無理やり一本背負いから逃れる。

 

そしてそのままの勢いで高く飛び上がり、空中から流れ星のように加速しながらマジカルウララへ飛び蹴りを叩き込んだ。

 

 

「あっぶなぁ?!」

 

「対象ノ回避ヲ確認、ヤリマスワネ」

 

「そちらこそ、ですわ!」

 

 

予想外のやり方で一本背負いを外されたマジカルウララは、次の瞬間自身に迫ってきていたメカゴリラの飛び蹴りを間一髪で真横に転がりながら回避すると、地面に着地したメカゴリラめがけて地面について片手を支点にしながら水面蹴りをお見舞いした。

 

さすがに飛び蹴り失敗直後の隙を狙われたメカゴリラはその水面蹴りを回避する術はなく、マジカルウララの破壊力の化身じみた蹴りが直撃した事で吹き飛ばされる。

 

しかし吹き飛ばされたメカゴリラは全身のスラスターを稼働させながら体勢を立て直し、片手を地面に付いて激しく滑りながらも華麗で上品な着地を披露した。

 

そんな目まぐるしく攻防が入れ替わる戦闘を見届け続けているマスコット、ロンロンは思わず呟く。

 

 

「まるでバトル漫画みたいな戦闘なのである」

 

「ウララのやつ、手出し無用って言うもんじゃから儂ら見ている事しかできんしのう」

 

 

マスコット2名がそんな事を話している間もマジカルゴリラ、じゃなくてマジカルウララとメカゴリラの戦いは激化しており、今や拳の乱打によるラッシュの応酬が始まっていた。

 

拳と暴力の暴風雨が如きその光景は最初は拮抗していたが、少しずつ勝負の天秤はマジカルウララ優勢へと傾いていき、メカゴリラは防戦一方へと転じていく。

 

そしてラッシュ勝負がマジカルウララの勝利と終わった瞬間。

 

 

「マジカルパンチ!」

 

「グゥゥッ!!」

 

 

その刹那の間を読み切ったマジカルウララが渾身の鉄拳、マジカルパンチをメカゴリラのお腹へと叩き込んだ。

 

叩き込まれたその渾身の一撃はメカゴリラの鋼鉄の体を吹き飛ばし、砕石場にある石山にその体を激しく叩きつけた。

 

 

「やったのである!さすがはマジカルゴリラなのである!」

 

「いいえ、まだですわ! それとロンロン、帰ったら折檻ですわ」

 

 

コレはもう勝利しただろうと確信したロンロンはぴょんぴょんと飛び跳ねながらマジカルウララの勝利を称えるも、魔法少女は鋭い眼光をメカゴリラが叩きつけられた衝撃で舞い上がった砂ぼこりの奥へ向ける。

 

ついでに宣告された折檻宣言にロンロンは驚愕するが、コンコンは特に擁護する事は無かった。

 

残念でもなく当然の話である。

 

 

「損傷拡大、戦闘続行可能。マダマダデスワ」

 

「めっちゃタフですわね……一つよろしいですの?」

 

「質問ヲ許可シマスワ」

 

 

割れた皮膚の装甲から火花を散らしながらも戦意旺盛なメカゴリラの姿に、マジカルウララは再度構えなおすと戦いを始めた時から感じていた違和感、ソレを晴らす為に質問の許可を願う。

 

その言葉に対しメカゴリラは応じる必要はどこにもないのだが、陽電子AIが命じる意志のままにマジカルウララの質問に応じる姿勢を示した。

 

 

「貴女は最初にわたくしを留めたように重火器を装備されているはず、なのに何故それを戦いに使いませんの?」

 

「ソンナ事決マッテマスワ、ステゴロニ重火器ハ無粋ナノデスワ」

 

 

そして帰ってきた言葉、その言葉にマジカルウララ達は三者三様の姿勢を示す。

 

マジカルウララはなんと気高い存在なのかと感銘を受け、コンコンは何も言わず天を仰ぐ。

 

そしてロンロンは、これ絶対製作者頭抱えているであるな。などと小さく呟いた。

 

 

「ダケド当機モ損傷甚大、チェーンソーニヨル最後ノ対決ヲ所望シマスワ!」

 

 

メカゴリラはマジカルウララへ向けて指を突き付けながらそう宣告すると、ドレスのようになっているパーツを切り離す。

 

その事でメカゴリラはミニスカかつ袖なしドレスと言った見た目に変化するが、そんな事が問題にならないぐらいのインパクトを視覚的に相手へ与えていた。

 

 

「え、えぇぇぇ……どういう構造であるか?ソレ……」

 

 

ドン引きとしか言いようのない声音でロンロンが突っ込んだのも無理はないだろう。

 

何故なら切り離されたパーツが意志を持つかのように飛び回ると空中で合体し、凶悪な回転刃を持つチェーンソーへと変形したのだから。

 

だがマジカルウララはそんな事一つも気にしていなかった、それどころか。

 

 

「コンコン!マジカルチェーンソーですわ!」

 

「え?お主マジでやるの?」

 

 

普段チェーンソーを使う事を嫌がるのに、ノリノリでチェーンソーを使おうとするマジカルウララにドン引きする姿勢を見せながらも、チェーンソーを持ち出した相手に素手で向かわせるわけにゃいかんとコンコンは判断すると……。

 

自らのふわふわした大きな尻尾に手を突っ込み、明らかに質量的に収まらない大きさのマジカルチェーンソーを取り出してマジカルウララへ向けて放り投げる。

 

 

「いつも思うけどコンさんの尻尾、一体どうなっているのであるか……?」

 

「乙女の秘密を暴くのは野暮じゃぞロン坊」

 

「いやコンさんは乙女って年齢じゃ……あ、なんでもないのである!」

 

 

コンコンから投げ渡されたマジカルチェーンソーを、マジカルウララがポーズを決めながら受け取る後ろで漫才じみたやり取りをするマスコット2名、気が抜けているにもほどがあるやり取りだが二人はマジカルウララが負けるなど欠片も思ってはいなかった。

 

尚それはそれとしてロンロンは麗からの折檻のみならず、コンコンからの折檻を受ける事が確定したのは言うまでもない。

 

 

「メカゴリラ……チェーンソー!」

 

「マジカルチェーンソー!ですわぁぁぁ!!」

 

 

そして真正面からぶつかり合う二つのチェーンソー。

 

普通のチェーンソーでそんな事をすれば即座にチェーンが千切れ飛んで現場猫案件待ったなしであるも、超科学技術で作られたチェーンソーと魔法的技術で作られたチェーンソーがそのような事故を起こすことは無く。

 

激しい火花と耳障りな騒音をかき鳴らしながら、チェーンソー同士の鍔迫り合いが巻き起こされる。

 

 

「ぐぎぎぎぎぎぎ! ド根性ですわぁーーーーーーーーー!!」

 

「アクチュエーターレッドゾーン突入、プラズマ動力炉オーバーロード」

 

 

乙女らしからぬ形相と雄叫びを上げながらチェーンソー鍔迫り合いと言う異次元じみた状況で力比べをするマジカルゴリラとメカゴリラ。

 

その光景はまさにチェーンソーを用いた決闘、チェーンソーデュエルと言うべき光景であった。

 

 

「対象、マジカルウララノパワー増大ヲ確認、解析不能、不能」

 

「解らないなら教えて差し上げますわ!これがぁ、魔法少女の底力ですわぁぁぁぁ!!」

 

 

拮抗していたチェーンソーデュエル、その戦いもやがて終わりが見えてくる。

 

全身の関節から火花を散らすほどにパワーを込めるメカゴリラであったが、それでもなおマジカルウララのパワーが指数関数的に増加していき、そしてマジカルウララが雄叫びを上げた事で一際強い輝きを放つマジカルチェーンソーを振り抜いた瞬間。

 

メカゴリラの両腕ごとメカゴリラチェーンソーが耐え切れず崩壊し……少し遅れてマジカルチェーンソーもまたバラバラになり大破した。

 

 

「あーーーー!あやつまた儂が調達した装備ぶち壊しよったーーー!?」

 

「その、どんまいなのである、コンさん」

 

 

これにはマジカルチェーンソーを調達してきたコンコンも叫び、あまりにも哀れに思ったロンロンがその肩を叩いて慰める始末である。

 

 

そんなマスコット達の悲哀溢れるやり取りを他所に、両腕とチェーンソーが破壊された衝撃によってメカゴリラは背中から地面に倒れる。

 

造物主から授けられた指令を達成できず敗北を喫したメカゴリラ、だがしかし彼女の陽電子AIはダメージによって所々ノイズが走りつつも、解析不能の満ち足りた感情めいた揺らぎを感じていた。

 

 

「当機……ワタクシノ負ケ、デスワ」

 

「はぁ、はぁ……メカゴリラ、貴女も強敵でしたわ」

 

 

倒れたまま無機質な、しかしどこか清々しさを感じる音声をノイズ混じりに発するメカゴリラ。

 

しかしマジカルウララは決闘を申し込み、そして正々堂々と戦い抜いたメカゴリラを悪者とはどうしても思えず倒れたままの彼女を助け起こそうと足を踏みだす。

 

 

「警告、ワタクシニ接近スルコトヲ、禁止シマスワ」

 

 

だが、メカゴリラはマジカルウララの歩み寄りを明確に音声に出して拒絶した。

 

何故彼女はマジカルウララが近づく事を拒否したのか、それはメカゴリラの心臓であるプラズマ融合炉が関係している。

 

魔法少女的技術が使われていないとは言え超科学の結晶であるプラズマ融合炉とメカゴリラの頭脳である陽電子AI、この二つは彼女の造物主であるドクトル・イーストの最高傑作ともいえる物品である。

 

故にこそ、メカゴリラが戦闘不能となった時の備えを狂気の科学者は抜かりなく用意していたのだ。

 

 

「当機ハ間モナク自爆シマスワ、サァ。早クオ逃ゲ下サイマセ」

 

 

プラズマ融合炉が自爆するためにオーバーロードを始め、メカゴリラの周囲に陽炎が立ち上る中鋼鉄の乙女はどこか優しさを感じる無機質な音声をマジカルウララへ伝える。

 

その通達はまるで、拳を交わしたライバルを自爆に巻き込みたくないと叫んでいるかのようであった。

 

 

「そん、なの!認められませんわーーー!」

 

 

だがしかし、マジカルウララはこういう時にはいそうですかと逃げられる程聞き分けの良い魔法少女ではなかった。

 

魔法少女はマスコットが制止するのを構う事なく倒れ伏し、自爆秒読みに入ったメカゴリラを抱き起す。

 

 

「警告、警告、早急ニ避難ヲ」

 

「お断りですわ!!」

 

「待てウララ!お主はもう魔法少女パワーを限界まで消費しておる、このままではお主もタダでは済まぬぞ!?」

 

 

 

「そんなの!気合と根性と華麗さでなんとでもしてやりますわ!!」

 

 

自身を制止するコンコンの悲鳴のような叫びにも構う事なく、マジカルウララは一言メカゴリラにごめんあそばせ!と叫ぶと。

 

オーバーロードしたプラズマ融合炉が放つ熱によって融解し始めている、メカゴリラの胸部に自身の右腕をねじ込む。

 

 

「ウララ?!」

 

「何やっているであるかゴリラ?!」

 

「あっづぅぅぅぅ!?」

 

「警告、ケイ、コク、ニゲテ」

 

 

辛うじて魔法少女への変身が維持できている今の状態でなお、メカゴリラの胸部にねじ込んだ右腕が焼けるのも構わずマジカルウララはその手で掴んだプラズマ融合炉をメカゴリラの体から乱暴に引き抜く。

 

取り出されたソレは今にも爆発しそうなほどに光り輝いており、もはや一刻の猶予もない。

 

 

「こんなものぉ!こうしてやりますわぁぁぁぁぁーーーーーーー!!」

 

 

右腕に重大な火傷を負いながら、それでもマジカルウララは最後の力を振り絞り右手に掴んだプラズマ融合炉を、全身全霊の力を込めて遥か上空へ向けて投げ放った。

 

太陽のように光り輝くソレはみるみる内に大空へ向けて吸い込まれていき、雲に到達するかしないかぐらいの高さへと至った瞬間。

 

二つ目の太陽が産まれたのではないかと錯覚するほどの熱量と光を放ちながら爆発した。

 

 

「へ、へへ……やってやりました、わぁ」

 

 

自分達もメカゴリラも、そして地上にも被害が出なかったことに満足そうに笑みを浮かべるとマジカルウララは変身解除しながら、力尽きたかのように地面に倒れ伏した。

 

呆然としていたコンコンであったがすぐに我に返ると、慌てて倒れたマジカルウララへ駆け寄って重度の大やけどを負った麗の右腕の治療を始める。

 

 

「理解、不能、何故、マジカルゴリラハ、当機ヲ……」

 

「我輩もわからんのであるよ、でも多分ゴリラであるからしょうがないのである」

 

「ゴリラ、ナルホド、理解……」

 

「動力炉無くなって限界っぽいであるな、今は休むのであるよ」

 

 

メカゴリラの疑問に対して、答えになってない答えを返すロンロン。

 

しかしメカゴリラはその回答にどこか満足そうな様子を見せながら、ゆっくりとその瞳から光を落とし機能を停止した。

 

 

 

 

 

 

 

そして、後日。

 

 

 

「あいだだだだ?!」

 

「あんな燃え盛るモン掴めばそりゃそうなるわい」

 

「まぁ、当然であるなー」

 

 

戦いが終わって一晩明けた日常、マジカルウララこと麗は右腕の大火傷の痛みで目に涙を浮かべていた。

 

乙女としてちょっと後悔するレベルの大火傷であったが、ベテランマスコットのコンコンの手腕により治療には多少時間を要するが火傷痕は残さずに済みそうなのがせめてもの救いであろう。

 

 

「そう言えばコンさん、メカゴリラはあの後どうなったであるか?」

 

「ああ、アヤツはマジカルチェーンソーを作った知り合いに預けたわい。変なモノ作るヤツじゃが腕は確かじゃからの、そのうち元気になるじゃろう」

 

「マジであるか、すげーのであるなコンさんの伝手」

 

 

火傷の痛みで呻く麗を他所に呑気に会話を続けるマスコット達。

 

しかし麗もまたメカゴリラのその後が気になっていたのか、痛みに引き攣りながらも嬉しそうに表情を綻ばせる。

 

 

「メカゴリラさんも直るのですわね!よかったですわ~!」

 

 

彼女にとってメカゴリラはしばき倒すべき怪人と言うより、正々堂々決闘して殴り合った強敵と書いて友と呼ぶ感じの存在になっていたらしい。

 

だが麗にもメカゴリラに対して一つだけ不満があった。

 

「でも酷いですわねメカゴリラさん、わたくしをマジカルゴリラとしか呼ばなかったですわ」

 

 

口を尖らせて不満を述べる麗、その言葉に対してマスコット達は何も言わず目を逸らすのであった。

 

アレだけの立ち回りしてゴリラじゃないと主張するのは無理があるだろう、そう指摘しないだけの情けがマスコット達にも……。

 

 

「いやあんだけの大立ち回りしてゴリラじゃないと主張するのは、我輩無理があると思うのである」

 

 

情けも配慮もないマスコットは一名いたらしい。

 

そんなマスコットがその後どうなったかは、言うまでもない。

 

 

 





【マスコット達による解説劇場~今日も閉店~】

マジカルゴリラ、じゃなくてマジカルウララの看病とロンロンの折檻に忙しいので今日はお休みですと言う看板がマスコットのたまり場である部屋にかけられている。



扉の向こうからはロンロンの命乞いする声が聞こえてくる、今はそっとしておくべきだろう。

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