【オバマス】 クライ・アンドリヒは帰りたい   作:嘆きのラジオ

1 / 3
『嘆きの亡霊は引退したい』
アニメがスタートしてオバマスとコラボしたらこんな感じなんだろうなと思い書いてみました

駄作です


序章

 

「ふわぁ、、、」

昼過ぎ頃に起床する、これがクライの日常だった

 

まだ眠い瞼を擦りながらボサボサの寝癖のついた頭を掻く

 

探索者協会(ガークさん)から謹慎処分を勧告をされ早一週間が経っていた

 

僕は毎日変わらずの惰眠を貪る、昼過ぎに起き、エヴァ、ルシア、リィズ、シトリーが持ってきてくれる朝食を食べ軽い体操をしたら日課の宝具を磨く

 

そんな生活が一週間、宝具磨きも最早埃一つなく輝く宝具を目にしいよいよやることがなくなってきた

 

うーん、そろそろ働こうかな、、、、、

 

とでもいうと思ったか馬鹿め!!!

 

こんな最高なニー活、辞めるものか!!!

 

賊に襲われることもない

魔物に襲われることもない

ガークさんに依頼を押し付けられることもない!

 

最高か?謹慎処分というこれ程僕に合った天職があっただろうか??

 

しかも給料まではいるというのだ控えめに言って神か???

 

ガークさんはコードの件が落ち着くまでと言っていたが、未だに数百万の難民、コードの残骸処理、呪事件の後処理等など取りいる間もないほどに忙しいようだ

 

ガークさんには悪いが謹慎処分がずっと続いてほしい

 

エヴァの話では連日連夜大量な書類に追われているらしい

 

だが僕は探索者協会からの依頼を達成しただけだ何も悪くない

 

「しっかし、流石に暇だなぁ、、」

だが暇なのだ、別に二度寝してもよいが、そろそろ宝具で遊びたい

 

だがクランマスタールームからの外出禁止を命じられているためそうもいかない

 

扉の外には僕を監視するための王国騎士が日替わりに派遣されている始末だ、フランツさんも暇なのだろうか?

 

僕は人畜無害な上に一般人より弱い肩書だけのレベル8だそんな無意味なことをするならもっと別のことをしたらよいのでは?

 

とフランツさんに言ったら激昂されたのはこういった生活の中では新鮮さを感じさせる

 

「あ、そうだ、そういえばおひぃ様に創って貰ったスマホがあったんだった」

 

高度文明都市コード崩壊の際にオヒィ様に創って貰ったスマホ

 

文献では高度文明都市での一般的な携帯通信端末なようで共音石のような離れた相手との通話以外にも写真やライト機能、その他といった多種多様な性能を有していた

 

「そうそう、迷い宿の番号は、、、と」

 

以前も迷い宿のメル友妹狐からメアドなるものを教えて貰いメモしていたのだ

 

スマホを弄る、今やることない僕にとって最も有意義な時間になるであろう

 

「登録っと」

登録ボタンを押し、スマホに妹狐という名前が出る

 

どうやら成功したようだ、よかったよかった

 

早速妹狐にメッセージを送る

 

『やっほ〜〜』

 

『は?』

 

数秒もしないうちに妹狐からの返信がくる

 

『なんで?確かに包み揚げに戻したはず』

 

驚いたようなリアクションをする妹狐に僕は自然とニヤリと笑ってしまう

 

『ふっふっふ〜何でだと思う???』

 

『……』

 

『正解は〜〜僕もスマホゲットしちゃいましたー!!』

 

『!!?』

 

『だからって私に連絡してくるな!!!』

 

『私は危機感さんの友達じゃない!!!』

 

『まぁまぁそんなこと言わずに、僕今暇なんだよねー』

 

『そんなの知らない!!私達のことを危機感さんはなんだと思ってる!?危機感さんには危機感が足りてない!!』

 

どうやら妹狐は怒っているようだ、何に対して怒っているのかはわからないが危機感がない、というのはあんまりである僕にだって危機感はある

 

だが今はそんな危機感とは無縁な生活をしているのだ多少危機感がなくなっていても仕方ないだろう

 

『まぁまぁそう怒らないで人生長ければそんなこともある』

 

『開き直るな!!!』

 

『記憶がないなんて思ってるようだけど!私は危機感さんのせいで母様からも怒られた!!!』

 

『何で僕がそう思ってるって分かったの!?』

 

『馬鹿にしてるの!?』

 

どうやらユグドラでの件を根に持っているらしい

まあ全部僕が悪いのだそろそろ許してほしい

 

『スマホの件でそれはおあいこでしょ??』

 

『!!!?』

 

一応あのスマホも一時的に面倒をみるということで貰ったものだ、それを勝手に没収するのはあんまりである

 

『あれは包み紙に気づかない危機感さんが悪い!!!』 

 

妹狐は大変お怒りのようださっきからメッセージが止まらない

 

「困ったなぁ」

 

こうなってしまっては僕がいくら弁明しても意味はないだろ

火山の噴火の如きの怒りはそれが収まるまでそっとしておくのが一番だ、、、

 

僕はチャットをそっと閉じることにした

 

不意に通話アプリの他に見慣れないというか先程までなかったと思えるアプリがあった

 

小さな紫のボックスの集合体が扉のような形を模していた

 

明らかに異常ではあるがとくにやることないのでとりあえず妹狐にこのアプリを共有してみることにした

 

チャットに送った瞬間、操作ミスでうっかりアプリを押してしまった

 

その刹那僕の視界が紫色に歪み体を襲う浮遊感、周囲を見渡せばマスタールーム内の空間全体が歪んでいる

 

あぁ、またか、僕は運が悪い

 

いやまぁ僕が悪いんだけどね!!!

 

「危機感がないってこういうことかぁ」

 

僕は諦めにも近い一人事を零すと未だにメッセージを連打する妹狐に対して『助けて』

 

というメッセージを送りどうしようもないので一眠りすることにした

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。