原神ヒーローアカデミア   作:限界

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初めまして、二話目なので初投稿です。

前回に引き続き、原作やクロス作品を知らない人でも読めるように書いていきますが、説明が抜けてて何が何だかわからない点や、設定の矛盾・間違いなどありましたら感想欄にてお願いします。

まあまあおもろいやんけ、と思ってくれたら感想ください!感想ください!感想ください!感想ください!

なんか感想かくの恥ずかしいなーって方は適当な顔文字をお願いします。(⌒,_ゝ⌒)




八木を捕まえる異邦人

 

「あの、『オールマイト』っていう言葉は何を表すもんなんですか? 今まで聞いたことがなくて…。」

 

 

そう言い放ち、目の前の焦っている二人組を凍り付かせながらも、くだらないことを考えていた俺は、二人が時間停止の世界から戻ってくるまで待つことにした。

男になにかするわけがないもんね、いくら時間が止まってようと……。

はて、俺はそんなに驚かれるようなことを言ったのだろうか、と考え込みながら待つことしばし───

 

「ええええええ!? お、お、お、オールマイトを知らないいいい!?!?」

「いやうるさ、え、なに?」

 

なんか急に緑の少年が大声で俺に問い詰めだした。

いきなり大音量を浴びせられたので、両手を耳に持っていきながら少年と会話を行う。

びっくりびっくりBIN BIN! お前のせいで音聞こえなくなったらどーしよ?(どーする?)(憤慨)

 

「あのオールマイトだよ!! 名前も聞いたことない!?」

「ないですね。」

 

俺は彼の急な豹変に、若干引きつつも答えを返した。

どうやら緑の少年はよっぽどの衝撃を受けたらしく、「オールマイト」なる人物についてまるで発作かのように、詳しく説明し始めた。

 

「No.1ヒーロー『オールマイト』!! 年齢不詳、"個性"も不明とされていて、ヒーロー界に颯爽と現れた彼は、その実力で不動の人気を得たんだ! 彼の登場以降、深刻だったヴィラン発生率は年々低下し、存在そのものが"抑止力"とされ、名実ともに"平和の象徴"となったすごいヒーロー(ひと)なんだ!! ほんとに聞いたことないの!?」

「あー、そこにないならないですね。」

 

すごい勢いでまくしたてられたが、本当に全く知らない。個性が不明? よくわからんが、どんだけ捉えづらい人間性してるんだ……。

そもそも「ヒーロー」とは? 有名な漫画か何かの話?

 

そう疑問に思い、少年に聞き返すと少年だけではなく、となりの八木さんまでもが心底驚いたようにこちらを見つめてくる。

えー、いや確かに寝起き前後の記憶はちょっと混乱してるかもだけど、だいたいの常識や社会通念は分かるよ。

そのうえで、「ヒーロー」とやらが世界牛耳ってますwみたいなありえない設定を、さも世界の常識かのように語られても、うーん、この、としか言いようがない。

 

なんて考えていたのだが、どうやらお相手さん方には相当深刻な事態なようで、八木さんが恐る恐るという風にこちらに質問をしてきた。

 

「えーっと、少年、ヒーローって職業、聞いたことない? 一応公務員なんだけど……。」

「物語の中のヒーローのことじゃないんですか? ほら、正義のヒーロー性技のヒロインみたいな」

「いいや、そうじゃないんだ。本当に聞いたことない? ……少年、テレビやインターネットは見たことあるかい?」

 

急に聞かれて何のことかと思ったら、メディアに関する質問らしい。

テレビはあんまり見なくなったなぁ~、でもインターネットはよくサーフィンしてるよ。ツ〇ッターいっぱいちゅき♡ Xってなに?

 

「テレビはたまにニュース見るくらいっすね、インターネットは結構見ます。」

「……そうか…。」

 

なんか深く考え込んでしまったようだ。な、なんかごめんね? 困らせちゃって…。

居たたまれない気持ちで八木さんから視線を外していると、彼は俺に質問する内容をまとめたのか、再び話し出した。

 

「…ニュースもネットも見るのにヒーローを知らない。もしかするとだけど、君は記憶に何らかの障害があるのかもしれないね……。先ほども寝る前との記憶の整合性が取れないと君が話していただろう? 眠った記憶もないのにここのベンチで眠っていたり、起きて周りを確認してみたら知らない風景だったり、と正直言って今の君はあまり健全な状態であるとは言い難い……。今までに話した内容以外で何か覚えていることはあるかい?」

 

なんか職業としてのヒーローの概念を知らないということは、よっぽどやばいことらしい。

確かに記憶に変な点は多々あるが、そんなに深刻に考えてはいなかったぞ……。

かと言って、少し真剣に思い出そうとしてみても特に何も成果はない。

 

「いや、特にないと思います……。」

「そうか……、なにか身元がわかるものでもあればいいんだがなぁ。そうすれば君がどこから来て、どうやってここに至ったのかがわかるかもしれない。」

 

その言葉を聞いて、そういえば彼らに自己紹介をしていなかったことに思い至る。

財布の中に学生証があったはずなので、それを八木さんに渡しながらついでに自己紹介をしようとするが……

 

 

──────あれ? 俺の、俺の名前は……

 

 

八木さんや緑の少年が、俺の異変に気付いたのか、心配そうに声をかけてくるが、俺の耳には届かない。

───おかしい。

ポケットに入れていたはずの財布もなくなっている。普段であればすわ泥棒でもされたか、と考えるくらいの余裕はあるのだが、今の俺はそんな平常心を持ち合わせていない。

それもそうだ、自分の名前がわからないことなんて、よほどの事故を負ったあとの入院患者などでもなければありえないだろう。

俺の身体はいたって普通だ。見たところ大きな怪我もなく、頭と身体がじんわりと痛むのは、公園の固いベンチで寝転がっていたからだろう。

 

─────いや待て、自身の身体を確認したとき、どこか変なところがなかったか……?

 

……そうだ! 手だ! 俺の手はこんなに綺麗ではないし、もう少し大きかったはずだ…他には、髪か? 視界の隅に映るこの綺麗なプラチナブロンドの髪色は本当に俺の……? 

 

そうやっているうちに、自身が着ている服のポケットに折りたたまれた手帳のようなものが入っていることに気が付いた。乱雑にポケットに右手を突っ込み、それを取り出してみる。

これは…手帳? いや違う、それにしては些か大きすぎるし、なんだか少しだけ前時代的なつくりであるように感じられる。

───表題はない。意を決して、その書物を開く。

 

全部真っ白だ……何か分かるかもと思ったが…………ッ!!!

 

流し見ていると、何も書かれていないいくつもの白紙のページの中、一番最後のページだけに何かが刻まれていることに気が付いた。その部分に目をやると──────

 

 

【冒険の証】

 

  空

 

 -旅人-

 

 

───その名とともに描かれている、少年か青年か区別の付かない、綺麗な金色の頭髪をもち、容姿の優れた男の──────おそらくだが、"俺の"顔の似顔絵を見た途端、俺は───

 

 

 

──────自身が『男主人公(空くん)』になってしまったことと、今まで空くんの顔で適当な話し方をしていたことが、あまりに解釈不一致すぎて白目向いて気絶した。

 

 

 

──────────────────────────────────────────

 

 

 

-旅人-空

 

その身分と名前が何を意味するか。

彼は、オープンワールドアクションRPG「原神(げんしん)」における主人公の片割れである。

テイワットと呼ばれる大陸を舞台にプレイヤーは旅人となり、離ればなれになってしまった双子の片割れを探す旅を行うことになるのだが、プレイヤーはゲームを始めるときに、双子からどちらかを自機キャラとして選ぶことができる。

そしてその双子のうちの兄である方のキャラクターが空、ということだ。

 

兄である空は双子の片割れである妹───(ほたる)(女主人公)を探すために色んな国を冒険し、その旅路の中で様々な問題を解決したり、国ごとにそれぞれ現地妻をこさえたり*1と、たくさんの活躍を見せるのだが、まぁそれは各々で是非とも体験してもらいたい。

 

そして今一番大事なのは、この双子の妹である蛍ちゃんこそが「原神」に100人近く存在するプレイアブルキャラクターの中で、一番俺の好みのキャラクターであるということだ。

 

やっぱり蛍ちゃんかわいいよ! 好き好き大好きやっぱ好き! やっと見つけたお姫様! 俺が生まれてきた理由!

 

でも当の蛍ちゃんは兄である空くんのことが家族として大好きなので、俺が空くんになってしまったなんてことが申し訳なさすぎてもう既に1アウト。

 

それに兄たるもの、常に妹の見本足り得るよう、完璧であらねばならない。

 

『お兄ちゃんはね、戦いになんて一度も負けないし、物語はハッピーエンドで終わらせなきゃいけないし、やる事全部が(最終的に妹の都合の良い方向に働くように)めちゃくちゃでなきゃいけないの』

 

かつてマキ〇さんもこう言ってました。……そんなことはない?

そうかな…そうかも……

 

 

閑話休題(それは置いといて)

 

 

蛍ちゃんの大好きな空くんの、イメージを損なう言動をしてしまっていた点で2アウト。彼はクールでかつ社交性もあり、ユーモアすらをも獲得しているイケメン青少年なのだ。

 

ついでに俺が空くんになってしまったことで、空くんがマジもんのシスコンとなってしまった。俺が蛍ちゃんを大好きすぎるあまりに……許せサスケ…これで3アウトだ。

 

という訳でもう入れる保険がなくなってしまった。妹に渡せる保険金もない…俺は不出来なお兄ちゃんだな……。

 

あまりの残酷な現実に、俺はしばらく目が覚めなかった。

 

 

 

──────────────────────────────────────────

 

 

 

「少年!! 何が起きた!?」

 

何か自身の身元がわかるものは持ち合わせていないか、と謎の少年に私が問いかけたあと、しばらく固まってからその少年は

 

──────あれ? 俺の、俺の名前は……

 

と、そう呟いて、様子がおかしくなってしまった。

そして少年は一心不乱に、間違いを探すかのように、何かに縋りつくかのように自身の身体を確認し始めた。手のひらを見つめたかと思えば、視界に垂れる金色の髪の毛を手に取り、そして着ている服のポケットを漁り始める。

ポケットから不思議な大きさの手帳? 本? のようなものを取り出した彼は、一通り表紙を眺めた後、そこには何も書かれていなかったのであろうか、意を決して本の中身に目を通し始めた。

しばらくの間、彼はパラパラと真っ白なページをめくっていき、この本にも何もないかと思われたその時、最後のページに重大な情報が掲載されていることに気付いたようで、彼はそこに目を向ける。

 

何が書かれているのだろうと緑谷少年と二人で怪訝そうに眺めていると、いきなり目の前の少年が白目をむいて気絶してしまった。ここで先ほどの私の発言に繋がる、という訳だ。

 

再び目の前の少年をベンチに寝かせ、緑谷少年と二人で考え込むことしばし───

 

「急に様子がおかしくなったかと思えば…最後のページを見た途端に気絶してしまって、そんなに衝撃的なことでも書かれてあったんでしょうか……?」

「うーむ、詳しいことはわからないが、おそらくそうなのだろうな。それにしても彼は自分の名前も思い出せない様子だった……。彼には悪いが、この手帳? を確認させてもらおう。」

 

そう言いつつ地面に落ちたままの、作成年代が少し古そうな手帳を拾い上げる。

 

───【冒険の証】空 -旅人- 手帳の最後のページにはそうとだけ書かれていた。

すぐそばには彼の似顔絵も描かれている。

 

「これは、一応、身分証…なのだろうか……。なんとも判断し兼ねるが……。」

「でもこれを見て気絶した理由があまり判然としませんね…。」

 

自分が忘れていた自身についての情報を思い出し、その情報量に脳が圧迫されて、気絶してしまったということだろうか……そうであるならば、彼が無事目を覚ませば帰る場所も、どうやってここまで来たのかもわかりそうだが、もしそうでなかった場合は……。

 

彼のこれからの生活について思いを巡らせ、つい苦い顔をしてしまう。

そもそも彼への対応については、彼の身分が判明することを前提に考えていたのだ。

警察に連絡するにせよ、児相に相談するにせよ、彼の住む場所、帰るべき家が存在しないことにはそのどちらも対応に困ってしまうだろう。

 

「どうしたものか…。」

 

そう独り言ちる。緑谷少年も同様のことに思い至ったようで、心配そうに彼のことを見つめている。

 

「彼、大丈夫ですかね…。」

「あぁ、なんとかしてやりたいが……、まずは彼が起きてからかな。何か思い出したのか聞いてみることにしよう。」

「はい、わかりました。」

「私は彼を看病しているから、緑谷少年は訓練を続けておいで。」

「ありがとうございます!」

 

そう言って緑谷少年は再び課題(ごみそうじ)に取り組み始めた。

 

 

 

──────────────────────────────────────────

 

 

 

───温かい……柔らかな日差しに包まれているかのようだ。それに何だか、安心する?

まるで母なる大地に祝福されているみたいで、心に、身体に、穏やかな凪のような時間が流れる。

 

得も言われぬ安心感を抱えながら、深いところから意識が浮上する。

そうすると、目の前には再び怪しいオジサンがいた。

 

 

「目が覚めたかい? 少年、身体の方は問題ないかい?」

 

 

目の前というか、オジサンの顔を下から俺が見上げている感じだ。それに頭の後ろに感じるこの感触は……。

あんま知らないオジサンの膝枕かぁ…なんか、ちょっと、、うん……

膝枕をされるなら「原神」の作中でもあった*2ようにニィロウ*3たんにやってほしいお!

 

 

「チェンジで」

「ひどいな! 君は……オジサン、なんとなく君のことがわかってきたよ…。」

「冗談ですよ、ありがとうございます。」

 

 

そう言いながらオジサン───八木さんの膝から身体を起こす。

先ほどまで、自身が男主人公(空くん)になってしまったことに対してセンチメンタルな気持ちになってしまっていたが、もうそこはどうしようもないので、深く考えすぎないことにする。

 

───それに、純粋な空くん、という訳でもないしな。前生(ぜんしょう)の俺、とでも言うべきか、名前やどこに住んでいたかなどは思い出せないが、なんとなく覚えていることもある。

そうでなければ、空くんが「原神」の主人公だー、なんて思い出せないもんな。

 

俺の意識が戻ったことと、気絶する前よりも幾分か落ち着いていることを確認した八木さんは、こちらに話しかけてきた。

 

 

「急に気絶するもんだからビックリしたよ……それで、何か思い出せたのか、聞いてもいいかい?」

 

 

確かに目の前で人が急に錯乱して気絶したとなれば、誰でも何があったのかと気になるだろう。

でもなんて言おう…なんかよくやってたゲームの主人公になっちゃった! って言われても意味わかんないだろうし……うーん、困った。俺は困ったさん。

 

 

「思い出したというか……自身の置かれた状況を把握した結果、より訳わかんないことになったというか……。」

「? どういうことだい?」

 

 

俺もよくわかってない。目が覚めたら知らない場所で、知ってる人間になってしまっていた。名探偵コ〇ンのアニメでも、もう少し詳しい導入をする。

 

それに、先ほどまでの八木さんたちとの会話を踏まえて考えてみると、おそらくここは、かつての俺が過ごしていた世界でも、空くんが存在するはずのテイワット*4でもないのだろう。

俺の身体が空くんのものになっているんだ。こんな変なことが起こるくらいなんだから、別の世界が存在する、なんてこと程度ありえない話ではないのだろう。

 

ヒーローという職業なんて、俺の知る常識にはまったく当てはまらないからな。

 

 

「説明が難しい…とりあえず、自分の名前はわかりました。一応、空と呼んでください。」

 

 

前生の自身の名前も思い出せないんだから、この名前を名乗らせていただくしか選択肢がない。

 

 

「空少年だね、了解したよ。それで、他に何か思い出せたことは?」

 

 

八木さんがそう質問を重ねてくる。ここは正直に答えるか…

 

 

「そうですね、なぜここに居たのか、これからどうすればいいのか、何もわからない状態です。この【冒険の証】を見て、それらがわからないことがわかったというか……。あとついでに言うと、今の俺は、金なし職なし明日なしの状況です。詰んだ。」

 

 

俺の座っていた隣に置いてあった手帳のようなもの【冒険の証】を手に持ちながら、そう答えを返した。

 

何故か服のポケットに入っていた、この【冒険の証】は「原神」において様々な用途を持つものだ。旅人となった主人公は、日銭を稼ぐため、そして双子の片割れの情報を探すために、様々な国に拠点を構える「冒険者協会」に所属し、冒険者として日々を過ごすこととなる。そしてこの【冒険の証】は冒険者協会から発行されるもので、各々の冒険の足跡が記された書物であるらしい。

 

まぁ、それを知っていたところで、何の役にも立たないのだが……だって白紙だし…

 

すると八木さんは俺の現状にかなり驚いたようで、咳き込みながらこちらに顔を寄せてくる……って血!? この人血ぃ吐いてんですけど!?

 

 

「ブバァ! それは本当かい!? いったい君の身に何が…。」

「いや! 血ぃ吐いてますって!? あなたの方が先にくたばりそうじゃないですか!」

「そんな縁起の悪い…いや、すまないね。()()はいつものことなんだ。」

「いやいつも吐血する人は入院しとかなあかんですよ! 普通に考えて!」

 

 

いやほんまに、なんなんこの人? 目の前で急に吐血されるこっちの身にもなってほしい。

 

そこでふと、思いついたことがあった。俺は何故か空くんの身体になっている。

つまり、テイワットにおける元素*5の能力を使えるのではないか、と───

 

主人公である空/蛍は、現時点で他者を回復する能力は持ち得ていないけれど、俺は本物の空くんじゃない。そして俺は、他の回復能力を持つたくさんのキャラクターのことをよく知っている!

 

そう考えて、目の前で吐血した後の八木さんに向かって手のひらを向け、意識を集中させた。

想起するのは、500年もの長い間、自国の民のことを想い、その役目を演じきった誰よりも優しい女の子。

 

フリーナ*6の元素スキルだ……!!

 

 

「……頼む!! 歌い手さん*7…………!!」

 

 

自身の内側に意識を向ける。身体の中心から腕の先に向かって、水元素力が伝わるように…!

 

───この世界の元素よ…どうか俺の祈りに答えてくれ……!!

 

神像に祈るかのように瞼を閉じ、より深く、自身の奥底に目を向ける──────

 

身体の中で何かが躍動したのを感じるとともに、瞼を開け、自身の手のひらの先に着目する。

 

──────するとそこには、俺の想像した通りの姿があった。

癒しの力を多く内包する水元素力が塊となって表出した、優しさの波動。

 

八木さんを後ろから優しく包み込むかのように、具現化された水元素生物。

 

俺は自身の考えた通りに能力が扱えたことに心の底から安堵し、大きく息を吐いた。

それと同時に、今までの人生では感じたこともないような高揚感を、その胸に深く感じ入る。

 

 

「ははっ……できた…………」

「なッ!? ……こ、これは…………」

 

 

ついつい笑みがこみ上げてくる。それもそうだろう、男の子なら誰だって一度はこんな特別な力に憧れるものだ。さらに言うのならば、俺の好きなゲームの能力を扱えたんだ。

こんなに嬉しいことは今まで生きてきた中で、これから生きるうえでもなかなか無い経験だろう。

 

八木さんの方はというと、今日起こったどのことよりも、大層驚いたかのようにその真っ黒な目を限界まで見開き、驚きを露にしていた。

 

 

「わ、私の怪我が…身体が治っていく……!」

 

 

──────この力は、他者が傷付かないよう、代わりに自分がすべてを請け負うことを決めた、世界で一番優しい女の子の力だ。

 

 

*1
そんなことはない

*2
2024年夏イベントにて、ニィロウというキャラクターが主人公に膝枕をするゲーム内イラストが実装された。照れててかわいいね

*3
ゲームに登場するプレイアブルキャラクター。スメールという知恵の国で、ダンスを得意とし、芸術的な観点からも神に捧げるための舞を追求する人気の踊り子。

*4
「原神」の舞台である大陸の名称。

*5
テイワットに古くから存在するエネルギー体系のこと。「水」「炎」「雷」「岩」「草」「氷」「風」の7つから成る。

*6
水と審判の国、フォンテーヌを統治する水の神、またの名をフォカロルス。

*7
フリーナの元素スキル:(おおく)の水の歌い手





何とかキリのいいところまで二話分書けましたけど、文章書くのってこんなに大変だったっけ……と軽く絶望しながらもじかいてます(瀕死)
コピペって偉大だったんだなぁ…としみじみ

ノリだけで書き始めた拙作ですが、自分の中であーここ書きたいなーって結構思っている箇所があって、そこまでは書けたらいいなー とは思っているんですが、どうだろう
なかなか厳しいかも
しかもその箇所っていうのがかなーり先の方なのでどうなるかわかりません。

評価が思ったより悪かったら消してこっそり書き直したりするかもしれませんし、評価も感想もなかったらさすがに続かなかったりするかもしれません。

なので、評価・感想の方、よろしくお願いします。甘やかしてください。それか顔文字
それじゃ!ノシ

(ちなみに、原神のネタバレにはなるべく気を付けているつもりです。みんな原神やろう!)
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