【にじさんじ】ROF-MAOとアスレチック
どうも皆さん。アルバイトスタッフの六道理央だ。
今回は、事務所ではなく、バスの車内にいる。
ちなみに、仕事は仕事でも、ホロライブ事務所ではない。にじさんじ事務所関係の仕事である。
皆の衆、ROF-MAOについて知っているか?
ROF-MAO!それは、剣持刀也・加賀美ハヤト・甲斐田晴・不破湊で結成された『カッコイイオトナへの成長を全力で目指す』バラエティーVtuber集団である。
東京からロケバスで高速に乗り、某県にある阿野世山に向かうROF-MAO一行。
ロケバスの車内にて、メンバーは各々の時間を過ごしている。配信の寝不足による疲れがあるのかバスの座席を後ろに倒して仮眠を取る者、差し入れの缶コーヒーを飲みながら外の景色を眺める者、バナナオレを飲んでいる者、同僚のロリ系ライバーの配信を見てニヤニヤしているアゴ等、各々は日々の疲れを移動中に癒していた。
俺は、アルバイトの身だがスタッフである為、ROF-MAOの撮影に同行している。
ちなみに、ROF-MAOにはアスレチックで運動する事以外伝えられていないが、今回の撮影にはドッキリが仕掛けられている。
説明する前に俺は、調合した滋養強壮薬を飲む。コレが身体に一番効くんだ。生憎、そのドッキリの事前準備で寝不足気味なんだよ。
ドッキリ①:油断禁物!アスレチック冷静王
ドッキリ②:ニンニン!忍者対決
ドッキリ①の油断禁物!アスレチック冷静王は、その名の通り、アスレチックに様々な罠が仕掛けられている。それもライバーが恥ずかしがる黒歴史的な罠ばかりだ。特にコレの設置に時間が掛かった。
一部のライバーを除き、ROF-MAOの数人を含めたにじさんじのライバーの大半が俺の正体について知らない。というか、教えていない。殆どのライバーが俺の事を昔からいるスタッフとしか見ていない。だからこそ、今回の撮影でサプライズゲストとして登場してもらうことを企画担当のディレクターから秘密裏に伝えられた。
そんなわけで、配信者六辻獄也としての変身道具を持ってきている。考えていたら、目的地に着いたみたいだ。
「甲斐田!甲斐田!行くぞー!」
「何ですか〜不破さん。僕は起きたばかりで眠いんですよー」
ロケバスの車内から甲斐田と不破が降りてくる。寝ぼけているのか眼を擦りながら不破の後に続いて降りてきた。加賀美と剣持も体を伸ばしながら降りてきた。
いよいよ、撮影が始まる。
「はい、今回も始まりました木曜ろふまお塾!
司会は私加賀美ハヤトが務めさせて頂きます!」
「わ〜!」
加賀美ハヤトが進行を務め、それに合わせて三人が相槌を打つ。
「今日の企画はですね!皆さん、今日はどこか違いませんか?」
「外にいるね」
「外だね」
「いつも室内で撮影だもんね」
「カッコいいオトナならアスレチック完全クリアできるはず!〈ハラハラ!ろふまおアスレチック王!〉」
「「「お〜!」」」
「アスレチックか〜懐かしい」
「俺、アスレチック好きよ。腕が鳴るわ!甲斐田は?」
「俺、運動苦手なんですよ〜」
剣持は、腕をストレッチさせながら、体を温めた。不破は、甲斐田と談笑していた。
「そして、今回、サプライズゲストがいらっしゃるということらしいのですが」
サプライズゲストという言葉に不破・甲斐田・剣持の三人は驚きを隠せなかった。
「ゲスト?珍しいね」
「誰だ?」
「ろふまおは、ライバーから怖がられている番組なのに」
「では、ゲストの方!こちらにどうぞ!」
『・・・・』
「あ、あれ?」
加賀美ハヤトの呼び掛けに返事は聞こえず、その代わり、四人の目の前に導火線に火が付いた煙玉が出現した。煙玉の登場にROF-MAOの四人は慌てるが爆発し、辺り一面が煙幕で見えなくなる。
「ゲホッゲホッ!いきなり何なんですか!?」
「おい!絶対Dが何か仕組んだろ!」
「ケホッケホッ…ゲホッゲホッ!」
「見えないなー」
加賀美は咳き込みながら驚き、剣持はディレクターが仕組んでいることを見破り、甲斐田は軽く煙を吸ってしまい激しく咳き込み、不破は見えない周りに戸惑っていた。
その様子を眺め、隠れていた木の上から飛び降りる。四人から見て煙が晴れると同時にゲストの姿が現れたように見える演出だ。
「「「「うわあ!?」」」」
「びっくりした!」
「うぇ?どちら様?」
「登場の仕方が忍者なのですが!?もしかしてゲストの方?」
「ビビったー」
「こんにちは!ROF-MAOの皆さん。
ドロン!アグナルス所属バーチャライマーの六辻獄也です!
我、参陣!」
「はい!本日のゲストの六辻獄也さんです!」
加賀美は持ち前のMCスキルとプロ根性で内心動揺しながらも、司会を乗り切った。ディレクターからカットの指示が入り、目的地までの移動時間となった。
「競合他社とのコラボは久々じゃない?」
甲斐田達が移動している最中、バレないように半径50m離れた場所で変身する。
『ザ・変化!ニンニン!ニンニニンニン!』
クロニンジャーシュリケンを忍者一番刀に装着、回転させる。
「シュリケン変化!」
『クロジャー!ニンジャー』
「月夜に黒影!クロニンジャー」
その姿は黒を基本とした忍装束に赤のカラーリングが施されたニンジャであった。
「あ、え?六辻…さん?」
「うわ!六辻さんカッコいい!ヒーローみたいですね!」
「今から君たちには試練だ。このアスレチックには罠が仕掛けられている。それを掻い潜り、クリアせよ。ちなみに、罠はこういうのだ。」
「シュリケン忍法 VTR再生の術」
〈キンキラジャー〉
アスレチックの高台の上にラジカセが置かれ、勝手に曲が流れてきた。
『納豆ー!嫌いな納豆!キラキラハヤトー!
俺は社長!
オクラ!メカブ!とろろー!』
「「「・・・・」」」
「その歌はもういいだろ!」
仲間がふざけて作ったオリジナルソロ曲が延々と流れる地獄の状況の中、加賀美は顔を真っ赤にさせながら、スタート地点を駆け抜ける。そして、高く跳躍する。さながら忍びのように軽やかな跳躍力だ。
『俺は前向きフェニックス!いつだって元気で一杯!』
「うおおおおお!」
サビに突入した瞬間。加賀美は、綱梯子にしがみつき、ガシガシと手足を動かして登る。綱梯子を登りきった後、高台の上で大きく息を吸い、スタッフのいる方に向けて叫んだ。
「絶対に許さんぞ!スタッフとD!」
次は、剣持が挑戦するようだ。見た感じ、気合い十分だ。
「こんなアスレチック僕には楽勝《刀也お兄ちゃん》……!?」
少女の声が何処からか聞こえた瞬間、剣持の動きはフリーズした。それもその筈、この声の正体は
「あ、あれは!?」
剣持が見た方向には、天宮こころのぬいぐるみと録音機があった。
「アレは僕の物だー!」
剣持は、天宮こころのぬいぐるみがあるエリアに一目散に飛び出し、空中平泳ぎで距離を稼ぐが届かずに空中から水エリアに着水した。
「あゝ嗚呼!?」
バシャーン!
「やはり、罠が効いたか」
何故、天宮こころのぬいぐるみがこの場にあるのか。前日の事を思い出した。
〜回想〜
天宮「えっと、もしかしてあの撮影ですか?」
はい、ROF-MAOの撮影です。
天宮「ひぅっ!あ、天宮はビリビリは嫌ですよ!」
大丈夫です。天宮さんにはイタズラのお手伝いに協力してもらいたいと思ったのです。
天宮「へっ? い、イタズラ?」
はい。今週の土曜に撮影があるのですが、それ用に
天宮「面白そう!それなら天宮もやりたい」
よろしくお願いします。後ほどお礼はしますよ
天宮「お、お礼!えへへ、楽しみにしてます」
〜終〜
と、まぁ…こんなやり取りがあったわけであるが
加賀美と剣持の身体能力には目を見張るものがある。それに不破と甲斐田もバラエティ慣れしているからか、次々と難所をクリアしていた。
(ふむ、ここはアドリブを入れるとしよう。)
動画が面白くなるように、能力の一部を解放する。
「催眠術・YD波!」
催眠術による光線を浴びた剣持は、両膝を地面について倒れ込んだ。
「ちょちょ!六辻さん!剣持さんに何したんですか!」
「大丈夫ですよ。加賀美さん。怪我を負わせてはいませんよ」
「ロリは10歳くらいが至高!」
「うわ!どうした急に!?」
剣持のいきなりな発言に驚いた不破。剣持は口を手で抑えるが、抑えきれずに塞いでいた手を離す。
「だから、ロリは小学5年生くらいが最高!」
「モチさんが可笑しくなった〜!?」
「元からじゃない?六辻さん、何したんすか」
「ふっふっふ、この魔杖から発生するYD波を浴びた生物は猥談による意思疎通しかできなくなるのだ」
「
「社長ー!?」
剣持に当てた催眠術にうっかり、加賀美にも当たったようだ。
「流石、ROF-MAO最年長。ワイ談のレベルが違うぜ」
「アニキ!何、感心してんのさ!」
「
「…何だろう。怒っているのだけは分かる。自主規制音で聞こえないけど」
「ロリ最高!ブルマ履いたロリは更に最高!」
「モチさんはモチさんで変だし…いつものことか?」
「
加賀美は、言葉が全てピー音に変わっているのに対して、額に青筋を立てながら、俺の肩を激しく揺さぶった。
「すいません加賀美さん。時間が立てば元に戻りますよ(笑)」
「それって何時間位掛かるの?」
「今回は弱めの催眠術にしたので、あと10分後には戻りますよ。」
第二のドッキリ企画であるニンニン!忍者対決に移ろうとした瞬間に巨大で禍々しい妖気を感じ取る。
「フハハハ!何やら面白そうなことやってやがるじゃねえか!」
「何奴!」
「スパッツ!」
「
俺に続いて、剣持と加賀美が笑い声の聞こえる方に振り向く。催眠術によるY談でイマイチ締まらない。
そこには、狐の面をした怪人と鬼がいた。
「我が名は、牙鬼軍団三代目首領!牙鬼盈月!」
「牙鬼軍団の残党か!?」
「然り、父上である牙鬼幻月の息子にして、牙鬼家三男なり」
「この世界に何の用だ!」
「知れたことよ。この世界の人間たちから恐れを集めて、我が牙鬼軍団を再興させるのだ!」
「そんな事させるかよ!」
理由を聞いた不破は激怒した。それは他の三人も同様だ。牙鬼軍団はこの世界の勢力ではない。一体、誰が招き寄せたのか。
「まさか、十六夜九衛門!?」
「ほう、この世界で僕の名を知っているとはね。
油断出来ない奴だ。消してしまおうか。
十六夜流忍法・忍び招聘の術!」
九衛門は、取り出した巻物を広げ、十六夜の小槌を振り出すと、黒い恐れの塊が近くの竹藪に着地し、光り出す。そこに、竹藪からヤマアラシに近い外見を持つ妖怪が現れた。
「俺は、十六夜流忍者刺客。その名も妖怪ヤマアラシなり!」
牙鬼盈月は、妖気で牙鬼軍団の戦闘員であるヒトカラゲとジュッカラゲを生み出す。
「ジッパー」「ジッパー」「ジッパー」「ジッパー」
「ゾウヒョー」「ゾウヒョー」「ゾウヒョー」
ヒトカラゲ、ジュッカラゲの軍団が ROF-MAOとスタッフ達を取り囲む。多数のヒトカラゲを斬り伏せながら、救出に向かう。しかし、次々と増えるヒトカラゲに行く手を阻まれ、ROF-MAO達を救出する事が困難となった。
「斬っても斬っても切りが無い!」
ヒトカラゲの群れに苦戦していると、突如、十字手裏剣が飛来。
「ウゴっ!」
「ジッパ!?」
「ゾヒョー!?」
ヒトカラゲの頭や体に突き刺さり、ヒトカラゲ達は倒れた。突然の事態に牙鬼盈月と九衛門は狼狽した。
「何者だ!」
盈月達が振り向くと岩の上にカジュアルスーツ姿の男がいた。その男の正体は
「社さん!?」
にじさんじ男性ライバーの社築であった。
社築が何故、阿野世山にいる以前に手に持って掲げている物体に対して、見覚えがある。
「あのボールは、まさか!?」
「天空シノビチェンジ!ハッ!」
ボール型アイテム【シュリケンボール】が緑色の光を放ち、社築は緑色の閃光に包まれた。次の瞬間、そこには、緑の忍び装束を着装した忍者が現れた。
「I am Ninja of Ninja!緑の光弾!天空忍者シュリケンジャー参上!」
緑の忍者もといシュリケンジャーは、決めポーズを構えると、背後で爆発が発生し、爆破による緑の煙幕がシュリケンジャーを目立たせていた。
「社さんがシュリケンジャー!?」
「忍びだと…小癪な!行け!」
ヤマアラシは、九衛門から借り受けたスッパラゲをシュリケンジャーに突撃させる。
「ヘイ!クロニンジャー!ヤマアラシはmeに任せな!」
「何だか分からないが助かる。シュリケンジャー!
忍どころか」
「「シュシュっと行くぜ!」」
忍者一番刀を逆手に構えながら駆け出し、宙返りをする。相手は、牙鬼軍団の首領。油断は禁物だ。
「行くぞ!牙鬼盈月」
「良かろう。貴様の蛮勇を讃え、我が相手をしてやるぞ」
牙鬼孤月は、大剣サイズの野太刀【餓鬼】を肩に担ぎ、片手で振り下ろしてきた。すかさず、忍者一番刀で防ぐ。忍者一番刀と野太刀が鍔迫り合い、拮抗状態に陥る。何とか野太刀の斬撃を受け止めるが、前日の疲れが祟り、弾き飛ばされた。弾き飛ばされる瞬間に、後退したことで何とか空中で体勢を立て直し、忍者一番刀を構え直す。
「ジュッカラゲ共!行け!」
「ヒャッパー!」「ゾウヒョー!」
孤月の命令を受けたジュッカラゲの軍勢が刺又状の両刃大剣を構えながら突撃してきた。焦らずに五トンシノビシュリケンを忍者一番刀にセット、前に構えて回す。
「上級シュリケン忍法!アツアツ熱湯風呂・おしおきの術!水の術・火炎の術・金の術!」
〈ジャブジャブジャー!メラメラジャー!キンキラジャー!〉
忍者一番刀の刃先から眩い光が生じて、ジュッカラゲ達を包みこむ。
カポ〜ン!と風呂桶が銭湯の床タイルに置かれた音が響き、ジュッカラゲ達は戦闘中に銭湯で湯船に浸かっている。
洗い場で体をゴシゴシと洗うジュッカラゲもいれば、頭にタオルを乗せて湯船に浸かりながら鼻歌を歌うジュッカラゲもいた。ジュッカラゲ達が銭湯で油断していると。
ゴッチーン!!!と頭上に金たらいが降り、直撃した。幻覚状態から覚めたジュッカラゲ達は、頭上に星が回りながらバタンと倒れ込み、気絶した。
「この役立たず共め〜」
「さあ!覚悟しやがれ盈月!ハッ!」
一方その頃、ROF-MAOの面々はというと
「うわあ〜!ちょ、やめてよ〜」
「ちょ!この!この!この!」
甲斐田は、数体のヒトカラゲに追いかけ回されていた。甲斐田は石を投げ、不破は木の棒を振り回したりして対処していた。
「(こうなったら、一か八か!)甲斐田!一発ギャグを言うんだ!」
「ええと、甲斐田の笑顔が満開だ!」
『ジッパ〜サムイ〜』
甲斐田のギャグによって周囲の気温が下がり、ヒトカラゲ達が凍り付いた。
「流石、甲斐田のギャグ」
「全然嬉しくなーい」
不破は、甲斐田の肩を組みながら褒め称え、甲斐田は軽く落ち込んだ。
「えい!はっ!とりゃ!」
「スッパ!スパッ!スッパ〜!」
加賀美は、十六夜流の下忍スッパラゲを殴り飛ばし、蹴り飛ばすなどのヒットアンドアウェイを繰り返していた。草むらに隠れていたカメラマンとディレクター達は、撮影用に持ってきたアレを加賀美に投げ渡す。
「加賀美さん!これを!」
「こ、これは!アルキメデス!」
加賀美がスタッフから受け取った物は、以前にろふまおの農業企画で購入した農機具アルキメデス。
これ以上、拳で挑むより武器を使った方が良いと判断した加賀美は、アルキメデスを右手で持ち構えながら、スッパラゲ十人隊に立ち向かう。腰を深く落とし、大きく振りかぶる。
「ふんっ!」
『スッパ〜!?』
加賀美は、持ち前の腕力でスッパラゲの十体を纏めて殴り飛ばした。にじさんじ男性ライバートップクラスのフィジカルは伊達ではない。
「あ!返せ!天宮のブロマイド!」
「取り返したかったらこっちに来るんだな」
剣持は、スッパラゲの1体におちょくられながら、宝物を取り返そうと追いかけていた。
「返せ!返せよ〜!……返せつってんだろー!」
剣持は、怒りの余りアゴを向けるとアゴが鋭利に尖る。そして、スッパラゲの方にまで伸び、突き刺した。そしてすかさず、身体を回転させ、スッパラゲ達を回転したアゴで斬り付ける。
「天宮(の写真)は渡さない!」
やはり、ROF-MAOはユニークなグループである
その頃、シュリケンジャーは、シュリケンズバットを抜刀して、ヤマアラシに【プラズマ剣】による剣撃を与える。攻撃を受けたヤマアラシは後退し、背中の針山をシュリケンジャーに向けた。
「十六夜流忍法・飛来針の術!」
多数の飛来針を目にも止まらない速さで斬り伏せる。飛来針用の針が尽きたヤマアラシは、丸くなり、巨大な針玉としてシュリケンジャーに突進する。
「ファイヤーモードでい!」
シュリケンジャーは、マスクの上半分を回転させると穏やかな顔から怒った顔に変化した。口調も江戸っ子風になっている。
ファイヤーモードになったシュリケンジャーは、シュリケンズバットを構え、ヤマアラシをノックした。
「どわあああ!」
「やいやい、この妖怪野郎!頭のてっぺんから爪先まで、忍者の風上にも置けねぇ!
卑劣で汚ぇその根性!宇宙統一流忍者・シュリケンジャーが許さねぇぜ!!」
「超忍法・秘打千本ノック!」
シュリケンボールを真上に投げ、シュリケンズバットを持ちながら、超高速横回転で、シュリケンボールを次々と打ち飛ばす。
シュリケンボールがヤマアラシに当たり、シュリケンボールの威力でヤマアラシの妖気が漏れ出した。
「オレがこんな所で!……無念!」
ヤマアラシが爆発したことを確認したシュリケンジャーは、クロニンジャー達の援護に向かった。
「シュリケン忍法!火炎の術!」
〈メラメラジャー〉
「牙凌道・十鬼幻!」
火炎と衝撃波の衝突で土煙が舞い、視界が遮られる。それを利用して、土の術で土中を移動する。
「シュリケン忍法・モグラの術」
〈ドンドンジャー〉
穴掘り移動で盈月の後ろに回ることで、奴の隙を見出した。
「超忍法!影の舞い!」
特殊な障子の結界が盈月とクロニンジャーを包む。
影状態となったクロニンジャーは、盈月を連続で斬り続け、最後に飛び蹴りを喰らわした。
「これでトドメだ!」
『チョーゼツ ニンジャー!』
超絶勝負チェンジャーを忍者一番刀に装着し、回転させる。ライオンのエネルギーがクロニンジャーを包み、胸部にライオンのような装甲【ジョウ忍カッチュウ】が装着された。クロニンジャー超絶に変身した。
そして、技ボタンを押し、超絶勝負チェンジャーを激しく回転させる。
『ザ・技! ナンジャナンジャ? ナンジャナンジャ?』
「超絶シュリケン斬!ハァァァ!」
刀身に焔が纏い、刃が急激に伸びる。そして、牙鬼盈月に向かって、一直線に振りかざす。
盈月は、野太刀【餓鬼】でシュリケン斬を受け止めるが、超絶シュリケン斬の質量にかかる重力に耐え切れず、一刀両断された。
「グアア!我が牙鬼軍団の復活の…野望…が!」
盈月の体がバチバチと赤い稲妻と共に鳴り出し、体内の妖力と共に爆散した。
「妖術・肥大蕃息の術」
逃げ隠れていた九衛門は、五トン妖シュリケンをセットした十六夜の小槌を振るい、牙鬼盈月を巨大化させた。
「皆、早く逃げるんだ!」
「「「「は、はい!」」」」
ROF-MAOとスタッフ達は、シュリケンジャーに連れられて避難した。それを見て、オトモ忍を呼び出す。
「おっちゃん!一緒に」
『おうよ!』
「「超絶暴れるぜ!」」
忍者一番刀の『呼』を押し、ライオンハオージョウを召喚した。
〈ライオン! ハ・オー!
ライオン! ハ・オー!
ライオン! ハ・オー!
ライオンハオー!!!〉
「ライオン合体!」
ハオージョウの体が分解され、人型に変形。頭は胸部に移動し、身体は其の儘、前脚は腕となり、後ろ脚は脚部になる。
ライオンハオーのコックピットに乗り込み、逆さにした忍者一番刀を操縦桿としてライオンハオーに突き刺す。
「完成!ライオンハオー」
ライオンハオーがライオンハオージョウの姿に戻り、牙鬼盈月に向かって突進。忍者一番刀に焔を纏わせ、盈月を目掛けて斬り付ける。
『N・I・N・I・NIN・NININ(エヌ・アイ・エヌ・アイ・ニン・ニニン)』
「ライオン超絶斬り!」
牙鬼盈月の野太刀【餓鬼】の刃は粉々に折れ、唐竹割りと横薙ぎで斬り付けられた。
「父上…今直ぐそちらへ向かいまする…ぞ!」
牙鬼盈月は、爆発四散。それを見届けた九衛門は、霧のように消えた。
「よっしゃ〜!わっしょーい!」
俺は、ハオージョウのおっちゃんと共に勝利を噛み締めた。
ハプニングがあったものの何とか収録を完了した
ROF-MAOとスタッフ達は、阿野世山から引き上げた。
帰りの車内では、ROF-MAOの面々は今日の出来事に疲れて泥のように眠っている。スタッフ達は、Dと収録中に起きた牙鬼襲撃事件について議論を重ねていた。
後で聞いた話だが、牙鬼軍団との戦闘を撮影した動画は安全な所を切り分けて編集した後に、にじさんじ上層部に提出する事を決めたらしい。
翌日、にじさんじの事務所内で
「私、昨日は事務所で提出物作成してましたよ。
それに悪いけど…阿野世山には行ったことないよ。」
「「「「え?」」」」
(…成程な)
社築からの予想通りの回答に俺は内心理解した。
もっとも、ROF-MAOのメンバーは頭に?を浮かべた状態だが。
「で、では、シュリケンジャーの正体は一体?」
加賀美はシュリケンジャーの正体に頭を悩ませていた。それを見た三人は、加賀美をランチに誘った。
「まあ、社長。細かいことはいいじゃん」
「そうだよ社長。そうだ!飯食いに行こう!」
「良かったら、社さんも六道さんも一緒に行きませんか?」
「おっ!じゃあ、お言葉に甘えて」
「相分かった」
シュリケンジャーの正体について、ひとまず置いたROF-MAO達は、ランチに向かった。
その時、にじさんじ事務所の向かい側にあるビルの屋上から全身緑の人間が事務所内の理央がいる室内を眺めていた。
「Good bye。この世界のニンジャ」
その影の周りに白煙が発生した後、ビルの屋上から人影は消え、屋上には誰も居なくなり、閑散とした状態になった。
次の特撮ネタ
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ゴーオンジャー
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