アルバイトスタッフの電脳日常   作:ヴィルヘルム星の大魔王

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パラレルの世界線です。


番外編 壱
【番外編】心のエンジンは、いつ燃やすのか(前編)


 

 ホロシティは、今日も平和だ。

 

 ホロ公園の広場にある芝生の上に寝転がりながら、のんびりと青空を泳ぐ雲を眺める。

 今日は、出勤する日だが、面倒くさいのでバックレた。まあ、要するにサボりだ。本当はこんな事イケないのは分かっているが、どうも気分じゃない。気分はどんよりだ。

 

 

 「あぁ⋯もういい。考えるのやーめた」

 

 太陽のポカポカな陽気で自然と瞼が重くなる。 

 

 「昼寝タイムと洒落込みますか。くわぁ」

 

 

 目を瞑り、少しの時間夢の世界へと旅立った。

 

  

 「⋯きて下さい。起きて下さい」  

 

 

 真上から声が聞こえ、目を覚ます。

 

 

 「おはよう。気持ちよさそうに寝てたわね」 

 

 

 ぼやけた視界がクリアになると、桃色の長髪美人が額に青筋を立てながら、笑顔でこちらを見ていた。彼女の名は、森カリオペ。異動前の部署で一緒だった同期だ。階級は同じ巡査。

  

 

 「げっ!カリオペ!?(やっべぇ、カリオペに見つかった。こうなったら)⋯あ、それより上見ろ」

 

 

 「上?何もない⋯あ!こら!」

 

 

 カリオペと呼ばれた美女が上を向いている隙に跳ね起き、そそくさと逃げようとするが、左手を掴まれ、ガチャリと何かを掛けられた。よく見れば、カリオペが所持している手錠であった。足払いをされたことで、気付けば、足が宙に浮いており、組み伏せられる。そして、そのまま、スーツの後ろ襟を掴まれた。

 すかさず手錠を外して、再び逃走を図る。

 

 「うぐっ!」

 

 だが、鎌の峰部分で頭を叩かれ、地面に倒れ伏せる

 

 

 「はい、サボり魔捕獲」

 

 痛みにのたうち回る中、逃げられないことを悟り、大人しく従い、駐車場に停めていた車に乗った。

 

 配属先である大空警察分署に連行され、地下階段を降りて、通路を真っ直ぐ歩く。そして、一つの部屋に着く。その部屋の扉には【特状課】のプレートが貼られていた。因みに、一ヶ月前から特状課の新米刑事として働いている警察官だ。階級は巡査。

 

 

 

 そして今、俺は叱られている。

 

 

 

 

 「六道!お前はホロライブ大空警察署特殊状況下事件捜査課の刑事だ!それを自覚しなさい!」

 

 

 彼女は、大空警察署の署長である大空スバル。

 犯罪者からは[アヒルの大空]として恐れられている凄腕の警察官だ。しかし、この大空警察分署。ホロシティにあるホロ警察署の分署なのだが、昨今の人手不足の影響もあってか。警察官の人数が少ない。俺を含めて十人位だ。

 

 

 「すぴーすぴー」

 

 

 「すぅぅ⋯かなでぇぇええ!起きろー!お前ー!」

 

 

 「ぴゃいっ!」

 

 

 スヤスヤと眠っていた奏先輩は、スバル署長の怒声で目覚め、ピシッと直立で敬礼していた。

 

 

 「あと、そこのノエル!」

 

 

 スバル署長は、デスクで顔を俯かせていたノエル先輩を指差し、名前を呼ばれたノエル先輩は顔を上げて振り向く。

 

 

 「ど、ど、どうしたんですかスバル署長。団長は何もしてませんよ」

 

 「動揺しすぎ。今、手に持っている物を見せて」

 

 「⋯はい」

 

 「これは何?」

 

 「スポーツTシャツです。」

 

 「そうだな。だが、それはスバルの私服だ」

 

 スバルに指摘されたノエルは、クンクンとスバルのTシャツの匂いを嗅いでいる。

 

 

 「嗅ぐな!あと返せ!」

 

 「六道君も嗅ぐかね?」

 

 「あ、いいんすか?」

 

 「ホワアアア!?嗅がせるな!お前も嗅ごうとすな!」

 

 

 ノエル先輩からスバル署長の私服を近づけられたので、嗅ごうとしたら、顔を真っ赤にしたスバル署長に引き離され、耳を引っ張られた。

 

 

 「イタタタタタ!ギブギブ!ギブギブ!」

 

 「まあまあ、大空ちゃん落ち着いて」

 

 課長デスクに座っていた男性警官が、興奮しているスバル署長を宥める。

 

 「はぁ…はぁ…西本願寺課長」

 

 

 初老の男性警官は、西本願寺純。階級は大空警察分署特状課課長で、謂わば、大空警察分署のNo.3。肩書のみなら偉い人に思うかもしれないが

 

 

 「今日の大空ちゃんのラッキーカラーは、青!

 良いことあるから、落ち着いて、ね?おサボりしてた六道ちゃんも大空ちゃん余りを怒らせないように」

 

 占いが好きなおちゃらけた性格の上司なんだよな。

 ぶっちゃけ、本署の元上司より好感度は高い。

 

 

 「ハァ、こより、不審な情報はないか?」

 

 

 特状課客員である博衣こよりは、ホログラム画面で情報を確認。

 

 「今のところ、【重加速】の発生情報はありませんよ〜」

 

 重加速とは、2年前に発生した超常現象で、人や全ての物体が急激に遅くなる現象。そして、2年前にある大災害を引き起こした。一般的には、【どんより】と呼ばれている。

 

 「重加速もそうだが。最近、連続誘拐事件が起きているから、各員、気を付ける様に」

 

 

 『はい!』

 

 「では、解散!」

 

 「じゃ、見回りに行ってきます」

 

 朝礼が終わり、パトロールに向かう。決して、サボる為ではない。スバル署長の目が怖かったな。トライドロンに乗ると、バタンと扉を開く音が聞こえた。助手席を見ると、助手席には、カリオペが座っている。

  

 

 「六道さん一人じゃ、またサボるかもしれないから、私はお目付役ですよ」

 

 「流石にサボらねえよ。今日は」

 

 『相変わらずテンションがローギアだな。そろそろ戦士になる決心はついたかね?』

 

 「またアンタか。今日もよく話しかけてくるな」

 

 運転席と助手席の真ん中に1台のベルトが鎮座している。俺がトライドロンに乗って、初運転していた時に偶然目覚めた喋るベルト。元は有名な科学者だったらしいが、事故によりベルトと一体化したそう。因みに、度が付くほどのおしゃべりだ。

 

 『最近まで静かに眠っていたのだが、誰かに叩き起こされたような気がしたのさ。それよりも、今日は何だか、嫌な予感がする。隅々まで見逃すんじゃないぞ?心のエンジンに火を付けるんだ』

 

 「そんなの⋯分かってるよ」

 

 俺とベルトとの会話をカリオペは、助手席で静かに聴いていた。

 

 

 

 

 

 一方その頃、奏のいる場所では

 

 

 

 

 

 「賽子をよう見てござんすね」

 

 店主兼壺振り師ポルカは、二つの賽子を指で挟み、参加者に見えるように上げる。参加者の眼は真剣だ。緊張によって、背中に汗を流している者もいる。

 そして、賽子が壺に入り、ダン!と床に叩きつけられる。

 

 奏がサボ⋯調査している射的屋尾丸の奥間では賭博が行われていた。一般的な賭博と言えば、金が中心であろう。しかし、この賭博では、各自が持ってきたお菓子が金の代わりとされる。意外と健全的である。かなりの賑わいを見せていた。

 

 

 「さあ、張った張った!丁か半か!」

 

 「余は丁!」「半ぺこ!」「丁!」「半!」

 

 

 「二・四の丁!」

 

 

 「うわー!また負けたぺこ!」

 

 「ちきしょ〜!」

 

 「わ〜い!勝ったぞ〜!」

 

 「よっしゃ〜♪」

 

 

 奏は、兎田と沙花叉に近づき、土下座する勢いで四つん這いで着地すると、二人の目と鼻の先で存分に煽り散らかすように高笑いする。

 

 

 「その顔が見たかった···。私に嫉妬するその顔がぁ···!アハハハハ!!アハハハハッ!!」

 

 

 「「⋯えぇ」」

 

 奏の行動にあやめとポルカは思わず、引いた。

 

 きっちりと自身の取り分(お菓子)を抜き取ってから、射的屋尾丸を出た奏は、追加の賭けで入手したシャチの掃除屋マスクを装着しながら、人参片手に口笛を吹く。

 

 「きっしっし!今日は大儲けじゃーい!これだから博打は辞められねえな」

 

 「パトロールに行ったと思えば、随分と楽しそうだったな?奏巡査長?」

 

 「んえ?」

 

 後ろから声を掛けられた奏は、振り向く。そこには、アヒルを肩に乗せ、サングラスを掛けた警察官が腕を組んでいた。その姿を見た彼女は、体中から冷や汗が止まらず、只々、呆然と立ち尽くすしかなかった。

  

 「あの⋯その⋯えっと⋯スゥ~」

 

 「かなでぇぇええ!」 「うわあああ!!」

 

 丁半で博打を楽しんでいたウキウキ気分の奏を見つけたスバルは、奏を捕縛しようと手錠を振り回しながら追いかけてきた。

 

 「やっべ!逃げろ!」

 

 スバルから逃れようとする彼女は、追い付かれないように足をグルグル回転させながらピューンと一瞬で遠くに逃げた。

 

 「かなでぇぇええ!」

 

 逃走する奏を捕縛しようとスバルは、アヒルのエンブレムが付いた専用パトカーに乗り込み、法定速度ギリギリで奏を追いかけた。

 

 ホロシティ名物の警察官同士の追走劇が始まった。

 

 

 

 

      新米刑事パトロール中

 

 

 

 

 「あれ⋯星街じゃないか?」

 

 星街すいせいといえばホロライブに所属する配信者で顔見知りだ。カリオペの話によれば、特状課とホロライブは、縁が深いらしい。しかし、彼女を見ると何処か焦っている様子だ。

 

 「少し聞いてくる。駐車場に停めといて」

 

 「あ、ちょっと!」

 

 「ごめんね。警察だけど、少しいいかな?」

 

 「あ、特状課のお兄さん」

 

 「君が困っている様子だったから。何かあったのかい?」

 

 「その⋯みこち⋯友達が行方不明で」

 

 「みこちってことは、もしかしてさくらみこさん?」

 

 追い付いたカリオペは、星街にやんわりと尋ねる。

 

 「はい⋯彼女とはさっきまで一緒に帰っていたんです。今日は用事がなかったから、放課後に何処かで遊ぼうって。そこでクレープ買っていたんですけど、クレープ受け取りの時までは一緒にいたんです。渡そうと後ろを見たら、居なくて、連絡が着かないし。心配で」

 

 星街から話を聞いている途中に俺の勘が邪悪な気配を公園の中から感じ、思わず公園の中を突っ走る。

 

 「ちょっと、六道さん!?」

 

  走った先には、広場があった。広場を見渡すと、鬼娘が怪人から逃げていた。逃げていた鬼娘は、知り合いの百鬼あやめだった。あやめは、転倒してしまい、立ち上がって逃げようとするが、恐怖で身体が竦み、逃げることが不可能な状態であった。そんな格好の獲物を怪人達は見逃す筈がない。

 

 「あわわわわ!」 

 

 「キハハ!怯えてやがる!」

 「暇つぶしに、この鬼娘を攫って⋯ん?」

 

 

 「ハァッ!」

 

 考えるより先に身体が動いていた俺は、一体の怪人の背中に飛び蹴りを喰らわす。コウモリ耳の怪人が吹き飛んだ隙に、百鬼を保護する。

 

 「大丈夫か!」  

 

 「はぁはぁ⋯ありがとう人間様」  

 

 もう一体の怪人が、俺と百鬼に近付くと、突然、小型道路が怪人を拘束し、ミニカーがソイツの行く手を阻む。次いでに、トライドロンが近づいてきた。ドアが開き、ベルトが動き出すと、そのまま、腹部に装着される。カリオペも助手席から出てきた。カリオペは、百鬼を保護し、一時避難した。

 

 

 「彼奴等は、一体?」

 

 『疑問よりも倒すことが先決だ。あれはロイミュード。識別番号は、011と027だ』

 

 

 「あれがロイミュード⋯倒すにはどうすればいい?」

  

 

 『変身したまえ』

  

 

 「分かった。行くぞ、ベルト」

 

 

 『呼び捨てとは失礼な』

 

 

 「悪い悪い。行くぞ、ベルトさん」

 

 

 『OK!スタート・ユア・エンジン!』

 

 ベルトさんの音声を聞いた瞬間、頭の中に変身方法が流れ込んできた。イグニッションキーを捻り、赤いスポーツカー型のシフトスピードカーの後部を半回転させ、シフトブレスに装着。

 

 「変身!」

 

 そして、上に開いているレバーを倒すと、身体がタイヤ状のエネルギーに包み込まれ、車の特徴を持つ赤い異形に変化する。最後にトライドロンの前ホイールが斜めに装着されたことで仮面ライダーに変身した。

 

 『ドライブ!タイプ・スピード!』

 

 

 「誰だ貴様は!」

 

 「俺は仮面ライダードライブ!

  ロイミュード!ひとっ走り付き合えよ!」

 

 『理央、コレを使いたまえ!』

 

 ベルトさんがトライドロンから剣を呼び出す。剣を受け取ると、鍔がハンドルになっている斬新な剣だ。

 

 「これは⋯ハンドル剣だな」

 

 『もう少しマシなネーミングはないのかね?』

 

 ベルトさんの呆れた声を無視して、ハンドル剣を構え、駆け出す。それと同時に011と027も駆け出した。手始めに011を逆袈裟斬りで斬り付ける。011の身体と刃が接触し、火花を散らした。

 

 

 『次は、ハンドルを三回転させるんだ』

 

 「こうか?」

 

 『ターン!ターン!ターン!』

 

 ハンドルを三回転させると、エネルギーが脚部に溜まり、027を右回転斬りの要領で斬り飛ばす。

 

 「ぐわあ!」

 

 『中々、扱いが上手いじゃないか。次はレバーを3回引くんだ』

 

 『スピ!スピ!スピード!』

 

 超加速状態になり、ロイミュード011を真向斬り、袈裟斬り、左逆袈裟斬り、右薙ぎからの左横斬りへと乱れ斬る。011は、超過攻撃によって、爆散。同時に、011コアが消滅した。

 

 「こうなったら、一矢だけでも!」

 

 027が接近してくるが、冷静にイグナイターと呼ばれるボタンを押し、レバーを1回引く。タイヤ状のフィールドが027を囲い込む。

 

 『ヒッサーツ!スピード!』

 

 もう一度、レバーを引くと、トライドロンが俺の周りを周回する。円状のフィールドが形成され、腰を落として構える。027が弾き飛ばされたと同時に駆け出し、ピンボールみたいに跳び回り、連続蹴りを叩き込む。最終攻撃時には、脚が炎を纏い、ロイミュード027を貫いた。027コアが消滅したことで、これにて、撃破完了だ。

 

 しかし、近付いてきた足音を探知すると、先程のロイミュードとは違い、鎖状の物体を巻いたロイミュードが現れた。

 

 「オレ様は、バインド・ロイミュード。憎き仮面ライダーよ。同胞の仇だ!ッハ!」

 

 『危ない!避けるんだ!』

 

 地面から壁が出現し、こちらに狙いを定め、攻撃してきた。素早くレバーを2回引き、加速状態で躱す。

 

 『スピ・スピード!』

 

 バインド・ロイミュードに近付き、右ジャブ、左ジャブで殴り、膝蹴りを喰らわし、後ろ回し蹴りで蹴り飛ばす。

 

 「⋯ぐ!?とりあえず、撤退だ」

 

 「待て!うおっ!?」

 

 バインド・ロイミュードは、眼前に土煙を巻き起こし、逃走した。

 

 「逃げられたか」

 

  変身を解除し、眼の前で逃げられたことをベンチに座りながら、反省する。

 

 

 『今回の戦闘で判明した。不調だった君の心のエンジンは以前と比べ、燃えていた!』

 

 「俺の⋯心のエンジン⋯」

 

 

 ベンチで黄昏ながら、ベルトさんに言われた言葉を反芻する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 星街は、レッスンの帰りに人気の少ない路地を歩いていた。不気味な空気を漂わせているが、最短ルートとしてたまに利用している道だ。すいせいの背後から

 

 

 「きゃあ!!むぐぅ!?」

 

 「悪いな、お嬢ちゃん。俺と一緒に来てもらおうか」

 

 

 星街を拘束している男。更井平介は、機械染みた怪人ロイミュードへと姿を変えた。その胸には[077]の数字が刻まれている。

 

 「む〜!?むぅー!!むー!」

 

 

 星街は、抵抗するが虚しく連れ去られた。現場には、学生鞄と片方の靴のみが残された。

 

 

 

 星街すいせいの家族である姉街からの通報を受けた大空警察分署は、捜査会議を開始。特状課の上階にある会議室では、古石ビジューが説明している。

 

 

 「第二の被害者は、星街すいせいさん。現在、捜査中の第一被害者さくらみこさんとは同じ事務所に所属。星街さんのご家族からの通報で発覚しました。警視庁ホロシティ警察署捜査一課が捜査中とのこと。

 続いて、ロイミュード兼容疑者候補として、捜査の結果、以前に二度の誘拐事件を引き起こした石橋平良が疑わしいと思われます。奴は、一回目に女子小学生誘拐事件を引き起こし、逮捕。刑務所に服役し、出所後に再犯。2回目の対象として、市内に住む銀行員の男性を拉致した後に殺害。現在は逃走中です。」

 

 

 会議が終了した後、地道に聞き込み捜査をしていた。

 

 「カァーカァー」

 

 「ん?どうした?」

 

 一体の烏がこちらを凝視している。その烏は、六道県のみにしか生息しない黄泉烏と呼ばれる種類だ。黄泉烏は、俺に対して、ついて来いと言わんばかりに鳴いていた。黄泉烏に付いていくと多勢の烏が一箇所に群がっていた。

 

 

 「これは⋯星街の鞄と靴⋯まさか!」

 

 

 肩にいるシフトカーから横を見るように促され、シフトカーが向いている方向を見ると、かつて、製紙工場だった廃工場があった。烏によれば、どうやら、ここに2人が誘拐されているらしい。

 

 「ありがとう。烏達」

 

 ロイミュードによる罠を警戒しながら廃工場へと侵入した。この時、廃工場の入口から不審な影が見つめていたことを俺は知る由もなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「さて、見定めてもらうぞ。この世界の仮面ライダー」

 

 不審な影の正体であるその男は、首に掛けてあるマゼンダ色のトイカメラで撮影した後、そのまま廃工場の敷地へと進んだ。

 

 

 





一体、どこの世界の破壊者でしょうね〜

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