アルバイトスタッフの電脳日常   作:ヴィルヘルム星の大魔王

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※オリトラマン要素があります。
【登場するホロメン】
・尾丸ポルカ    ・アイラニ・イオフィフティーン
・大神ミオ
・白上フブキ
・大空スバル
【にじさんじライバー】
・加賀美ハヤト


大決戦!?怪獣王VS光の戦士

 

 

 日本海にある小さな島。大戸島近くの海底でヤツは目覚めた。

 数多の世界において、人類の罪により進化を遂げた生命体にして、太古の時代から生命の頂点に立つ破壊者である古代怪獣ゴジラザウルス。又の名を、呉爾羅。

 人々は、畏敬の念を込めて、彼をこう呼んだ怪獣王ゴジラと。

 

 ゴジラは、目の前で泳いでいるマグロ、鯖などの魚群を喰い荒らしながら泳いでいた。ゴジラの目はまるで誰かを睨みつけており、機嫌が少し悪い風に見える。

 

 海を泳いで進むゴジラの方角の先には、一つのとある街がある。そこは、ホロメン達が住むホロシティであった。

 

 《ーーー!!!》

 

 ゴジラは、海面に浮上し、空に向けて咆哮を上げる。

 

 ゴジラの日本上陸まで、あと3時間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、ホロシティでは

 

 

 [コーーン!キシャー!]

 

 [ルルルルロロロロォォォ!グルルル]

 

 

 白狐の獣人白上フブキの眷属であるフブラと狼の獣人大神ミオが召喚した眷属のハトタウロスがビルや家を破壊しながら暴れ回り、喧嘩をしていた。現在、お互いを威嚇するなど牽制し合っている。

 

 

 「世紀末って感じがしゅるよ」

 

 

 「フブラよ!この供物で静まり給え〜!

 

 

 コ〜ン!?

 

 

 アチャチャチャ〜!?」

 

 

 「前にもこんな事があったよな?」

 

 

 「このままじゃ街が滅茶苦茶になっちまうよ!もうなってるけど!」

 

 

 ミオは、現実逃避。フブキは、フブラに破壊を止めるように必死に呼びかけた。スバルは、別次元での出来事を呟き。フェネックの獣人ポルカは、この状況に嘆いている。

 

 因みに俺は、スタッフ・社員やホロメン達を事務所の地下に勝手に作った地下シェルターへと避難誘導を行い、ハトタウロスとフブラにバレないように建物を修復していた。

 

 

 地鳴りが鳴り響き、大地が震え大きく揺れる。

  

 喧嘩していたハトタウロスでさえ、大揺れに戸惑い、俺達は音が聞こえる方に目を向けた。

 

 

 「おいおい…おいおいおい!」

 

 《ーーー!!》

 

 体は黒く。見た目はティラノサウルスにそっくりな姿。

 

 

 

 「〈怪獣王ゴジラ!凄い!本物です!〉」

 

 

 イオフィは、興奮してフェンスを掴みながらゴジラを指差す。

 

 

 「イオフィ危ない!逃げるぞ!うぉっ!力強ッ!」

 

 

 「〈やだやだやだやだ!うわぁ!〉」

 

 

 

 ポルカはイオフィを引っ張り、避難しようとするが、イオフィは力強く握っているせいか中々離さない。しまいには、フェンスの鉄棒が外れた。

 

 

 「ゴジラって…あの?」

 

 

 「でも、どうしてこの町に?」

 

 

 フブキとミオは、映画の中の存在でしかなかったゴジラに驚愕していた。

 

 ゴジラは、逃げ出す35P集団に目を付ける。ある35Pに狙いを定めたゴジラは、35Pの尻尾を口に咥え、上に放り投げてパクッと口に入れた。

 

 

 

 「うわあ!35Pが食われた!?」

 

 

 

 《コロコロ……!?ウガッ……ペッ!》

 

 

 

 35Pを食べたゴジラは口内で転がしながら味わうと青褪めた顔をして、35Pを吐き出した。

 吐き出された35Pは、アスファルトの地面に激しく衝突を起こし、某犬神家のような状態で逆さに突き刺さった。

 

 「…吐き出されとるんだけど」

 

 「〈美味しくなかったのかな?〉」

 

 喰われたのにすぐ吐き出されるという粗雑な扱いに内心複雑な35Pであった。

 

 

 

 閑話休題

 

理央視点

 

 35Pが無事?なことを見届けた俺は被害を最小限に抑える為に、フブキ達に避難が完了していない人達に避難勧告をしてくると伝え、事務所とまだ倒壊していないビルの間に隠れる。

 

 

 「今こそ、コレを使う時か…」

 

 そして、ポケットから変身アイテムらしき見た目の物体を取り出す。そのアイテムの名は【グランスパーク】。幼い頃から大切にしている宝物だ。

 

 確か、母方の祖父母の家に遊びに行った時、近くの地下神殿の祠に祀ってあったヤツだ。爺ちゃんと行った地下神殿でのことは少ししか覚えていない。

 

 断片的だが、銀色で大きい…まるで神さまのような巨人に頭を撫でられたことだけは覚えている。

 

 目を覚ました時に爺ちゃんが涙を流しながら俺を抱きしめていたのも覚えている。そして、俺の手元に祠にあった神具…爺ちゃんが言うにはグランスパークが握られていた。

 

 

 今はそんなことは置いておこう。一大事だ。

 

 

 俺はゴジラの方を見る。すると、ゴジラは体勢を低く構え、唸り声をあげている。それと同時にゴジラの棘から青い電光が発生し、尻尾から頭部へと少しずつ進行している。ゴジラの口には青白い光が圧縮されているのが一目瞭然だ。

 

 

 (まずい!熱線を放つ気か!?)

 

 俺は、時間が少ないことを悟り、グランスパークを天高く掲げて、その名を叫ぶ。

 

 

 「グラーン!」

 

 『Ultraman Gran』

 

 叫ぶと同時に身体は光に包まれ、やがて、銀色の巨大な戦士となった。変身から巨大化までの時間。その間、僅か10秒。

 その巨人の姿は、銀色をベースに上半身の色が赤と青の半分に分かれている。

 

 『デェアッ!』

 

 光の戦士ウルトラマングランとなったのだ。

 

 

 

 ゴジラが溜めた熱線を放つ。刻一刻とゴジラの放った熱線がホロライブ事務所へと近づく。絶体絶命のピンチに誰もが絶望した。その時!

 

 

 「ディアッ!」

 

 【スパークシールド】

 

 謎の巨大生命体がフブキ達がいる事務所を背に、迫りくる熱線を巨大なシールドで防ぎ、シールドが熱線を吸収する。

 

 

 「何なの…あれ」

 

 ミオは絶体絶命の危機を救ってくれた巨人の存在に呆気にとられる。

 

 「あれは!?まさか、ウルトラマン!」

 

 「うわあ!?ど、どちら様で?」

 

 ミオは、突然現れたスーツ姿の茶髪の男性にビックリする。そのスーツ姿の茶髪の男性は、高身長で見た目は30代前半ほどに見える凛々しいイケメンであるが、彼が言う銀色の巨人【ウルトラマン】を見る瞳は、まるでヒーローショーを見に来た少年のようにキラキラと輝かせていた。

 

 

 「あ!これは申し遅れました。私、にじさんじ所属公式ライバー兼加賀美インダストリアル社長の加賀美ハヤトと申します。以後お見知り置きを」

 

 

 スーツの男性、否、加賀美ハヤトは社長という職業柄なのか。フブキ達に名刺を渡す。

 

 

 「御丁寧にどうも…コラボでお世話になっているにじさんじさん?!」

 

 

 「白上知ってます!ろふまおの人ですよね!」

 

 

 「あ、はい。ろふまおの人です」

 

 

 「加賀美さんは、何故この場所に?」

 

 

 「はい。先程、六道さんから電話で白上さん達への助力を求められまして…」

 

 

 加賀美は、チラリとゴジラを片目に、来た理由を説明した。

 

 

 「不味いですね。ゴジラの熱線には放射能が含まれています。ウルトラマンのシールドで防がれた事で、こちらに被害は有りません。それでも、かなりの放射能が空気中に…!?」

 

 

 加賀美は、加賀美インダストリアル社製の測定装置でコジラが空気中に撒き散らした放射能を測定する。しかし、意外な測定結果に加賀美は驚きを禁じ得なかった。

  

 

 「ここら辺は放射能がないぞ!ウルトラマンが吸っているんだ!何ということだ!ゴジラの放射能を全部ウルトラマンが吸っているんだ!」

 

 

 加賀美は、現在進行形で放射能測定装置のデータに記載された放射能数値が著しく減少している現象に、そう説明付ける。

 

 

 

 ゴジラは唸りながら戦闘態勢に入り、グランは何時でも闘えるようにファイティングポーズをとる。

 

 グランとゴジラが発する殺気に当てられたフブラとハトタウロスは、お互いの顔を見て、頷き。ゴジラ側に付いていた。それを見たグランは軽くガクッと崩れ落ち、額に青筋を立てる。

 

 

 『セアッ!!』

 

 ゴチンッ!ゴチンッ!

 

 そして、フブラとハトタウロスに拳骨を食らわす。

 

 

 [フォギャ〜!] 

 

 

 [プォッ!プォッ!ホ〜!]

 

 

 二匹は、拳骨の痛みにシクシクと泣いた。二匹の頭には見事なタンコブが膨れ上がっていた。

 

 

 

 グラン達の茶番を無視したゴジラは、グランに向けて熱線を再び、放つ。グランは、十字状の光弾【テンバレット】を熱線に向けて放ち、熱線と光弾がぶつかり相殺され、黒煙が二体を包んだ。

 

 

 グランは、黒煙により相手から見えない好機を活かし、【イーグルキック】をゴジラの喉に叩き込んだ。

 

 ゴジラは、白目を剥き倒れた。グランは、警戒を解かず、必殺技を放てる準備をしていた。

 

 30秒後、ゴジラが目を覚ますと、先程とは違い、優しそうな目付きでグランを見つめていた。グランは、ゴジラに話しかけると、ゴジラはグランに対して、何かを伝えた。グランは頷くと何処かに歩き出して、その場から消えた。

 

 その様子を見ていた加賀美達はウルトラマンの行動に疑問に思った

 

 「彼は何をしに行ったのでしょうか?」

 

 「あ!戻って来た!……え?」

 

 

 加賀美は、ウルトラマンが起こした行動について考える。スバルは、戻ってきたウルトラマンの姿に言葉を失った。

 

 ウルトラマンは、巨人サイズの卓袱台を運んできたのだ。その行動に誰もが言葉を失い、動きを止めた。

 

 

 「〈卓袱台を置きましたよ〉」

 

 

 「卓袱台でっか!」

 

 

 「対話で説得するみたいですね」

 

 

 「フブラも座ってる」

 

 

 「ハトタウロスも」

 

 

 フブキ達は、ゴジラ達の動向を見守るしか無かった。

 

 

 「こんこよー!」

 

 

 その時、ピンク色のコヨーテの獣人美少女がドアを蹴破って、屋上にやってきた。 

 

 「貴女はこより…いや、コヨーテ博士!」

 

 

 「ゴジラのことについて、話は聞いてたよ!

 こよの新発明【翻訳ホンヤーク】を使えば!これでゴジラの言葉が分かるはず!」

 

 こよりは、【翻訳ホンヤーク】のアンテナをゴジラに向け、電源を付けると、ゴジラ達の声がスピーカーから発せられる。

 

 

 

 

  __________________________

 

 『それで、どうしてゴジラはこの街に?』

 

  グランは、卓袱台で腕を組みながら、ゴジラに街へやって来た理由を尋ねる。ゴジラは、顔を俯けながら話す。

 

 ゴジラは「俺がこの街に来た理由は、腹の中がムシャクシャしているから気晴らしにやってきた」と話します。

 ゴジラが街を破壊しにきたのは、自分の意識が破壊衝動に駆られたことが原因であると判明し、それを聞いたグランは、上半身を卓袱台の上で器用にズッコケた。

 

 『何だその無茶苦茶な理由は!いや…怪獣だから当たり前か?』

 

 

 ハトタウロスは「それは怪獣差別に聞こえるから余り言わないほうが良いんじゃないか?」とグランに言います。

 フブラもハトタウロスの言葉に「そうだそうだ」と言っています。

 

 グランは、ゴジラに『すまない』と軽く謝罪する

 

 ゴジラは『気にするな』と言い、何処から出されたのか。いつの間にかあった緑茶を啜っている。

 

 先程までの緊迫した空気から穏やかな空気に変化したゴジラ達の会話に、白上たちは目が点となる。

 

 

 「だが、この街に俺と同じ位ヤバイ奴がやって来る。何か嫌な予感がするんだ。勘だがな」とゴジラは、グラン達に伝えると。グランは驚き、ハトタウロスとフブラは首を傾げていた。

 

 

   ___________________

 

 

 

 こよりの翻訳装置を通してゴジラの目的と最後の言葉を知ったホロライブとにじさんじは、即席の合同怪獣対策チームを結成。

 

 対策チームの責任者はYAGOOが務めている。

 

 俺達は、次の襲来に備え、作戦を練っていた。

 

 作戦はこうだ。

 

 戦闘機で怪獣の侵攻を牽制。

      ↓

 フブラとハトタウロスで足止め

      ↓

 特殊メカで怪獣を撃破。

 

 一か八かの作戦だが、何もやらないよりはマシであるため、各々が覚悟を決めていた。

 

 

 

 

 遥か宇宙の彼方からキングギドラが地球に襲来。キングギドラが目指す場所。それは、キングギドラのみが見えるゴジラ粒子などの痕跡が残ったホロシティ。

 

 深夜0時、東京湾と小笠原諸島の間にある海域に潜んでいたゴジラは、不穏な気配を感じて、静かに海面へと浮上した。決戦の時が近づく。

 

 

 ゴジラ&ウルトラマンVSキングギドラの決戦まで

 あと…9時間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 決戦の日、怪獣対策チームの室内は張り詰めたような空気感が漂っていた。

 

 

 「未確認生命体がホロシティに向かって襲来してきます!ここまでの距離…高度1万4400km!」

 

 ポルカ担当のスタッフである井筒さんは捉えた情報を室内に伝える。

  

 「未確認生命体の特定を急ぐのです!」

 

 yagooは、情報処理担当スタッフに特定を急がせた。

 

 「未確認生命体の姿を確認!撮影完了。画像を入手しました!」

 

 「見せてくれませんか?」

 

 こより特製の飛行カメラが捉えた未確認生命体の画像を見て、yagooは背中に冷や汗が流れるのを感じた。

 

 

 「あれは…キングギドラ」

 

 

 地球に襲来してきたのは、かつてゴジラと死闘を繰り広げた存在であり、黄金色の胴体に三つ首竜が特徴的なその姿は、伝説の生物ドラゴンにも見える。

 その怪獣の名は、宇宙超怪獣キングギドラ! 

 

 

 キングギドラは、微量のゴジラ粒子を頼りにゴジラを追跡している。それに気付いたグランは、超能力で小さくしたゴジラを抱えて人気のない山へとキングギドラを誘導する。

 

 一方、俺の分身体は、戦闘機Fー15通常イーグルに搭乗し、キングギドラに対して牽制をかける。

 

 白上達が会った俺は、分身体である。白上達は薄っすら気づいているだろうが、なりふり構ってられない。

 

 イーグルは、M61A1機関砲をキングギドラに射撃した。

キングギドラは、少しふらつくが尻尾でバランスを取る。怒ったキングギドラは、三つの首を伸ばし、イーグルを噛み千切ろうとする。

 

 しかし、イーグルは華麗な操縦捌きで攻撃を避けた。

 

 キングギドラの背中をこよりが発明した特殊メカ

【メタルYAGOO1号】が攻撃。キングギドラは、メタルYAGOO1号の攻撃に短い悲鳴を上げるが、二つの尻尾で弾き飛ばす。

 

 メタルYAGOO1号は、キングギドラの攻撃により爆発した。

 

 「メタルYAGOO1号ー!」

 

 こよりは、メカの爆発に悲鳴をあげ、YAGOOはメタルYAGOO1号の最期に何故か複雑な気持ちになった。

 

 

 厄介なメカを倒したキングギドラは、鬱陶しい存在の戦闘機を目掛けて、引力光線を放つ。引力光線が戦闘機に当たり、戦闘機は爆散、破片が山に墜落した。

 

 

 「理央さん!!」

 

 モニターから爆発を見ていたフブキは、涙目で理央の名を叫び、ミオは余りの光景に口で手を隠す。片思いを抱く最愛の人を失ったと感じたフブキ達は膝から崩れ落ちて涙を流した。

 

 

 「皆さん!あれを!」

 

 加賀美がモニターを指差すと、井筒さんは白い物体をズームにして捉える。白い物体の正体は、パラシュートを開いた六道であった。六道の無事に皆は安堵した。

 

 

 キングギドラは、電子音の様な甲高い咆哮をあげ、右と中央の首から稲妻状に波打つ引力光線を放つ。グランは、キングギドラの光線を側転で躱し、ゴジラは被弾するも耐える。フブラは光線で引力光線を相殺する。 

 ハトタウロスは、隙を突いて、得意のインファイトでキングギドラの身体に連続パンチを叩き込む。ゴジラは、熱線を放ち、キングギドラに直撃。

  

 ハトタウロスとゴジラの攻撃に怯み、後退りしたキングギドラは、手始めにハトタウロスとフブラに狙いを定めた。そして、フブラに引力光線、ハトタウロスに斥力光線を放つ。

 

 

 フブラは、キングギドラの光線による引力に引き寄せられ、噛みつかれる。フブラは倒れ、粒子状に散り、ハトタウロスの体は吹き飛ばされ、山に激突した影響で山の一部が欠けた。

 

 

 大の字になったハトタウロスは、斥力光線の威力に加え、山に激突した衝撃で体力を激しく消耗し、身体を動かすことも出来ない筈なのに、最後の力を振り絞り、キングギドラの背中に抱きついた。

 

 

 《ー・・ー!!》

 

 キングギドラは、一生懸命ハトタウロスを振り払おうとしたがハトタウロスは最後の意地でしがみついた。

 

 「ハトタウロス、まさか!」

 

 

 ミオは、ハトタウロスがこれから起こす行動に驚きを隠せず、モニターに迫る。フブキが羽交い締めにして画面から引き離すが、ミオはモニターに映るハトタウロスに向けて、手を伸ばした。

 

 

 「駄目!ハトタウロス!それだけはダメ!」

 

 

 [ポッポッ!フルルルォォォ!]

 

 

 ハトタウロスは、雄叫びを上げると体から青白く光が発生し、点滅する。そして、ハトタウロスはキングギドラを道連れに自爆した。

 

 

 「ハトタウロスー!」

 

 ハトタウロスの命を懸けた行動にミオを含め、対策チームの誰もが彼の男気に涙を流した。

 

 

 【バリオン光輪】

 

 

 グランは、ハトタウロスの決死の覚悟を無駄にせず、体内のエネルギーで光輪を形成し、バリオン光輪を放つ。バリオン光輪がキングギドラの右の首〈一郎〉を切断する。

 

 

 《ー・ー!!?》

 

 

 キングギドラは、右の首の一郎を失った激しい痛みに甲高い悲鳴を上げ、暴れ回る。続いて、グランはウルトラ水流をキングギドラに当てたことで、注意力が散漫していたキングギドラの足を滑らせ、攻撃不可能にさせる。

 

 その隙にグランは、腕をクロス状に構えながらエネルギーを溜め、腕を十字状に【グラシウムカノン】を放出する。ゴジラも口内に溜めた熱線のエネルギーを放出し、特大の熱線を吐く。

 

 

 【グラシウムカノン】と熱線が螺旋を描きながら、キングギドラを貫いた。

 

 キングギドラは、悲鳴を上げながら身体がボロボロと崩壊し、やがて爆散した。ゴジラは、勝利の雄叫びを上げ、雄叫びにより雲が吹き消され、山の木が震えた。

 

 

 一方で、エネルギー切れによってカラータイマーが鳴りながらも、キングギドラの最期とゴジラの勝利を見届けたグランは頷いてから空へと飛び立った。

 

 

 「や、や…」

 

 『やったー!!』

 

 YAGOO達は、キングギドラが倒されたことに歓喜の叫び声をあげた。

 

 

 「理央さん!大丈夫だったのですか!白上達がどれだけ心配したか!」

 

 「うち達、もう駄目だと思ったんですよ!」

 

 「すまんすまん。脱出してから戻るのに思いの外、時間が掛かったんだ」

  

 

 フブキとミオがプンプンと怒りながら詰め寄ってきた。二人を落ち着かせながら、俺は、ゴジラの顔をよく見る。ゴジラは、俺の顔を見つめ返すと小さく鳴いた。ゴジラには、俺がウルトラマングランの正体であることはお見通しなのだろう。

 

 

 ゴジラは鳴きながら別れを告げ、海に潜る。その姿を見た俺達は、敬意を込めてゴジラに対して、敬礼しながら一瞬たりとも目を離さずに見送る。

 きっと、また深い海の底で長い眠りにつくのだろう。次に会う時は、共に楽しく遊ぼうじゃないか。

 ゴジラよ…また、いつか…再び会える日まで

 

 

 ゴジラが完全に海に潜ったことを確認した俺達は、港を後にした。

 

 「皆、帰ろうか」

 

 『はい!』

 

 俺の言葉と共に皆は、事務所へ向かう。ホロシティの存亡を掛けた戦いが終わり、明日には騒がしい毎日へと戻っているだろう。

 

 

 「〈これからゴジラ映画鑑賞会をしましょ〜う!〉」

 

 

 「今からですか!?」

 

 

 「調子ええな〜イオフィは」

 

 

 イオフィの提案に加賀美は驚き、ポルカは苦笑いする。

 

 

 「ではでは!白上はポップコーンを持ってきますよ!」

 

 

 「じゃあさ!うちはジュース買ってくるよ」

 

 

 「ポルカ、ミオしゃに付いていくわ」

 

 

 「スバルも家からお菓子持ってくる!」

 

 

 「では私は、自宅にある美味しいお酒を持ってきますよ」

 

 

 「俺は、事務所の空き部屋に会場を作っとくよ」

 

 俺達は、ゴジラとの戦いを忘れない。忘れてはならない。人類は脅威に立ち向かうとき、力を合わせることが大切だ!戦わなければ生き残れない!

 

                     ーENDー

 

 

 

 エンディング『M八七』 cover 加賀美ハヤト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「…ていうお話を公開するのはどうよ!」

 

 

 俺は、ラプラスに映像を見せながら説明し、映像制作による世界征服をholoXの世界征服計画に加えることを提案する。

 

 

 「きっっっっしょ!」

 

 

 返ってきた返事は罵倒だった。

 

 

   

 

 




今日、11月3日のゴジラの日にちなんで、ゴジラ回にしました。
キングギドラの描写は書いていて、意外と楽しかったです。
実は、ゴジラパロや加賀美ハヤトのろふまおネタを詰め込みましたww

宜しければ、感想等お待ちしてします。
では、また次回!

次の特撮ネタ

  • トッキュウジャー
  • マジレンジャー
  • ゴーオンジャー
  • ゼンカイジャー
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