僕はフランドール   作:覚め

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良いフレーズですね。
死ね


楽しく行きます。死ぬまでは。

「んー」

 

「何してるの」

 

「姉さん。重量を変える魔法作ったからふよふよ浮いてる」

 

「…は?」

 

あとはサイコキネシスで上から抑えてる。これで強風でも吹かない限り高さが変わることはない。しかしこの魔法、この感覚面白いな。水中にいるような感覚なのに、冷たくないし息もできる。陸上生物とは、陸で呼吸出来るだけの魚と何ら変わらなかったのだ。はー、たのし。もう後200年はこれ楽しめるね。

 

「あだっ」

 

「上から抑えてるだけなら壁にぶつかるでしょ」

 

「そうだった」

 

「そうだ、フランドール。作って欲しい魔法があるの」

 

「何〜?」

 

「自分の頭上に日光を遮る物を出す魔法!」

 

「…一応作ってみる」

 

座標の固定、陽を遮るのは…何が良いかな。形は傘みたいなものとして…あ、日傘じゃんこれ。日傘か。じゃあ日光を遮るのはそう言う形の、岩で決定。そうすると、大きさか。大きさはなぁ…当人の両腕を広げた円を基準に、頭を中心にして半径八センチ伸ばすくらいで良いか。

 

「ほい」

 

「え、もうできたの!?」

 

「天才ですし。まあでも、岩なのは楽したけど。後これ、魔力の消費も大きいし。」

 

「それでも凄いわよ!」

 

「後でパチュリーに見てもらうか」

 

「もう仲良くなったのね、流石フランドール。私の自慢の妹よ」

 

「そ」

 

吸血鬼の弱点が消えたと言うことで、まあ喜ばしいのか。しかしまあ、重さを変えてふよふよ浮いているとなぁ。こう、酔ってきたりもする。ちょっとサイコキネシスでガッチリと止め、降りる。重さを元に戻して、さっき作った魔法を用いて外に行くか。美鈴は門番やってないし。咲夜の教育ねぇ…あれ、あの子背伸びてなかった?

 

「…死にはしない、程度ね」

 

「どう?」

 

「うーん。これは少し心許ないから、パチュリーに渡して改良を願うくらいしなきゃね。僕としてはフードでも良いけどさ」

 

「そう?フランドールの顔が見えないわよ?」

 

「…姉さんって、そんなこと考えながら旅してたの?」

 

「ええ、まあ」

 

「はぁー…」

 

なん、なんだかなぁ?まあ良いさ。良いんだな、それが。話はズラして咲夜。背伸びてないか?と言うことで。聴いてみると、つい最近伸び始めたらしい。あの子も成長期かぁ…いや、そもそも人間なのよね?じゃあなんで伸びなかったの?栄養の問題?それとも別に何かあるの??

 

「あ、ほんとだ思ってたよりも高い」

 

「美鈴の身長を抜いてやります」

 

「僕より大きくか」

 

「私より大きくって言うのは、無理じゃないですかね」

 

「そうね。栄養とかよりも、遺伝子的に可能とは思えない」

 

「レミリア様ぁ…」

 

「うーん…フランドールがそれくらいなんだから、私もフランドールより大きいくらいにはなるわよね?」

 

「何千年後かしら」

 

「成長魔法使ったくせに」

 

「折角ある才能を使わないのはズルよ」

 

うーん、むかつく。と言うわけで姉妹喧嘩…にはならない。流石に、ここまで成長に差があるとなぁ。うん、流石に負けるとは思わないけど、一方的になったら嫌じゃん…ね。まあそんなこんなで僕はまた浮き始める。背を伸ばして、ぐぐっと。あー、なんにもやることないとね。

 

「また旅でもしようかな」

 

「旅ですか!?」

 

「フランドール様、是非とも私を!!」

 

「いやいや、一人で行くわよ。」

 

「えー」

 

「何故ですかー」

 

「そんなもん」

 

「というか、行くとしてもどこへ?幻想郷の中ですか?」

 

「この中で…そうね、山でも登ろうかな。あの天狗にも挨拶はしておきたいし」

 

「えぇ…そんなに怒りますかね」

 

と言うわけで。フードをもち、館を出る。行きたいところは二つあるんだが、うーん。どっちも行ってみるか。良し、先ずは神社から。実は、紅魔館からギリギリ見えるくらいの距離にある神社が気になっていたのだ。何があるのか。そもそも、何かあるのか。妖がいるんだから神もいる。神いるのかな。

 

「…あれ、何もないわね」

 

「そりゃあ、貴女みたいな強い妖怪が来たらね」

 

「八雲紫かぁ」

 

「悪かったわね、私で」

 

「ま、貴女でも良いけど。天狗の馬鹿に言っといてくれる?次紅魔館で暴れるなら山ごと消すって」

 

「物騒ね。まあでも、それは出来るか。伝えとく」

 

「後、ここの神社は何を祀ってるの?」

 

「私」

 

無視。ここに来る最中に、少しの妖怪が襲ってきた。全員今や生首の状態だが、まあ良いでしょ。所詮は妖怪。死ねばそこまで。僕?僕は吸血鬼だからさ。妖じゃないよ。多分。西洋と東洋じゃ勝手が違うし。ヴァンパイアだし?…無理があるか。しかしだ。目の前でくねくねしてる八雲紫は普通に気に入らない。

 

「それで?神主とか、巫女は?」

 

「今はいないわ。用事で外してるんじゃなくて、代替わりの時期。いるにはいるけど、その役職はもういないわ」

 

「元神主かぁ」

 

「いや、巫女」

 

巫女かぁ…ここの神社で巫女…待て、てことは人間が??…え、人間がここで神社を??…は?ん???それは…随分とおかしいのでは?だって、妖怪とかいたし。血気盛んな妖怪がいて、どうしてここで巫女が出来るの?

 

「強いから。武器とかももちろんあるけど、それ以上に強いの。襲いかかるくらいの妖怪は楽勝ね」

 

「…次代がめんどくさそう」

 

「一回、殺し合ってみる?」

 

「貴女とは勘弁」

 

「いやねぇ、巫女よ?」

 

「だから、貴女とは勘弁。どーせ、殺したら殺したで怒るでしょ」

 

「…まあ、ね?」

 

ほら。これだから胡散臭い妖怪は。嫌いなんだよな、まずもって。ほんと嫌い。さて、気になってた神社は見たし。次の…山だ。天狗に殴り込む。八雲紫は言うかどうか怪しいし。

 

「信頼ないのね」

 

「当然よ」




妖怪の山「え、何、なんすか。僕ら何もしてないじゃないすか」
フランドール「畜生は黙りなさい」
飛び火した八雲紫「何故???」
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