僕はフランドール   作:覚め

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霧。つまり原作。


紅くて濃厚な

要は、僕は何も知らない。そう、知らないのだ。空が紅い霧に包まれたことも、その理由も、その原因も。あ、でも異形にならずに外を歩けるから好きだよ。でも嫌いだよ。前世の影響か、太陽がないと違和感がある。記憶の中で自分勝手に苦しめば良いのに。ケッ、これだから、前世は。

 

「やい!そこのへんなやつ!」

 

「千利休ですけど?」

 

「じゃあお茶注いで。出来ないならこの湖から去って」

 

「…生意気な妖精。昔雇ってたあの子は利口だったのに」

 

「はぁ?誰それ。あたいじゃないから知りませーん」

 

だろうな、と思って殴り飛ばす。追撃を…と思ったら。なぜか抗議された。弾幕ごっこだろ、と。…スペルカード持ってきてないよ?だって、天狗相手にしか使わないしさ?…え、うん?僕が200年寝てる間に常識になった感じ?あー、じゃあ僕知らないわ。まあ、しょうがないか。

 

「即席で作るしかないのね」

 

「雹符『ヘイルストーム』」

 

「はぁ…すぅー…魔砲『地平線の果て』」

 

スペルっぽくなってるかな。相手のスペルはよく見えなかったが、まあ全部かき消せば同じこと。口から魔力を出す。相手の弾幕を消し、そのまま妖精にまで伸びる魔力。うーん、これは地平線。多分違うけど。こういうこと、なんて言うんだろ。等速直線移動…は、違うか。

 

「当たったと思うんだけど」

 

「氷で防いだのよ!あたいを舐めないで!!」

 

「…魔砲『夢、消ゆ』」

 

めんどくさくなったので、もう全身で魔力を放つ。先ほどの魔力は弾幕ごっこ用に抑えたものだ。今回は、相手が氷で防ぐとかやりやがったからこっちも本気でやるだけ。これも防がれたら?…家に帰って、スペルカード引っ張り出すしかないかな。どこにしまったかな…

 

「ちょっとちょっと!ズルよ!服が持ってかれると思ったわ!」

 

「脱げば良いでしょ。僕は見たくないけど」

 

「んなっ」

 

「貧相な体に興味は湧かないの。」

 

「セクハラ!セクハラだ!」

 

「…ねえ、あれ何?」

 

「せくは…どれ?」

 

空を飛びながらこちらへ近づく赤い奴。あれは何か。僕の記憶にはないものだ…が、妖精曰く巫女らしい。確か八雲紫から聞いたやつ…だったかな?あの、人がいない神社の。ならあれか。異変解決ってやつ?じゃあこれは異変か。まあ、喧嘩売らなかったら良いわけで。僕知らなーい

 

「ちょっと」

 

「え」

 

「あんた達、この異変について何か知らない?」

 

「知らない!」

 

「妖精はねぇ。そっちは?」

 

「さあ?僕は知らないよー」

 

「ムカつくわぁ」

 

巫女が戦闘態勢になったところで、逃げ帰る。あの妖精が巫女の邪魔してくれることを祈って、紅魔館へ。あー怖かった。ムカついたとか言ってたけど、あれただの八つ当たりだよ。僕本当に知らないし。これだから、人間は。疑わしきは罰せず、だぞ。推定無罪とも言ったっけ。

 

「あー、恐いわ。」

 

「そう?案内役してくれたから怒ってないけど」

 

「!?」

 

「何よ。方角を見失うほど方向音痴じゃないわよ。逃げた方角目掛けて、全力で飛んできただけ。」

 

「美鈴は?」

 

「門番?あー、不意打ちで弾幕落としたらそのまま落ちていったけど」

 

「っ、咲夜!」

 

「はい」

 

「どう思う?美鈴のこと」

 

「そろそろクビにすべきかと」

 

「むぅ…」

 

「目の前でやめてくれる?意外と繊細なの、私は」

 

今度こそ逃さんとばかりに、札と針を持ちこちらを睨む。そんなのはこちらとて同じこと。空が赤い原因にされちゃ困る、さっさと姉さん呼んで全員で倒しましょう。ね、咲夜?

 

「…」

 

「な、何よその目は。いいでしょ?全員でボコしても」

 

「弾幕ごっこは一対一が基本だけど」

 

「いえ…その、空が赤いのはお嬢様とパチュリー様が…」

 

「え、何それ知らない」

 

「まあ、お嬢様とフランドール様は活動時間が合いませんから」

 

「…僕はお日様好きだからこっち側に着くね」

 

「フランドール様!?」

 

「お日様返せ!青空を見上げて黄昏れる時間を返せー!」

 

「…何?こいつ」

 

「そ、そんな…私はどちらに着けば…?」

 

というわけで戦闘開始。というよりも、弾幕ごっこ開始。殴り合いはないから良いけど、なんか三つ巴になってる気がする。僕が、巫女と咲夜から狙われてる。ヘイト買いすぎたかな。転売しなきゃ…というよりも、どうしよう。戻ってきたならスペルカードとってくれば良かった。やらかした。

 

「畏符『人生』」

 

皮肉を込めて、弾幕で一つだけ通り道を作る。巫女を対象に、周りを囲む弾幕で端から段々と道をつぶして行き、作ったレールの上を行かせる。咲夜にも同じことしちゃえ。えいっ。あ、咲夜が時止めて出るのは想像してなかった。禁止よ禁止。それはずるいでしょ。

 

「恋符」

 

「うわっ」

 

「?」

 

「マスタースパーク!!」

 

「はぁ!?」

 

魔力砲でなんとか対抗する。にしても、感じなかったけど!?風見幽香がここに来たの!?…あ、でもこの空をどうにかするなら確かに来るか。巫女が飛んだ方向を探してここに…植物から声でも聞いたの?あれ、でもちょっと待って。威力が弱い。弾幕用なのか?いや、風見幽香がそんなことするなんて考えにくい。なら…

 

「別人、よねぇ」

 

「かき消されちまった」

 

「メイドは落ちたけど?アンタはどうすんの」

 

「…弾幕ごっこは一対一、なんでしょ?」

 

「バカ言うなよ、異変だぜ?ならルールも変わるさ」

 

「ここは幻想郷よ。常識なんてあってないようなものよ」

 

「無秩序集団!」




フランドール「え、次回は偽マスパと巫女を相手に?」
レミリア「え、フランドールが負けたら次私なの?なんでフランドール出てるの??」
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