僕はフランドール   作:覚め

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幽々子「死ね〜」
フランドール「うわあぶな」


長引く冬は呆気ない

んー…意外と苦戦していてびっくり。姉さんの時もこのくらいは苦戦したのだろうか。まあ見てないものはわからないから考えるだけ無駄だけど。吐く息が白いのを見て、自分自身驚く。吸血鬼って、白い息出ないんじゃないの?…まあ良いか。僕自身異形のせいかよくわからない身体の部分あるし。

 

「…なあ」

 

「何?」

 

「霊夢のマフラー。あれ、お前のか?」

 

「そうだよ。寒そうにしてたから」

 

「…脇くらいは、何か羽織れよっておもわないか?」

 

「僕も思う」

 

博麗の巫女としてあれが正しい服装ならば、驚くことに八雲紫の好みがアレなのか、センスがおかしいのか。ま、僕にとってはどうでもいい話。いくら話しても僕のネーミングセンスが認められないのと同じだろう。フランゴーレムも、パチュリー曰く安直な名前らしいし。僕もパチュリーと同じように体内で賢者の石を作れたなら。

 

「フランゴーレムか」

 

「ええ。冬に備えて、暖房機能を付けるべきだと今年学んだのよ」

 

「冷却とセットで覚えさせてくれよ。私が邪魔したとき寒いんだからさ」

 

本気で蹴飛ばそうかも迷う。そんなこんなで話し込んでいると、博麗の巫女が降りてきた。どうやら終わったらしい。マフラーを返してもらい、自分に巻きつける。…汗の匂い。弾幕ごっこで汗をかいたのか、このマフラーが暑くて汗をかいたのかは知らないが、まあ博麗の巫女も疲れたのだろう。

 

「これで冬も終わり、ね」

 

「でも花見を企画するには少し遅いわよ」

 

「何言ってんだ。ここにあるだろ?でっかい桜がさ」

 

らしい。が、僕は知らないので。ひと足先に地上に戻る。さっさと戻って冬が終わりかけることを伝えた方が良かろう。僕は気が効くんだ。フランゴーレムの調子も気になる。よくわからないところでもちゃんと動いているのか?そこが気になる。何かあればそのまま改良するけど。

 

「ただいまー」

 

「お邪魔しまーす」

 

「邪魔するぜーい」

 

「お帰りなさい、フランドール様。で、あんた達は?」

 

「客よ」

 

「あぁ、客だ」

 

「フランゴーレム、撃退よ」

 

「うわなんだこの四角形!?」

 

「角が痛い!」

 

うむ。ちゃんと動きはするようで安心した。咲夜に聞くとしようか。動かなかったら…原因は二つ考えられる。でもま、それよりもフランゴーレムが動いたかどうか。

 

「少しだけ、いつもより動きが鈍かった…ですね。ぎこちなかったと言いますか」

 

この場合、物理的な距離が関係しているのなら。魔力を察知するアンテナみたいなのを背中につけると改善する…と思う。が、あの場所が関係するなら話は別。うーん、難しいな。特に実験が難しい。そもそもあそこはどこなのかもわかってないし。また行けばいいか。

 

「アンテナ…よし」

 

「翼みたいですね」

 

「どっちかって言うと羽根かしら。それじゃ、今からもう一回行ってくるから。この子と…アンテナのついてないこの子で動きを見比べて。」

 

「わかりました。」

 

命令としては…咲夜の周りを歩かせようか。うむ、今のところは正常に動いている。劣化は何もないとして…行くか。空へ空へ飛び、以前と同じく頭をぶつけて到着する。うーん…かな。よくわかんないけど、まあ、酒の臭いがする以外は以前と変わらないな。戻るか。

 

「アンテナをつけたフランゴーレムは無事だったの?」

 

「はい」

 

「…全員にアンテナを付ける、のもなぁ」

 

「私は可愛くて良いと思いますが」

 

「僕の気分次第なんだよなぁ」

 

全員一回消して、もう一回アンテナをつけて…そうなると、コストが高くなるから作れる数が減って…まーでも、今の数くらいなら作れるか。アンテナつければある程度離れていても無事なはず…多分。まあこれなら…うん。多分いけると思う。アンテナを全員につけて量産!

 

「後12体くらいかぁ」

 

「そんなに使うのですか?」

 

「アンテナの能力がねぇ。色々辛いのよ」

 

「へぇ…」

 

兎にも角にも。これでどれだけ離れても魔力は届くはず。まあ、次元が違うとか、スキマ妖怪が出てくる変な世界とか、それこそ宇宙とか。それくらい離れたら話は別だけど。でもまあ、まずそこまでいかないからいいでしょ。パチュリーならそれくらい離れてもいいんだろうけど。

 

「体内で賢者の石を作りたいの?」

 

「うん」

 

「…私は作ったことないけど」

 

「え?」

 

「有限の中で魔法を使うことが楽しいのよ。限界を大きく超えた魔法でない限りは、作るつもりもないわ」

 

「え、作ってなかった?」

 

「それに似たものよ。効率がとても悪いから、何十個も作って置いてただけ。消費期限もあるから、使えたものじゃないわ」

 

は、はぇ…そういうことだったのか。どこかでそんな話を聞いた覚えが、あるような。わかんないからいいや。じゃあ無理か…とあきらめて、フランゴーレムについて相談する。どうだろう?

 

「アンテナの部分は効率が悪いわね。私の見立てだと…あと二割くらいはよく出来るけど」

 

「本当!?お願いしても?」

 

「パチェ〜」

 

「レミィ、今は待って。」

 

「…あら、フランドール」

 

「姉さんってパチュリーのことあだ名で呼ぶんだ」

 

ちょっとした驚きと、なんで急に出てきたんだろうという疑問が頭を行ったり来たり。うーん、わからん。わからんならそれでいいや。僕とパチュリーであーだこーだ言ってるのを横目に、姉さんは行ってしまった。手探りでもう一度やってみるか…いや、それじゃあ遅くなりすぎるな。

 

「…こんな具合かしら。アンテナの能力部分をもっと簡素にしたから、少ない魔力でも動くとは思うけど」

 

「周りから魔力を回収するようにしようかしら」




アンテナはマイクラのエリトラだと思ってください。
フランゴーレム全般マイクラ関係だと思ってください
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