僕はフランドール   作:覚め

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でもここ日本!ジパングって蔑称にならないよね!
ね!?


到着ジパング

「さあ、つきましたよ」

 

「ここからは、フードがいやに目立つのね」

 

日本の中を進んでいく。何かあれば良いのに。山の中で見かけた旅人を喰らい、腹を満たす。さて…冬眠してなければ会いたい妖怪がいるのだが、どうやって呼べば良いのやら。人を食えば出てくると言うわけじゃなし。何か名前でもあればわかるのに…くっ、これだから。

 

「…あら、何かしら」

 

「っ」

 

「おや、すみません。貴女も妖怪で?」

 

「…ええ、まあ」

 

突然目の前に現れた妖怪。何か威圧感のある存在。どうだろうか、嫌な感じだ。金髪で、全体的に紫色。それに何処か胡散臭い。美鈴は何も感じ取っていないのか、反応はほぼない。姉も。咲夜は元々怯え気味。美鈴はまだしも、姉はなぜ何も感じてないのか。もしや僕、嫌われてる?

 

「そう…つまりは、遠野に行きたいのね?」

 

「トーノ…と言う場所かはわかりませんが、妖怪が住む場所であるのなら、間違いはないですよ」

 

「そう…つい最近、と言っても数年前ね。遠野とそれ以外を分ける結界が出来てね。それを越えなきゃ、入れないわ」

 

「…胡散臭い」

 

「あら、何?私の説明に何か違和感でも?」

 

「貴女でしょ、そこの管理人って」

 

「…まあ」

 

扇子で口元を抑えられる。やはり、胡散臭い。だが概ね正解だったらしく。歩き続けて船に乗って、およそ一年近く。咲夜もどうやら終わったことに安堵したらしく、僕にもたれかかった。うーむ、だが入れさせてもらえるかどうか。力を持って暴れても、それこそこの威圧感から、逆に倒されてもおかしくはない。

 

「フランドール様なら、勝てると思いますよ」

 

「力の序列は弁えてるつもり。」

 

「まあ、貴女以上の力持ちなんて、遠野の中でも数える限りですけど」

 

「貴女がその一人、違う?」

 

「…そういえば、湖の近くに程よい大きさの平地がありますけど、そこに住んでくださる?」

 

「どうして?」

 

「それ以外に程よい土地がないの。それ以降は何をしても良いのよ。それこそ、暴れ回っても。」

 

「…そ。姉さんもそれで良い?」

 

「良いわよ」

 

「咲夜は?」

 

「良いです」

 

「そう言うことね」

 

「成る程、貴女が頭なのね」

 

美鈴から謎の視線を感じるけど、無視。まずはその平地に建造物を建てないといけないからね。と言うわけで妖怪…八雲紫に結界を越えさせてもらう。全く、胡散臭い妖怪を頼るなんて嫌な事だ。フードは取らずに。八雲紫が言っていた平地へと出てくる。

 

「…美鈴、建築って出来る?」

 

「お任せあれ!と言いたいところですが。大きめなものは無理ですね。一般家屋が限界です」

 

「ま、そんなもんよね。」

 

「パチュリーを呼びましょう!」

 

「…住処もないのに呼ぶのはどうかと思うわ」

 

「家ごと来るんでしょう?じゃあ良いじゃない!」

 

バンッと大きな音と共に魔法陣が地面に置かれる。僕が魔力を注ぎ、魔法陣が妖しく光る。と、何故か洞穴が出てきた。ははーん。さては出会った時の洞穴ですら魔法での生成物だったわけだ。うーん、な感じ。パチュリーさんに建築を頼みたいところではあるんだが…

 

「って訳。出来る?」

 

「はぁ…私、喘息持ちなのだけれど」

 

「美鈴」

 

「私が気を操って体調を整えさせます。その間にどうぞ」

 

「…。便利な人材ね」

 

「まあね。ゴリ押しで得た人材よ」

 

「魔力が尽きないんですかってくらいビーム撃ってくるんですよ、勝てませんて」

 

「…そんなに魔力が多いようには見えないけど…何かタネでもあるの?」

 

そのままフードを被って木陰へ。咲夜はまだ目覚めない。姉もどうやら疲れていたらしい。僕は座って建築の様子を見つめていた。着々と積み上がっていくレンガ。美鈴が背中を撫でて、パチュリーが気持ちよさそうに積み上げていく。こういうやつの、ASMRとかあったら気持ち良いのだろうか。

 

「っぁ」

 

「あ、起きた」

 

「…寝てた?」

 

「はい。たっぷりと」

 

「そう。姉さんと咲夜は」

 

「お二人とも先に館の中へ。フランドール様も、行きます?」

 

「そうねぇ…私たち、これからは館の中も整えないといけないのよね」

 

「ある程度はパチュリーさんがやってくれましたよ。後は各々の部屋ですね」

 

「従者を増やしすぎてもだし…」

 

こじんまりとした館を見上げる。見た目は小さい。なら、これくらいで良いだろうか。あと一人か二人雇えば掃除できるかな、ってくらいの大きさ。どーせ館の主人は姉に押し付けるつもりでいるので。…待て、そもそも館を建てるなんていつ言った?…あれ、もしかして、僕が勝手に勘違いしてる感じ?

 

「…美鈴は?」

 

「私は…うーん。門番でもやろうかな、と」

 

「そう。貴女が良ければ、私の身の回りを任せてみようかなと思ったんだけど」

 

「えっ良いんですか!?」

 

「…当分は咲夜の教育係。咲夜も従者だから」

 

「わかりました!お任せください!!」

 

やかましいな美鈴。姉さんには咲夜。私には美鈴。あとは…パチュリーさんか。使い魔でも呼んでもらうとして…部屋数足りるかな。そもそも部屋数幾つなのかな。そこらへんもわかってないから…うーん。どうするのが正解なのかなぁ。ここになってわからなくなってきたぞ。

 

「…多いなぁ」

 

「外とは違って、中は大きいですねぇ」

 

「パチュリーが何かやったのかしら」

 

「当の本人は図書館を作ってそのままですよ。ま、のんびりと行きましょう」

 

「…こりゃ、余分に従者増やさないとだめかな」




捏造多いけど、許してちょ。
紅魔館の現状
メンバー:フランドール、レミリア、咲夜、パチュリー、美鈴
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