あのキャラ達がサーヴァントだったら…   作:カイロス神話

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ロックとある叛逆者

ここはカルデア。

過去は人類の未来を語る資料館として使用されていたが、人理焼却後は第一拠点として使用される。

人理焼却に対抗するため生き残った48人のマスター候補生の1人「人類最後のマスター」藤丸立香とファーストサーヴァントのマシュ・キリエライトが持つギャラハッドの盾を触媒にサーヴァントを召喚する。

これはそんな彼らの日常だ

 

 

 

──────────

 

 

 

土の戦士ロックは考えていた。

彼は昔牢獄に囚われ、仲間と決死の思いで脱出したという過去がある。

別に今の環境が不遇な訳じゃない。逆に優遇すぎるくらいだ。

ただそれがロック自身には逆に窮屈であった。

 

「あんときよりは確実どころか100億%くれぇマシなんだけどよ……なんか暇なんだよな。

あん時の熱狂感がないっつーか。」

 

「で、なんでその話を俺に振ってんだ?坊主。」

 

「そりゃたまたま目の前にいたからだよ。クー・フーリンって言ったか?なんかねぇのか?」

 

「そりゃああると言えばあるけどよ。シミュレーターで誰か誘って戦うとかかねぇ。

なんなら俺と一戦やるか?スッキリはすんじゃねぇか?」

 

「いいじゃねぇか、一発やるか!」

 

 

クー・フーリンの提案により、模擬戦を行うことになった。

 

 

 

〜〜数時間後〜〜

 

 

『シミュレートを終了します。お疲れ様でした。」

 

「くっそー!負けちまった!アンタ強ェな!」

 

「坊主も強えじゃねぇか。その足枷、何かに使うとは思っちゃいたが、あんなに器用に動かせるとはな、学ばせて貰ったぜ。」

 

「俺もアンタの槍捌きにゃ感動したぜ。長物といえば近づかれたら対処されにくいと思ったんだけどよ。」

 

「へっ、そりゃどーも。で、今の気持ちは?」

 

そう聞かれて考える。

確かに戦うのは楽しかった。けど求めてるものとは違うような気がした。

 

「その顔は違いそうだな。」

 

「あぁ、楽しい方は変わりねぇんだが……何かが違う。」

 

「じゃどうすっかね。……そうだな、ノミヤんとこでも行ってこいよ,」

 

「のみや?んだそれ?」

 

「食堂行きゃわかる。じゃあ元気でな、またすぐ会うだろうけどよ。」

 

「? まぁ感謝するぜ!」

 

 

〜戦士移動中〜

 

「ってきたが誰に尋ねりゃいいんだ?クー・フーリンってのはのみや?んとこいけって言ってたが……。」

 

考え事をしながらも厨房の前へと足を進める。

 

「とりあえず聞いてみるか。すんませーん、ここにのみやっつーのがいるって聞いたんだけどv」

 

最後の一言を言い終わる前に少しキレながらやってきた男がいた。

 

「悪いがその言葉はいわないでくれ。少々…いや結構な因縁があるものでね。

それを聞かせたのはランサーだろう?また言いふらしおって。

おっと、すまない。自己紹介が遅れた。私はエミヤ。アーチャーとでも、そのままエミヤとでも呼んでもらって構わない。確か君は……。」

 

「俺はロック。土の戦士ロックだ。最近といえば最近じゃねーけどここに来たもんだよ。」

 

「ロックという名にその目………懐かしいな……。」

 

「ん?俺のこと知ってんのか?」

 

「いや、こちらの話だ、すまないね。ところでここには何のようかね?私を呼ぶという事は何かあったのだろう?」

 

「あぁ、それなんだがよ……(省略)ってなわけなんだよ。」

 

「なるほど、確か君は魔王に対し反乱をした男だった。そうだな……彼はどうかな?」

 

「彼?」

 

着いてくるといいと言われ、エミヤの後ろをついていく。

そして着いて行った先はトレーニングルーム。

各々サーヴァントが集まりトレーニングをしたり

レオニダスが主催してスタッフ合同のトレーニングを行ったりしている。

 

「あん時食べたスープ……獄中の飯よりはマシだったがクソ不味かったぜ……。」

 

「確かに味付けは少々アレだが効能は十分なものだ。一手間加えてみたいと思うよ。」

 

「で、なんで俺をここに?」

 

「すまない、彼というはあの男だ。」

 

 

そういい向けられた先には灰色の体にガタイがよく、一言で表すにしても「筋肉(マッスル)

と言うしかない、半裸の男だった。

その男はトレーニングに勤しみ、身体中から汗を流しながらも笑顔だった。

 

圧政!!圧政!!圧政!!圧政!!

 

「スゲェなあいつ‥‥名前なんていうんだ?」

 

「彼はスパルタクス。かつてローマにて叛逆を起こした男だ。境遇で言えば彼と似ていると思ってね。」

 

「おや、エミヤ殿ではないか。そしてそちらのサーヴァントは?」

 

「俺はロック、土の戦士ロックだ!よろしく頼むぜ。」

 

「あぁ!共に叛逆しよう(頑張ろう)!」

 

「なんか字がおかしくなかったか……?まぁいいか。」

 

「ロックと言ったね。ところで君は圧政者かな?」

 

圧政レーダー発動!!

 

 

説明しよう

圧政レーダーとは

スパルタクスが持つ圧政者かどうかを判別する機能であり

これによりマスターである藤丸立香も「今はそうではないが、圧政者になりうる存在」と言われたり、某歯茎は「夢は追うのはいいが、その過程で船員を酷使するのであれば叛逆する」と言われ圧政者判定89%となっている! ちなみに90%以上で即叛逆だ!! (解説 エミヤ)

何やってんだアンタ…?   一応解説しておかねば分からないだろう?

 

(ふむ……圧政レーダー……0%!?子供でも30%はあるというのに‥…なんという人生を送ってきたのだろうか。このロックという少年、このような小さな頃から叛逆精神を持ち続けていたと言うのか。)

 

「どうした?急に黙りこくっちまってよ。」

 

「いや、すまない。小さな叛逆者よ。その姿、闘志、叛逆精神。その齢でここまでとは。」

 

「まぁちっちぇー頃から牢獄に監禁されてたからな。仲間と一緒にぶっ飛ばして逃げてやったけどよ!」

 

「フハハハハ!良い叛逆だ!どうかな?一緒にトレーニングでも。筋トレ、すなわち筋肉への叛逆である!!」

 

「よっしゃ面白そうじゃねぇか!筋肉への叛逆、いい言葉だぜ。俺も鍛えてやるぜ!」

 

「筋トレは筋肉への叛逆!ムハハハハハハハ!!!!!」

 

「やってやるぜぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

 

「やれやれ、一旦は落ち着いたようだ。私は調理の仕込みがあるのでね、ここで退散させて貰う。」

 

 

こうしてロックはスパルタクスと共に汗水を流しながら筋トレを行う。

途中、身体ならしとして戦闘訓練も行った。

 

 

「はぁ………はぁ………スパルタクス、アンタつえーな…。」

 

「ムハハハハ!!攻撃を耐えぬき、叛逆をする!!ロック、君もなかなかの強さだ。

手足を自由自在に操りコンボをする姿……まさに愛を感じる技だ。」

 

「って言いながらピンピンしてんじゃねーかよ‥‥。っぱ倒れねぇってのは強いんだな。

…………なぁ、俺もアンタみてぇに強くなれるか?」

 

「何?私みたいに?フハハハハ!あぁ、なれるさ。誰にだって私になる素質はある。

何かに叛逆をする、ただそれだけでも。生きることとは逆境への叛逆である!」

 

「生きることとは逆境への叛逆……いいこというじゃねぇか!……きめた!

俺はアンタみてぇに倒れず、味方を守れる奴になるぜ!今はただの戦士だけど、いつしか勇者って呼ばれるくらいになってやる!」

 

「ムハハハハ!小さな叛逆者…いや戦士よ。私がその力でみんなを守り、叛逆をするのだ。

そこに私がいなくとも。」

 

「あぁ、もちろんだ!」

 

 

 

そしていくつか言葉を交わし、2人は別れた。

ロックは食堂に戻ると、クー・フーリンとエミヤが喧嘩をしていた。

 

「おいおいアンタら何やってんだ?」

 

「おう坊主!なぁどうだったんだよ?どうだったんだよ!」

 

「ちっ、ランサー!貴様は少し黙っておけ!また変なあだ名を広めあって!

はぁ…で戻ったか。どうだったかね?」

 

「あぁ、いいこと教えてもらったぜ。俺もスパルタクスミテェな奴を目指すことに決めたよ。

味方を守って倒れねぇ、勇者になってやるぜ。」

 

「それはいい心構えだ。ところで腹は減っていないか?運動直後で空いているだろう。」

 

「確かに……腹がぺこぺこだぜ……。何か飯くれ。」

 

「了解した、ちょうど仕込みも終わったところだ。出来立てを食べるといい。」

 

「いいじゃねぇか、こいつ飯は美味いんだよ。おうノミヤ、俺にもなんか作ってくれよ!」

 

「貴様何度言えばわかる!!ランサーは自分の分は自分で作れ!」

 

「ちょっちくれぇいいじゃねぇかよ!」

 

「もう我慢ならん、シミュレーターで決着をつけるとしよう。」

 

「あぁ良いぜ!長年の因縁に勝敗を下してやらぁ!」

 

こうしてロックの悩みは解決し、色々なことがありながらも1日は終わった。

 

 

「なぁこれ解決でいいのか?2人ともシミュレーターに向かっていったが……?飯は用意してくれたけどよ……。」

 

ロックの悩みはまたひとつ増えたのかも‥…しれない。




エミヤの正確な死亡時期がわかっていないけど、多分2020〜当たりだと仮定しています
そのためエミヤはオレカバトルを少し知っているという設定です。
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