終焉の大乱闘 〜ファイターたちの戦い〜   作:ホミキ

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集結する戦士

リンク「でぇぇやっ!!」

 

リンクは少女に襲い掛かる最後の化け物を切り伏せる。鋭い刃が空気を切り裂き、化け物はチリのように崩れ去っていく。周りを見渡してみると客席に化け物はどこにも見当たらず、ほかの三人も影たちを一掃していた。

 

リンク「立てる?」

 

リンクは額の汗を拭いながら、少女に優しく手を差し伸べた。

 

少女「あ、ありがとうございます!」 

 

少女は感謝の言葉とともに震える手でリンクの手を握り、ゆっくりと立ち上がった。

 

リンクは化け物の発生源を観察する。鋭い青い瞳で影を見つめ、状況を判断していた。どうやら影は最初よりは収縮していたが、また化け物を生み出そうとしていた。黒い霧のように揺らめき、新たな形を作ろうとしている。

 

リンク(くそっ!まだ出て来るのか!こうなったら根源を叩くしかない!)

 

リンクの表情が一瞬で厳しくなり、決意に満ちた眼差しに変わる。

 

リンクは闘技場に駆け出していく。両足に力を込め、瞬時に加速した姿は風のようだった。

 

サムス「リンク?何を?」

 

遠目から見ていたサムスも思わずつぶやいた。彼女のバイザーが闘技場の中心に集中する。

 

リンクは拳を握りしめ助走を利用して影に向かい飛び込んでいく。筋肉が緊張し、全身の力が一点に集中していく。強い風を全身に浴びながら拳を振り上げる。それには炎がまとっていた。拳から湧き上がる赤い炎が周囲を照らす。

 

リンク「ディンの炎!!」

 

リンクの叫び声が闘技場に響き渡り、その声には力がこもっていた。

 

拳を影にぶつけると、ドーム状の炎が広がりだした。まるで太陽が地上に降り立ったかのような輝きが闘技場を包む。炎の範囲は客席の際まで広がる。熱波が押し寄せ、観客たちは思わず顔を覆った。

 

影は徐々に焦げていき、そのまま燃え始める。黒い煙を上げながら形が崩れていく。そしてチリとなって消えていった。最後の一片が風に乗って消えるまで、誰も目を離せなかった。

 

敵を一掃できるこの技を安易に使用できないのは、味方にも被害を出してしまうからである。リンク自身もその危険性を十分に理解していた。

 

リンク「はぁ…はぁ…」

 

リンクは膝に手をつき、大きく息を吐く。額から流れる汗が地面に落ちていく。

 

ヨッシー「やりましたね!リンクさん!」

 

ヨッシーは目を輝かせながら、両手を振って喜びを表現した。

 

リンク「え?あ、ありがとう!」

 

リンクは少し驚いた表情を見せた後、照れくさそうに笑顔を見せる。

 

リンクが助走をつけて飛んできた距離をヨッシーはその場のジャンプで飛んできていた。緑色の体が軽やかに空中を舞い、着地の衝撃も全く感じさせない。

 

ヨッシー「しかしなんなんですかねーあの影は、いきなり皆さんを襲い始めますし!」

 

ヨッシーは首を傾げながら、不思議そうに周囲を見回した。

 

リンク「あぁ…でも見たところ怪我人はいないみたいだし、よかったよ」

 

リンクは安堵の表情を浮かべ、剣を鞘に収めた。

 

ヨッシー「それもそうですね!…さて」

 

ヨッシーは両手を空に突き刺したのちに、肩を回していた。全身から闘志が湧き上がっている。リンクはまさかとは思ったが、嫌な予感がした。彼の表情に一瞬の困惑が走る。

 

ヨッシー「邪魔者もいなくなったことですし!試合の続きをしましょうか!!」

 

ヨッシーは闘志に満ちた表情で、前のめりになって言った。

 

カービィ「まって!」

 

突然の声に、場の空気が凍りついた。カービィの丸い体が前に出る。

 

ヨッシー「カービィさん?」

 

ヨッシーは動きを止め、不思議そうにカービィを見つめた。

 

二人の戦いを止めたのは、敵対していたカービィだった。彼に続いてサムスも隣にいた。重厚な装甲を身にまとったサムスの存在感が場を引き締める。ヨッシーはなぜ自分が止められたのか分からなかった。今戦うべきではないことを察した。彼の目から闘志が消え、冷静さを取り戻す。

 

ヨッシー「えっと?一体どういうことですか?」

 

カービィ「えーと、僕たち騙されて…あれ?」

 

カービィは何か説明しようとしたが、言葉が途切れた。

 

丸い目が大きく見開かれる。カービィだけではなく、サムスや観客達もざわめいていることに気が付いた。何やら自分たちの後ろを見ているようだった。空気が変わり、新たな緊張感が漂う。恐る恐る振り返ってみると、そこには。

 

ネス「よし!今回はうまくいった!」

 

少年は帽子を押さえながら、自信に満ちた表情で言った。

 

ピカチュウ「ピカピーカ!」

 

黄色いネズミのような生き物が両手を上げて喜んでいる。頬から電気の火花が散った。

 

マリオ「マンマミーア…本当にテレポートしちゃった!」

 

赤い帽子の男は両手で顔を覆い、驚きを隠せない様子だった。

 

フォックス「この力があれば任務にもっと役立つな…」

 

狐のような姿をした人物が腕を組み、冷静に状況を分析していた。

 

CF「あきらめろ…俺たちの世界には無縁の能力だ…」

 

筋肉質の男性がヘルメットの下から冷静な眼差しを向けた。

 

メアリ「あそこに四人!残るはあと三人!!」

 

メアリは指を指し、興奮した様子で言った。

 

筋骨隆々な男、子供、女性、見たことのない黄色いネズミ、歩く狐、そして顔なじみの男がいた。

 

ヨッシー「マリオさん!!」

 

ヨッシーは飛び上がるほど驚き、目を輝かせながら叫んだ。

 

マリオ「ん?ヨッシー…?ヨッシーじゃないか!!」

 

マリオは帽子を持ち上げ、目を見開いて驚きの表情を見せた。

 

見知らぬ地で知人に出会うことは、深い安心に繋がる。二人は固く手と手を握り合った。再会の喜びが二人の間に流れる。だがいきなり現れた初顔に警戒をとけないリンクとサムス。二人は無意識のうちに戦闘態勢をとっていた。だが二人に比べてカービィは興味深々だった。好奇心に満ちた表情で新たな訪問者たちを見つめている。

 

カービィ「すっごーい!今のどうやったの!!」

 

カービィは目を輝かせ、小さな体を跳ねさせながら質問した。

 

ピカチュウ「ピ!?」

 

ピカチュウは驚いて後ずさり、警戒の姿勢をとった。

 

これといった警戒心を持たないカービィに対してピカチュウはそのフォルムをプリンと重ねてしまい、条件反射で体を固めてしまう。黄色い体が緊張で固まり、頬から電気が漏れそうになる。そんな蟠りを感じ取ったメアリは、前に出た。彼女は両手を広げて平和の意思を示す。

 

メアリ「安心して私たちは敵じゃない、貴方たちを元の世界に帰る手助けをしに来てわ。リンク、サムス・アラン」

 

メアリの声は落ち着いており、場の緊張を和らげようとしていた。

 

聞き覚えのある名前にその獣の耳をピコンと動かした。フォックスの耳が反応して動き、目が大きく見開かれる。

 

フォックス「サ、サムス!!あなたがサムス・アラン!?」

 

フォックスは驚きのあまり一歩前に踏み出した。

 

サムス「なんだ?私を知っているのか?」

 

サムスは冷静な声で返したが、警戒の眼差しは緩めていない。

 

CF「メトロイドやフェイゾン汚染など、危険性を孕む任務をすべて単独でこなしてきた、()()()()()()のハンター、正体すら謎に包まれているサムス・アランがまさか女だとは…同業者としてお目にかかれて光栄だな」

 

ファルコンは敬意を込めて軽く頭を下げた。

 

ファルコンは、静かに高揚していた。彼らの業界ではサムス・アランはある意味都市伝説的な扱いをされていたからだ。尊敬の念が彼の立ち姿から伝わってくる。ファルコンの言葉に悪意などない素直な言葉だが、サムスは不機嫌そうな声を出した。彼女の姿勢がわずかに硬くなる。

 

サムス「一つ、訂正してもらう…私はフリーの賞金稼ぎ(バウンティーハンター)だ」

 

サムスはヘルメットの下から冷たい視線を送った。

 

CF「おっとそれは失礼した」

 

ファルコンは軽く手を上げて謝罪の意を示した。

 

負のオーラに当てられて耐えられなくなった。空気が重くなり、場の緊張が高まる。リンクは詰まった話を進めるため口を開いた。彼は場を和らげるように一歩前に出る。

 

リンク「えっと、とりあえず君たちは敵じゃないんだね、君の名前は?」

 

リンクは率直に尋ね、緊張をほぐそうとした。

 

メアリ「メアリよ」

 

メアリは柔らかな笑顔で答えた。

 

リンク「メアリ、その元の世界に帰るって話…よかったら聞かせてくれない?」

 

リンクはマスターソードを鞘に納めて、メアリに対して質問した。

 

メアリはマリオ達に説明したことをそのまま語った。彼女の表情は真剣で、話す言葉には重みがあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ルイージ「うぅ…!」

 

待機部屋にて、緑の服を着た男が苦しそうに声を上げた。

 

ルイージは先程の戦いに勝利こそしたが、背中に強烈な痛みと疲労を備えていた。顔色が青ざめ、額に汗が浮かんでいる。ルイージは壁に体重をかけ、そのまま地面に座り込む。オーバーオールから緑色のキノコを取り出し、そのまま口の中に放り込んだ。するとルイージの傷はみるみる塞がり、背中の痛みもすべてなくなった。体から光が放たれ、活力が戻ってきた。それを実感し大きく飛び上がる。

 

ルイージ「よかった!勝てた!よっし!勝てたぞ!やったー!!」

 

ルイージは両手を高く上げて喜びを表現した。

 

ルイージは、喜びのあまり部屋中を飛び回り勝利のきっかけとなった拳を見つめる。拳からはまだかすかに光が残っていた。

 

ルイージ「まさか僕にこんな技が使えたなんて…早く兄さんにこのことを伝えたい」

 

ルイージは自分の拳を愛おしそうに見つめながらつぶやいた。

 

ふと褒められる姿を想像してしまい、高揚と数量の寂しさが混ぜ合わさり情熱のこもったまなざしを拳に向けていた。頬がわずかに赤く染まり、目には決意の光が宿る。しかし次の瞬間ー

 

マスターハンド「ルイージよ…」

 

突然、空間を満たす声が響いた。

 

ルイージ「へ?だれ?」

 

ルイージは驚いて部屋を見回し、声の主を探した。

 

声が唐突に聞こえ、感情と目線が変わってしまった。ルイージの体が一瞬固まる。

 

マスターハンド「私はマスターハンド…」

 

声は空間のあらゆる方向から響いてきた。

 

ルイージ「マスターハンド?マスターハンドって?あ!招待状に書かれてた!」

 

ルイージは指をパチンと鳴らし、思い出したように言った。

 

マスターハンド「いかにも…君の活躍はすべて見て全て見ていたよ」

 

声はゆっくりと、しかし力強く語りかけてきた。

 

ルイージはなんだか照れ臭くなって口を強く紡いだ。頬を赤らめ、帽子を深く被り直す。するとどこからかゴリゴリと岩がこすれる音が鳴りだした。ルイージはビクリと体を震わせ、音の方向に目を向けた。音の正体は、ゆっくりと開く門であり、その速度からなにやらただならぬ場所に行くことができることを理解した。その中には長く続く階段があった。光が階段を照らし、まるで天国への道のように見える。

 

マスターハンド「さぁ進め…君にはその資格がある…」

 

声は優しく、しかし威厳に満ちていた。

 

心臓の高鳴りは最大限まで膨れ上がった。胸が高鳴り、全身に力がみなぎる。その気持ちい高鳴りを飲み込み、その栄光の道に向かい地面を蹴った。ルイージの姿は決意に満ち、第一歩を踏み出した。




もっと多くの方に読んでいただきたいので

良かったら感想と作品評価など応援よろしくお願いいたします!

今回でおおよそのキャラクターたちが集まりましたね!

そろそろ最終決戦が始まります!

活動報告の方を見ていただいてる方ならおおよそ察しがついてると思いますが、DXの進捗があんまり進んでいないです(涙)

DXのオチはもう考えてあるのですが、全体のプロットができてないので今回の戦士の帰還が終わった後にしばらく期間が開いてしまうかもしれません…なるべく早く皆様に読んでもらいたいので何とか頑張ろうと思います!

とりあえず今は、戦士の帰還を最後まで楽しんでいただけたら幸いです!!
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