注意書き
序盤に子ども(明智とオリキャラたち)への虐待や性虐待についての描写があるので、ご注意ください。
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第一章あらすじ
中学生の吾郎は、明智真理子という音楽家の少女と、彼女のピアノコンサートで知り合う。真理子が国会議員の孫娘であることを知っていた吾郎は、彼女の人脈を利用するために親しくなるつもりだった。
順調に真理子と親交を深めていたある日、とんでもない申し出を真理子の父から受ける。
それは、失踪してしまった真理子の兄──明智吾郎に成り代わってほしいというもの。
あまりに突飛なその提案だが、吾郎は父への復讐という目的のためにそれを了承する。
しかし明智家は、想像していたよりもはるかに歪みに満ちた家だった。
第二章あらすじ
父親が廃人になってしまい、自責の念に駆られる真理子。
そこに「認知訶学」の研究者だという女性、一色若葉が訪ねてきた。廃人化の治療法が見つかるかもしれないと聞いた真理子は、吾郎とともに、若葉の研究に協力するようになる。
若葉の娘である一色双葉や、かつて同じバレエ教室に通っていた古い友人の奥村春と接するうち、真理子は徐々に明るさを取り戻していく。
けれど認知訶学の研究所で、野心家な政治家の男・獅童正義と会って以来、運命は狂い始めてしまう。
登場人物早見表
主人公
吾郎 (原作の明智吾郎)
母親を早くになくし、親戚を転々としていた。
行く先々で酷い扱いを受け、児童養護施設に保護されたのち、岡倉家に引き取られた。
政治家の父に近づくための手段を模索中。
明智真理子
アメリカの有名音楽院を卒業して帰国したばかり。吾郎と同い年の中学生だが、学校へは行かず、コンサートピアニストとして活躍中。
自分に揺るぎない自信があり、年齢性別問わず誰に対しても高飛車。
一色家
一色若葉
認知訶学という新しい学問を研究している女性。
極めて優秀な学者であり、娘を深く愛する母親でもある。研究所の存続の危機に直面しているせいで、非常に多忙。
天才的な頭脳ゆえに、周囲から嫉妬されることが多く、孤独を感じている。
一色双葉
一色若葉の娘。
中学一年生だが、優秀すぎるせいで学校にうまく馴染めず、不登校気味。
母があまり家にいられないことを寂しく思っているが、それを表に出さないように頑張っている。
明智家
明智吾郎
真理子の兄。一つ年上だが、背は真理子より低い。
華やかに活躍する妹と違って、怪我や病気が多く、家から出ることは滅多にない。
髪や瞳の色が吾郎とよく似ているらしい。
母に連れられて失踪し、行方不明になった。
明智
真理子の父親。
温和で人当たりのいい教育者。
大物政治家一家である清水家に生まれたが、親との折り合いが悪く、妻と駆け落ちした。清水家のことは長らく遠ざけていたが、最近になって政治の道への興味を示す。
のちに、廃人化事件の最初の被害者として知られることとなる。
明智アリア
真理子の母親。
香港人とイタリア人のハーフ。明智姓は日本に帰化した際に自分で選んだ。昔はそれなりのヴァイオリニストだったが、今は真理子のマネージャーをするために引退している。真理子の兄を連れて失踪し、今は行方不明。
岡倉家
岡倉健吾
吾郎の養父。
家出中の子どもを支援する団体「慈愛の翼」を息子夫婦と運営しながら、難しいケースの子どもたちの里親も務める。もともとは教員で、啓次の先輩だった。
岡倉里奈
岡倉健吾の孫。岡倉家にいる子どもの中で、唯一血が繋がっている。
大人の前では萎縮して無口になるが、引き取られてきた他の子どもたちとはよく話す。気弱だが心優しい性格。
岡倉良太
岡倉家に引き取られてきた子ども。
もともと吾郎とは児童養護施設にいた時のルームメイトで、旧知の仲。岡倉家に来てから仲違いして、顔を合わせる度に、棘のある言葉を吾郎にぶつける。
養護施設に家族同然の友達や尊敬する職員がいるため、毎日帰りたがっている。
岡倉
岡倉健吾の息子。里奈の父親。
岡倉
輝幸の妻。里奈の母親。