砂漠の妖精   作:某なにがし

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初投稿


砂と氷と悪魔

 

「汝、なぜ我の前に立ちはだかる」

 

さて自己紹介をしよう

テンプレでこの世界にやってきた人間だ

名前はガアラ そう某忍者アニメのキャラだ・・・容姿はな

紹介終わり・・・・今は目の前の状況に対応しよう。

 

「なぜ、こんなことになった?」

 

雪が降る中で目の前の町は対照的に燃えている

だって目の前にめっさ暴れている化け物巨人がいるんだもの

 

 

 

遡ること5時間前

 

 

 

「ではマスター、俺は依頼に行ってくる」

 

「うむ、気を付けるのじゃぞ ガアラ 評議会の依頼はきな臭いからな」

 

「問題ない これも家族のためだ それに俺には相棒もいるからな」

 

『けっ!めんどくせぇからあんまり頼んなよ』

 

「迷惑をかける」

 

そう言って目をつむるのはフィオーレ王国にあるギルド【妖精の尻尾(フェアリーテイル)】のマスター マカロフ・ドレアー

 

「明日には戻る」

 

そう言ってギルドの扉のほうに歩いていく。

しかし、そうは問屋が卸さない。桜色の髪がこちらに近づいて来る。

 

「ガアラ、勝負しろー!!!」

 

「また今度な ナツ(サアァァ)」

 

「ムっ、むぐぅぅぅ」砂で羽交い絞め中

 

勝負を挑んできたのはナツ・ドラグニルという少年だ。まだ幼いがポテンシャルが半端ない。

そして勝負で毎回突っかかってくるから砂で拘束する。

 

「コレェ!ナツ!ガアラは評議会からの依頼で今から発つのだから邪魔するでない!」

 

マスターが一喝するが、逆にギルド内のメンバーもざわついてしまう。

 

「マスター・・・」

 

「あっ」

 

すると誰かが憤りをあらわにした。

 

「くそっ!評議会の連中、またガアラに無理難題の依頼を押し付けやがって!」

 

よくない雰囲気がギルドに広がりそうなので、言葉を紡いでいく。

 

「そう怒るな これが家族のためになるならば俺は喜んで受けよう

そして皆には笑顔で迎えてもらいたい」

 

「ガアラ・・・」

 

いつもテンションが高いナツも評議会の依頼について少し知っているのでシリアスになっていた。

 

ここですかさず

「では、改めて行ってくる」

 

そしてギルドを出発し、依頼書を再度確認する (ぺらっ)

 

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特別クエスト

指名者:ガアラ

依頼書:厄災の悪魔の動向調査 (イスバン地方)

可能であれば討伐

 

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「イスバンか 確か豪雪地帯として有名な場所だったか

 名のある魔導士の噂も聞いたことがある 友好的だとありがたいが・・・」

 

どんな感じの場所か想像を膨らませながら向かっていく。

 

 

―――――そして冒頭に戻り、現在にいたる。

 

本当ならば、地元の人々に聞いた実力者として有名な魔導士【ウル】という人物に協力を仰ぎたかったのが本音である。

だが、目的の相手に数時間も経たない段階でエンカウントしてしまった。

自分の運がいいのか悪いのか難しいところだが、腹をくくるためにも言葉を放つ。

 

「お前を埋葬する者だ」

 

「人間ごとき下等な生き物がゼレフ書の悪魔である俺に指図するな!!!」

 

デリオラは激高し、巨大な拳を振り上げてきた。

 

 

ドッッッッッッゴォォォォンン!!!!!!

 

 

クレータ発生

そして、俺に直撃・・・

 

「ふふふ、所詮は下等な人間よ」

 

「そうだな お前からしたら人間は下等だろう」

 

「!!!???」

 

「だが、お前は下等と侮った人間に倒される運命だ」

 

「これは・・・砂か!!!」

 

そう我愛羅の1つ目の能力 絶対防御(オート)

これがあるからたいていの相手は怖くない

デリオラもパワーはあるけど遅いしね

 

「では、こちらも攻めさて貰おう (守鶴、力を貸してくれ)」

 

『ヒャッハー―!しゃあねぇな、あんなデカブツに負けるのもしゃくだから

 力を貸してやる 磁遁を仕込むぞ』

 

「あぁ、風遁砂散弾(ふうとんささんだん)」シュンっ

 

「ぐっ、こんな砂粒ごとき避けるまでもないわ!!!」

 

「そうか?俺は避けることをおススメしよう」

 

「ふっ強がりを・・・(ブチっ!)なに!」

 

「簡単なことだが、人間の知識を知らないお前に教えてやろう

 砂に炭素、つまりこの世で最も固い素材を混ぜて撃ったんだ」

 

「くっ、こんなもの気にせずお前を潰せば・・・」

 

「残念ながらそれも無理だ・・・お前に自由は2度と訪れない」

 

「なにをほざいてやがる!!!」

 

デリオラは再び手で俺を薙ぎ払おうとするが・・・

 

ピタッ

 

「なっ!!!どういうことだ!!!」

 

「砂だ 思い出してみろ、オレは砂を操る それをお前の体内に打ち込んだ

 つまり、お前の体内にはオレの魔力がこもった砂が入っている

 これが何を意味するかお前もわかっているだろう?」

 

「くっ・・・くそったれ!、俺はデリオラだ、ゼレフ書の悪魔であり厄災を招くもの!

 こんな砂ごとき」

 

「そう、たかが砂だ だが、お前の敗因は俺を見下したことや砂に油断したことではない

 オレの前・・・いや、俺たちの前に現れたことだ(ギュッ)」

 

『そういうことだ、じゃあなデカブツ野郎』

 

 俺が手をかざして握る

 

「砂漠葬針(さばくそうしん)」ズバァ!

 

すると体の内側から無数の砂の針が突き出してきた

 

「ぐっ!ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」ドサッ

 

「終わったな ありがとう守鶴よ」

 

『ケッケっケ、まぁいいぜ、久々に楽しかったしな んじゃオレは寝るぜ』

 

すると守鶴との会話が終わると、後ろから人の気配がする 子供だった しかも半裸の

・・・・・半裸!!!?????

 

「こいつはデリオラ!!!、おいっ!あんたがコイツを殺したのか!?」

 

「あぁ、この悪魔は俺が討伐した」

「・・・・・そっ・・っか・・・」

 

静寂が流れる

 

なにやら、この悪魔になにか思うところがあるようだ。

 

「それで、こんなところに君のような子供がいるんだ?」

 

「お、オレは子供じゃねぇ!オレの名前はグレイ、魔導士だ!」

 

「魔導士?ということはどこかのギルドに所属しているのか?」

 

「いや、オレには師匠がいる その人に氷の造形魔法を習ってた」

 

「習っていた?一人前になったのか」

 

「いや、デリオラが出たことを聞いて飛び出してきた ウルとはその時にケンカした

 俺がデリオラを倒すために弟子入りしたことを知ってたくせにっ!!」

 

「ふむ グレイ・・・お前の過去に辛いことがあったのだろう 

だが、そのウルという人物の気持ちもわかってやれ お前を失うのが怖かったのだろう」

 

「怖い?」

 

「あぁ、俺も昔、友に習った 人は大切なつながりを失うことを恐れる 

そして繋がりを守るためならば命をかけることができる それが絆だ」

 

「絆・・・」

 

「すぐに理解しようとはしなくていい だが、わかってやれ それがお前の務めだ」

 

「・・・・・」

 

グレイはうつむいて沈黙してしまう。

あれー多感なお年頃にはわからなかったかな 早う救世主ヘルプミー!

 

「グレイっ!!!どこだーーー!!!無事か!」

 

願いが通じたのか知り合いっぽい女の人が来てくれた。

 

 

「っっっっ!ウルだ!!!!!」

 

「ウル・・・ということはお前の師匠か 心配しているようだ 早く行ってやれ」

 

「あぁ、ありがとな!!!!、ウル―!!!ここだ!!!」

 

「グレイ!!!!」

 

ウルはグレイを見ると涙を浮かばせながら抱きしめた。

 

「・・・・・・・・」

 

数秒眺めているとグレイが動き始めた

 

「う・・・ウル、くくるしい・・・」

 

「おぉ、すまない お前がデリオラがいる街に向かったから気が気でなくてな」

 

「そのことなんだけど、デリオラはほら・・・」

 

「こ、これは、デリオラなのか!!!???」

 

ウルもようやくデリオラの死体を確認した

 

「このおっちゃんが倒してくれたんだぜ!」

 

「なに、それは本当か?」

 

ウルがこちらに疑惑の視線を向けてくる

 

「そんな目で見られても事実は変わらない 俺がこの悪魔を殺した」

 

「そうか、ありがとう グレイを助けてくれたことも礼を言う」

 

「気にするな、依頼でこの悪魔を討伐しに来ただけだ

 それにグレイのような子供が目の前で死なれるのは目覚めが悪いからな」

 

「お・・オレはガキじゃねぇ!」

 

「そういえば、自己紹介がまだだったな 私はウル グレイの師匠をしている

 氷の造形魔導士だ」

 

「こちらも名乗ろう 砂漠の我愛羅 フェアリーテイルの魔導士だ

砂の魔法を使う」

 

「フェアリーテイルの魔導士か!道理で強いわけだ!!!」

 

「ウル、フェアリーテイルって知っているのか?」

 

グレイはまだギルドの知識が無いようだ。

 

「あぁ、このフィオーレ王国でトップのギルドと言われている

問題も多いと聞くが、いいギルドだそうだ」

 

「その噂は間違っていない 問題は多い だが心が温かいギルドだ

こんな俺でも受け入れてくれた最高のギルドだ」

 

「そんなところがあるのか・・・」

 

グレイはギルドの話を聞き、なぜか黙ってしまった。

するとウルが気づいたように微笑み言葉を放った。

 

「気になるかグレイ?」

 

「は?何言ってやがる お、オレはウルのとこで修行して立派な造形魔導士になるって決めてんだ 誰がそんなとこに興味持つかよ」

 

一応、ここはガアラっぽい一言で背中を押してみよう。

 

「そうか 確かに一人前になることは重要だな だが、同時に同世代の友も必要だ

 それは時にライバルになり、時に己を救ってくれる者になる」

 

「ライバルか・・・いや、それならリオンが」

 

「結論を急ぐ必要はない ウルと相談をすればいい フェアリーテイルはいつでも仲間を歓迎する それに俺はそろそろデリオラを封印してギルドに帰る」

 

「ふ、封印て、デリオラは死んだんじゃないのか!!!???」

 

「確かに死んだ だが、こいつはゼレフ書の悪魔に名を連ねる者だ

 何らかの方法で復活する可能性もある だから封印する」

 

「悪魔を封印なんて出来るのか?」

 

「子供が心配するな 問題ない 砂さえあれば何でもできる

 ・・・守鶴、起きてくれ、仕上げだ」

 

『あぁん!ようやく眠ったとこだったのによぉ!

 このオレ様を叩き起こすなんていい度胸してるぜ相棒』

 

「ふっ、まぁそういうな 封印術を行う それも特大のな」

 

『あいよ お前も気張れよ』

 

ここでグレイが近くにいたため疑問をこぼす

 

「ガアラ お前、誰としゃべってるんだ?」

 

封印術の発動にはいっているので手短に答える

 

「相棒だ」

 

パシっ!!!

周りから砂を集めてデリオラを覆っていく

「仕上げだ・・・『おう!

 

「『・・・・・・砂漠層大葬封印!!!!!』」

 

するとピラミッドのような形の砂山ができ、そこに封印の術式が刻まれていく

 

「これで問題はないだろう では失礼する」

 

「おい、もう遅いし、泊って行けよ」

 

「そうだな、こちらとしてもお礼をしたい ぜひ頼む」

 

うーんここで受けてもいいけど気が引けるから・・・・断る一択で

 

「いや、町の被害も評議会に報告しなくてはいけない それにデリオラも早く厳重な場所に移したほうがいいだろう またの機会にする」

 

「そうか、わかった ありがとな!!!!!ガアラ!」

 

「私からも改めて礼をいう この子の悪夢を消してくれてありがとう」

 

「気にするな 俺は依頼を遂行したまでだ」

 

「ゼレフ書の悪魔を相手にしたのに、そのリアクションとは恐れ入るな」

 

「これでもS級魔導士だからな」

 

「ほう、S級魔導士なのか」

 

「ウル、S級って?」

 

「S級とはそのギルドのマスターの試験を受けて実力を認められた者たちのことだ

 実力はその辺の魔導士とは隔絶した実力を有すると聞いている」

 

「謙遜するな ウル

 お前の実力もS級クラスだろう?」

 

俺は感知能力が高いのでなんとなくわかる。フェアリーテイルでも上位に来る魔力の大きさだ。

 

「そうかもしれないな」

 

ウルは微笑んだだけであまり語らなかった。

 

「では、そろそろ本当に失礼する」

 

「今度はそっちに遊びに行くぜ!!!」

 

どうやらグレイには好印象を持たれたようだ

 

「いつでも来い フェアリーテイルは来るものを拒まずに歓迎しよう」

 

そういってデリオラの封印した砂を浮かせながらイスバン地方を去った

 

 

 

後日、グレイがフェアリーテイルの門を叩いた

 

「よう、ガアラ 会いに来たぜ」

 

「ふっ、歓迎しよう」

 

再開は意外と近かったようだ

 




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