砂漠の妖精 作:某なにがし
―――――ルーシィ宅
「うーん ハラハラドキドキの冒険もいいけど、やっぱり自分ちは落ち着くわ!」
「これで家賃7万円は安いな」
「?」
「いいとこ見つかったなルーシィ」
「不法侵入―――――!!!!」
「服を脱ぐな!」
「おい待てよ、服を脱いでから来たんだ!」
「なお、悪いわ!」
「ちなみにガアラも外にいるぞ、一緒に入ろうと言ったんだが断られてな」
「ガアラを見習え!」
「・・・・・・」
外にいるガアラは静かに待った
そしてルーシィの中でガアラの株も上がった
「どうしてここにいるの、グレイ?」
「どうしてって、忘れてると思って呼びに来たんだ」
「忘れてる?」
「やっぱりな・・・今日だぞナツとエルザとガアラが勝負すんの」
「・・・あ!?」
―――――――――フェアリーテイルギルド前
「さあさあ、あんたたち!ナツとエルザどっちに賭ける!」
カナが胴元でフェアリーテイルのメンバーを巻き込んで賭け事を楽しんでいた
「どうするか」
「ガアラが戦うならガアラ一択なんだが」
「やっぱり、エルザじゃねえか?」
「いや、ナツも成長しているからな」
みんな結構本気で賭けに夢中である。これがフェアリーテイルのいいところである。
「ちょっと本気で戦うの!?
最強チームの2人が激突って・・・」
「あ?最強?誰がそんなこと言ってんだよ」
「・・・・・・」
「ミラさん」
「あ・・・ミラちゃんだったんだ・・・ごめん」
「みんな!そろそろ始まるよ!」
そんなやり取りがあるなか、カナが全体に聞こえるように声を張る
みんなも急に緊張感を醸し出す
審判はガアラである
「二人とも準備はいいか?」
「「ああ/おうよ!」」
「ガアラ、エルザを倒した後はお前とだ 覚悟しておけ!」
「ああ、受けてたとう」
「ガアラ、私も手合わせしてくれること忘れるなよ」
「ああ、問題ない」
戦闘準備のためにエルザが換装する
「ナツ、私も本気で行かせてもらう・・・お前も本気で来い!
・・・換装! 炎帝の鎧」
「あれって、炎帝の鎧、耐火能力の鎧だ」
「これじゃナツの炎は半減しちまう」
「エルザ、本気だな!!!」
説明ありがとう。まだ名が出ていないキャラたちよ
「そうこなくちゃなぁ、これで心置きなく本気が出せる」
「ではいくぞ・・・始め!」
ガアラがコールすると戦闘が始まる
先手必勝でナツが突撃してエルザに炎を纏った右拳を振り下ろす。
しかしエルザは一歩引くだけの最小限の動きでかわし横なぎ一閃でカウンターを繰り出す。
それをナツは下にかがむことで回避。炎の右足でエルザの顔面を狙う。
これも交わされナツの上半身めがけてエルザが一閃を放つがナツはバク転で避ける。
しかし、着地で手を突こうとした瞬間をエルザが狙い蹴りを放つ。
これにはナツも動けずに攻撃を受けてしまい、体勢が崩れる。
そこを怯まずにナツが咆哮を放つ。
それを高く飛ぶことでエルザは回避する。
そしてもう一度二人の攻撃が激突する―――――――
パアアァァァン
突如、破裂音が響き、音の発生元を見るとそこにいたのは――――カエルである。
服を着た。するといかにも嫌な奴な風貌のカエルが口を開く
「そこまでだ。全員その場を動くな 私は評議員の使者である」
そう言うと使者はガアラを見ながら紙を取り出し、それを広げて読み上げる
「先日のアイゼンヴァルドのテロ未遂において、器物破損2件とララバイの破壊の容疑でガアラを逮捕する」
「・・・ふむ」
「「「「「「「「なんだって!!!!!」」」」」」
「なっ!ガアラは何もしてねぇぞ!」
「そうだ!ガアラはララバイを倒したんだぞ!」
「みな、落ちつけ 評議員の使者とやら俺を連れて行くといい」
――――――――――フェアリーテイルギルド内
「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」
「だせっ!出せ――――!」
「ナツ、うるさいわよ。出したら暴れるでしょ?」
「暴れねぇよ!元に戻せよ!」
「戻ったらガアラを助けに行っちゃうでしょ?」
ナツはコップの中でトカゲになって捕まっていた
「いかねぇよ!ガアラは強いからな!評議員の連中なんて相手になんねぇよ!」
「確かにガアラなら評議員の連中は問題ないが、こっちからの手の打ちようはねぇ・・」
「そもそもガアラはララバイを倒して、じっちゃんたちを助けたんじゃねぇーか!
俺が一言、評議員に言ってやる!」
――――――――評議院フィオーレ支部
ガアラはカエルに大人しく連行されてきていた
すると柱になにか寄りかかっている
ガアラも知っている人物であった
「久しいな、ジークレイン」
「ああ、ガアラ久しぶりだな」
「・・・思念体か」
「さすがだな、これは中々見破られないんだがな」
「そうか・・・ならもっと精進することだな」
「くっくっく・・・言ってくれるな」
すると突然ジークレインの魔力が大きくなり周りを押しつぶすかのようなプレッシャーが放たれる
「やめておけ・・・お前たちでは俺たちには勝てん」
ドオォン キシャアアアアァァァ
ジークレインの魔力を簡単に押しつぶし、実力を格付けした。
ジークレインには守鶴の幻覚も見えていたであろうほどに大きな魔力を。
「!!!!・・・やはりお前はすばらしいなガアラ・・ますます欲しい」
「遠慮願おう、俺はフェアリーテイルを捨てる気はない」
「そうか・・・それは残念だ」
思念体が消える
そして裁判が始まる
――――――――フェアリーテイルギルド内
「やっぱり、証言しに行きましょう!」
「まぁ待て」
「でもマスタ―判決が出てからじゃ間に合わないでしょ!」
「今から急いでも判決には間に合わん・・・それにガアラはうまくやる」
「でも!「出せ――――!!!」
ナツがいまだにコップの中で騒いでいた
「ほんとに出してもよいのか?」
「!!!・・・・・」
「「「?」」」
「どうしたナツ、元気がなくなったな・・・かぁ!」
マカロフが突然ナツのコップめがけて魔力の塊を放った
するとコップが砕けて中のトカゲの姿が解けたナツ・・・ではなくマカオの姿が現れた
「「「「「マカオ!!!!???」」」」
「わりーな、ナツには借りがあってよ」
「じゃあ!本物のナツは!?」
「まさかガアラを追って!」
「なんということだ、ナツ!話をややこしくしおって!!」
「全員、黙っておれ 静かに結果を待てばよい」
――――――――――――フィオーレ支部 審判の間
「被告人ガアラ、先日のアイゼンヴァルトの件において、オシバナ駅一部損壊、リュシカ峡谷鉄橋の破壊など、これらの破壊行為の容疑にかけられている
目撃証言によると犯人は砂を操っていた魔導士であるということだが・・・・」
ドゴオオオオオオン!!!
ざわざわざわ
「何事!?」
突如、壁が破壊され評議員が慌てていると、そこには大量の砂をもってきていた赤いかつらをかぶったナツがいた
「俺が砂を操る魔導士だー!!!
捕まえられるもんなら捕まえてみやがれ」
「・・・・ナツか」
こんな状況でも冷静なガアラである
「俺がガアラだコラぁ!何の罪だか言ってみやがれ!
その罪はギルドマスターの命よりも重いんだろうなぁ!!!」
「なんてことを!衛兵よ!早くとらえよ」
「待ってもらおう」
サアァァァァ 砂を集める
「これは儀式だろう これ以上そちらのメンツが潰れないように俺が牢に入ろう
だが、もしナツに手を出すようなら・・・・遠慮はしないぞ」
「「「!!!!!!!!」」」
評議員の幹部は当然、魔導士としても優れている。
だが、そんな彼らでさえ気圧されたのだ。いちギルドの魔導士に。
「・・・わかった。ふ、二人を牢へ 手荒いことをするではないぞ」
「心遣い、感謝する」
「ガアラ・・・感謝なんてする必要ねーぞ!あっいや俺がガアラだ!」
「ふっ、そうだな ナツ行こう」
「な!だから俺はガアラだって!」
ガアラは裁判などなんとも思っていなかったが、仲間ががむしゃらに助けに来てくれたことは素直にうれしく思い、笑顔がでてしまった。
牢の中で大人しくして後日、フェアリーテイルに戻ったのであった。