砂漠の妖精 作:某なにがし
評議院から戻ってきたガアラたち
「やっぱりシャバの空気はうめえな!ガアラ!」
「落ち着けナツ、ギルドが壊れる」
「ガアラは牢に入れられてたのに平然としてるわね・・・」
「ガアラはいつでも冷静だからな・・・漢だ」
ナツ、ガアラは評議院から帰ってきてもいつも通りであった
「そういえばナツ、エルザとの勝負はどうするつもりだ?
俺とも戦いたいと言っていたがどうする?」
「そうだ、忘れてた!エルザも戦いてぇけど、近いからガアラ、勝負だー!!!」
「近いだけで勝負決定!?」
「あい、それがナツです」
「そうか、しかたいない・・・・砂縛柩(さばくきゅう)」(サアアァァァァ)
ギュウゥゥ
「む、むぐぅぅ!!」
「さあ、どうするナツ?」
「むむむ!(まだだ!)」
「なんて?」
「そうか(サアアァァァァ)」
「ガアラ、通じたの!?」
砂に拘束されたナツだが、口元あたりに砂が多く集まり呼吸が制限される
「このままいくと窒息するぞ、ナツ?」
「むぐぅううう・・・・(まいったぁぁ)」
「負けを認めることも成長だ、ナツ」(スッ)
砂の拘束が解けてナツは悔しそうな表情を浮かべる
「くそっ、また手も足も出なかった」
「ふっ、ナツ、気にすることはない 私もやっていたら似たような結果になっていただろう」
「え・・・エルザでも!?」
ルーシィがエルザの一言に強さを知ってるがゆえに驚く
「あい、ガアラの砂は攻守万能だし、防御に関してはオートだしね」
「改めて聞いても反則級ね・・・」
ルーシィはハッピーの解説に遠い目をした
すると急にガアラの周りのメンバーが呻きだした
「!」
「これは!」
「くっ!」
「眠!」
突如、マスターとガアラ以外が寝てしまいギルドが静まり返った
「・・・この気配はミストガンか 久しぶりだな」
「毎回だが、なぜガアラもマスターのように抵抗できるのだ?
これは、そんなに弱い魔法じゃないんだがな」
「そうだな・・・しいていえば俺には相棒がいるからな」
「ふっ、そうだったな いつか見てみたいものだ、お前が相棒と呼ぶ者に」
「俺の相棒は気難しくてな・・・またいずれな」
『けっ!余計なお世話だってんだよ』
「そうか、では期待して待とう」
そういうとミストガンはリクエストボードの依頼をはがし、マカロフに持って行った
「これ!眠りの魔法を解かんか!」
「伍、肆、参、弐、壱」スゥ
ミストガンの気配が消えた。相変わらず不思議な奴だと思うガアラであった
そして、ギルドのメンバーも目を覚ました
「この感じはミストガンか!?」
「ミストガン?」
初めて聞く名前にルーシィは疑問符を浮かべる
グレイがミストガンについて解説する
「そういや、ルーシィは初めてか ミストガンはフェアリーテイル最強候補の一人だ
どういう訳か姿を見られたくないようでな、仕事を取るときはみんな眠らせちまうんだ」
「なにそれっ!あやしすぎ!」
「顔はマスターとガアラ以外、誰もミストガンの顔を知らねぇんだ」
「いんや・・・オレは知ってんぜ」
「ラクサス!」 「いたのか!めずらしいっ!」
何人かがラクサスの名を呼び、グレイがルーシィに教える
「あいつも最強候補の一人だ」
ラクサスは2階からみんなを見下ろしていた。
「ミストガンはシャイな奴なんだ あんまり詮索してやるな」
ミストガンの姿を知っているのか上から目線でギルドメンバーに言い放った
「ラクサス!オレと勝負しろ―――!」
「さっきガアラにやられたばっかだろ ナツ」
誰かがナツに言った
「そうそう ガアラごときに勝てねぇようじゃ、オレには勝てねえよ」
「「「「!!!!!」」」」
ラクサスがガアラを馬鹿にしたような言い方をして、みんなガアラに恩があるからか怒りを浮かべる。
そして挑発された当人の方をみんなが向く――――
「(スゥゥゥ カチャン)・・・? どうした、みな、こちらを向いて」
――――――普通に手元にあるコーヒーを飲んでいた
「ガアラ・・・お前という奴は・・・」
エルザは気が抜けた
「へっ、さすがガアラ、気にも止めてねえ」
グレイが称える
「ガアラってホントに怒らないのね・・」
「あい、ガアラは仲間に優しいよ」
ルーシィが少し引きながら驚き、ハッピーはガアラを褒める
ドガアアァァァァン!!!!!
みんながガアラの方を向いていると急に電撃がガアラに前に現れる
「ガアラ てめえ、オレ様が眼中にないのか」
そこにはコーヒーを飲んでいたガアラの前にラクサスが睨んでいる光景があった。
「ラクサス! 貴様!」シャン
「てめぇ・・・・」 グっ
「「「「「・・・・・・・・」」」」」」」」
エルザが急な出来事に剣を取り出し、グレイがアイスメイクの構えを取り、ほかのみんなも戦闘が始まる雰囲気を感じ取り、武器を構える
「へッ、なんだよ。随分慕われてんなガアラよぉ」
「そのようだな」
「ラクサス、オレと勝負しろ――――!」
そんな一触即発な雰囲気にナツが突っ込んでいく
シュンッ
ラクサスが一瞬で雷になり2階に戻る
「降りてこい、コノヤロウ!」
「お前が上がってこい」
「上等だ!」
ダダダダダ
ナツが2階に行こうとするとマカロフが腕を巨大にして伸ばしナツを潰そうとするが―――――
ボスッ
「!!!!」
「むがっ!」 スウウゥゥゥ
マカロフの攻撃をガアラが砂で防いだ。
そしてナツを砂縛柩(さばくきゅう)で軽く拘束し空中で拘束した。
「マスター落ち着いてくれ そしてナツ、お前も上にまだ上がってはいけない
これはフェアリーテイルのルールだ」
「はっ!砂で拘束とは優しいなガアラ」
「家族に優しくするのは当たり前だ」
そういって、ナツが拘束されている横を通り過ぎて2階にガアラが歩いていく
「・・・・ラクサス、俺はお前のことも家族だと思っている」
「なにほざいてやがる、ガアラ
いいか!フェアリーテイル最強は誰にも渡さねぇ
ガアラにもエルザにもミストガンにも、あのオヤジにもな・・・オレが最強だ!!!」
そういうとラクサスは雷の姿になり消えた
――――――――――ラクサスが去って夜のフェアリーテイル
ルーシィとミラリサーナがカウンターで話していた
「ミラさん、さっきガアラが言っていた2階に上がってはいけないってどういう意味ですか?」
「まだルーシィには早い話だけどね
2階のリクエストボードには1階とは比べものにならないレベルの依頼が貼ってるの
・・・・その名もS級クエスト」
「S級!」
「ええ、一瞬の過ちが死に直結する危険な仕事よ
S級はマスターに認められた魔導士しか受けられないの」
「うわ~」
「資格があるのはガアラ・エルザ・ラクサス・ミストガンを含めて、まだ6人しかいないの
そしてその中で一番多く依頼を受けて達成してきたのがガアラなの」
「へえー!やっぱりガアラってすごいんですね!」
「そうなんだよ!ルーシィ!ガアラ兄はね、評議院からの無理な依頼も毎回達成しちゃうから、評議院も迂闊に手を出せないって聞いたことあるよ」
「あらあら、リサーナ、あまり興奮するとルーシィもびっくりしちゃうわよ」
「評議院でも手が出せないって、ガアラどんだけなのよ」
―――――――――話が終わり ルーシィ 帰宅
ルーシィが家について扉をあけると――――
「お帰り!」
「おかー」
「きゃぁぁぁ!」
ナツがルーシィの部屋で腹筋をして、ハッピーはダンベルを持ち上げていた
「汗くさい!自分の家で筋トレしなさいよ!」
「ガアラやラクサス、エルザに勝つためにはもっと力をつけないとな」
「あいさー」
「誰か助けてぇ!」
「俺、決めたんだ」
「?」
「S級クエストいくぞ、ルーシィ」
ハッピーがクエストの依頼書を引っ張り出す
「えーーーー!どうしたのよ!それ――――――!」
そこにはSとマークが記された依頼書があった