砂漠の妖精 作:某なにがし
――――――――――――――フェアリーテイル 帰還
ルーシィを取り返し、無事にフェアリーテイルに帰ってきたガアラ。
そこで、ルーシィがファントムに狙われてることを全員に共有した。
だが、誰もルーシィを拒絶などせず受け入れてくれた。
そしてガアラはマスターの現状などを聞いていた。
「ドレイン・・・やはり魔力を削られたのが原因か
では、魔力の回収は俺が手を回しておく」
そういうとガアラは通信用ラクリマを手に取り、みんなから離れた。
ルーシィはギルド内で傷ついている仲間たちを直視できずにうつむいていた。
そこにグレイが近づいてきた。
「どーした?まだ不安か?」
「ううん・・・そうじゃなくてね・・」
「金持ちが狙われるのは運命・・・それを守るのが漢だ」
「そういうことを言うんじゃねえよ」
エルフマンの一言にグレイがツッコむ
「でも驚いたよ ルーシィ なんで隠してたの?」
ハッピーがルーシィに疑問を投げかける
「隠してたわけじゃないんだけど、家出中だしね
本当にごめんね 私が家に帰れば済む話なんだよね」
「それは違うな」
「?・・・ガアラ」
戻ってきたガアラが真っ向から否定する
「ルーシィ、お前はもうフェアリーテイルの家族だ そして俺たちのギルドの魂に刻まれた唯一不変のルールをルーシィも知っているはずだ」
「・・・!!!」
ルーシィも少し黙って目を見開いた
「「「「「家族は絶対に見捨てない!!!」」」」」
ガアラ、ナツ、グレイ、エルフマン、ハッピーが声を合わせてフェアリーテイル魂に刻まれたルールをルーシィに言う
「・・・ぐ・・・ぐす」
ルーシィは涙をこらえる
そしてガアラはその様子をみて決意を見せる
「お前は必ず守ってみせる 命に代えてもな」
ガアラはルーシィとの話が終わり、周りを見渡すと他のメンバーもやれることをやっている
カナは占いでミストガンの居場所を探しているようだ
ミラはラクサスに通信用ラクリマで話をしていたがラクリマが砕けた。ミラが砕いたようだ。
「ミラ、大丈夫か?」
「ガアラ・・・ぐす」
「あいつはもうフェアリーテイルの魂を失ってしまったのかもしれないな」
ガアラは泣いているミラに近づき、そっと抱きしめる。
すると急にデカい音が響いてくる
それに応じるかのようにガアラが出口に向かう
それをミラが呼び止める
「ガアラ!?」
「おでましのようだ」
『感知した感じだと相当なデカさだぜ、ガアラよう』
「わかっている お前の力が必要だ・・守鶴」
『ここまででけぇ喧嘩はデリオラ以来だな!ヒャッハーーー!』
相棒のテンションも高いようで安心した。
そして、外を見張っていた仲間が1階に降りてきて敵襲を知らせる
動けるメンバー全員でギルドの外に出る
ズドン ズシィ ズズズゥぅんん
「これは沈めがいがありそうだ なぁ守鶴よ」
『ああ、壊しがいがあんぜ』
ガアラと守鶴は冷静であり、他の仲間は恐怖に満ちていた
そこには六足歩行で歩くファントムギルドの建物があった。
そして、フェアリーテイルに魔導集束砲が向けられる。
するとガアラの横をエルザが通り過ぎて前に出ていく。
どうやらあれを止める気のようだ。だがまだエルザにはできない。
『ガアラ あの女、死ぬぜ?』
「そんなことにはならん」サアアァァァァ
「な、ガアラ!」
エルザを砂で拘束し、ガアラの後ろまで戻らせる
その間にも集束砲は溜まり続ける
「エルザ、お前ではまだあれは止められん」
「し、しかし!このままではギルドが」
「全員!俺の後ろに下がっていろ!」
「「「「!!!!」」」」
エルザとの会話も切り、ガアラは号令をかけて全員をさがらせる
そしてガアラは数歩前に進んでいく
「ガアラ!」
「待て!ナツ!ここはガアラを信じるしかねぇ!」
ナツも飛び出して来ようとするがグレイが止める
そして集束砲が放たれる
ドゴオオオオォォォン
「いくぞ守鶴よ『おうよ(パシッ)
・・・・最硬絶対防御・守鶴の盾!!!!!!』」
すると高速で砂が笠を被った守鶴の姿をし、集束砲とぶち当たる
ゴオオオオ ズガズガズガズガズガズガ ガン ブオォォォォ
砂埃が大量に舞い、音が止む
そこには傷一つない傘を被った守鶴の像があった
「どうした?
この程度では俺たちの絶対防御は破れんぞ」
ガアラも無自覚に煽る
「ま、まじかよガアラ・・・」
「おお!やっぱガアラすげぇ!」
「ふっ、さすがだ ガアラがいればまだ勝機はある」
すると拡声器から声がする
「マカロフは戦闘不能だ
たとえ集束砲を防げてもお前たちに凱歌は上がらない
ルーシィ・ハートフィリアを渡せ 今すぐだ」
「冗談は顔だけにしろ マスター・ジョゼ
仲間は売らんし、降参もせん あるのはお前が沈む未来だけだ」
ガアラが啖呵を切ると他のメンバーも声を上げる
「ふざけんな!」「仲間を敵に渡すギルドがどこにある!」
「ルーシィは渡さねぇ!」
「仲間を売るくらいなら死を選ぶ!」
「オレたちの答えは何があっても変わんねえ!!
お前らをぶっ潰してやる!!!」
エルザやナツ、仲間たちの言葉にルーシィは涙が止まらない
「そういうことだ」
ガアラが総意を返すとジョゼが言い返してくる
「ならば、さらに特大のジュピターをくらわしてやる!!!
装填までは15分!恐怖の中であがけ!」
そしてジョゼは言い終わると、魔法で幽兵(シェイド)というゴーストの兵士を作り出し、放った
サアアァァァァ ギュッ サラサラサラ
ガアラがあらかたのシェイドを砂の一撃で殲滅した
「15分か ではその15分で俺たちはお前のギルドを落とそう
・・・ナツ、グレイ、エルフマン、エルザ、お前たちはエレメント4を頼む」
「おう!燃えてきたぞ!」
「ああ!ルーシィは渡せねえからな!」
「漢だあ!ルーシィは守る!」
「任せろ!」
「ギルドはカナとロキが指揮を執って戦ってくれ!」
「あいよ」
「任せてくれ」
ガアラは指示を終えたらファントムに乗り込むメンバー(ナツ以外)を砂にのせて突撃した
ナツは先にハッピーと砲台の中に入っていった。
「ナツの乗り物酔いが心配だ。中に侵入したら、エルフマンとグレイはナツを見に行ってくれ」
「たく、世話が焼けるぜ」
「漢なら乗り物酔いなぞ 耐えるべし!」
サアアァァァァ
ガアラが外壁を砂に変えて侵入した
「では、頼んだぞ」
「ああ!」
「おうよ!」
グレイとエルフマンはナツの方向へ行った。
「俺はジョゼをやる エルザはエレメント4のアリアを頼む」
「わかった」
俺たちも分かれて敵を探し出す
「!これは・・・」
『感知を妨害されてやがるな、どうする我愛羅?』
「広範囲技でもいいが、仲間を巻き添えにはできん つまりは・・・走る」
砂による感知が妨害されているため、ガアラも自身の身体能力を頼りにファントムロード内にいるジョゼを探し回る
ボゴオオォォォォン
しばらくすると爆音が鳴り響き、外を見ると砲台が爆発し炎があがる。
ナツが砲台の破壊に成功したようだ。
すると急にファントムロードが動き出し、手のアームが増え、立ち上がった
そして手を空中にかざし、魔法の陣を書きだした。
「これは・・・煉獄砕破(アビスブレイク)か。」
『禁忌を持ち出してくるとは面白れぇやつらだ』
「呑気に言ってる場合か、すぐに動力源を探す」
ガアラはアビスブレイクの発動に動力源が必要なことを知っているので対処に行こうとする。
ドガァアアン!!!
突然、壁が破壊されそこにいたのは、ボロボロになったエルフマンであった。
「エルフマン、大丈夫か?」
「ガアラ!?オレのことはいい!早く姉ちゃんを!」
「なんだと!?」
エルフマンが視線を外のギルドの腕に移し、ガアラもそこにやるとミラが巨人の腕に囚われていた。
そして新たな人物が現れる
「ん~~これはガアラさんではありませんか
フェアリーテイルのS級に会えるとは光栄です」
「貴様は確か・・・エレメント4の大地のソルだったか?」
「ん~~~名前を知っていただきございます
どうでしょう、私と一戦交えていただけませんか?」
「いいだろう ここまで家族を痛めつけてくれた借りを「待ってくれ!」・・エルフマン?」
「ガアラ!オレも漢だ!昔みたいに守られる存在じゃねぇんだ!
姉ちゃんを傷つけられた借りも返す!ここは譲ってくれ!」
エルフマンの決意を聞き、ガアラはふと昔エルフマンたちを保護したときのことを思い出した。
仲間の成長は早いものだと思ったガアラであった。
「わかった だが一つアドバイスをさせてくれ
エルフマン・・・全身テイクオーバーを使うんだ」
「!?・・それはダメだ!ガアラも知ってるだろ 俺が暴走したときのことを!」
「ああ、止めたのはオレだからな」
「ガアラがいなかったらリサーナを殺してかもしれねぇ・・・あんな思いはもうしたくねぇんだ・・・」
「ん~知っておりますよ
あなたは獣をテイクオーバーすることができ、ある依頼で失敗して暴走したということを それが原因で以来、片腕しかテイクオーバーを纏えなくなったんでございますよね」
エルフマンのことも事前に調べ上げてたのかソルが得意げに語る。
それにガアラが向かい合い答える。
「貴様が言っていることは事実だ 俺もその場にいたからな
だが、貴様らは1つだけ分かっていないことがある」
「分かっていないこと
ん~~フェアリーテイルのことは調べ上げましたがね~」
「そうではない
フェアリーテイルの魔導士は家族に危機が迫った時こそ本当の力を発揮する」
そういって、再度エルフマンに向き直り、かがみ目線を合わせる
「エルフマン、恐怖に飲まれるな 暴走したらまた止めてやる
だから・・・・今ここで限界を超えろ」
「!!!!」
エルフマンはガアラの言葉が励ましでも気休めでもないことを理解した。
・・・これは信頼だということが。
「おう!エレメント4がなんぼのもんじゃい!!!
・・・全身テイクオーバー 獣王の魂(ビーストソウル)!!!!!」
エルフマンの全身が2メートル越えの大きな獣となり、ソルに殴打の嵐を喰らわせる。
ソルはなすすべもなく戦闘不能になった。
「それでいい、エルフマン それでこそフェアリーテイルの魔導士だ」
ガアラはエルフマンの成長した姿に喜んだ。もう昔のような守る存在ではなく、ともに戦う仲間になっているのだなと笑みを浮かべる
そして全身テイクオーバー姿のまま、無言でガアラの目の前にやってくる
「どうした?また飲まれてしまったか?」
「ガアラ・・・俺、漢になったぞ!」
どうやら飲まれたのではなく、自身でコントロールできファントムのS級を倒したことに喜びを噛みしめていたようだ。
「喜ぶのはまだ早い。ミラを助けるぞ」
「そうだ!姉ちゃん!」
そういって2人はミラがとらわれているアームの部分に駆けていく
「姉ちゃん!今助ける!」
「・・・エルフマン」
エルフマンがビーストソウルのままアームをこじ開けミラを救出した
「ごめんよ姉ちゃん・・・この姿はもう見たくなかっただろ
リサーナを危険にさらしたこんな姿・・・」
ギュウ
「!?」
「何言ってるのよ 私も無事だし、リサーナもいま必死でギルドのために戦ってくれてる
ありがとう・・・エルフマン」
「ね・・姉ちゃああん・・無事でよかったああぁぁ」
「姉弟の愛とは素晴らしいものだな」
ガアラは二人を眺めながらそうつぶやいた。
「もう!あなたが泣いてどうするの?ガアラを見習いなさい・・・!」
突然、ミラが駆けだして魔方陣を観察する
「どうした、ミラ?」
「魔方陣を書き速度が遅くなってるわ」
「なんだと?」
ガアラも見てみると確かに先ほどよりも遅くなったと感じる
「これは・・まさかエレメント4が関係してるのか?」
「!それよガアラ!アビスブレイクは四元素魔法の禁忌・・つまりエレメント4が、この巨人の動力なのよ!エルフマン!エレメント4はあと何人!?」
「え!?ナツが倒して・・オレも倒したから・・あと二人かな?」
「なら急ぎましょう!残りのエレメント4も巨人の中にいるはずよ!」
「了解した」
「お・・おう!」
そういってガアラたちは再度巨人の中を捜索する。
「!ミラよ、また魔方陣が遅くなったようだぞ」
「ホント!?きっとグレイかナツかエルザが倒してくれたんだわ!」
「そうだな」
すると目の前に戦闘が終わったであろうグレイの姿が見える
「グレイ」 「グレーイ」
「ガアラ!?エルフマン!?ミラちゃん?!」
「お前がエレメント4を倒したのか?」
「おうよ!オレもフェアリーテイルの魔導士だからな
ファントムに遅れなんざ取らねえよ!」
「さすがだな こいつが3人目のエレメント4・・・確か大海のジュビアだな」
「あと一人・・・あと一人倒せばアビスブレイクは止められるわ」
「?どういうことだ」
「グレイ、この巨人の動力はエレメント4が担っているようだ」
「マジでか!?」
「まだ間に合う!いけるわ!」
希望の光が見え、ミラにも笑顔が戻ってきた
「急ごう、最後のエレメント・・アリアは厄介だ
ナツが当たったら苦戦しているやもしれん」
「そんなにマジーのか?ガアラ」
「奴の魔法は領域内の命を喰らう」
「命!?」
「ああ、だからはや(バガァ!ドガ!)・・なにが起こった?」
ガアラたちは外を見ると巨人が崩れているのを見た
「ナツがアリアを倒したのかもしれんな?」
「よっしゃー!」
「漢!」
「これなら最悪の事態は回避できるわね!」
「残るはジョゼか」
ガアラは自身がやらねばならない相手を考えていた
すると放送が鳴る
「フェアリーテイルの皆さん、我々はルーシィを確保しました。」
「なんだと!?」
「そんな隠れ家がバレたの!?」
「痛!きゃああああ!」
ルーシィの悲鳴が拡声器から流れてくる
「くッ!」
ガアラが自身の行動の結果を恨む
「みんな急ぐぞ!」
そういうとガアラはスピードを上げて進んでいく
その先にはエルザがいた
「エルザ!そうか、お前がアリアを倒してくれたんだな・・・ありがとう」
ヒュオオオオオ
不気味な魔力が流れる
『ガアラ』
「ああ、わかっている」サアァァァァ
相手はわかっているのでエルザを砂で後ろに下がらせ砂の盾で守る
「いやいや、フェアリーテイルは実に見事でしたよ
まさかここまで楽しませてくれるとは思いませんでした」
「その口でフェアリーテイルを語るな、ジョゼ」
登場したのはマスタージョゼであった
「そう言わないでください さてお礼をさせてください・・たっぷりとね」
「時間がない 早く来い」
二人の魔力がぶつかり合い押し合う
すると少し遅れてきていた――――
「「「ガアラ!!!」」」
エルフマンとグレイとミラが叫んだ
それを合図にジョゼがミラたちめがけて闇の魔法を放つ
「砂瀑・叛奴(さばくハンド)」
ガアラは冷静に砂の手でみんなへの攻撃に対処していく
「!?」
「砂縛柩(さばくきゅう)」
ジョゼが攻撃を放っている間にガアラは砂を操りジョゼを拘束しようとする。
だが、ジョゼも負けじと魔力を放出させ砂をはじく
「・・・風遁・砂散弾(ふうとん・ささんだん)」
「なめるな!」
間髪入れずに守鶴と連携した砂の弾丸を放つ
だがこれもジョゼは魔法で対抗して撃ち落とす
「いや~聖十でもないのにやりますね」
「この程度で聖十とは貴様の格も知れてるな」
「!!!なめるなよクソガキ!」
怒りに任せて魔法を放ってくるが、ガアラの砂の盾で防がれる
その光景を見ていたミラたちが驚愕する
「ガアラってこんなに強かったのね・・・」
「オレも本気は見たことがなかったが、ここまでとは思わなかった」
「さすがガアラ、漢だ!」
ガシャアアァァァァァン!!!!
すると突如ガアラたちの場所を含めたギルド全体が崩落し、外の光景も見える
しかし、そこにあるべき重要な建物が崩れていた
「!!!俺たちのギルドが」
「ウソッ!」
「クソったれ!」
「うぉぉぉ」
「なんということだ!」
ミラや意識が復活したエルザたちも悲痛な声を上げる
しかし吉報もあった
「ナツがやってくれたようだな」
エルザが確信しているかのように言った
「そうか・・ナツが
ならばこちらも決着をつけよう」
「くく、決着とは大きく出ましたね
現状、あなたと私の実力は拮抗している」
「拮抗・・・確かに俺一人ならそうだろう」
「まさか、後ろにいる仲間を頼る気ですか?無駄なことことを」
「そうではない」ギュイン
「「「!?」」」
ガアラの姿が変わった。青味のかかった緑の魔力でローブとターバンを纏った守鶴のチャクラモードになったのだ。
「ふっ、そんな見掛け倒しに騙されるか!死ね!クソガキィィィ!!!」
闇の魔法がビーム状になってガアラを襲い、土煙を上げる
「「「「ガアラ!」」」」
エルザたちも心配の声を上げる
「心配ない」ブワァ
「「「「「!!!????」」」」」
そこには尻尾のような形をした魔力がガアラを守っていた。
「そろそろ終わらせよう」
大気が揺れ、空気が重くなる
「その魔力、天変地異を望むというのか!?」
「天変地異など起きん 貴様が深淵に沈むだけだ」
ガアラは片手に砂を集め始める
「ほざけ!デッドウェイブ!!!」
「守鶴・・・『おう
・・・・・最硬絶対攻撃・守鶴の矛!!!!』」
ジョゼは魔力のビームを放ち、ガアラは巨大な砂の槍を生成し、激突する
「うぉぉ!歴史のチリに消えろ!フェアリーテイル!」
「無駄だ、家族を傷つけるものに俺たちは絶対に負けん
ゆえに貴様は負ける!」
徐々に槍が押しはじめ、ジョゼに向かっていく。
「があぁぁ、くそがぁぁあ!」
グサァ ヒュゥゥ ズドン!
槍が押し勝ち、ジョゼを貫く。そして勢いのままに壁に激突する。
そしてジョゼの体に紋様が刻まれる
「!?こ・・・これは?な、なんだ!くそっ!」
「まだ息があるとはさすがは聖十といったところか」
「貴様!なんだこれは!」
「封印だ その槍に仕込んでおいた。」
「封印だと!こんなものすぐに破れるわ!!!」
そういって魔力を使おうとするが・・・
「『無駄だぜ、クソ野郎』」
守鶴がガアラの意識と変わり表に出てしゃべる
「どういうことだ!」
「『オレ様の封印は特別製でな 封印が体中を巡った時点で、てめえの魔力を封じてんだよ』」
「そ、そんな、わ、私がフェアリーテイルごときに!」
「『あのじじいがいねえから勝ったと思ったか!
おめでてえな!オレ様とガアラがいる時点で最初からてめえに勝つ未来なんかねえんだよ! ・・・・・じゃあな、クソ野郎』」
守鶴がそういうと手を合わせる。そしてジョゼを砂が包み込む
「や、やめろ!そ、そうだ!お前をファントムで雇ってやろう!金もやろう!だ、だから!」
「『わりぃが・・・オレ様は自分の縄張りを荒らされんのが一番キレェなんだよ』」
そういうと砂が完璧にジョゼを包み込む
「『砂漠送大層封印(さばくそうたいそうふういん)・・・完了』」
ジョゼの体は砂で封印され3メートルくらいのピラミッドができていた。
そして振り返り、ミラたちの方を向く
その様子を見ていた面々は戸惑っている
「ガアラ、どうしちゃったの!?」
「なんか雰囲気違くねぇか?」
「どうしたというのだガアラは?」
「だが、ジョゼを倒してくれたぞ」
フェアリーテイルの面々も守鶴の存在はガアラから聞いて知っているが、会ったことは無いので、ガアラの豹変ぶりに驚いていた。
「『そうか、てめえらと会うのは初めてか オレ様は守鶴 ガアラの相棒だ
よろしく頼むぜぇ』」
「おう、よろしく頼む!」
「ええ、よろしくね!」
「うむ、改めてというのが変な感じだが、よろしく頼む!」
「漢して歓迎する!」
「『ほう、大概のやつは引くんだがな』」
「ガアラの相棒なんだろ?だったら仲間じゃねぇーか 引く理由がねえだろ」
「グレイの言うとおりだ 仲間のことで距離を取るものなどフェアリーテイルにはいない」
「ええ、それに守鶴と話せてガアラの新たな一面も知ることができたわ」
「漢は仲間に引くことなど決してない!」
「『そうかい、なかなか肝が据わってるじゃねぇか
よかったな、ガアラ』」
「ああ、そうだな」
守鶴とガアラがまた入れ替わった。
「うおッ!マジで雰囲気変わんなぁ」
「ふふ、ちょっと面白いわね」
「笑っては失礼だぞ」
「漢!!!」
すると後ろから声がかかる
「みな、よくやってくれた!」
「「「「マスター!!!/じいさん!!」」」」
「みなのもの、すまなかったな よくやってくれた」
「ありがたきお言葉ですマスター」
エルザが嚙みしている
他のみんなもマスターが復帰したことに歓喜している
「多くのガキどもの血が流れた だがそれもガアラお前が止めてくれた 礼を言う。」
「マスター、俺の方こそすまない
マスターのようにみんなを、ギルドを守り切ることができなかった」
「何を言う、ギルドは壊れたが仲間はいる 思い出も全員の中にある
なら、また皆で作っていけばよい 皆のところへ帰ろう」
「はい ありがとうございます」
ガアラもこの人はすごいと改めて思った。
そして、全員でフェアリーテイルに帰ろうと歩む――――――
すると突如、アリアが背後から現れるが―――
「お前の存在は気づいていた そしてマスターを狙っていることも」
砂の手で拘束されていた。
そこへマカロフが拳を叩きこんで、アリアを気絶させた。
「もう終わったんじゃ これ以上は掃滅、跡形もなく消すぞ」
マカロフの言葉により完全に戦争は幕を閉じた
フェアリーテイルギルド前―――――
「「「「「「うぉぉぉぉぉぉ!ファントムに勝ったぞ!!!!!」」」」」
勝どきを上げていた。みんなボロボロになっていた。
そして崩れたギルドを改めてみる
「こりゃまた、派手にやられたのう」
「あ、あの・・・マスター」
「んー?おまえもずいぶん大変な目にあったのう」
ルーシィの顔は晴れない
そこにシャドウギアの3人とリーダスが現れる
「そんな顔しないで、ルーちゃん
みんなで力を合わせた大勝利なんだよ」
「ギルドは壊れちまったけどな」
「そんなのまた建てればいいんだよ」
「ウィ」
「レビィちゃん、リーダス、ジェット、ドロイ・・・・」
「心配かけてごめんね、ルーちゃん」
「違・・違う、それはあたしの」
「誰もルーちゃんのせいだなんて思ってないよ」
ルーシィは涙をこらえて首を横に振る
そしてマカロフが口を開く
「ルーシィ
楽しいことも、悲しいことも、全てとまではいかないが、ある程度は共有できる
それがギルドじゃ 一人の幸せはみんなの幸せ
一人の怒りはみんなの怒り そして一人の涙はみんなの涙
自責の念にかられる必要はない
ルーシィにも、みんなの心が届いてるはずじゃ
顔を上げなさい 君はフェアリーテイルの一員なんだから」
「う、うう、あーん、うわあああああん」
ルーシィはマカロフの言葉に涙腺が決壊した。
そしてマスターも評議会のことを考えて涙した。
ガアラは先のことを考えねばと思った。