砂漠の妖精 作:某なにがし
今日はギルドにて休んでいる。
家にいるのもいいが、やはりギルドにいると退屈しない。
『おい、暇だからよ 何か依頼に行こうーぜーーー』
「いや、今日は休むと決めて「ガアラよ」マスター どうかしたか?」
マスターがこちらに近づいてきていた
「ガアラ すまないが少し頼みごとを聞いてくれるか」
「なにかあったのか マスター」
「また、指名の依頼でな 海辺に生息するガルグイユの討伐依頼が来ておる
行ってくれるか?」
「ガルグイユか 面倒だが了解した では少ししたら出発しよう」
『ガルグイユか 相手にとって不足はねぇな ケッケっケ、面白くなってきやがった!!!』
「今回もお前の力を借りるかもしれん よろしく頼む」
『へっ、任せな」
そんな感じで守鶴と話しているとグレイが近づいてきた。
「ガアラ、討伐の依頼に行くのか?俺も連れて行ってくれ!」
「グレイか 今回は海辺にいるガルグイユというドラゴンモドキの討伐だ
中々に手ごわい相手だ お前を守りきれるか分からん それでも着いてくるか?」
「おうよ、行くぜ 討伐クエストはまだ行ったことないからな
ガアラと行くなら心配性のじいさんも許してくれんだろ」
「あまり言ってやるな マスターは優しいからな 子供を危険にさらしたくないのさ」
「俺だってフェアリーテイルのマークを背負っている魔導士で、ウルの弟子だ
そんじょそこらの魔物に遅れは取らないぜ!」
「そいつは頼もしいな 頼りにしているぞ」
「おう!任せろ」
グレイとの会話も終えてさっそく依頼書にある町に向かう
-------とある海辺に面する村---------------
「ここが依頼主がいる村だな」
「なんか漁が盛んな場所って聞いてたけど、活気があんまないな」
「そうだな」
確かに周りを見渡すと商品を置くであろう棚の中に魚がほとんど置かれていない。
これは早急に片付けないと村に住む人々の生活が危険かもしれない。
村を回っていると1人の村人が話しかけてきた。
「おや?あなた方はこのあたりの人ではありませんな」
「あぁ、俺はフェアリーテイルの魔導士でガアラという
ガルグイユの討伐依頼を受け、ここに来た」
「同じく、依頼を受けに来たグレイだぜ」
「おお!それはありがたい 私が依頼主の村長です
失礼ですがギルドの紋章を拝見しても・・・と言いましてもガアラ様は見えていますが、グレイ様は・・・
「ホレ、証拠だ」
そう何を隠そう我愛羅の見た目なんだけどトレードマークである「愛」の文字は無いのである。代わりに赤色でフェアリーテイルのマークを入れている。
なぜ入れなかったかというと単純明快、掘るのが怖かった・・・以上
グレイは原作と同じ右胸に入っている
「確認できました では依頼の説明をしますので、こちらにどうぞ」
------村長宅--------
「では、改めましてガルグイユの討伐をお願いしたく存じます
この町は奴のせいで活気が失われつつあります
ですのでガアラ様、グレイ様の力で一刻も早く討伐してください
よろしくお願いいたします」
村長が頭を下げてくる
「問題ない こちらも早々に決着をつけるつもりだ
ところで、ガルグイユはどのあたりにいる?」
「はい 奴は海岸の洞窟を住みかとしており、
不定期に住処から出て、村の近くに被害を出しております」
「なるほど それだけ分かれば充分だ ありがとう
グレイ行くぞ」
「おう」
「どうかよろしくお願いいたします」
村長は二人を見送り、ガアラたちは家を出て目的の場所に向かった。
「ところでよガアラ
ガルグイユってドラゴンモドキって言ってたけどよ、
実際どんなモンスターなんだ?
「そういえば説明がまだだったな
ガルグイユとは蛇のような長い首を持ち、羽を生やした巨獣だ
そして口から火と水の属性を放つ厄介な奴だ」
「へぇー・・・・って、おいちょっと待て!!!それって俺もガアラも相性最悪じゃねぇか!!!!!!」
「そうだな。俺たち二人だけだと相性が悪いかもな」
そう結構めんどくさいのである。火はグレイと相性的に問題あるし、
ガアラも相手の水の性質によっては不利になる。
だが相手が洞窟にいるなら問題は一つもないのである。
そして、俺たちは奴の住処の近くまでやってきた。
「グレイ、大きい一撃で決める 洞窟の入口を氷で防げるか?」
「おう!このぐらいなら問題ないぜ!」
「よし、では頼む」
「おうよ、アイスメイク・シールド!!!!」
バアァァン!!!!
「ありがとう。グレイ あとは俺がやる 下がっていてくれ。」
バンッ
ガアラは地面に両手を置き魔力を流し始めた。
「守鶴、すまないが力を貸してくれ 砂金を混ぜて砂縛牢から送葬につなげる」
『ヒャッッハーーー!大規模だな 面白くなってきやがったぜ』
「よし行くぞ」
「くらえ、砂縛牢!!!!」
すると洞窟周辺の壁や大地が流砂に変化した。
するとガルグイユも気づいたのか暴れだす
「ギャャぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!!!!!」
「あきらめろ、お前はもう棺桶の中にいる」
『俺たちが来ちまったのが運の尽きだな、ケッケッケ』
「あぁ、死して悔い改めろ
「『・・・・金砂漠大送葬!!!!!!!』」
ブシュッ!
「あいかわらず、すげぇ砂の力だな」
若干グレイが引いているが気にしてはいけない
ガルグイユは一切動かない。どうやら圧死したようだ。一安心
今回は比重の重い金も入れているから重さは半端ないだろうな
「しかし、砂に変えすぎてしまったな」
「ガアラの魔法は岩とかも砂に変えられるんだな」
「あぁ、基本的に岩などでも砂に変えることができるし、周りにある砂も操作できる
規模が大きくなると時間はかかるがな
あとは地中にある成分を抽出することも可能なくらいだ」
「やべぇな」
「なに、グレイもまだこれから強くなる 焦るな」
あまった砂は近くの砂浜に置いておくとしよう。
「よし、ガルグイユを村に持ち帰って依頼は終わりだ」
「おう 早く帰って飯でも食おうぜ」
---------村に戻って---------
「おぉ、ガアラ様お戻りになりましたか」
「あぁ、ガルグイユの討伐は完了した(サァァァ)
これが討伐したカルグイユだ」
「ありがとうございます これで漁に出ることができます
では、これが報酬でございます」
「たしかに では、半分はグレイに」
「えっいいのかよ 俺ほとんど戦闘に参加してないのに・・・」
「気にするな それに洞窟を閉じておいてくれただろう それで十分だ」
「そっか じゃあ、ありがたくいただくぜ」
「ふふっ、微笑ましいですな」
「まぁな」
他者から見るとたしかに、兄弟のように見えるのだろう。
「では俺たちは失礼する」
「えっ、ですがもう日も傾いてきてますし、村に泊まっていただくことも可能ですよ」
「そうだぜ、ガアラ このまま帰ったら野宿になっちまうぜ」
「それも経験だグレイ たまにはいいだろう」
「ちぇ、まぁウルの修行で慣れてるけどよ」
「よし、では村長 これで失礼する」
「はい 此度はありがとうございました
また機会がありましたら村を訪れてください
その時は自慢の海鮮をごちそうします」
「その時は楽しみにしておこう
ではグレイ行こう」
「おう」
----------夜の野宿---------------
「ここで野宿して、明日、朝に発てば、昼頃にはギルドに着くだろう」
「おう、じゃ俺はもう寝るぜ」
「ああ、お休みグレイ」
今回はグレイがいるので、いつもはしないが広範囲に砂の感知を広げておこう。
ついでに・・・
「第三の眼 発動!」
これで周囲も探ってから眠るとしよう。
・・・すると
――……ぁああああああああ…うあぁあああああああああんんーーーー
あきらかに子供のような声で鳴く声が聞こえた。
近くに村や民家は無いのは確認済みだ。
なにやら事情があるのかもしれないので、術を解いて声の発生源に向かう
・・・グレイは砂で覆って置いてきた。
向かうとどうやら女の子がボロボロの状態で泣いていた。
「!!!???だれだ!!!」
「すまない、怪しいものではない
オレはフェアリーテイルで魔導士をしているガアラという者だ」
「ふぇ、フェアリーテイル!!!ロブおじいちゃんが言っていたところ」
「?ロブおじいちゃん、そんな人物いただろうか」
1度も聞いたことが無い人物の名前に戸惑うが、フェアリーテイルに用があるのは確実らしい。
「フェアリーテイルに私を連れて行ってくれ!」
「それはいいが、その前に君の名前を聞かせてくれるか?」
「あ、わ・・私の名前はえ、エルザ・スカーレット」
「そうか、エルザ とりあえず俺たちの野宿場所に来るか?
腹が減っているだろう?」
「い、いやわたしは(ぐ、ぐううぅぅぅ)」
エルザは赤面してしまっていた。
「気にすることはない 行こう」
「あ、あぁ」
エルザは赤面していたが、付いてきてくれるようだ。素直で良かった。
「ここが野宿場所だ
ゆっくりしてくれ 今、食事を用意する」
準備に取り掛かろうとするとエルザが急に声を上げる
「な、なぜ私を助けてくれる?助けることなんてないだろ」
「なぜか・・・言ってしまえばギルドの影響だろう
フェアリーテイルは見ず知らずの俺を理由もなく受けいれてくれた
その恩を返すために俺も理由などなく、助けが必要な奴には手を差し伸べるようにしている だから気にするな」
「・・・・いいギルドなのだな」
「そうだな、暖かいギルドだ」
そんなやり取りを続けている内にごはんができた。
「よし、できた 食ってくれ」
「はぐ・・・・・はぐはぐ!!!!」
どうやら相当お腹が空いていたようだ。
驚くほどに食べている。
「あった・・・・かい・・・・美味しい・・・・」(グスッ)
「我慢をするな 泣きたいときは泣けばいい」
「・・・・ゔん!!!」
うんうん、感情の我慢は良くないよね
一件落着かな
「ふあーあ、ガアラ うるせぇーぞ
寝れねぇーじゃねぇか」
ここでまさかのグレイ(全裸に近い半裸)が登場
うるさくしすぎてしまったようだ
そしてそれを見てしまったエルザは
「ふぇ・・・・(ボン)きゅぅぅぅぅぅ(ドサっ)」
「はぁぁ、グレイ、服を着ろ」
「ん、あっあれ、いつの間に!!!
ん?そいつは誰だ?」
「新しい家族さ」
---------夜が明けて---------------------
「よし、ではグレイ、ギルドに帰るか」
「おう、つーかよ、その女は砂で運ぶのか?」
「ああ、ずいぶん衰弱していたようだし、無理は良くないからな」
途中で買い物などをしてギルドに帰還
「よし、着いたぞ グレイ、エルザ・・・・寝ている」
グレイも疲れていたらしく俺は気を遣って砂の上で休ませていたのだが、眠りが深いようだ。
・・・・・このままいくか・・・・
・・・・ぎぃ・・・・
「ただいま 戻ったぞ」
「おっ!ガアラが帰ってきたぞ」
「よー、クエスト早かったな」
「おかえりー」
いろんな言葉が飛び交うがあいかわらず暖かいギルドだ。
これがフェアリーテイルのいいところだ
「ガアラ、帰ってきたか!」
「マスター、ガルグイユは無事に討伐完了した」
「そーか、うむ!!よくやった!!!」
「マスター話がある」
「ん?なんじゃ改まって・・・」
「クエスト先で少女を保護した
ロブという人物からフェアリーテイルに行けと言われたらしく」
「なにっ!ロブじゃと!!」
「知り合いだったのですか?」
マスターは哀愁を出しながら口を開いた
「あぁ、ワシのギルドに入ったころの同期じゃった男じゃ
魔力が枯れちまってな 引退したんじゃ」
「そうでしたか」
「この子は・・・「う、うーん」起きたようだな」
「うーん、こ、ここは」
「おはよう、エルザ ここがフェアリーテイルだ」
「えっ、フェアリーテイル!!!???」
エルザがフェアリーテイルを見渡す
「こちらがフェアリーテイルマスターだ」
「は、はじめまして。エルザ・スカーレットと申します
ロブおじいちゃんに聞いて、それでガアラに会って・・・・えっと」
「うむ、いきなりで混乱しとるじゃろうが気にするな
お前さんがフェアリーテイルに入りたいというならワシは歓迎しよう」
何もまだうまく伝えられていないエルザはポカーンとしている。
だが、マスターはそんな表情を見て笑った。目には優しい光を感じさせる。
「ギルドとは・・・身寄りのないものにとっては家のようなものじゃ
このギルドにはそういった事情を抱えているものが何人かおる」
マスターはエルザとそしてバカ騒ぎをするギルドのメンバーを見た。
そして言葉を続ける
「フェアリーテイルは居場所を求める者を受け入れる
その者がギルドに仇なし、仲間を・・・・家族を傷つけない限りわな」
「仲間・・・家族」
「フェアリーテイルはお前さんを受け入れる
今日からここがお前さんの帰るべき家であり、ギルドのみなは家族じゃ」
さすがマスターかっこよすぎるぜ。
ここで、みんなに声を掛ける。
「みな、注目してくれ!!!」
我愛羅が叫ぶとギルドのみんなが注目する。
口々に「なんだ喧嘩か?」、「勝負事か」など言っているが、うんうんフェアリーテイルだなと思う。
マスターが言葉を紡ぐ。
「今日からフェアリーテイルに新しい家族が増える
これはめでたいことだ。つまりは・・・・我らがギルド、フェアリーテイルの新たなる家族、エルザ・スカーレットだ。これを祝い・・・・・・
『うたげだぁぁあああああああああああ』
新たな仲間・家族、これを祝わずにはいられない。
これが暖かいギルドたるゆえんの一つだろう。
どんちゃん騒ぎが始まる中でエルザは困惑していた。
「エルザ、大丈夫か?」
「ガアラ・・・・」
これは相当困っているな
「大丈夫だ これは皆がエルザを祝っているのだ
だから今は受け入れておけ」
「うん・・・・ありがとう」
「では俺たちも乾杯をしよう」(サァァァ)
砂で2人分のジョッキを持ってきた。
「では乾杯だ これからよろしく頼む エルザ」
「あぁ、よろしく頼む!!!、ガアラ」
カツン ジョッキの音がメロディーを奏でる
・・・グレイ・・・・起こすの忘れてた
「 ---」