砂漠の妖精   作:某なにがし

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砂と妖精女王とチーム結成

 

砂と鎧とチーム結成

 

「うーん・・・魔法の腕輪探しに呪われた杖の魔法解除、占星術で恋占い希望!?火山の悪魔退治!?

 依頼って色々あるのねぇ―――」

 

ルーシィは朝から掲示板の前で唸っていた

 

「あぁ、依頼は多岐にわたるが、自分に合ったものを探すことだ

 もし、難しければチームを組むのも手だ」

 

ガアラがルーシィに依頼を受けるためのレクチャーをしていた

 

「もし、仕事を決めたらミラに言うことだ 今はマスターが定例会に出向いているからな」

 

ガアラが他の依頼書を見ながらルーシィにそう伝える

 

「定例会?」

 

「定例会はね、地方のマスターたちが集まって定期報告会をするのよ」

 

ミラがルーシィにわかりやすいように説明した

 

「へー!ギルド同士の繋がりがあるなんて知らなかった」

 

「定例会に参加するギルドマスターの何人かはフェアリーテイル出身でマスターと同期の方だ」

 

「えっ!そうなの!やっぱりフェアリーテイルって昔からすごっかったのね!」

 

「そう!だからこれをおろそかにしていると・・・・」

 

「黒いやつらがくるぞぉぉぉ!!!」

 

「きゃあああぁぁぁぁぁぁ!」

 

ナツがルーシィの後ろから近づき大声で驚かす。それにガアラはため息を吐いていた。

 

「きゃああぁ!だってよ!うひゃひゃひゃひゃ!」

 

「ビビりなルーシィ、略してビリィーだね!」

 

「ナツ、ハッピー、不安を煽るようなことはよくないぞ」

 

「ガアラの言う通りよ!あんたたち!そしてハッピーも変な略称をつけるな!」

 

ナツ、ハッピー、ルーシィたちがじゃれているとミラが切り出す――――

 

「でもね、黒い奴らっていうのは実際にいるのよ」

 

「あぁ、本当の呼び名は闇ギルドという 

やつらは法律を守るつもりなどない犯罪者集団だ

 ルーシィも出会ってしまった場合は気をつけろ」

 

「うん、出会わない方向に努力するわ・・・」

 

ガアラの説明でルーシィは絶対に出会いたくないと思った

 

「つーか早く仕事選べよ、ルーシィ」

 

「前はオイラたちが勝手に決めちゃったもんね」

 

「冗談!あんた達とは解消に決まってるでしょ!」

 

「なんで?」

 

「あい?」

 

「だってあんた達、金髪なら誰でもよかったんでしょ?」

 

「何言ってやがる、ルーシィ!その通りだ!」

 

「あい!」

 

「せめて否定しろよそこは!」

 

「でもルーシィを選んだんだ!いい奴だから!」

 

なんの話かというとガアラがいないときにナツがルーシィを誘い、仕事に行ったらしいのだが、その依頼を受けるためには金髪の女性が必要だったらしい。

しかもそこで、南の狼という傭兵ギルドと戦闘があったり、そこの家主の星霊と戦うなどいろいろとあったそうだ。

 

 

ドンッ!!!

 

 

そんなやり取りをしていると急にギルドのドアが開きロキが慌てた様子で入ってきた

 

「ナツ!グレイ!まずいぞ」

 

「「あん?」」

 

「エルザが帰ってきた!!!」

 

「「はああぁぁぁぁ!!!」」

 

「ほう、エルザが帰ってきたか」

 

するとギルドの外から物々しい音がする。しかもだんだんと大きくなっている

 

ズシィン!ズシィン!ズシィン!

 

「な、なんの音なの?!ガアラ」

 

「なに慌てることはない エルザが帰ってきただけだ」

 

「え・・・エルザさん・・・って一体どんな人なのよ?」

 

――――――――ギイィィィ

 

入ってきたのは巨大なモンスターの角らしきものを持った赤髪のロングヘア―で鎧を着た女性である

 

「今戻った、マスターはおられるか?」

 

「おかえりエルザ!マスターは定例会よ」

 

「そうか・・・」

 

ミラがエルザの帰還を喜ぶように笑顔で迎える

ガアラはエルザに疑問を投げかける

 

「ところでエルザ、そのデカい角はなんだ?」

 

「ガアラか、久しぶりだな これか?

これは討伐した魔物の角を地元の者が装飾してくれてな

 綺麗だったので土産として持ち帰ってきたのだが迷惑だろうか?」

 

「ギルド内ではスペースを取ってみなの邪魔をしてしまう

 だから外に置き、モニュメントとした方がいいだろう」

 

「わかった。そうしよう」

 

「さすが、ガアラだ・・・エルザ様に意見してやがる・・・」

 

「様!?・・・ナツ、一体あの人が帰ってきてからどうしちゃったのよ」

 

「あい、ナツは昔かエルザに勝負を挑むたびにボコボコにされてたんだ

で、それを毎回止めていたのがガアラなんだ

エルザをフェアリーテイルに連れてきたのもガアラだからストッパー役としてみんなガアラを頼ってたんだ」

 

ガアラとの会話が終わるとエルザは周りのギルドメンバーを見てから口を開く

 

「お前たち!また問題ばかり起こしているようだな!マスターやガアラが許しても私は許さんぞ!!!」

 

その言葉を皮切りにエルザは何にかを次々と注意していく

 

「カナ、なんという格好で飲んでいる、ビジター躍りなら外でやれ

 ワカバ、吸い殻が落ちているぞ、 ナブ、相変わらず依頼板の前にいるだけか?

 仕事をしろ仕事を

 まったく世話が焼ける、今日のところはなにも言わずにおいてやろう」

 

「これで序の口か・・・」

 

ガアラもこれにはびっくりである

昔を知っているだけに結構性格が厳しくなったなと思った

 

「ところで、ナツとグレイはいるか?」

 

「それならそこにいるぞ」

 

ガアラは視線を二人がいるほうへ向け、エルザもそちらに視線を向ける

 

「や...やぁエルザ・・・俺達今日も仲良く・・・やっ、やってるぜぇ」

 

「あいっ」

 

ガタガタと震えながら、ナツとグレイは肩を組みエルザに作り笑顔を向ける

 

「ナツが今度はハッピーみたいになった!!!」

 

 

「そうか、親友なら時には喧嘩することもあるだろう

 しかし私はそうやって仲良くしているところを見るのが好きだぞ」

 

「いや、いつも言ってるけど、親友って訳じゃ・・・」

 

「あいっ」

 

「こんなナツとグレイ見たことないわ!!!」

 

「ナツはさっき言ったけど、グレイは裸でいるところを捕まってボコボコにされて、

 ガアラに回収されてたよ」

 

「自業自得ね・・・ガアラも大変だったわね」

 

「ロキはエルザを口説いて半殺しに・・・」

 

「同情はできなんな」

 

ガアラは軽い一言ですませた

 

ルーシィは驚愕の事実の数々に驚きっぱなしである

 

「二人とも私がいなくても仲がよさそうでよかった

 実はガアラ、ナツ、グレイに頼みがある」

 

「「「?」」」

 

「仕事先で少々厄介な話を耳にしてな 

本来ならマスターの指示を仰ぐところだが早期解決が望ましいと私が判断した

三人とも力を貸してくれるな?」

 

「「!?」」

 

「ほう」

 

エルザの発言が意外過ぎて、ギルドがざわつく

 

「俺は問題ない エルザと依頼に行くのも久々なものだ」

 

「ありがとうガアラ 出発は明日、用意しておいてくれ 詳しくは移動中に話す」

 

「いやっ!」 

 

「行くなんて言ったかよ!?」

 

「――――ガアラとエルザとナツとグレイ・・・今まで想像したことなかったけど・・・これってフェアリーテイル最強チームかも―――」

 

ミラは今まで想像もしていなかったチームメンバーに驚いていた

 

「あきらめろ、ナツ、グレイ エルザは1度言い出すと聞かん

 お前たちも何をされるかわからんぞ」

 

「ガアラはいいよな!なにもされないから!!」

 

「そうだ!そうだ!」

 

ガアラは冷静に諭すがナツとグレイは抗議の声を上げる

 

「では、俺がエルザに話してこよう ナツとグレイは諸事情で来られないと・・・」

 

「「ちょっと待て!」」

 

「どうした?」

 

「どうした、じゃねぇよ!そんなこと言ったらエルザにあとで何をされるかわかんねぇじゃねぇか!」

 

「エルザは何もしないと思うが?」

 

「「いいや、する」」

 

「では、来るのか?」

 

「「ぐっ・・・行きます」」

 

「そうか」

 

脅さなくても結局来る二人であった

 

――――――――――――

 

 

―――――魔導士ギルド、鉄の森(アイゼンヴァルド)

 

 

 

「...カゲヤマはまだ戻らねぇのか?」

 

鎌を肩にかけた一人の男、エリゴールが部下に聞く。

 

「アレの封印を解くのはかんたんじゃねぇ、仕方ねぇよ」

 

それに別の男が答えた。

 

「モタモタしてんじゃねぇよ、今が好機なんだ、ジジイ共が定例会をしている今が・・・」

 

 

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