AMORED CORE fourth end (4シリーズ非公認)   作:赤髪のTOMO

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彼らがアナトリアを後にしてから程なくして戦争は新たな方向に向かっていた。
オーメルはレイレナード陣営の基幹インフラを潰す為にBFFに狙いを定めた。そして、タブーを犯してしまう。
BFFの本社が置かれている船『クイーンズランス』の撃破だ。今まで企業間において本社及び重要施設への破壊はしないというのは暗黙の了解であったが、「アナトリアの傭兵」にとっては金を稼ぐチャンスでしかなかった。
そして、追い詰められたレイレナード=アクアビットに取った行動は最悪のモノだった。
ネクスト及びコジマ技術を使用した殺戮兵器の使用。これによって多くのコロニーが崩壊し、地上の汚染は拡大。オーメル陣営は苦境に立たされたが、彼らには切り札があった。アスピナの傭兵「ジョシュア・オブライエン」と「アナトリアの傭兵」だ。
彼らの力は圧倒的だった、時に味方をも恐怖させるほど。


Episode7 “『レッド・グリント』”

彼らは自分達のコロニーに戻り、ネクスト操縦の訓練をしようとしていた。

 

「ムズ痒いな〜」

 

仲間がつぶやく。

 

「戦闘が始まれば、そんな事気にする暇も無くなるさ。」

 

戦友が言う。

 

「お前ら、シュミレーションを始めるぞ!」

 

彼の合図と共にそれぞれが地上に作られたコックピットに入っていった。コックピット内は前より少し広かったが狭い事には変わり無かった。

 

「これよりシュミレーションを開始します。コックピット内に対Gジェルの注入を開始します。」

 

相棒の声と共に生ぬるい液体がコックピット無いを埋め尽くし、

 

「AMSの接続開始。」

 

その一言の後、彼らの目に直接カメラアイから得られた情報が流れ込む。

 

「(これはすごい!目を瞑っているのに外が見える!)」

 

そこはシュミレーションのために生み出された仮想空間だった。

 

「スゲー!まるで俺がACになったみたいだ。」

 

3人共興奮して声が高ぶっていた。

 

「AMS、安定しています。そちらに異常はありませんか?」

 

「問題ない。これから動作テストを開始する!」

 

仮想空間に数機のGA製ノーマルと逆関節MTが映し出される。

 

〈ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!〉

〈ザアーー〉

〈ドゴオオオーーー!〉

 

数分にも満たない間に敵部隊は殲滅された。

 

 

 

「何も問題は出ませんでしたね。」

 

相棒は安心しているようだった。

 

「ああ。しかし機体の動作だけじゃなく、ブースターまで自由自在に動かせるとは、凄いな。」

 

彼は前とは打って変わって胸を躍らせていた。

 

「いや、多分凄いのは隊長達ですよ。アナトリアからもらった資料によると、異常が起こらない事が異常だと言われるほど過酷なモノだそうです。」

「まあ、そんな話は置いておいてネクスト格納庫に行きましょう!塗装も終わったらしいですよ。」

 

相棒もアーキテクト魂が燃えているようだ。

 

「よし!じゃ、行こうか。」

 

 

 

ネクスト格納庫には一機の赤い軽量二脚機体が直立していた。

頭部はローゼンタール製オーギル、コアはイクバール製サラフ、腕部・脚部共にオーメル製ユディトで構成された、ダブルライフル機だった。

 

「この機体、あの『ホワイト・グリント』によく似ているね。」

 

彼女も新ネクストを見に来ていたようだ。

 

「『ホワイト・グリント』ってアスピナの傭兵の?」

 

彼はそれを話に聞いてはいたが、実際に見た事はなかった。

 

「そうですよ!多分フレーム構成は同じなんじゃ無いですか?」

「じゃあ、機体名は『レッド・グリント(赤き閃光)』なんてどうですかね?」

 

相棒が元気よく提案する。

 

「そうだな。あの『ホワイト・グリント』の力を借りれると思えば嬉しいな。」

 

こうして、彼は翼を捨て、鋭い牙を手に入れたのだった。

 

 

 

『レッド・グリント』

 

主人公達が有澤重工との契約で手に入ったパーツと資金で組み立てた軽量二脚機体。

近中距離射撃戦を想定しており、格納にネクスト用に調整を施したスラストを装備しているため、近接戦にも対応できる。

主なパーツの入手先が有澤及びGAのため、ほとんどがオーメル陣営のパーツで構成されているが、OBや背部兵装にはアクアビット製を採用するなど、良パーツを手に入れるためなら手段を選ばない傭兵らしさも窺える。

 

【機体構成】        [FRS総量]300

[頭部パーツ]HD-HOGIRE

[コアパーツ]SALAF-CORE

[腕部パーツ]AM-JUDITH

[脚部パーツ]LG-JUDITH

[F.C.S.]FS-HOGIRE

[BOOSTER]

メイン:CB-JUDITH

バック:LB-HOGIRE

サイド:AB-HOLOFERNES

 OB:LINSTANT/O

[ジェネレーター]GAN01-SS-G

 

【武器構成】

[右碗部]MR-R102 [右格納]thrust

[左腕部]MR-R102

[右背部]RDF-O200

[左背部]TRESOR




企業解説その6



オーメル・サイエンス・テクノロジー

西アジアを拠点とする総合軍事企業で、ローゼンタールの傘下企業。しかし、実態は軍事力でも政治面でもオーメルの方が強く、ローゼンタールは傀儡として盟主に据えられているにすぎない。
歴史的な経緯からイクバールと協力関係にあり、コロニーアスピナとも関係が深い。
コジマ技術の独自開発に成功している。

【所属ネクスト】

No.6:機体名:テスタメント
リンクス名:セロ

桁外れのAMS適性を持つ、オーメルの寵児。紛れも無い天才であり、実験素体としては最高のモノだが、その気質は幼く、必ずしも戦場には相応しくない。

No.13:機体名:アンズー
リンクス名:パルメット

オーメルもう一人のオリジナル。セロには及ばないものの、安定して高いAMS適性を誇り、同社の特徴的空中戦闘スタイルを確立した功労者でもある。

No.30:機体名:ナル
リンクス名:ミド・アウリエル

国家解体戦争の後に選抜された、オーメルの才媛。適応性に評価が高く、すでに多くの作戦に出撃している。同社リンクスの中では、最も接近戦を志向する。


ローゼンタール

財閥系巨大資本グループに属する統合軍需企業。ヨーロッパに母体を置いており、ドイツまたはフランス系企業と推測されている。
汎用性が高くバランスの取れたパーツを多く製造しており、世俗的認知度が高い。社内モットーとして「ノブリス・オブリージュ」掲げていて、極端な少数精鋭主義でも知られている。
また、技術試験として精鋭ノーマル部隊「サティラスフォース」も運用している。

No.4:機体名:ノブリス・オブリージュ
リンクス名:レオハルト

ローゼンタール唯一のオリジナル。同社の、極端な少数精鋭主義の成果となるエリートであり、すべての作戦で、一定以上の結果を残し続けている。

No.27:機体名:カノン・フォーゲル
リンクス名:ミヒャエル・F

ローゼンタールのネクスト技術試験部隊「サフィラスフォース」出身となる、旧レイヴン。アズライトの機体を操る、熟練の戦士。
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