AMORED CORE fourth end (4シリーズ非公認)   作:赤髪のTOMO

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Episode4 “ラインアーク”

「隊長、機体を変えた方がいい。」

 

ネクスト格納庫でそう言ったのは、戦友だった。

 

「そうだな、、、だが、、、」

 

「確かに、この機体はもう旧式になってしまいましたしね。幾ら操縦技術が高くても機体の性能差は戦闘において致命的になりやすいですからね。」

 

相棒が言葉を遮って言った。

 

「分かった、、、優れたネクスト技術を所持している場所を知っているから、そこに行こう。」

 

「相棒。ここに連絡を取っておいてくれ。」

 

彼が相棒に紙を手渡す。

 

「了解です!」

 

 

 

〈パタパタパタ、、、〉

 

彼らは海上の上をヘリで移動していた。

 

「今日は彼女は置いて来たんだな。」

 

戦友が言う。彼は口を開こうとしたが、止まった。

 

「あッ!見えて来ましたよ。ラインアークです。」

 

ラインアーク。そう呼ばれているモノが水平線と並行に長く長く、端が見えないくらいに広がっていた。

ラインアークの司令部からの誘導を受け、一つのヘリポートに舞い降りると、背の高い黒人の男性と、金髪の女性が立っていた。

 

「ようこそ!ラインアークへ!代表を務めさせて頂いている、ブロック・セラノと申します。こちらは、、、」

 

「お久しぶりですね。『ホワイト・グリント』オペレーター、フィオナ・イェルネフェルトです。」

 

彼も返事を返す。

 

「お久しぶりです。まさか、アナトリアからラインアークに来ていたとは、最近まで知りませんでした。今日はよろしくお願いします。」

 

「いいえ。我々としても良い交渉でした。とても感謝しています。」

 

戦友が彼の耳に囁く。

 

「交渉とは何の事だ!?」

 

「ああ、そうか。お前には言っていなかったな。我々の新型ノーマル[090]を12機譲渡する代わりに、ラインアークのネクスト技術を提供するというものだ。」

 

「1ダースも!?一個中隊が組める数だぞ。大丈夫なのか?」

 

「ああ、問題ない。ネクストは我々にとっても重要な戦力になるし、どうせあれには乗る人間もいないんだ。修理パーツになるくらいなら、こっちの方がいいだろうさ。」

 

しばらく歩くと、フィオナに押されている車イスに乗った男が現れた。

 

「やあ、久しぶりだね。君が元気そうで良かったよ。」

 

彼らは数年前にリンクスとして活躍していた男の、荒れ果てた姿を見て驚愕した。

 

「オーエン、なのか?どうしたんだ?そんな格好でネクストに乗っているのか?というか、そもそも今のあなたは乗れる状態なのか?」

 

オーエンは首を後ろに回して、フィオナと相槌を交わして、目を逸らしながら言った。

 

「ああ、問題ないよ。俺は適正が致命的に低かったから、こんな姿になってしまったのさ。でも、君達はこうはならないでくれよ。」

 

彼はオーエンが何か嘘をついているのを察したが、ただこう返す。

 

「はい。忠告ありがとうございます。またあなたと共に戦場に立つのを待っています。」

 

「、、、、、ああ。そうだな。」

 

オーエンは下を向いて顔を隠した。

 

 

 

「これが、天才アーキテクト、アブ・マーシュが設計した『ホワイト・グリント』です。」

 

彼女の手が指す方向に、真っ白な美しい機体が佇んでいた。

それは、リンクス戦争時に崩壊したレイレナードの主力ネクスト[アリーヤ]を彷彿とさせる姿と、ラインアークに所属していると噂だった元アスピナ機関の天才アーキテクトによる独自機構が組み合わさった外見だった。

 

「やあ、君たちがお客さんか。フムフム、面白そうだね。」

 

白衣に身を包んだ男がゆっくりとやってきた。

 

「来ましたね。ご紹介します。こちらがアブ・マーシュさんです。」

 

彼の間近に迫ってじっくりと彼を見つめると、

 

「いいね〜。キミ、ウチに来ないかい?」

 

その男はおちょくるように言った。

彼は困惑しながらも答える。

 

「いや、遠慮しますよ。俺はこっちではリーダーですから。」

 

「まあ、今日は色々と楽しんで行ってくれたまえ。では、また。」

 

そう言うと、その男は去っていってしまった。

 

「アイツ、俺が断るのを分かっていたな、、、」

 

彼は小声で呟いた。

フィオナは慌てて話題を切り替える。

 

「そういえば、機体性能を体験してみたいのなら、シュミレーションが出来ますよ!」

 

「やります。アセンブルは変更可能ですか?」

 

「ええ。勿論です。」

 

フィオナは即答した。

 

 

 

それから、彼はシュミレーション用のネクストコックピットにいた。

彼はゆっくりと背もたれに寄りかかる。そうして、彼の背骨にある接続装置と座席が繋がる。

 

「これから、対Gジェルの注入を開始します。」

 

フィオナの声と共に、足元から生暖かい感覚が徐々に広がっていき、最終的にそれは彼を覆った。

 

「AMSの接続、仮想空間の展開を開始。」

 

彼の網膜に砂漠と廃墟が広がる戦闘エリアが写る。

 

「これから敵ターゲットを配置します。」

「目標は、、、『ホワイト・グリント』です!では、テストを始めてください。」

 

彼の機体は、全身を『ホワイト・グリント』専用パーツで構成され、両手にBFF社のアサルトライフル、左肩にインテリオル社の双発レーザーキャノン、そして右腕格納にレーザーブレードを搭載していた。

 

「よし。行くぞ!!」

 

彼は翼を広げて、上空へ飛び立った。

彼の網膜に小さな白い閃光が確認され、“赤き閃光”はQBで一気に近づく。

二機のACが空中で激しい銃撃戦を始めた。

“赤き閃光”は“白い閃光”の上をQBで通り過ぎ、クイックターンで反転、背後から攻撃を仕掛ける。

それに対し、“白い閃光”は後ろを取らせまいと、同じく反転、迎撃する。

“赤き閃光”は右サイドのQBを連発して、旋回戦を仕掛ける。

そして、“白い閃光”はQBで“赤き閃光”に接近した、その時だった。“白い閃光”は保護シャッターでカメラアイを隠した。

 

〈ドオーーーン!!〉

 

彼の目の前をコジマ爆発の緑の輝きが覆う。

 

「アサルトアーマーか!?」

 

“白い閃光”は攻撃の手を緩めない。

だが、“赤き閃光”はジャンプと着地、QBを巧みに利用し被弾を避け、両手のライフルを連射する。

“白い閃光”は引き撃ちに徹するが、“赤き閃光”はすぐに追いつき、レーザーキャノンを展開する。

 

〈ザアシーーーン!!〉

 

レーザーは、PAの無くなった装甲を容赦無く溶かす。

“白い閃光”は両肩のミサイルを展開し、発射する。

 

「チイイ!!」

 

“赤き閃光”は分裂して襲いかかるミサイルの回避に徹し、”白い閃光”は立て直しを図る。

 

「これで決める!」

 

“赤き閃光”は翼を広げ、高速で“白い閃光”に接近する。

“白き閃光”の必死の射撃も連続QBで回避され、一気に接近する。

空中で二機のカメラアイから光が消え、全身の整波装置が開く。そして、勝負は一瞬で決まった。

 

〈ドゴオーーーーン!!!〉

 

二機は同時にアサルトアーマーを発動させ、お互いにAPを激しく減衰させる。

 

「そこだ!」

 

“赤き閃光”は格納のレーザーブレードを展開して切り掛かり、“白い閃光”のアサルトライフルを真っ二つに切断する。

しかし、右腕のライフルは“赤き閃光”をしっかりと捉え、火を吹いた。

 

〈ドン!〉

 

そして、“赤き閃光”を蹴り落とし、ミサイルを発射した。

 

「ウワアーーー!?」

 

“赤き閃光”はEN切れで回避ができず被弾し、機能を停止した。

 

 

 

「こちらの機体パーツは一式、あなた方にお譲りします。私たちラインアークの市民たちの為にも今後ともよろしくお願いしますね。」

 

夕日が照らすヘリの前で彼女と彼が話している。

 

「ええ、今回はありがとうございました。こちらこそよろしくお願いします。それと、オーエンにもよろしく伝えてください。」

 

彼は笑顔でそう言い残し、ヘリの昇降口に向かっていった。

 

「はい。分かりました。」

 

そうして、ヘリは再び水平線に彼方へ消えていった。




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{要項}
オッツダルヴァ、ドン・カーネル、ダン・モロ計3名、オーダーマッチによりNo.1、No.27、No.29に昇格。
霞スミカがリンクスを引退。
新しくウィス、イェーイが参加。
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