AMORED CORE fourth end (4シリーズ非公認)   作:赤髪のTOMO

3 / 43
自衛隊内部報告書(補足)

日本は数多く存在している国家の中でも異質な国である。AC開発においてはそれが顕著に現れている。

通常、国家と6大企業との提携は行われる事はなく、所詮売り手と買い手という関係に留まっていた。

だが、日本は違う。その高い技術力に企業は惹かれ、多数の提携関係を結ぶ事に成功した。

提携とは言っても、海外の企業と機体の共同開発をする事はほとんどなく、技術共有に留まっている。と言うのも、日本では軍用製品の輸出は基本禁止となっており、ACに関してはさらに厳しい誓約があるのだ。

主な提携先は、タンクは有澤重工、四脚はBFF、二脚はローゼンタール・レイレナードである。ちなみにローゼンタール繋がりでオーメルとも関わりがある。

 

それだけではない。自衛隊ACの機体、パーツ名は全て数字で表されている。頭文字は機体の脚部構成で区分されており、通常二脚は「0」、逆関節は「2」、四脚は「4」、タンクタイプは「3」で表示されている。

しかし、注目すべきはそこではない。例えば最新型の軽量二脚機体は[081]という機体番号だが、ここにおける「81」という数字はいままで設計や製造された物に振り分けられている数字であり、[081]は二脚で81番目に設計、開発された機体ということが分かる。日本は何故か通常二脚が異常に発達しすぎている。他は四脚は[434]、タンクは[324]、逆関節に至っては[210]と二脚と比べるとかなり少ない。それは日本の特異な性質から見て取れる。

 

日本は自衛でのみ戦う事が認められている言う事、そして、日本は地震が多く建物が高くなりにくいという事だ。つまり、自衛隊が戦うのは主に市街地や山間部になりやすいという事だ。

そもそも山間部では自衛する側は常に上をとる事が出来るため、逆関節を使う必要性がなく、変化が激しい地形に四脚やタンクはついてこれないのである。

さらに、市街地戦では隠れながら高い機動力で敵機を翻弄しながら接近する戦術が主流になっており、水平機動の高い二脚や四脚が優先的に開発されているのだ。

 

今現在、育成所で最初に触る機体が汎用性が高く、扱いやすい中量二脚なのである。よって正式にレイヴンとなった後も操作に慣れている二脚を使う人間がほとんどであるので、必然的に二脚の需要が高いのである。そのため四脚は平地、タンクは施設防衛で主に使われ、逆関節は自衛隊特有の性能の高く、複雑な関節構造からなる高コストや需要の低さから、ほとんど設計、開発が行われていないのである。

 

付け加えると、二脚には特化しているものが無いと思われがちだが、そもそも他の脚部が特化しすぎており一人が沢山の任務を抱える自衛隊では必要最低限の汎用性が求められ、設計によっては何かに特化させる事が可能な二脚タイプの需要が高いのである。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。