AMORED CORE fourth end (4シリーズ非公認)   作:赤髪のTOMO

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Chapter2 “Charcoal bird”

ある廃墟のような、薄暗く不気味な場所に一機のノーマルが佇んでいた。

それは、あの『ブラック・バード』にそっくりであった。

ある男が、大きな通信機が隣に置いてあるハンモックに向かって歩いていた。

彼は酒が入ったビンを持ちながらタバコを吸っていた。

 

「スウウ〜〜〜、ハアーーー。今日は依頼が来ているかなあ。よいしょっと。」

 

彼はハンモックに寝っ転がって、通信機に接続されているヘッドフォンを着けた。

 

「ん〜〜〜!?クレイドル21を占拠するから手伝えだと!?リリアナの連中もでっけえ事考えるなあ。」

 

彼はハンモックから飛び降りて、

 

「行くかあ〜〜。おーーい、ヘリを出すぞ!準備してくれや。」

 

そう言った。すると、ヘリの下から、汚れで真っ黒になった男が出て来る。

 

「今日は何処へ行くんだ?」

 

「クレイドルだ。」

 

彼はふざけながら言う。

 

「あッ!?そんなとこまで行くのかよ。ちゃんと報酬は払ってもらえるんだろうな?」

 

ヘリを整備していた男は驚いた表情になる。

 

「大丈夫だよ〜。いつもどうにかなってんじゃんか〜。」

 

彼はふざけるのを止めようとしない。

 

「どうにかってお前な〜。企業に居た時の方がまだマシだったぞ。」

 

「まあ、いいじゃねえか。のらりくらりとやろうぜ。」

 

「そうだな。全部いつも通りだ。お前も、、、この世界も、、、」

 

そう言って、その男は大空を呑気に飛び続ける鉄の鳥を眺めた。

 

 

 

《我々は企業に対し反抗の意思を示すため、試験運転中のクレイドル21を占拠する。貴様には防衛部隊をあらかた排除してもらいたい。十分な報酬は必ず用意させてもらう。リリアナの為に協力してくれ。》

 

依頼文にはそう書かれていた。

 

「もうすぐ目標のクレイドル21だ。準備しろよ。」

 

「りょ!」

 

「本当に分かってんのかよ。投下するぞ!」

 

彼はコックピットに入り込んで、機体を駆動させる。シートには古い血の跡が派手についていた。

 

〈システム通常モード起動します。〉

 

「いつでもいいぞ!」

 

「パージ!」

 

高度7000mの清浄な雲一つない青い空に、一機のノーマルACが放たれた。

 

「ヒャッハハハアーーーー!」

 

奇声を上げながら、彼はスピードを出して敵部隊に接近していく。

 

《敵機接近!全機、迎撃体制に入れ!》

 

部隊の隊長が叫んだ頃にはもう手遅れだった。彼は素早い動きで軽々と弾を避けつつ、確実に一気ずつ始末していく。

 

〈ザアアーー!〉

 

レーザーに溶解された装甲は意図も容易く貫かれ、真っ二つにされて行く。

 

「弾の消費は抑えたいからさあ。お前ら程度ブレード一本で十分だなあ。」

 

「本気出せなくて、、、ごめんねええーー。」

 

彼は必要に敵を煽り続けて、

 

「まあ、お前らが弱いのが悪いんだけどね。」

 

急に、人が変わったように、冷たい口調になった。カメラアイが不気味に光る。

 

《全機、撃破完了したようだな。お疲れさん、今すぐ迎えに行く。》

 

ヘリが彼を改修する為にクレイドルに降り立つ。そこへリリアナから通信が入る。

 

《リリアナだ。協力感謝する。破損した敵ノーマルの部品は好きにして構わん。それと、報酬を払おう。》

 

その後、ヘリは彼と報酬、それから金目のモノを回収して去って行った。

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