AMORED CORE fourth end (4シリーズ非公認) 作:赤髪のTOMO
「AC『ホワイト・ライト』のパイロットを務めさせて頂いる者です。」
そこにいた彼女は、戦いには似合わないような綺麗な人だった。
「今回は助けてもらってありがとう。しかし、あなたがあの『ホワイト・ライト』のパイロットとは、、、驚きだな。」
「初めて会う人には、戦いには似つかわしくないとよく言われますね。」
「そうか、それは、、、」
彼は何か考えているようで黙り込む。
そして、再び彼女に目を合わせる。
「もし君が良いなら北海道基地のAC部隊に異動してくれないか?勿論、俺から上には言っておく。」
彼女は少し驚いたようだが
「あなたとご一緒出来るのは光栄です。よろしくお願いします。」
笑顔の似合う明るい顔を彼に向けて、彼女はそう言った。
再び二人の戦士が向き合い、今にも戦闘が始まろうとしていた。
《ふん!やはり生きていたか『ジャパニーズ・ブレッド』!!今度こそ確実に息の根を止めてやる。》
「今度は万全の状態でお前と戦える。機体性能だけで勝敗が決まると思うな!」
【1日前】
彼は完全に復活して、修理された機体を眺めていた。
「今回は修理のついでに新技術を組み込んだ改修をしてみました。」
彼はいつも元気な相棒を見て、立ち上がった。
「どんなモノを付けたんだ?」
「ブースターのプラズマの超高温化です。」
「へえ〜、面白いな。どうやってそんな技術を?」
「新型ACのブースターはコジマ粒子をプラズマ化してあの推力を生み出していると分かったんです。だからそれを応用してみたんです。」
「使用しているエネルギー源は今までと同じですが、プラズマ技術を強化・改修する事でEN負荷と燃料の消費を抑え、出力を上げる事に成功しました。」
「さらに、原子のプラズマ化を進めるほど高温になるので、機体の装甲の一部に耐熱コーティングを施しました。それによって、耐熱性能が向上しています。」
「ありがとうな。これでアイツを倒せる!今回は正規のミッションではないが、ヤツとは決着を付けなければな。」
【現在】
2機は再び砲火を交えた。両機が激しく撃ち合う。そこは“彼ら”だけの“戦場”だった。
《クッッ!アイツ、前よりも動きが速くなっている。》
彼は確実にライフルの銃弾を回避して、得意の近距離戦に持ち込む。
「そこだ!!!」
一瞬の間に持ち替えたレーザーブレードの一撃が“山猫”を襲う。彼は巧みな操縦技術でスナイパーライフルを持った右腕を切り裂く。
“山猫”は必死に引き撃ちするしか無かった。
彼は余裕が出来た余剰ENを存分に使用してレーザーブレードとレーザーキャノン主体の攻撃を続ける。EN防御の低いBFF社の装甲を彼の攻撃が容赦なく襲う。
《俺はお前を見くびっていたようだ。お前は強い。だが、譲れないな。》
“山猫”も冷静に右武器を背中のASミサイルに切り替えて攻撃を続ける。火力の高くないASミサイルだろうと、FCSを必要としない高い追尾性能から“山猫”たちよりも遥かに耐久性の低い自衛隊ACには脅威になる。
だが彼にとってミサイルの回避をしながらの接近など、大した事ではなかった。
「次で決める!!!」
APがほとんど減少した“山猫”を見て最後の突撃を行う。彼は機体の運動性を極限まで高める為に左腕の1丁のアサルトライフルとレーザーキャノンをパージして数発のライフルの被弾を覚悟してOBを起動しながら突っ込む。
そして、一気に“水色の山猫”のコア部を切り裂いた。
《負け、、か、、、だが、お前にやられた事に悔いは、、、ない。》
まるで血のような対Gジェルがコアから流れ出す。彼は少し悲しく遠くを見ているかのような顔をして
「そうか、、、俺も悔いのない選択をするよ、、、」
そう言い残して戦場を去った。