ダンジョンでプーサーになった転生者が女の子になった主人公と出会うのは間違っているのだろうか 作:カフェインましまし
感想欄で他の方の作品と類似していると指摘をもらいまして、その方の作品を確認したところ設定と内容がよく似ている事がわかりました。
今後はその作品とは似せない様に作品を書いていこうかと思いますがやはりどこからしら似てしまう事があるかもしれません。
ただこちらとしてはその方の作品と違う方向になるべる考えて書いていこうかと思いますので読んでいただけると幸いです。
───女神フレイヤ
オラリオ最強のLv7の冒険者、
特に自分が気に入った人間を見つけては奪い取ってでも、必ず手に入れるオラリオ随一の女神だ。
そんな女神フレイアが住むとされるバベルの塔の最上階から視線を感じ取ったアルは驚き反面、苦虫を噛み潰したような表情をしていた。
「原作でもベルが狙われるのかと思って警戒していたが…まさか自分が見られるとは思っていなかった」
そう原作ではベルはフレイヤに狙われて、手に入れる為ありとあらゆる手段を使ってベルをしつこいぐらいに執着を見せていた。
だがベルはフレイヤの魅了をかき消して最終的にはフレイヤファミリアを倒すと言う大快挙を成し遂げている。
しかしこの世界のベルは女の子だ。
しかも健康体ではなく母親と同じ病気を持ってしまっている。果たして原作通りに無双してくれるとは正直言って考えにくい。
「自分の事は全くノーマークだった…やばいな早く探さないと!」
アルは再び動き出すと目当ての神がいるであろうエリアにて走り出した。
オラリオの冒険者通りと言われているメインストリートに入って人混みをうまく避けて進む。
時刻は午後を回ろうとしていて人混みがピークに差し掛かってきていた。
「たしか…記憶が正しければ…」
原作ではここいら辺でじゃが丸くんと言うコロッケみたいなファーストフードを売っているバイトをしているはず。
「しかし…この人混みの中で見つけるは至難だな…」
どこも小売店を展開しているのか、たまたまなのかはわからんがじゃが丸くんを売っている店が案外多いのだ。
「いかん、このままでは…」
辺りをキョロキョロと見渡して探すが、いかんせんさっきの事もあってか若干落ち着きがない。冷静にと頭ではわかっているが心が落ち着かない。
だが、神は見捨ててはいなかった!
「ひーん!おばちゃん!こんな格好で売るとか無理だよー!?」
「大丈夫だよ!!すごく似合っているよ!!」
「それは嬉しいけど、やっぱりこの服露出が出過ぎてるよ特に胸が!!」
「いけるよ!!
その声と名前を、アルは聞き逃さなかった。
フルスピードで声が聞こえた辺りに向かってダッシュして目的の場所まで進んでいく。
そしてついに、目当ての神を発見した。
黒いツインテールの髪をブンブン揺らしながら胸元がガッツリ見えていて、恥ずかしさと忙しいさで焦りながらじゃが丸くんを売っている神。
女神ヘスティアがそこにいたのだ。
「すみませぇぇぇん!!」
「へ、い、いやっしゃいませ….っておぉ!?いきなりなんだ君はぁ!?」
客が並んでいるのにお構いなしに神ヘスティアに大声で声をかけてアルはその場で思いっきり───
ドンッ!!
「僕たちを眷属にしてください!!」
その場でスライディング土下座をした。
そりゃもう極東出身の人たちや神が見れば、それはもうなんと美しきフォルムが整った土下座であったと賞賛しそうな見事な土下座っぷりであった。
それもそのはず、あの
だがしかし、時と場所が悪かった。
「おぉ!?これがタケから聞いていた極東のDO⭐︎KE⭐︎ZA!?初めて見た…!?ってそうじゃなくて君!!こんなところで何やってるんだ!?」
「お願いします!!ファミリアに入れてください!!」
「会話になってないぞ!?」
神様、仏様、ヘスティア様*1どうか、どうか貴女のファミリアに!眷属に入れてくれぇ!!
側から見るときわどい服をきたロリ巨乳女神に土下座する金髪のイケメン青年というなんともいえない構造が出来上がってしまっていて、その騒ぎを見ようといろんな野次馬が列をなしていた。
「う〜!頼むからボクの話を聞いてくれよ〜!」
虚しくも、ヘスティアの声は山彦のように辺りに響いた。
◇◆◇
「すいません…ご迷惑をおかけして…」
「もぅ〜あの後大変だったんぞ〜まったく〜」
先ほどの騒ぎから一転、正気に戻った*2俺は騒ぎを聞いたヘスティアの
「ふぅ、それで改めて聞くけど、君はボクの眷属になりたいのであってるのかな?」
「はい、どうかお願いします」
深々と頭を下げてお願いをする。
「ホントに本当なのかい?」
ヘスティアが不安げにもう一度こちらに確認をとる。
「はい、本当です」
「っ〜〜〜!!いよっしゃ〜〜〜!!ボクにも初めての眷属ができだぞ〜〜〜!!」
ぴょんっ!!とその場で大きなジャンプをして大喜びするヘスティア。全身で喜んでいるのが感じ取れた。
「あの、今すぐにでも契約を結ぶ事はできますか?」
「もちろんさ!っと言いたいところなんだけど、ボクはまだバイトの途中でさ、終わってからになるんだけだど…その、…待っててくれるかい?」
そう言って指と指でちょんちょんと突っつきながら、こちらを伺ってくるヘスティア。せっかくの眷属が"やっぱり無しで"と言われるのか不安なんだろう。
「はい、大丈夫ですよ」
「ほんとかい!?よかった〜!!」
先ほどのから驚いたり笑ったりと喜怒哀楽が激しい。うん、やはり神と言われないとただの子供にみえてしまう*3
「そうしましたら、こちらも荷物がありますので一旦宿に戻って改めて会いましょう」
「うん、わかったよ!そしたらボクのホームがあるからそこで待ち合わせしよう」
どこですか?と尋ねるとここから西に向かって進んでいくと教会があるらしくそこの入り口で待ち合わせすると決まった。
「わかりました、ではホームの入り口で」
「あーーー、あのね、1つ伝えておくとね?…その、びっくりしないでおくれよ?」
「?んーとりあえず大丈夫ですよ?」
多分ヘスティアはあのボロボロな教会跡のホームの事を言っているんだろう。まぁ教会内部はアレだがメインの地下が無事なのは知っているから敢えてとぼける感じで聞き流し、一旦ここで解散となった。
◇◆◇
あの後すぐに宿に戻り、ベルにファミリアが見つかったと伝えてすぐに支度をして宿を後にした。
途中ベルから"ボクの病気の事は伝えてあるの?"と聞いてきたが、そこは"大丈夫だ、問題ない"と答え、"ほんとかな…"と疑われる目線をもらったが大丈夫の一点張りでなんとか納得してもらって目的地のホームに向かって出発した。
ところどころでベルの体調に気を遣いながら進んでいくとメインストリートからだいぶ離れたところに、そのホームが見えた。
「えっと…アル、本当に…ここなの?」
「あ、あぁ…確かそうなんだが…」
ボロボロの教会なのは原作から知っていたつもりだったんだが…自分が想像以上にボロッボロの教会が目に入った。なんなら今にも崩れそうだとも言われてもしょうがないくらいのレベルだ。
そこから教会でヘスティアが帰ってくるのを待っていた。
気づけば空は夕暮れ時となっていて周りの家からは灯りが徐々に増えてきていた。
俺とベルがあっけらかんとしていると道の奥からおーいと自分達に呼びかける声が聞こえてきた。
「お〜〜い!!待たせてごめんよ〜〜!!」
「ヘスティアさん」
「……アル、神様って…あの女の人?」
そう聞いてくると、俺の袖を掴んでくるベル。心なしかなんか少し不機嫌な表情でヘスティアを見る。
なんでさ。
「ごめんよ〜バイトが長引いちゃってさ、えーっと…その隣にいる子は?」
急いで走ってきたせいか、ヘスティアの一部が前後左右へと動いているのをつい目に入ってしまう。しかも先ほどの服もそうだが彼女の普段着もこれまた、なかなかすごい服を着てらっしゃるようで、これはこれで目のやり場が…って、いてててて!!!
「べ、ベル?痛いんだが…?」
「………」
アルの腕に思いっきり指で摘みぎゅっと捻り込んでくるベル。おかしい、自分は恩恵もちでベルは恩恵無しでダメージなんぞ入らないはずなのに…
「ん?何かあったのかい?」
「いえ、別に問題ないですよ?ねぇ?アル?」
「あ、あぁ…うん…そうだね」
ベルさん怖いです。僕何かしましたか?
そんな2人の雰囲気にヘスティアは昔観た、どこか懐かしさを少しだけ感じ取れたが、今はそんなことよりも確認を取りたいことがあった。
「えっと…とりあえず自己紹介しよっか?ボクたちお互いに初対面だしね」
そう言われてハッと正気に戻った2人。そういえば自己紹介もしていなかったことにアルは申し訳ないと誤った。
「はい、そうでした。では改めまして、僕の名前はアルトゥス。隣にいるのは同じ村から一緒にやってきた」
「ベル・クラネルといいます、初めまして」
「うん!アルくんとベルくんだね!ボクの名前はヘスティアさ!今日からよろしくね!」
そう笑顔で挨拶すると詳しい話はホームでしようと、案内されたので教会の中へと案内された。
歩きながら簡単にお互いの話をしていきベルの体調の事も話すとヘスティアは"心配する事はないさ"と言ってくれたようでベルも安心したようだ。
「そういえばボクはてっきりアルくん1人だけかと思ってたよ」
「「えっ?」」
ヘスティアのでた言葉によりアルとベルはその場で止まってしまった。そしてベルが"やっぱり…"と呆れた顔でアルのことを睨んでいた。
おかしい…確かにあの時"僕たち"と答えつもりだったんだが…
「あの…やっぱりボクは…」
「ん?ベルくんを追い出そうなんてしないぞ?」
「えっ…でも…」
「眷属に入るのが2人もいるってびっくりしただけで、追い出そうなんてボクが言うと思ってるのかい?」
───だから心配しなくていいんだよ。
そうベルに優しく伝えると、ベルは緊張が解けたのかホッとしたのかその場で泣いてしまった。
無理もない、本来なら病気を持っている子を眷属になどしようとする神なんて基本はいないはずだからな。
流石は子供の庇護を司る女神だ。
やはりヘスティアにしておいてよかったと改めて実感できた。
◇◆◇
教会の中に入り、地下室へと繋がってる階段を降りていくと、広い部屋に到着した。
目に見えるのはベッドとソファーと机くらいしか家具は見当たらない。しかもあちらこちらに本やゴミが散らかっておりいかにここで好き勝手ぐーたらしてたのがわかる。
「あははは…ごめんよ〜少し散らかってさ〜」
しかもこの有馬様で少しときた。
いかにこの女神がだらしないのかが体感できるであろう。
そんな事を想像してたのがバレたのかわからないがヘスティアは察知して───
「あ、ここを見たからやっぱなしでっなんて…ボ、ボクは認めないぞ〜!?」
そう言って出入り口の階段まえで大の字で通せんぼしている駄女神…もといヘスティア。
今にも泣きそうである。
「今更どっか行こうなんて考えませんよ。だから大丈夫ですから」
本当かい?と上目遣いで尋ねてくるヘスティア。
そんなやりとりをジーっと見ているベル。
また気まずい雰囲気が漂ってきそうなのですぐに話題を切り替えた。
「それよりヘスティア様、ベルに恩恵を刻んで欲しいのですが」
「あ、うん
「はい、僕はちょっと諸事情がありまして。長くなるので先にベルからお願いします。ベル、大丈夫かい?」
「う、うん…平気だよ」
そう、俺はもう恩恵が刻まれており、しかもゼウスの眷属であるからファミリアに入る際は神にまず説明しようと予めゼウスと決めていた事だ。
他のファミリアだとゼウスの眷属だと問題が起きる可能性があるから慎重に見極めないと、っと考えていたがヘスティアなら話をしてあげればわかってくれるだろう。
「よし、なら最初はベルくんから始めようか!!そういうわけだからアルくん外に出てくれるかな?」
「あぁ、わかった。終わったら教えてくれ」
───数10分後。
ヘスティアから契約が完了したと連絡をもらって下に降りてくると、ちょうどベルに刻まれた恩恵の写しができたみたいで、その羊皮紙をアルとベルの2人に配る。
そこに書かれていたのは───
ベル・クラネル
Lv 1
力 I0
耐久I0
器用I0
敏捷I0
魔力I0
《魔法》
【サタナス・ヴェーリオン】
・詠唱式
・音魔法
・一定範囲内の相手に音振攻撃
・スペルキー 『⬛︎⬛︎』
・⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎
《スキル》
・常時病弱付与
・発動中能力値の低下
・発動中体力の低下
・発動中魔力に高補正
・発動中精神力に高補正
「っ…!!」
絶句した。
薄々わかっていたが、やはり恐れていた事が起きてしまった。
ベルの姿がオッドアイでしかも髪型がある人物と瓜二つなのはわかっていたが…やはり運命とはこうも容易く覆してしまうのかと。
ベルが似ているとされるある人物の名前は、アルフィア。
ベルの母、メーテリアの姉であり、15年前にはここオラリオに存在していた世界最強ファミリアの二柱の1つ、ヘラファミリアの幹部、『静寂』の2つ名を持っている冒険者だ。
そんな最強とも言えなくもない『静寂』だな、ある一つの問題を抱えていた。
生まれながらの持病持ちという問題を。
それは妹のメーテリアにも同じ病気を抱え込んでいて、2人は長らくその病気に苦しまわれていた。
しかも厄介な事に、その病気は2人に恩恵を刻んでもスキルとして発現してしまう程深刻な問題でもあった。
その
「これ…もしかして…ボクの病気が…」
「ベルくん…」
「べ、ベル!ほら、よく見てみれば魔法が発現してじゃないか!」
このままではお通夜状態になりそうな予感を感じ取ったので、咄嗟に起点をきかして話題を切り替えた。
「あ、うん本当だ!」
「すごいじゃないか!しかも魔法スロットが3つもあるなんて!」
魔法の項目を見て気分が良くなったベルに安堵して、隣にいたヘスティアがナイス!とジェスチャーしてくれた。
しかしこれは本当に凄いぞ、いきなり魔法が発現してるのは。比較的魔法を扱えるエルフでも恩恵もらった最初で発現してるのは少数のはずだ。
しかも極め付けは『静寂』と同じ音魔法が使えるってとこだ。
原作でも超短詠唱で一言唱えれば魔法が発動するし、しかも音魔法という希少な属性もちの魔法だ。威力も申し分ないし、これならベルが直接怪物と相手しなくても一方的に倒せるはずだ。
「うん、ボクは初めての眷属だからよくわからないけどその魔法って普通は魔導書がないと発現できないんだろ?すごいなベルくんは!!」
そう言ってベルの頭を撫でてあげるヘスティア。
ベルもまんざらなさそうな表情で喜んでいるようだ。
流石ヘスティア子供の扱いがうまいと感心した。
「さて、最後はアルくんだね」
くるっとこちらを振り向いたヘスティア。
そう、ここからが問題なんだ…。
「あぁ、それなんだが…ベルすまない、ヘスティア様と大事なことを話さないといけないから…いいかい?」
「?うん、わかったよそれじゃ奥のベットに座ってまってるね」
「あぁ、ありがとう」
わかってくれたベルは自分の羊皮紙を持って部屋の奥にあるベットのところまで歩いてくと、改めてベルとは反対方向の部屋に移動してヘスティアに事の経緯を話した。
「すみませんヘスティア様、実は僕は恩恵をすでに貰っておりまして、どちらかというと
「へ、アルくんもう他のファミリアの子だったのかい?」
「はい、ただそのファミリアと言うか、主神が少し…いやここオラリオでは問題がありまして…」
「…何か事情がありそうな感じだね、ボクで大丈夫なのかい?」
「はい、まずはこちらの手紙を確認してもらえると」
そう言ってヘスティアに渡したのは2枚の手紙。
1枚目は自分のステイタスが抱えれている羊皮紙、もう1枚はゼウスが直々に書いた手紙でこちらは
ヘスティアはそれらを受け取るとまず最初にゼウスからの手紙を読む、すると驚いたようで大きな声で叫んでしまった。
「ゼ、
「はい、しかし驚いてしまうのはわかりますので…ところでヘスティア様はゼウスファミリアがここオラリオでした事はご存知でしょうか?」
「うん、ボクの神友のヘファイトスからある程度の事情は聞いているつもりだよ」
そう、何故俺がゼウスの眷属だというのを今日まで隠してきたのはゼウスファミリアとヘラファミリアが大きく関わってきていたのだ。
15年前ゼウスとヘラファミリアは三大冒険者依頼の1つで黒竜の討伐があり、この二大ファミリアは失敗してしまい、眷属の過半数が全滅してしまう大惨事が起きてしまったのだ。
それでゼウスとヘラはその失敗の責任を取る形でオラリオの追放を言い渡されて残った僅かな眷属達も散り散りになった。
ところが7年前の暗黒期のオラリオに邪神エレボス率いる
俗に言う"死の七日間'だ。
結果的にこの
しかし未だに暗黒期の爪痕は完全には癒やされてはおらず、特にかつて味方だったゼウスとヘラの眷属がトラウマになっており今でもオラリオは警戒を解いていない状態だ。
「しかし、よく検問所をスルーできたね」
「あぁ、それはコレを使って潜りぬけたのさ」
そう言ってバックから取り出したのは空になっている小瓶をみせた。
「それは?」
「これは
製造場所は
「ほえ〜その高価な
「ゼウスがとある神から
名前はあえて言わなかったがゼウスの無茶振りを文句垂れ流しながら持ってきた事に感謝という哀れの気持ちを送っておいた。まぁ普段からやらかしているからなんとも言えんが。
「ん〜ボク、なんだかわかりたくないけど、わかっちゃうんだよな…」
「ハハハ…それよりも早く
「あ、う、うんそんだね…よし!そしたら背中を見せてくれないかい?」
早く済ませようともう、上半身を脱いでスタンばっている俺の背中にヘスティアの指から
「っ!?……これは」
「?えっと…ヘスティア様、どうですか?」
「えっ…あ、あぁ無事にできたよ」
ちょっと待っててっと、ヘスティアは羊皮紙をアルの背中の恩恵にピタリとくっつけるとすぐに渡してくれるのかと待っていたのだが、なかなか羊皮紙を渡してくれない。
「あの…ヘスティア様?」
「あー!うん!待っててね!すぐに渡すから!」
そう言って何やら慌てた様子で、本人は何もなかったかの様な素振りでステイタスが記入された羊皮紙をアルに渡した。
アルトリウス・ペンドラゴン
Lv 1
ゼウス・ファミリア→ヘスティア・ファミリア
力 I92→ H 135
耐久I67→ H 102
器用I58→ I 96
敏捷I79→ H 127
魔力I37→ I 69
《魔法》
《スキル》
【魔力放出】
・精神力を消費し全ステータスを上昇させる
・使用する武器の威力、強度の強化
「あ、ステイタスが上がってる」
「うん、変えたときに経験値が貯まっていたからね更新しちゃったんだけどさ、まずかったかい?」
「あ、いえありがとうございます」
そういえばステイタスの更新も最後はいつやったっけ…ゼウスはあまり更新させて貰わなかったから下手したら1年前くらいからやっていなかったような…ん?
「ヘスティア様、聞いてもいいですか?」
「な、なんだい?アルくん?」
ふむ、ヘスティアの様子が変だ。よく見てみるとスキル欄の下に謎の空白らしきものがありそうなんだが…
「コレって…「んーあーこれはねーボクってほら、初めての眷属の恩恵を刻んだじゃん?それでなかなかなれなくてねー!!」…」
うーむ、怪しい。この女神も下手な嘘が苦手なタイプの人だ。だけどここで変に追求しても頑なに喋らない頑固さも持ち合わせているしな…これはまた後日で聞こう。
「わかりました、では改めて今後ともどうかよろしくお願いします」
「うん、アルくんもベルくんもこれからよろしくね!!」
「アルー!ヘスティア様ー!もう終わったー?」
部屋の奥からベルの声が聞こえてきた。
アルは荷物の荷解きがあるとその場を後にしてベルのいる部屋へと歩いていった。
ヘスティアはアルがいなくなったのを確認すると先ほどアルに渡したステイタスの羊皮紙とは別の羊皮紙を開いて改めて確認した。
「ゼウス…君から預かった子供達…特にアルくん…これは……」
ヘスティアが顔を歪ませながらアルのステイタスを見る。
アルトリウス・ペンドラゴン
Lv 1
ゼウス・ファミリア→ヘスティア・ファミリア
力 I92→ H 135
耐久I67→ H 102
器用I58→ I 96
敏捷I79→ H 127
魔力I37→ I 69
《魔法》
《スキル》
【魔力放出】
・精神力を消費し全ステータスを上昇させる
・使用する武器の威力、強度の強化
・試練を突破しなければならない
・試練開始時、突破する相手は必ず自身の格上となる
・試練からは逃れられない
・試練を突破した時、経験値爆増、発展レアアビリティの発現、ドロップアイテム確定
・試練が突破できなかった場合、魂の消滅
・来るべき、⬛︎⬛︎に備えろ
感想、評価のほどよろしくお願いします。
◇ダンまちコラム◆
・
対象の恩恵を一時的に隠蔽する事ができるレア魔道具
これでアルは恩恵を消して一般人として通過できた。
これが暗黒期の闇派閥達に出回ったらオラリオ滅ぶ寸前までの被害があったとかなんとか。
本作オリジル
・とある神
上記の魔道具をゼウスに運び出したパシリ。
多分みんなはもうわかると思う。
ちなみに前の話にアルが話していた神もこいつ